IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者 作:ナハト・リコリス
ちなみに次からは短くする予定ですが、箒と春樹の腐り具合は動でしょうか?
俺達は臨海学校当日になり、今日から3日間お世話になる『花月荘(かげつそう)』にやって来た。
女将さんに関しては俺が持っている正式な顔も知っているので、軽く会釈したら笑みを浮かべてくれた。
そして織斑千冬に何か言われたが、それなりに俺の事をぼかして対処してくれた。
実はここの女将さんは色々と個人の秘密を守ってくれたりするので、稀に俺は会社の旅行等で来ていたりするのだ。
そのためここ花月荘はそれなりの企業や大物も利用している旅館でもあるのだ。
ちなみにだが、ここで得た情報を外にばらす様な不届き者はいない。
もしもそのような事をした存在は俺達のような人間からすれば色々と工作をして『世間から消す』事は簡単だからだ。
又同時にここの女将さんはその点には十分審査しているらしく、IS学園のような国家機密満載の場所でも許可が出ているのだ。
その後俺は一人部屋になっており、織斑に関しては織斑先生と同室になっていた。
流石に教師の部屋に行く馬鹿はいないだろうが、俺の部屋に来る奴はいるかもしれないが、俺のいる部屋は旅行等で利用している部屋で、実は結構防犯性が高い場所で、不用意に近づいてきたら色々と危ない場所なのだ。
これに関しては女将さんの配慮なので、俺としては願ったり叶ったりである。
まぁこれに関しては織斑先生が鬱陶しそうに睨んでいたが、女将さんが色々言って黙らせてくれたので、後でここには寄付として少しお金を送ろうと思った。
俺は水着に着替えた後パーカーを羽織って海に行くと、最初に俺が会ったのは雪子で、彼女は白を基調としたワンピース型で、下部分にフリルが付いている物を着ており、元々雪子のスタイルがいいし、自分の彼女と言う点もあり似合っていた。
少し雪子と歩いていて、簪とのほほんさん?が見えたので一緒に海の家のほうに歩いて行った。
海の家の中ではのほほんさんはアニメにもなった某有名ゲームで、そしてアニメで主人公と一緒にいるパートナーのモンスターのような着ぐるみのような水着を着ており、簪はライトブルーを基調としたビキニで、下のほうがパレオのような感じの水着を着ていた。
そして簪は小型PCを使って自身のISである打鉄弐式のデータを再検討していたりしていた。
俺もそれを見て簪と一緒に話し合い、春雷に関しては現状完成させようとしている打鉄弐式なら大丈夫だと言われたので、取り付け直す方面にした。
まぁ簪の運用データ等の運用面系統がいいので出せるので、簪にはIS学園卒業した後国家代表にならないならうちの研究所員にならないかと誘った。簪も考えておくと言ってくれたので、もしも簪が来てくれたら色々といいなぁと思っている。
それとだが簪はRVのデータを流用する事を決めてくれたので、RVの武装や運用データを打鉄弐式に流用させる事になった。
簪自身RVの武装の中にはエネルギー消費の少ない武装も存在するで、春雷の再登録が出来るらしい。
それと同時にだがヴァンピーア・レーザーも装備しておく事にしておいた。
これに関しては簪も当初は難色を示したが、何しろGT等関係上危険が多いうえにこれから先どんな危険な事が起きるかも分からないと言ったので、簪もそれを理解して使用を限定的に使用する事になった。
まぁ機体特製上エネルギーの方面もあるため結構役立つのも一つだが。
その後簪と少し他愛も無い話をして分かれた後、セシリア(この時サンオイルを塗るように言われたので、塗ってあげた)や鈴と会って同じように少しだけ話した後、シャルロットと会ったのだが、一緒にタオルでまるでミイラのような姿になったラウラもいたのだが、その後ラウラが意を決してタオルミイラ状態から開放されると、そこには可愛い姿のラウラがいたので驚いた。
