※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

22 / 75
結構勇み足な気がしますが、シャルロット救済に動きます。

それと皆さんが知りたいと思っているアホがゲシュを蹴った理由です


第19話

俺の言葉を聞いたシャルルと刀奈は唖然としていた。

何しろ刀奈にいたっては持っていた扇子を落とすほどで、気付いて回収するほどだ。

 

「あの『ゲシュペンスト』を侮辱したって、それに他の起動データ持って、その時は何を出したの?」

 

「モンド・グロッソのような大会方面系じゃなくて、軍関係用に世間には完全秘匿して開発していた第一世代型ISで、遠距離支援砲撃型ISである『シュッツバルツ』と、ゲシュペンストとは違うコンセプトでその当時の次期訓練機になる予定に開発していた汎用性と基本性能が高い第二世代ISの『アルブレード』なんだが、このアルブレードはこいつよりも簡易で扱いやすいラファールが先に出たから出すのを中止したがな。二機とも世間には公表していないISだが、その機動データは俺や雪子のISにも活かされている」

 

「なるほどね。私もその二機の名前は知らないからどんな機体かは分からないけど、世間に出てないデータなら、普通は欲しがる品物よ?それもテロリストでも欲しがるわよ?」

 

「うん。僕でもISの方面で考えたら貴重なデータだと思うんだけど、何で?」

 

シャルルも刀奈も同様の意見だった。

と言うよりも、普通にIS関係の仕事をしている人間であれば、世間に公表していないISのデータはのどから手が出るほど欲しい品物を俺はその当時交渉の材料として使ったのだ。

 

だがしかし、その貴重なデータを蹴ったのがジーベル・デュノアなのだ。

あの後他の欧州連合に参加していた国々は技術提供に応じ、この二機のデータを利用して新たな機体の基にしたりもしている。

俺のファイバードや雪子の白銀の火気制御システムに組み込まれているくらいのデータなので、ドイツはこの時に提供したデータを利用して新型の第三世代に活かしていると噂で聞いたことがある。

 

「ジーベルが蹴った理由は・・・・・・提供する機体データで出た二機のISデザインだよ、デザイン」

 

『『・・・・・・はい(えっ)?』』

 

「だからデザインなんだよ。知っていると思うけど、軍関係者以外でゲシュペンストがIS業界で嫌われている理由の第一位がデザインが原因だろ?デザインがロボット過ぎて男向きだからって理由で嫌われてるだろ?」

 

「・・・まぁ、確かにゲシュペンストって男の子が好きそうなロボット系の感じの機体だものね。

けど、それが理由で父さんは技術提供を蹴ったの?」

 

俺が頷いたため流石のシャルルも唖然としていたが、これには刀奈も唖然としていた。

 

何しろゲシュペンストは俺にとって前世で大好きだったゲーム『スーパーロボット大戦』で出た機体だ。そのため開発の元になった絵が原因なのもあり、ISなのに男が好きそうなロボット風なのが特徴だ。

 

だがしかし、現在のISはファッションのような感じも取り入れられていることもあり、多数の女子からは男の子が好きそうなロボット風のデザインであるゲシュペンストはISの訓練機でも不人気の理由なのだ。

 

「ああ。何しろ二機ともゲシュペンスト同様に元々のISデザインがロボット風だったからな。

それがジーベルが技術提供を蹴った理由だ。おまけに二機の採用されていたデザインまで馬鹿にされたからな。おまけにラファールのデザインの方が優雅で美しいではないかとか、途中で自社製品の自慢ばっかりで、うちのは思い切り貶しやがったからな」

 

俺がそう言うと刀奈に至っては顔に手を当てていた。シャルルに関しては顔を下に向けている状態だった。

そして刀奈がシャルルの方を見て話した。

 

「あぁ~、シャルルちゃん?質問だけど、ラファールとゲシュ、どっちがISとしての性能が良いと思う?」

 

流石のシャルルもこの質問には驚いたが、シャルルは自分のところの製品であるラファールだと答えた。

だが、刀奈はラファールではなく、ゲシュペンストの方が性能が良いと言ったため、シャルルは唖然としていた。

 

「私も当初はラファール派だったのよ。でもね、去年のISを使用してのタッグマッチでの戦いで私、負けたのよ。それから私もゲシュペンストを使ってるのよ」

 

流石の俺もこれには驚いたが、内容を聞いて納得した。

刀奈が言うには、その時の試合形式がタッグだったのだが、刀奈は専用機が完成していなかったため訓練機のラファールを、相方の子は打鉄を使用し、相手の二人はゲシュペンストを使用していたらしい。

 

そしてその試合で距離を詰められて相手から柔道やプロレスにある投げ技や絞め技、間接系の技を喰らったり、中にはある作品の四十八の殺人技で、基本技の集大成とも言える技を喰らって結構きつかったらしいのだ。

最後にはツープラトン技を喰らってシールドエネルギーが『0』になって負けたらしい。

その後ゲシュペンストを使用して戦ったら自分の持つ能力をフルで使えたため、専用機を持つまでは使用していたらしい。

 

 

実はこれ、ゲシュペンストのもつ最大の特徴とも言えるものなのだ。

他のISではあまり出来ないのだが、開発当初よりゲシュペンストは柔道やプロレスの技が出来るように色々と調整しているのだ。

 

