IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者 作:ナハト・リコリス
ISを動かせる2番目(正式にはもっと前に動かしてるので1番目だが)IS学園に入学し、俺は高校を卒業した18だったのだが、政府等の要望により、もう一度高校生活をする事になった。
実際なら俺は会社のIS装備関係の仕事を前からやっていたので、そこの主任として迎え入れられる感じだったのだが、『織斑春樹』がISを動かしてしまった事で、国連が全ての国家に対して他にも操縦できる男性はいないかと言うことで、世界中の男性がISを触って調べられると言う事案が発生し、俺は渋々今まで隠していた操縦適正を世に出したのだ。
ちなみにだが俺が父親の愛人の子供と言うのは世間には公表しておらず、父親に引き取られた『養子』として世間には報道されている。
実は日本は現在世界で一番新生児の出産率が少なく、ISが世に出てからはまだ幼稚園児くらいの男の子を両親の親戚の人間が殺すなど、ISによって出た弊害は日本が一番影響を出していて、結果子供を育てるどころか、男性を奴隷のように扱う女性が増えたこともあり、出産率は低下し、2年前の調査で何と新生児の数は60万人と、物凄く減っているのだ。
そのためこれ以上の低下を防ぐために日本は重婚制度を発表し、それに伴うさまざまな制度を発表したほどなのだ。
俺の父親のときはこの制度が無い上に、しかも母親は死亡したので俺を養子として迎え入れるしかなかったのだ。
さてIS学園のほうに話を戻すが、思い切り言ってこの状況はきつかった。
何しろ俺達がいる席と言うのは、俺と俺の目の前にいる『織斑春樹』は教室の真ん中で、しかも最前列の場所に席があるため、周りの女子の視線が物凄くきつかった。
まぁ織斑春樹は偶に見える横顔でだが、この状況が嫌なのではない別の嫌な感じの顔色をしていたので、俺としては余り友人になりたくないと思った。
それと同時に俺は俺の座っている席から一つ後ろの窓際にいる恋人である『風見雪子』に目を合わせたが、思い切り手を合わせられて撃沈した。
何しろ今までISは『女性にしか扱えない』品物だったので、IS学園ともなれば完全に言って『女子高』なのだが、そこに二人だけとは言え男子が入ったことで、見世物のパンダのような感じになっているのだ。
流石に言ってこの状況はきついが、当分の間我慢するしかないと堪えることにした。
それと同時にであるが、このクラスの担当である副担任の『山田真耶』先生もいたのだが、どうみてもなのだが『子供が無理して大人の服を着ました』見たいな感じがあって少しあれなのだが、束クラスの巨乳なのでどうしようかと思った。
何しろこの先生の感じが感じなので、動く胸を見ないようにしても見てしまうのは、男の性(さが)という事で我慢して欲しい。
そして織斑の番になった。
「織斑春樹です。趣味は勉強と読書です。ISに関しては余り知らないので皆さんよろしくお願いします」
まるで好青年のような感じの自己紹介だったので、周りの女子が騒いだのだが、実際は違うことを俺と雪子、そしてここにはいない束と俺の父親は知っている。
実はある事件で雪子を、いやこの時はまだ『織斑家の次女・織斑一夏』を保護したさい、織斑家の内情を探偵や調査事務所を使って調べたのだ。
そうしたらだ、この春樹は小学校時代だけだったのだが、調べたら成績優秀、頭脳明晰、身体能力も高いと言うことが分かったのだが、同時に裏では男子・女子の両面を身体・精神的にボコボコにしていたことが分かった。
しかも中には大きな傷を負って一生からだが元に戻らないような子や、精神病院へ搬送されていた子がいたのだ。
さらには学校に通っていた子供の家族の一部が性的暴行等の後があり、その小学校から家族共々別の場所に行っていることが分かった。