まぁその後黒のビキニを着た織斑先生がやって来て、皆と一緒にビーチバレーをしたりした。
織斑と篠ノ之に関しては二人でいたが、篠ノ之の性格を知っている1年の皆は篠ノ之の近くにいる織斑には近づかず、篠ノ之に関しては友人?っているの位の状況だが、織斑といればいいのだろう。
それとだが、最近俺も篠ノ之に関して不思議に思っている事があるのだ。
実は織斑の訓練に付き合っている時に思ったのだが、篠ノ之の反応が前よりも悪くなっている気がしたのだ。
1ヶ月以上織斑との訓練をしていなかったのが原因なのか、そう感じている気がしているのだ。
だがしかし、雪子達に篠ノ之の反応の悪さを確認したところ全員から同じような事を言われたので、刀奈や簪にこの点に関して聞いてみたのだが、刀奈も簪も不思議そうに首を傾げていた。
普通はISの操縦時間が長いほど反応が良くなるのに、逆に悪くなると言うのは俺ですら知らないからだ。
これに関しては束に一度聞いら口を濁したので、何かあるのかも知れないと思った。
その後夕飯になり上手い刺身が出たのだが、シャルロットが間違えて添えていたワサビを丸呑みしてしまう等の珍事があったものの、夕飯はそれとなく問題なく終わった。
そして夕飯が終わった後、俺の部屋に雪子・セシリア・鈴・シャルロット・ラウラ・簪・本音の7名が遊びにやって来た。
まぁ俺達は他愛も無い話をしながらその日を終えた。
とは言っても、大半が織斑や篠ノ之に対しての愚痴関係係が多かったが。
ちなみにラウラがここにいるのに俺は驚いたのだが、ラウラも前は織斑千冬に心酔していたのだが、最近では雪子と一緒にいるほうが何故かは知らないが本人は安心するらしく、一緒にいたかったらしい。
そう言ったさいのラウラの上目使いが可愛かったので、周りの面々がほんわかした感じで見ていた。
それとだが、夜這いに来る奴はいませんよ。
この部屋の防音と防犯は結構高いので、事前に周りには言ってあるので消灯後は誰も来なかった。
そして次の日の朝。
俺達専用機持ち(簪を除く)は織斑先生の元に集合していたのだが、何故かそこには専用機を持っていない『篠ノ之箒』がいた。
鈴が不思議に思って織斑先生に聞いてみると、質問に答えようとした織斑先生の声を掻き消すように、篠ノ之束が現れた。
俺は事前にかすみ(束)からは箒に完成した第四世代IS『紅椿』を渡すと聞いていたのだが、そのさいには知らない振りをしてほしいと言われたので、昨日の話し合いで俺が事前に皆にかすみが来るが知らない振りをしてほしいと言っていたが、まさか『かすみ=束』なのは思い切り驚いていたが。
まぁかすみと会っていないセシリア・鈴は驚いていたが、シャルロットとラウラは面識があるので一番驚いており、シャルロットとラウラには変な事言う前に口を閉ざさして置いた。
セシリアと鈴も俺が関わっていると勘で気付いたらしいが、言わないように小声で指摘しておいた。
その後束監修の元篠ノ之のISの初期化(フォーマット)と最適化(フィッティング)を超高速で終わらせた。
篠ノ之束からISを貰った篠ノ之の顔が相当いい笑顔になっていたが、俺からすればその笑顔は何かとんでもない事を考えているような笑みに見えた。
それこそこの状況で何か異常事態のような事が起きれば、俺と雪子をその事態に乗じて『始末』しようかというくらいのものを感じた。
少し離れた場所で今日の準備をしている生徒達は、専用機持ちである俺達以外の周りの人間も『篠ノ之束の妹』と言うだけで『篠ノ之束特製IS』を貰ったと言う部分が気に入らないと言う部分があったものの、それを口にしてはいなかった。
逆に俺のいる場所から遠めではあったものの、皆の見ている眼が嫉妬と言うよりも嫌な物を見る目には変わっていた。
