IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者 作:ナハト・リコリス
それとグロイ部分がありますので、ご了承を。
作者はグロイの嫌いですが、我慢して書きました。
ちょっと前半の部分が気に入らなかったので、修正・追記しました
俺は刀奈がこちらにいると言う間、ふと俺は刀奈が持っているISを知らない事を思い出し、刀奈に話しても大丈夫なのか聞いてみると、大丈夫らしいので、刀奈の専用ISである『ミステリアス・レイディ(霧纏の淑女)』のもつ最大の特徴であるナノマシンを使った攻撃に着目し、俺は刀奈に気付かれないようにクロエと一緒に遊びに言っている束と連絡を取り、新しい武装システムにナノマシン系のを取り込めないかと話をした。
実はファイバードとグランバードの共通武装パッケージとして、ある特殊な武装システムを開発していたのだが、開発が終盤になったさいに武装関係で色々と考えてしまうものがあり、途中で開発を停止していたのだが、刀奈のISが持っている最大の特徴を聞いて『これだ』と思ったのだ。
束自身この案には賛成を示し、帰って来たらすぐさま手伝ってくれるらしい。
とは言っても、元々この武装システムは7割近く完成していたので、追加しても数週間で完成すると言っていた。
そのため俺は急いで研究所に連絡し、IS装備でナノマシンを専門としていた部署に連絡を取り、そこにあるナノマシンを一部譲渡してもらうように話をつけた。
向こうもすぐさま俺の言った武装内容には興味を示し、データさえ貰えばいいと言って来たので、交渉は成立したため、明日俺の場所に持ってきてもらう手筈になった。
そして束のほうも妹の篠ノ之箒用に開発していた第4世代ISも大部分が完成しているらしく、後は機械任せで完成し、パーソナルデータさえ入れたら大丈夫なラインまでできるということで、俺のほうの武装システムを手伝ってくれることになった。
とは言っても、同時に見ていた『TEー6』のデータが大幅に足らないので、クロエも二足の草鞋がそろそろキツイので、本格的に探さないといけないと思っているのだが、早々見つからないのだ。
仕方ないので、『TEー6』に関しては少しの間データ取りを止めておき、クロエには次世代型訓練機の方面に手を出してもらうことにしておいた。
そして次の日、俺は頼んでいたナノマシンが来たので、新型武装システムの改修に乗り出し、同時に元々考えていたシステムをつけるので、OSの改良も行なったが、主任研究員と社長としての二足の草鞋仕事なのもあり、書類等が多いので、社長のを主にして片付けておきながら、新武装システムの完成を目指していた。
そして帰ったら雪子と刀奈の二人で夕飯を楽しんだりした。
ちなみに雪子は刀奈の名前を呼んでもいい事になっており、女子二人の時は結構話しているらしい。
同時に夕方にはセシリアや鈴もやって来てゲーム等をして遊んだりしている。
簪はあの後学園に帰って打鉄弐式の開発に勤めていると、仕事中に簪から連絡があった。
同時に簪にはもしも打鉄弐式の完成に力が欲しいのであるならば、何時でも言っていいと言っておき、簪も俺が自分のと雪子の専用機を考えて造り上げたことに距離を開けそうになったが、俺は一人では作製できていないと答えておいた。
例えどんなに頑張っても、一人でIS開発をするのは俺でも難しく、帰って来たさいには他の部署のみんなにオーバーホール等を頼んだりしてもらっている。
二足の草鞋を履いている以上、俺は周りのみんなに支えられて開発したことを話しておいた。
簪自身からも何故『一人でISを開発する事』にこだわるかも聞いてはいなかったが、近くに支えてあげたいと思っている人はいると話しておいた。
俺は家の中で笑いあいながら楽しんでいる皆の姿を見ながら俺はこの風景がずっと続いて欲しいと思った。
そしてこの時間を奪うものがいるなら、それらと戦う覚悟はしているのだから。
??? Sid
「ああ、千冬様」
その部屋の中を見て、普通の精神の人であるならば狂気と思えるほどの部屋の中に、階段の付いた祭壇のような場所に、一人の女性が座っていた。
だが、そこは部屋と言うよりも、ある種の倉庫ともいえるような巨大な場所だった。
そしてその女性の前には真ん中には祭壇に有るような大型のベットのような感じをした石が存在していた。
だがしかし、その場所の中には織斑千冬の写真が壁の隙間が見えないほど所狭しと存在した。
しかも、その写真には子供時代の織斑春樹や一夏、篠ノ之箒の姿がちらほら見える物から、IS学園での彼女の部屋なのか、さまざまな衣服が散乱している部屋の中でいる千冬の写真など、どう考えても盗撮だと思えるほどの写真が存在しているのだ。