これは全身装甲型(フル・スキンタイプ)のゲシュペンストでも同様で、柔道やプロレスが出来るように調整されている。

軍関係者はこの点を高く評価しており、デザインは一切関係無く、状況によってはすぐさま相手を

制圧できやすいゲシュペンストは人気なのだ。

 

この技術は現在のゲシュペンスト以降の開発したISにも採用されており、そのためうちの系列の

ISは近接徒手格闘は楽に出来るのだ。

他のISに関しては多少の差異はあるものの、ゲシュペンストのように動かすのは難しいのだ。

技術提供した方面もこの点に関してはそれなりに無理らしいが、前よりも出来やすくなったと言っていた。

 

ゲシュペンストと違い、打鉄やラファールは軍関係者の間では不人気で、打鉄は防御主体なので拠点防衛に、ラファールは打鉄の操縦者と一緒に拠点防衛か、ゲシュペンストの支援に使用されているのだ。

また更に整備もラファールよりかは難しいが、それほど難しいものではないので、重宝されている。

 

ISの装甲面に関しては打鉄には負けるがラファールよりは厚いので、打鉄とラファールの中間に位置するのがゲシュペンストなのだ。

簡単に言えば、世間と軍関係者の訓練機での総合運用評価を考えれば、

 

 

一位 ラファール

 

二位 ゲシュペンスト

 

三位 打鉄

 

 

の順で成り立っているのだ。

ただデザインが原因で、世間での評価が低いだけで、運用等の方面で見ればゲシュペンストはちょうどいい中間地点の機体なため、そこまで悪くないのだ。

また徒手格闘が得意な人は一度使用してから乗り換えると言うこともあり、デザインを除けば機体性能は良いのだ。

 

 

流石に自社製品であるラファールを悪く言われたシャルルであるが、俺・雪子・刀奈の話を聞いて納得してくれた。

逆に自分が知らなかった部分を知る羽目になるのだが、これから如何すればいいのかと言った。

 

「それならIS学園(ここ)にいればいい」

 

「えっ、それってどういう事?」

 

シャルルが不思議に俺の言った言葉に答えたので、俺はIS学園の生徒手帳を出して答えた。

 

「IS学園の特記事項で、この学園にいる3年間は国家・企業は生徒に手を出せない。それにだ、お前の状況を考えたらフランスに帰すのは危険すぎるから俺が引き取る。だから、シャルルは一切心配しないでいればいい」

 

そう。俺がシャルルの話を聞いて思ったことは、たった一つだけだ。

 

 

シャルルの親権から全てを俺が引き取り、デュノア社の人間で無くすことだ。

 

 

本来なら大企業の会社の社長代行をする人間としては最低であるかもしれないが、一人の人間としては彼女を助けたいのだ。

序にだが、俺は思い切り笑みを浮かべてシャルルの顔を見た。俺の顔を見て三人が思いきり引いていたが、関係ない。

 

「それにな、俺が『そのときの会話』を利用しない手はないだろう?フランス政府を脅してでもシャルル、お前を手に入れるぞ。何しろIS適正が高いんだから、大会関係の方面に出ないでうちのテストパイロットとして働かせるとかの制約は付けるが、色々とフランス政府に恩を売っておけばいけるからな。デュノア社がどうなろうと知ったことじゃない」

 

シャルルが一番顔も歪んで震えていたが、関係ない。ただでさえシャルルから知った事実で俺もキレているのだ。

 

おまけにだが、あの会談の後ジーベルのことを調べたら、経営に関する能力方面は一切やっておらず、しかもIS関係の方面を何も知らないと出たのだ。

逆に出たのは裏での汚い方面ばかりやっていると言う、非合法の裏事業の可能性ばかりだった。

 

流石の俺達も唖然としたのだが、あの会談ではジーベル以外他の人もいなかったのもあり、可能性は高いだろう。

 

俺としては手に入れるためならどんな手でも使うつもりだ。

デュノア社が政府の手によって倒産しても、俺は何も思わない。俺は雪子と刀奈にシャルルを頼み、俺は外に出て父さんに連絡を取った。

 

その後俺は一度部屋に戻ると雪子も刀奈もいなかったが、俺はシャルルを救うための手続きをすると言っておいた。

そしてシャルルは、自分の本当の名前である『シャルロット・デュノア』という名前を教えてくれた。

俺はその後シャルロットに、『シャル』という愛称をつけ、絶対に救うと宣言した。

 

俺はその日のうちに織斑対策用にシャルと契約を結ぼうとした。

シャルも織斑がどういった人間か雪子と刀奈から聞いたらしく、契約には応じてくれた。

その後俺達は長い長い一日を終えた。

 

 

そして次の日、俺は起きてすぐさまIS学園からの外出書を急遽提出し、俺はIS学園から出て行った。

 

悲しい思いを背負わされてしまった女の子を、必ず救うために。

 




刀奈が喰らった48の殺人技を知っている人がいるか不安ですね。それとツープラトンの技ですが、皆さんのご想像にお任せします。

次話からオリジナルにしますが、デュノア社に関して如何するかアンケートをとります。
活動報告を見て、投票してください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。