声を出さないのはみんなが篠ノ之の性格を知っているため、更に今は篠ノ之束特製の専用ISを装備している事もあり、下手な事を言えばこの場で篠ノ之は平気でISの武装を展開し、攻撃を仕掛けてくるのが眼に見えているからだろう。
臨海学校に来る前に部屋で皆と話している時にのほほんさんから聞いた話だが、篠ノ之が過去に起こした大小さまざまな傷害事件を起こしている事をみんな知っているらしく、また全ての高校や専門系学校での篠ノ之の受け入れ拒否をしている事も知れ渡っている。
それ等が全て『篠ノ之束の妹』と言うだけで全ての不祥事を日本政府が揉み消している事もみんなが知っているため、篠ノ之に関しては皆あまり近づこうとしない。
と言うよりもだ、誰がどうやって聞いても『犯罪者と言える存在』と友達になろうとは思わないだろう。
それが反省をしているならともかく、反省の色は無い上に直そうともしない存在とは友達になろうとも思わないだろう。
本来ならいじめと言えるほどの周りから無視等がおきているが、本人は気にした様子ではなく、同時に織斑といれば良いような感じなので、みんなは織斑に篠ノ之の相手を任せている。
本来なら二人しかいない男子の一人を独占している以上何か文句等がありそうなのだが、篠ノ之の性格があるため織斑を差し出しておけばこっちには飛び火しないと思っているため、あまり二人には関わらなくなっているのが現状らしい。
と言うよりも、篠ノ之と関わっている織斑とも皆が係わり合いになりたくないと思っているのも事実なのだ。
何しろ篠ノ之の性格を知った今となっては、織斑に近づいたらどんな報復があるか分かったものではないと言う考えが浸透しており、そのため授業や放課後等でも織斑に近づく子は少なくなっており、挨拶等はあってもそれ以上に皆一定のラインを引いて接している。
織斑にも気付かれないようにしてある事態相当なものと言えるが。
まぁ俺としてはそれが当たり前だが、問題の二人には気付かれないようにしているらしいし、神城も前に織斑といたため神城からばれるのもあれなため、神城にも知られないようにしているらしい。
それを知った俺達は女子の団結力って凄く強いのだと知った。
ちなみに俺に関しては仕事関係で休んだりしていたりする事があるが、女子からはそう言った事はされてはいない。
逆に年上なのでIS関係以外の勉強を教えたりする部分もあるし、色々と皆と仲良くしているため俺と一緒に訓練をしている皆も女子から恨まれるような事はおきてはいない。
セシリアとラウラに関しては当初はそういった面があったらしいが、セシリアもラウラも改心してからは減っているらしい。
ちゃんと本人達も反省しているし、その後の皆への行動や態度もあったので、その内に無くなるだろう。
そして篠ノ之は調整が終わった後紅椿の性能を知るために空に飛び出し、その後篠ノ之束がミサイル砲を展開し、篠ノ之は装備されている刀で『一撃』で切り捨てた。
幾らなんでも現状のIS市場を考えると第4世代の性能はある意味オーバースペックだと思ったのだが、篠ノ之束の説明では近接戦闘を基礎に万能型に調整しているらしく、さらに自動支援装備もあるので凄いと言えたのだが、俺は変な違和感を覚えた。
篠ノ之のISは第4世代で現状のISを凌駕すると言ったのだが、俺は脅威とも言えるようなものを『まったく感じないのだ』。
確かにスピードや攻撃武装も凄いと思えるのだが、機体反応と操縦者の反応が合致していない感じがしており、他のみんなは気付いていないようだが、俺は元々戦闘職ではなく開発を主にしているのでそう感じるのかもしれないと思った。
紅椿の武装は凄いと言えた。
篠ノ之の右手に持った刀『雨月(あまづき)』、左手に持った刀『空裂(からわれ)』と言う銘で、雨月は対単一使用で打突に合わせて刃部分からエネルギー刃を発射する設定で、射程はアサルトライフル程度らしいが連射が効くらしいし、逆に空裂は対集団使用で斬撃に合わせて帯状の攻性エネルギーをぶつけるらしく、しかも振った範囲で自動で展開するらしいので、俺としては装備と言う面で見れば凄いとしか言えなかったが、だがそれでも違和感は拭いきれなかった。
