IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者 作:ナハト・リコリス
それと少しだけ東方をクロスさせました。
何しろこの内容なら出てもおかしくないと思いまして
織斑が先生からの制裁を受けてから授業が始まった。
今日から格闘及び射撃を含んだ実践訓練が開始されるのだ。
そして専用機持ちと言うことで、セシリアと鈴が前に出ることになった。
まぁこの人選と言うか、専用機持ちはこういった訓練で素早く行動が出来るので、選ばれても仕方ないのだ。
俺はこの二人が戦うのかと思ったのだが、織斑先生が違うと言った。
では誰なのかと思ったら
「あああーーっ、ど、どいてください~!!」
そういう声が上空から聞こえたので、俺はすぐさまファイバードを展開してその場を離れた。
何故展開して離れたかと言うと、ISを使用する訓練である以上ちょっとしたことで操作ミスでクレーターやとんでもない人身事故がすぐ出来るのだ。
そのため専用機を持っている以上、クレーターにいるや事故にはなりたく無いので展開して逃げた。
だがしかし、運が悪いのか(俺の場合はそうは思わなかったが)織斑がその対象と激突して数メートルも吹き飛ばされ、ゴロゴロと地面に転がっていた。
その後止まったので確認してみると、織斑にぶつかったのは第2世代型IS『ラファール・リヴァイブ』を纏った山田先生だった。
しかもゴロゴロ転がったさいの影響で、織斑が山田先生を押し倒したような体制になっているうえに、織斑は運良く白式の展開に間に合ったようだが、その手は山田先生の胸に触れているため、ある意味ラッキースケベとしか言いようが無かった。
しかもその胸を揉んでいるので、山田先生は思いきりいって壊れているような状態になっていた。
このままの状態で放置するの授業上いけないと俺は思ったので、混乱中の山田先生に近づき元に戻した。
流石の山田先生も急いでその場から立ち上がり、仕方ないので織斑も俺は立たせておいた。
そして俺は元の場所に戻ってISの展開を解除して待機した。
その後セシリアと鈴の二人がかりで山田先生と戦うことになった。
2対1の対決をしている間、織斑先生はシャルルに山田先生が使用しているISの特徴を言うように指示をした。
シャルルは自分の会社のISであるため、すらすらと長所とも言える特徴を答えていった。
俺からすればラファールはその短所としてそのまま長所が上げられる。
何しろ誰でも簡単に扱えるようにしてあるうえに、後付武装ための拡張領域もうちで開発したゲシュペンストの倍近くあるのだが、それらが全て原因で操縦者の腕が低ければ上手く使う事ができないと言う短所を持っているのだ。
結果操縦者の腕が低い場合には機体に振り回されることになってしまうのだ。
戦いの結果はセシリアと鈴のコンビネーション不足であり、山田先生に敗退した。
まぁ負けて得られる事もあるので、次にいかせる様にして欲しいと思った。
その後専用機持ちがリーダーになって他のみんなが使用する訓練機を持って来る事になった。
だが女子としては男である俺・織斑・シャルルの三人に手解きを受けたいと思うのが当たり前で、結果俺達に集中したので、怒った織斑先生がみんなを出席番号順に並ぶように指示をして終わった。
次同じような事を起こしたらIS背負ってグラウンド100周させると言われたら、誰もしたくない思いは同じだと思う。
打鉄が三機、ラファールが二機、ゲシュペンストが二機と言われたので、俺と雪子は見慣れていた上にISの中でも女子には一番不人気なゲシュペンストを持ってみんなの前に移動した。
担当する事になったグループの前に持って行ったら全員から批難の声と顔が出てきたので仕方ないが、みんなには『うちのだから』と言って耐えて貰った。
実際は開発者の一端をになっている自分が一番ダメージがきついが、全身装甲で顔が見えないので仕方ないだろう。
その後訓練を開始しようとしたらみんなが自己紹介等をしたり握手をしようとしたので、俺はその場で手を叩いた。
何しろ彼女達が考えていそうな事くらいすぐに思いつくからだ。
「みんな、悪いが名前だけにしてくれ。これ以上授業が遅れるようなら、織斑先生からありがたいものを貰う羽目になるぞ」