実は最初のその報告を聞いていたさい、その学校で少なくも無いのだが男女の怪我等と、転校の方面があった上に、しかもそういった生徒の大半がいたクラスがこの春樹がいたクラスだったので、さらに詳しく調べて貰ったところ、それらは春樹が気に食わなかった存在らしく、そして周りを煽動したかのような感じであったと報告にあった。
さらには自分の欲望を終わらせた後は、自分の配下のような存在である生徒や教師にその生徒や家族を襲わせ、結果周りを自分の思い通りにしようとするような感じの報告がなされたのだ。
そのため調査していた人も『これがほんとに小学生がすることなのかと思った』と言うほどで、報告を聞いた俺達も驚いたが、それでも調査報告を知って、俺達はこの織斑春樹と言う存在の裏の顔を知っているのだ。
そして織斑の自己紹介が終わったと同時に、このクラスの担任である『織斑千冬』がやって来た。
そしてたら物凄いくらいの黄色い歓声が周りから出てきたので、思い切り近くの窓ガラスが震えているのが分かるくらいの声で振動していた。
流石にこれを見て俺は『どこの音響兵器だよ』と思ったくらいだ。
ちなみにだが、織斑千冬が呆れた感じになっても似たような感じの反響が出たので、俺自身思い切りきついと思った。
そして織斑千冬が他にも自己紹介の順番があるのだが、同じ男子だということで俺に自己紹介を進めてきた。
だがしかし、その目はまるで『どうでもいい存在なんだから、さっさとやれ』と言う風に、俺と言う人間を見下したような目をしていた。
俺自身この人に逆らうつもりはないので、立ち上がって自己紹介をした。
「不動統夜です。趣味は機械弄りです。他の男性でISを動かせるかと言うものでISを動かせると言う適正があったので入学しました。それとTV等で知っている人もいるかもしれませんが、私は皆さんよりも年上で、もう一度高校生活をする事になりましたが、皆さんと一緒に頑張ろうと思っています」
そう言って俺は席に座った。
TV等で俺の年は世間に知られているのでいいと思ったが、それでも一応言っておいた。
そのさい、またとんでもない歓声が上がったが、俺は耳を防ぎそびれたので耳にダメージを喰らったのだが、その後耳が聞こえなかったので雰囲気で織斑先生の言葉で沈静化したのだと思ったが、俺からすれば遅いだろと思った。
だがしかし、織斑先生が俺の自己紹介が終わって見た顔と目の内容はある意味最低だったが。
何しろ俺が見た顔と目は『失敗すればよかったのに』と言う風な感じが感じられるほどの物だったからだ。
そして授業が始まった。
内容に関してで言えばだが、俺に関してで言えば7・8年ほどIS関係の仕事に関わっている俺は内容は完全に理解できた。
ちなみにだが織斑も理解できていることには俺は驚きもせず、そして何も無く授業は終わって休み時間になった。
まぁ休み時間になった瞬間から他のクラスや先輩達が廊下で並んだりして、針の筵のような視線が周りからあったので堪らなかったが、織斑に関しては窓際にいた黒髪で長く、武士を思わせるような雰囲気の女の子が彼の目の前に現れ、そして織斑と一緒に廊下に出て何処かに行ってしまった。そのすぐ後に雪子が来てくれたので、俺達も外に出た。
俺達は急遽作られていた教室近くの男子トイレの近くまで歩いていった。
そして雪子から彼女の事を歩きながら聞いていたら、彼女の名前は『篠ノ之箒』と言って、束の妹らしいのだが、剣の才能に関しては相当強く、去年の全日本剣道大会で優勝したらしいのだが、その性格は最低だと言った。
何しろ雪子はその試合を見に行ったらしいのだ。見に行った理由は彼女の学校(春樹とは違う学校)での友人が剣道大会に参加していたらしく、その応援に行っていたらしい。
その友人は第4位に入ったらしいのだが、雪子自身その友人が箒と戦った試合を見ていたのだが、最低ともいえるものだったらしい。