その違和感の正体を知ったのは、この後起きる事件が終わった時に新たな力を得た雪子から教えてもらった。
雪子も授かった新たな力に戸惑いを隠せなかったが、それ以上に俺はこれから先の未来が怖くなっていたのも事実であるが。
そして篠ノ之の性能チェックが済んだと同時に、山田先生が急いで俺達の場所にまでやって来た。
その内容を聞いた織斑先生が今日行なうはずだった訓練を急遽中止し、俺達は専用機持ちは全員織斑先生に呼ばれ、山田先生から聞いた内容の対処におわれる事になった。
俺達は旅館の宴会用の大座敷『風花(かざはな)の間』に急慮作られた司令室で、織斑先生から『軍用ISの暴走を止める』というとんでもない命令を受ける事になった。
事の起こりは二時間前、ハワイ沖で稼働中だったアメリカ・イスラエル共同で開発していた第三世代型の軍用IS『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』が制御下を離れて暴走。監視空域から離脱したらしい。
その後の監視衛星の追跡の結果、ここからは、二キロ先の空域を通過する事がわかった。
しかも時間は今から五十分後なため、学園上層部からの通達でこの事態を対処、そして対象との超高速戦闘に関してだが、教員達は指定空域と海域の封鎖などを行なう為、俺達専用機持ちが対処を行う事になった。
そして俺達は今回戦う福音のデータを掲示を求め、そして開示されたデータを元に相談を始めた。
俺の場合開発職の人間なのだが、その点を言う訳にもいかないので、知らない振りをしながら掲示されたデータを見た。
そして協議の結果織斑がメインで行く事になった。
まぁこれに関しては仕方なく、何しろ今回の事態を収拾するには完全に『一撃必殺』の攻撃力が必要なのだ。
そのため白式の持つ単一能力である『零落白夜』はこの事態には適用でき、当初セシリアが織斑を目標の場所まで送り、俺と雪子が超高速パッケージを装備しているので、俺達二人が先に先行してゴスペルを一撃で堕ちるように誘導と援護を行い、織斑が奇襲で終わらせるという事になった。
ただ何故セシリアが織斑を運ぶ事になったかと言うと、雪子の超高速用のパッケージに問題があるからだ。
実は超高速用のパッケージである『彗星』は直線には強いのだが、そこからカーブする等すると機体の関係上大きく旋回する必要があり、相手との接近が遅くなる可能性があり、俺の場合は訓練時間が少ないと言う事で無理と言ったのだ。
実際は超音速下での運用時間は軽く40時間を越えているのだが、俺は織斑の後で発見された事になっているので、思い切りばれるような真似はしたくなかったので、10分程度と言っておいた。
雪子に関しては白銀に乗る以外にも超音速下での訓練をした事があったので、訓練時間は軽く50時間を越えている。
そのためちょうどイギリスから強襲用高機動パッケージ『ストライクガンナー』が送られてきていたセシリアの申し出はちょうど良く、俺達も織斑先生もそれに賛成しようとしていた。
だがしかし、それを篠ノ之束博士が待ったをかけた。
篠ノ之博士曰く、第4世代である『赤椿』は現在世界各国が開発していない展開装甲なので調整すればいけるとなったのだ。
これを聞いた俺と雪子を除いたセシリア達はお通夜みたいにシーンとしていたが、これに関しては仕方ないだろうと思った。
俺もかすみが作製しているのを知っていたとはいえ、元々俺のと雪子のは第4世代の可能性を調べる為に造っているため、そこまで思わないようにしていたが、自分達の考え方が異端なのだとつくづく思ってしまった。