そう言うと俺の班のみんなはすぐさま綺麗に整列し直した。俺はすぐさま織斑先生の方を向いて何度も謝罪しておいた。
シャルルは事態が分かっていない状態だったために、班のみんなは織斑先生の餌食になっていた。織斑に関してはそれなりに出来る感じになっていた。
そして色々あったが訓練を開始した。
俺の右側にはボーデヴィッヒの班があり、左側には織斑とシャルルの班があるため確認しながら見ていた。
何しろ織斑は別としても、シャルルは男に化けている女性なためか、基本自分の現状が解っていない状態でやっている。
ボーデヴィッヒに関してはすぐ隣なので仕方ないのだが、あまりにも悲惨なので俺が支援しようかと思っているくらいだ。
俺は一人目が終わった後、次の人のことを考えて一度深呼吸させてしゃがませた。
実は専用機では関係ないのだが、訓練機では装備解除時には絶対にしゃがませないと、装備解除したさいにはISは立ったままの状態で待機する事になるのだ。
序に俺が周囲を見ているのはもしもの事故を防止する為である。
何しろISを使っての歩行訓練であるものの、『もしも』という事案は発生しないかもしれないが、可能性があるので、安全確認程度で見ているのだ。
その後待っている女子の一部が、二番目に遅れている織斑の班で立ったままの状態で解除した人がいたらしく、そのため織斑は白式を展開して女子生徒をお姫様抱っこして移動した為、俺の方面でもしようとした人はいた。
だがしかし、悪いが俺相手にそれが通用するはずが無い。
「織斑の所みたいにしようと思ってるなら、基本止めたほうがいいぞ。予想だがそれを知った織斑先生がグラウンドを2、30周か、悪ければ放課後ずっとさせると言いかねないから、もしもしたい人がいるなら勝手にしてくれ」
俺がそう言うとみんな一度震え上がり、ちゃんと俺の言う事を聞いてくれた。
言っては悪いが、織斑先生の独裁者的な発言はこう言う時には役に立つなぁと思った。
みんなには悪いがISを使用する訓練は全てまじめにしてもらわないと事故の元なのだから、脅迫も一つの手段だ。
その後何事も無く午前中に全ての班が訓練を終了し、俺達はISを格納した。
実際にはシャルル以外はISを使用して格納し、シャルルは女子が格納してしまった。
俺は第二アリーナの更衣室に戻った後、一度服を着替えてから待ち合わせ場所に向かった。
実は雪子が今日は弁当を作ったと言われたので、みんなで一緒に食べようと言っており、シャルルには授業開始前の移動中に一緒に昼飯を食べないかと誘っておいたのだ。
シャルルには俺は後で合流するので雪子と一緒にいてほしいと言ったら、シャルルは了承してくれた。
とは言っても、本来なら今日は天気が良いのでみんなで屋上で食べよう、と、言いたいのだが、何しろ未だに生徒会方面の処理しなければいけない書類が大量にあるため、生徒会室に近い部屋で食べる事になっているのだが。
その後俺は部屋でいた雪子・セシリア・鈴・刀奈・簪・虚・本音・シャルルと一緒に昼飯を食べた。
シャルルも当初は刀奈・簪・虚の三人には驚いていたが、俺と雪子が説明して納得してもらった。
みんなでお互いにおかずを交換したりしながら食べたのだが、セシリアの料理に関しては当初の状態よりも向上しており、少なくともまともになっていたので、俺と雪子は良かったと思いながら食べた。
何しろ当初セシリアが持ってきた料理を食べた後俺は倒れた。その後セシリアに料理の仕方を聞いたら、料理本の絵のようにする為だけに色々したりしたらしい。
そのせいなのか滅茶苦茶な味付けになっていたが、それが無くなったので本当に良かったと思っている。
何しろセシリアの作った料理を初めて食べたあの時、意識を失って気がつくと目の前に牛のような胸をした赤い髪の着物の女性に会った。
俺はこの人見たことあるなぁと思ったのだが、その時は誰だったか思い出せず、その後生き返った?後、よくよくその女性の事を思い出して考えていたら、ある作品に出てくる『三途の川の死神』だったのだと思い出したので、思いきり怖かった。
ただ、あの時何を言われたのか思い出せないので、思い出したほうがいいのかと思ったりはしている。
昼飯を食べた後生徒会メンバーは生徒会の仕事の後片付けに行き、セシリア・鈴・シャルル・簪・本音は次の授業まで別行動をした。