そして彼女がいる正面の壁には巨大な織斑千冬の姿の写真があり、その姿は彼女が現役時代使用していたISである『暮桜』を装着した姿が掲げられてあった。
その女性はその千冬の姿を見ながら、まるで織斑千冬を愛しているかのような顔をして、声と顔をしていた。
するとそこに一人の女性がやって来た。
その女性は白を基調とし、まるで魔法使いのようなローブを纏った女性で、その女性がいる祭壇の階段前に座り込んだ。
「ご報告します、教主様。ゴーレムⅠが王の手によって倒されました」
そう言った瞬間、座っていた女性は立ち上がり、その女性のほうを向いた。
だが、その前には顔等が見えないようにカーテンが引かれているため、どのような顔をしているのかはわからない。
「まぁ、そうですの。流石は我等が神、千冬様の血を持つ王ですわ。では、次の手をうっていますの?」
「はい。これより新型ゴーレムの製作にかかり、そして来るべき時の為に王をお迎えする準備を整っています」
それを聞いた女性は笑みを浮かべた。
「それはよろしい事ですわ。この世には出来の悪い男がいるのです。ですから、それらには消えてもらい、優秀ともいえる王の血脈のみを残すのです。まぁ臣下程度に他の優秀な男は残しておきましょうか」
「はい、それがよろしいかと。それと不動研究所のファイバードはどういたしましょうか?」
ローブを纏った女性がその点を聞くと、教主と呼ばれた女性は嗤った。
「ふふふ、決まっていますわ。ファイバードには『消えてもらいますわ』。何しろあの不動研究所のデータは欲しいですが、出来の悪い男供が作り上げた『玩具』に用はありませんの。ですから、どんな手を使っても、ね?」
「はい。教主様。それとですが、IS学園に新たな人材を入れるそうです」
「あら、何処が入れるのかしら?」
「我が傘下であるフランスのデュノア社の『出来損ないの娘』と、ドイツのIS配備特殊部隊「シュヴァルツェ・ハーゼ」の隊長と聞いています」
「『出来損ない』…ああ、私達に逆らったあの者の娘ですか。まったく、私達に付いていればよかったものを、ねぇ」
教主と呼ばれた女性は手に扇を持ち、その唇を隠して嗤った。そのローブの女性も同様に下を向きながら笑った。
「ええ。今のデュノア社は我々の意のままに操れる人形。そこで玩具扱いでも生きていれば教主様のお慈悲があったものを捨てた愚か者の娘にございます。まぁ捨てても構いませんが、王への献上品とファイバードのデータを盗ませる者としています。ドイツのほうは千冬様に心酔していますので、王に何かしらあるかもしれませんが、気にする必要はないかと思います」
「そう、よろしいですわ。引き続き博士にはゴーレムの開発を急がせなさい」
「わかりました。それとですが、新参者が生贄を持ってやってまいりました」
そう言った後、ローブの女性はその場から立ち上がった。
すると部屋の扉が開かれ、今度は黒いローブを纏った数人が、スーツを着た女性を連れて歩いてきた。
そしてその女性の腕の中には、布で包まれているが、まだ生まれて2・3ヶ月程度の赤ちゃんがいた。
周りのローブを着た人達が教主の御前で座り込むと、その女性も急いで座り込み、顔を下に向けた。
「ふふ。面を上げなさい」
そう言われてその女性は顔を上げて教主のほうを見た。
「さて、どうするのか、解っていますね?」
そう言うと、その女性は腕の中の赤ちゃんを一度見た後、教主のほうに顔を向けた。その顔は狂気ともいえるほどに歪んでいるように見えた。
「ええ。あの薄汚い男の血を宿すこの子を殺し、新世界の神である千冬様の生贄に捧げます。そして我等の糧とし、未来永劫我等のために祝福される事」
そう言って彼女と近くにいた数名の黒いローブを着た存在は祭壇の階段を歩き、そして祭壇のベットの上に子供を置いた。
そして一人がその女性にナイフを手渡すと、その女性は赤ん坊の首を切り裂いた。
その後その女性は赤ん坊の血を浴びながら、その身体をメッタ刺しにした。
その顔は血に濡れ、まるで鬼女のような笑みを浮かべ、何度も赤ん坊の身体を刺した。
そしてそれを見守る存在達はそれを『さも当然』のような感じで微動だにせず、見ていた。
そして赤ん坊の血で染まった祭壇のベットの上には、人の形すらしていない肉の塊がその場に存在していた。
それを見た教主は思いきり笑みを浮かべ、その情景を見ていた。
そしてその女性は肉の塊の一部を切り裂き、そして『食べた』のだ。
「ふふ、これであなたも我が『GT』のメンバーですわ。さぁこれからも我等が神である千冬様を拝むのです。そして、この世界を変えていきましょう」
そう言って教主と呼ばれた女性は高笑いをし、その場にいた他の女性達は彼女に敬意を払うかのように座り込んだ。
GTに関してはこんな感じのカルト結社です。
基本あまり出しませんが、今後裏でこそこそと言う感じです。
次から二巻の内容なので、頑張りたいと思います