何しろ今は第三世代のISのデータを取っている最中で、しかもそれが『意味を成さない』と言えるほどの品物を出された以上、このような状態になるのは仕方ないのかもしれないが、流石に俺もこれに関しては何もいえなかった。
篠ノ之博士が赤椿の調整は7分あればいけるのに対し、セシリアのはまだ粒子変換(インストール)がまだ終わっていないらしく、その結果俺と雪子が先行組なのは変わらないが、織斑と一緒に行動するのは篠ノ之となった。
その後織斑先生が作戦決行は30分後となったので俺達はその言葉で仮の司令室からみんな出て行った。
俺は雪子と話し合い、最悪の場合も想定しつつ他のみんなと話をした。
織斑に関しては当初超音速下での戦闘での方面を聞きに来た後、山田先生が来たので俺達は山田先生に話を擦り付けておいた。
そのさいには山田先生が困惑していたが、俺達はすぐ戻ると言ってその場から離れた。
そして俺達は織斑とも篠ノ之とも離れた場所で会議を始めた。
「あれで良かったのか?あいつは今回のような事は初めてだ。私達の情報は必要なのでは?」
「それはあるんだがな、俺と雪子は最悪の想定をしているんだ」
「最悪の想定ですか?それは一体」
ラウラが織斑に超音速下での戦闘レクチャーを途中で放棄した事を懸念したのだが、俺は雪子と思っていた最悪の想定を説明しておこうと思ったら、セシリアが不思議そうにしていた。
と言うよりもだ、俺もできれば無いと思っているのだが、可能性があり過ぎて困ってもいるのだ。
「俺と雪子をこの事態に乗じて篠ノ之が殺しに来る可能性があるからだ」
「なっ!?まさかそのような事あるわけ・・・」
「・・・・・・あるわね。その可能性」
「たしかに、そうだよねぇ」
「そうですわね。確かにその可能性は否定できませんわね」
ラウラは軍人として否定しようとしていたが、セシリア・鈴・シャルロットが肯定したため困惑した。
俺はラウラの顔を見て話をした。
「ラウラ、赤椿を貰った篠ノ之の顔見たろ?おまけにあいつは昔のお前以上だ。だからこの可能性は高いんだ」
ラウラは篠ノ之に関しての噂等を知らなかったらしいので、俺がその点を言うと思い切り憤慨していた。
まぁ知らなかったのは仕方ないのかも知れないが、ラウラもこの話を聞いて俺達に起きる可能性で最悪の想定を了承した。
「それでなんだが、念のためセシリアはパッケージのインストールを急いでくれ。シャルロットはフォームWが入っているから、それの展開を」
「わかりましたわ。ですがそのような事が無い事を祈りますわ」
「フォームWか。出来れば使わない方がいいんだけどね」
「それに関してはわからないからな。鈴とラウラももし新型のパッケージが来ていたらインストールしておいてくれ。俺達の初戦が無理なら後で集団戦で勝つ以外方法無いかもしれないからな」
それを聞いた鈴とラウラも俺の言葉に了承してくれた。
その後俺達は山田先生の元に戻り、織斑に出来る限り超音速下での戦闘を教えた。
そして作戦決行の時間になった。
作戦決行の時に篠ノ之の顔を見たのだが、その顔は新しい玩具を貰った子供のようになって歪んでおり、俺はプライベート・チャンネルで雪子と話し合い、自分達が思っている可能性が高いと認識した。
そして俺達は織斑達より先行して発進し、雪子は彗星のパッケージでもある戦闘機を展開して合体し、俺は雪子の後ろに乗って目標まで向かった。
その後ゴスペルを発見した俺は雪子から離れ、雪子は内蔵していたチャフミサイルを発射し、俺はファルコンウイングを展開して戦闘を開始した。
だがしかし、ゴスペルへの対処は物凄く難しかった。
何しろゴスペルには大型スラスターと広域射撃武器を融合させた物を装備している為か機動性が物凄く高かったのだ。
チャフミサイルを発射して攻撃をした後、ゴスペルからオープン・チャンネルから抑制の無い機械音声を聞き、同時に多方向推進装置(マルチスラスター)の恐ろしさを俺達は嫌というほど思い知らされた。