生徒会室に着いて俺が刀奈にシャルルに関して思っていたことを話した。
すると刀奈と雪子からシャルルは『女の子』と言われ、俺は自分が思っていた予想が当たったのだが、シャルル自身何か理由があるのだと思い、俺は今日部屋に帰ってから話を聞こうと思った。
そして今日一日の授業が終わり、俺はシャルルにこれから一緒にいること(多分少しの間だけだが)になる部屋に案内し、俺はシャルルとシャワーの使用する時間等を話し合った後、俺は本題を切り出した。
「さてとシャルル、ちょっといいか?」
「?何なんだい、統夜?」
「いつまで『男の子の真似』をするつもりなんだ、シャルル?」
俺がそう言ったのでシャルルは驚愕と言う感じの顔になり、何とか誤魔化そうとしたが、俺自身もう『女の子』であると気付いていると言ったので、シャルルは観念したのか本当のことを話してくれた。
俺は話が長くなると思い、同時にまだ夕飯を食べていなかったのでシャルルに食べた後話を聞くことにし、シャルルもそれに同意してくれた。
そして部屋に帰った後俺はシャルルに断って先にシャワーを浴び、その後シャルルがシャワーに入った後、俺は食事が終わった後に雪子と刀奈に連絡を送っており、シャルルが入浴中に二人がやって来た。
当初シャルルも二人に驚いたが、シャルルの内容を知る為と言うと納得してくれ、シャルルは男性に見えるようにしていた特注のコルセットを外し、今はボディラインが分かるスポーツジャージを着たシャルルの前に紅茶を出して、俺は雪子や刀奈に緑茶を持っていき、俺達三人はシャルルの話を聞くことにした。
話によると、シャルルはデュノア社の社長の娘であるが実際は愛人の子で、彼女の母親が死んだ後彼女は父親の会社の部下が連れて行ったらしいのだが、父親に会ったのは2・3回程度な上に本妻の母親とはうまくいかず、会社に連れて行かれたときの検査でIS適正が高かった彼女は生活を見てもらう代わりにデュノア社の非公式IS操縦者としてこれまで生きていたらしい。
だがしかし、今のデュノア社は倒産寸前なまで経営危機に陥ったのだ。
俺はそこまで聞いて彼女が何故『男の真似』をしてこのIS学園にやって来たのかが分かった。
俺の仕事を少しだけ手伝っている雪子と、刀奈も自身の家の仕事で理由が分かったらしい。
「確か欧州連合の方面じゃ統合防衛計画で次期主力機の選定する計画『イグニッション・プラン』があったな。おまけに今は第三次の部分で、今フランスは確か欧州連合から除名されていたな」
「デュノア社が開発したラファール・リヴァイブの性能は確かにいいけど、所詮は第二世代。今は第三世代が主流だから開発の出遅れは致命的だし、IS開発は結構お金が掛かるけど、今のデュノア社はフランス政府からIS開発に関しての資金援助がうち切られそうになっているから、倒産寸前の経営危機に陥っているわけね」
「そこに統夜達二人の『男性操縦者』が現れ、しかも二人とも『専用機』持ちだから、その専用機の運用・機動データを取ろうとしたのね。同じ男なら統夜達に簡単に近づけるし、データも取りやすい。そして同時にシャルルが盗んだデータを元に新型のISを開発してデュノア社は経営危機を何とか脱出しようとしたのね」
俺・刀奈・雪子の順にシャルルが言った事を考え、そして自分達が知っている部分を付け加えて俺達はシャルルがこの学園に来た理由の答えを出した。シャルルは俺達の答えを聞いて頷いた後、答えてくれた。
「皆の言う通りだよ。……けど、それ以上に悪いのは統夜と雪子の持っているISを開発した不動研究所と、不動研究所の親会社でもある遠峰コーポレーションだよ」
流石にシャルルが言ったその答えに驚いた俺と雪子は、その答えの理由を聞いた。
何しろシャルルは憎しみが篭ったような声で言ったので、俺は余計にその答えを知りたかったのだ。
実は俺は不動研究所の社長として、身分を隠して二年前にデュノア社に対して技術提供をしようとしたのだが、『とある理由』でデュノア社に対しては技術提供をしなかったのだ。
少しだけデュノア社の経営危機の原因があるかも知れないのだが、これは元々は『デュノア社』の方が悪いのだ。
そのため一方的に悪人に仕立て上げられるような言い方になる事は無いはずなのだが?