何しろ俺のフレイムソードでの斬撃もゴスペルに当たる僅か数ミリ単位で回避され、雪子からの支援攻撃であるミサイルや実弾兵装の攻撃も余裕で回避され、さらに『銀の鐘(シルバー・ベル)』と言う高密度の羽根状のエネルギー弾丸を無数に発射されたのだ。
弾丸の数も多く、俺達は攻撃よりも回避に優先するしかないが連射スピードが物凄く、回避するのが精一杯の状態であった。
乗っている操縦者がIS操縦時間の長い軍人なのと機体そのものの運動性能もあってかダメージを与えられないのだ。
それだけでなく足のつま先部からクローのような物を展開しており、近距離で詰めようとしたさいに回避しようとしたらその爪で攻撃されかけ、回避し終えたと思ったら高密度の射撃が待っていたので、俺達は回避に専念するしかなかった。
そして織斑達がやってきたのをレーダーで確認したのだが相手からの攻撃密度が凄い為、俺達は攻撃が出来ないでいた。
だがしかし、織斑達をハイパーセンサーで確認できるようになった瞬間、ゴスペルが『変』になったのだ。
爪先に展開していたクローが消え、今まで攻撃していた俺達を無視して織斑達に向かって行ったのだ。
流石の俺も雪子もこの展開には驚いたが、同時に俺は『嫌な可能性』を頭によぎらせてしまった。
織斑は零落白夜を展開して斬りかかるが、俺の時と同様に数ミリ単位で回避されたのだが、俺の時のように足からのクローでの攻撃は発生せず、そのまま回避されるだけだった。
その後俺達4人でゴスペルを攻撃していたら、ゴスペルも攻撃を仕掛けてきた中、篠ノ之が俺達に攻撃をして来たのだ。
本来なら相手の攻撃を対処する為にした攻撃による『フレンドリーファイア(友軍誤射)』になりえるが、俺と雪子はそう思わなかった。
「篠ノ之、俺達に攻撃してどうする!!」
「相手の攻撃で精一杯なのに、何するのよ」
オープン・チャンネルで篠ノ之にそう言うのだが、篠ノ之は『お前達が下手なだけだろう』と言って、俺達に攻撃を仕掛けてきた。
俺はその攻撃を対処しながら、『今の状態』のゴスペルにほんの少しでもダメージを与えようとフレイムソードで斬りかかろうとすると、今度は織斑が俺の邪魔して来た。
「織斑、何考えてる!?状況を分かってんのか!?」
「何って、『俺の敵』を屠る為に決まってるだろ?お前さえ消えればあいつ等は俺の物だからな」
流石にその言葉に俺も唖然とし、織斑は俺から離れると、俺はゴスペルの攻撃を背中から受けてしまった。
織斑はゴスペルからの攻撃を利用して俺を『盾』にしたのだ。
「ぐわぁ」
俺は後ろからの攻撃を受けた為シールドエネルギーが大幅に減ってしまい、同時に織斑はその隙を逃さず、俺に斬りかかってきた。
俺はフレイムソードで雪片弐型を受け止めた。
「ここでお前を葬れば、あいつ等は俺の物だ。ついでにあの雪子って女も一緒に葬ってやるよ」
「お前、そこまで腐ってたのか!?」
「ふざけんなよ?俺から俺の物(女)を奪っておいて腐ってるだぁ?ここで消えろ。モブ野郎」
そう言って篠ノ之と織斑、そしてゴスペルの3機による攻撃で俺と雪子は窮地に経たされ、それだけではなく事態は更に悪化した。俺と雪子はハイパーセンサーでこの海域にいる船舶を発見してしまったからだ。
この海域はIS学園の教員達によって封鎖されたはずであるが、勝手にこの領域にいる以上密漁船以外考えられないが、織斑の機体は近接戦能力しかないが、篠ノ之とゴスペルの2機は中・遠距離の攻撃も出来る為俺達は攻撃が当たらないように盾になった。
そして俺は織斑の攻撃を防ぎつつ、ゴスペルの攻撃が密漁船に当たらないようにゴスペルを誘導したのだが、突如機体が行動不能になり、俺は織斑の攻撃を受け、同時にゴスペルの攻撃を受け、ファイバードのシールドエネルギー尽きたためISが解除され、遠くに離れていたが、雪子が堕ちて行くのを見ながら俺は海に堕ちた。
雪子 Sid