「父さんや周りの人が言ったんだよ。二年前に不動研究所の人間がやって来てうちに技術提供の話があったけど、向こうが『一方的に』技術提供の話を断ったって。その後にあのプランが発表されたから、不動研究所と遠峰コーポレーションが悪いって、デュノア社の人ならみんな知ってる事実だよ」
シャルルからそれを聞いた瞬間俺はキレ、持っていた湯のみを握りつぶした。
シャルルも俺の怒気に気付いたのか、コップを落としてガタガタと震えていた。
雪子も刀奈も俺の怒気に思いきり震え、俺の方を見ていた。
「シャルル、ちょっと言いか?」
「な、何(ガクガクブルブル)」
「それは本当の話か?本当にデュノア社の社員は全員そういう『認識』で知っているんだな?」
「(ブンブンと頭を振った)」
俺はシャルルの態度で怒気をさらに膨れ上がったが、雪子が俺に抱きついて頭を撫でていた。
流石の俺もこれには驚いたが、よく見てみるとシャルルが半泣きの状態になって刀奈が抱きしめてあやしている状態でいたため、俺は流石に馬鹿をしたと思い、怒気を収めた。
同時に湯飲みを壊したときに出来た怪我で血を流していたので、少しだけ治療してもらった。
その後俺はシャルルに怖がらせたことに対して謝罪した。
同時に俺はシャルルに俺が不動研究所の社長であることも話すとシャルルは驚いたが、だがしかし俺を罵りはしなかった。
逆に何故俺がそこまで怒ったのかを聞いてきた。
俺は一呼吸した後、シャルルに『真実』を知る覚悟があるのかといった。
「それって、どういうこと?僕はデュノア社の人から統夜が悪いって聞いてきたけど、違うの?」
「まったく違う。俺はその時は社長であると言う身分を隠していたが、雪子は俺がこの件に関しては話をして知っているはずだ」
「あぁ、思い出したわ。統夜が物凄く怒ってたあの時の話?あれには私も切れたもの」
「怒ってたって、どういう事?不動君は社長であるっていう身分を隠してた以上、デュノア社のほうで何かあったの?」
刀奈がそう言ったので、俺と雪子は頷いた。流石にシャルルも刀奈も驚いたが、俺はシャルルに向き直り、そして『真実』を語ることにした。
「いいか、シャルル。二年前のデュノア社に対しての技術提供の話のさい、俺と遠峰コーポレーションで父さんの右腕的な外交契約のトップである優秀な人と一緒に契約にいったんだ。その時は俺に弟ができた時で、俺はそれまで将来不動研究所の社長ではなく、遠峰コーポレーション系列全ての会社を引き継ぐ事が前提だったんだが、弟ができて引き継ぐ事が無くなったけど、俺は最後の社長業務の貢献として欧州連合方面に第三世代IS方面の技術提供の話を、身分を隠してだが『不動研究所の社長』として持ちかけにいったんだ。とは言っても比較的技術方面の話はぼかしていたがな」
「何で統夜はそこまでして社長業務をしたの?普通ならしなくてもいいと思うんだけど?」
「普通ならな。けどその時は弟ができているなんて知らなくてな、それまでは俺が次期社長になる予定だったんだ。たとえ俺が引き継がなくても弟が困らないようにサポートしようとも思っていたからな」
「…そうなんだ」
「話を元に戻すぞ。それで技術提供契約の一番最初はフランスのデュノア社から始めたんだ。何しろラファールの性能はシャルルも一番知ってるだろ?だから欧州連合において、一番最初にデュノア社に向かったんだ」
「う、うん。それは分かったけど、だったらどうして技術提供をしなかったの?一番最初に向かったんだよね?」
俺は一呼吸おき、同時にあの時の事を思い出した。
今でも二年前のデュノア社への技術提供の契約に関してははらわたが煮えくり返るようなくらいの内容だった。
話し合いが終わって俺とその人と一緒にデュノア社を出た後、すぐさま父さんに連絡し、デュノア社を永久的に技術提供契約対象から削除するようにした。
父さんに雪子、その時の契約時の話し合いを知った不動研究所の社員全員が、デュノア社に対しては憤慨したほどだったのだ。
「それはお前の父親であり、現『三代目』デュノア社社長でもある『ジーベル・デュノア』が、不動研究所と、うちが開発したIS『ゲシュペンスト』を思い切り侮辱したんだよ。しかもそれまでに開発していた他のISの稼動データも一緒にな」
俺がそう言った瞬間、シャルルも刀奈も唖然とした顔でいて、雪子もそのときの事を思い出したのか、憤慨していた。
デュノア者の社長の名前ですが、スーパーロボット大戦OGのOG1のDC戦争中に出て来たコロニー統合軍で穴だらけの卑劣な作戦を立てていた『ジーベル・ミステル』からです。
そしてデュノア社の社長が『三代目』と言うのも、作者のオリジナルです。
次話ではどんな話にするか、現在未定です。
それと出て来た東方キャラですが、三途の川でよく寝ていて怒られる死神の彼女です