私は篠ノ之からの攻撃を避けながら、その攻撃をゴスペルに当てるようにしていた。
だがしかし、篠ノ之は統夜よりも私を執拗に攻撃してきていた。
「お前のような卑怯な剣士を認めん」
「卑怯な剣士?今のあなたの方が最も卑怯よ、篠ノ之」
私は彗星との合体を解除し、彗星との2機で篠ノ之を攻撃した。
彗星は私の援護とゴスペル・織斑の2機を攻撃しながらやっていたため、私は篠ノ之に近接戦を挑んだ。
確かに篠ノ之の近接戦能力は高いのだが、先ほどからの戦いで篠ノ之のISの反応速度が段々と遅くなっているのだ。
当初は早くて危なかった面も多々あったのだが、今ではまるでISと操縦者の反応が合っておらず、篠ノ之が思っているよりも、ISのほうが一歩か3歩くらい遅くなっているのだ。
私はそれをつき、篠ノ之に近接戦闘を仕掛けた。
篠ノ之も私が近接を仕掛けると知ると同じように仕掛けてきたが、反応スピードの遅い篠ノ之と、反応スピードの速い私では篠ノ之の攻撃は届かず、機体性能での攻撃も私には届かなかった。
だがしかし、統夜が堕ちた事を私が知ったと同時に、私のISが急に機能停止し、動けなくなったのだ。
その隙を篠ノ之・織斑・ゴスペルに狙われたが、ゴスペルから攻撃は彗星が自身の身を呈して守ってくれたが、彗星が爆発した影響で私に残っていたシールドエネルギーが尽き、私は統夜と同じように海に堕ちて行った。
堕ちるさなか、篠ノ之と織斑が浮かべていた嫌な笑みを見ながら。
雪子 Sid
鈴 Sid
作戦決行から数十分が経った時、私達に作戦の失敗が告げられた。
そしてISを纏って領域を封鎖していた先生達に統夜と雪子はISの操縦者絶対防御、その致命領域対応を超えたため、二人は昏睡状態で旅館に帰って来た。
春樹と篠ノ之も帰って来たのだが、こちらは春樹だけが同じような状態になっていた。
だがしかし、統夜と雪子の包帯を巻く前の状態を偶然見た私達は、春樹と篠ノ之が原因だとすぐにった。
実は春樹の体には火傷等が在ったのだが、統夜と雪子の身体には火傷以外の切り傷のようなものが見えたのだ。
そして後々の対処と言う事で4人が持っているISの戦闘ログを見せてもらったら、篠ノ之以外の3人はゴスペルによって撃墜された事になっていた。
だが私達はそう思わなかったので、簪と話をしたところ、統夜が持っているもう一つのIS『グランバード』を使って調べた見ようとなり、私達は先生達にばれない様に統夜からグランバードを取り外し、簪に調べてもらったら、私達に提出されたログは改竄されたもので、統夜と雪子はゴスペルとの戦闘中に二人から攻撃を受けていた事が分かった。
そして撃墜したのは春樹と篠ノ之両名が原因である事も分かった。
これを知った私達は全員で重症の春樹と篠ノ之をボコろうかと思ったが、簪から止められた。
簪は専用機の完成が出来ていない事を理由に今回の作戦に参加していないが、だがこれを知ったとなれば私達は情報を流出させた事で処罰される可能性があるといわれたのだ。
しかも戦闘ログを改竄したとなれば織斑や篠ノ之ができる筈も無いので、別の存在がいる可能性を示唆された。
私達は歯痒い思いをしながら、簪からある提案をされた。
それは篠ノ之を入れてゴスペルとリベンジをする事である。
流石にそれは受け入れがたかったが、簪が1度だけフレンドリーを起こせばいいと言ったので、私達はそれを承諾した。
統夜も雪子も、私達にとって大切な友人でもあったからだ。
そして私はグランバードを統夜の腕に戻し、そして篠ノ之に発破をかけ、ゴスペル退治を承諾させた。
だけど私達の心の中にあるのは、ゴスペルを倒す事と、春樹と篠ノ之の二人に一矢報いてやろうと思った。
だからあんた達二人はゆっくり身体を休めなさい。
鈴 Sid
セシリア達の水着ですが、原作と変わりありません。
ゴスペルの足からでているクローは作者オリジナルで、GTが関係しています