何しろ完全に言って自分に溜まっている鬱憤を晴らすような剣で、しかも決勝戦でも同じような剣を振るっていたらしい。
友人は表彰台に上がれなかったのと負けたのが悔しくて涙を流し、表彰台に上がっていた子も同じように目に涙を浮かべながら涙していたのに対し、彼女はその姿を見たのだが、その涙を見ても何も感じていないような顔をして立っていたらしい。
しかも終わった後逆にふんぞり返るような感じで帰って行ったらしい。
俺は一度トイレに入ってから出て、そして同じように教室まで歩きながら会話を聞いていたのだが、流石にそれは無いだろうと思った。
俺も実はあの白騎士事件で母親を亡くしたとき、『力が欲しい』と思い、近くにあった道場である『神谷活心流』という古武術と剣を扱っている道場の門を叩いたのだ。
今では免許皆伝を貰ったが、当時は色々と師範から言われたので、俺が『力が欲しい理由』について考えさせられたのは覚えており、同時に箒と言われた少女がその大会でやった所業には、同じ剣士として最低だと思ったからだ。
「雪子も確かその篠ノ之流の剣を習ってたんだよな、確か?」
「うん。けど、あんな剣を振るいたくないし、今は統夜と一緒の流派で振るわせて貰ったから」
「俺よりも先に免許皆伝した人間が言う台詞か?まぁいいけどな」
そう、俺よりも後に入門したにも拘らず、雪子は俺よりも才能が有ったらしく先に免許皆伝を貰ったので、当時はへこんだ物だ。その半年後に俺も免許皆伝を貰ったが、虚しかったことは覚えている。
トイレから帰っている途中でチャイムがなったので、俺達は急いで教室に戻った。
その後の授業内容も分かったのだが、俺は周りに完全に分かっているとバレルと後々面倒だと感じていたので、教科書を出したまま見直したりしていた。織斑に関してはそんな事すらせずにいたが。
実際問題、IS関係の手伝いをすると決めたときにあの巨大な電話帳のような品物の内容を覚えるのは俺も結構きつかったのだが、瞬間記憶能力のお陰で色々と助かっていたりする。
ついでに言えばだ、俺自身もう前世で読んでいたISの今後の内容に関してはほとんど覚えていないのだ。
だからこそかもしれない。
今後の展開がほとんど覚えていないうえに、周りにはIS関係は分からない振りだけでもしておかないと、俺の勘なのだが、怪しまれると後々面倒事に巻き込まれたくないのも事実だからだ。
そのため俺が考えた専用機であるIS『ファイバード・グランバード』に2機は、元々考えてた設計思考の事もあり、俺の助手でもある束に頼んで最終調整中と、これまでの訓練で色々と部品の消耗等があったのでオーバーホールの真っ最中なのだ。
同時に念のために俺はすぐさまIS学園の寮で生活ができるように生活必需品等の準備等もしていたりしたのだ。
一応2機とも俺がIS学園に入学する10日前に束に預けたので、束の腕を考えれば来週に入る前にでもなれば連絡が来ると思うので、いったん外出許可を貰ってから受領することになると思う。
そして休み時間になり、俺は復習の為に教科書を開いていたのだが、織斑から声をかけられた。
俺は織斑の目が人を小馬鹿にしているように見えたので、それなりに声をかけておいた。
まぁ事前にこいつの事を調べて有ったので、一番友人にはなりたくないと思っていたので、それなりにであるが。
「ちょっとよろしくて」
そう言う声が聞こえたので、振り返ると、金色の髪をし、青い瞳の外国人が話をしてきた。
名前に関して分かっていないのは、自己紹介時の女子の声が原因で、俺が終わった後の自己紹介に関してはほとんど周りが何を言っているか聞けないほどになっていたからだ。
まぁ授業には間に合ったからよかったものの、そのため彼女の名前は分からないのだ。
しかもこの女子に関してはそれなりに気高い気品のオーラがあるのだが、俺の嫌いな女尊男卑の思考が強いため、余り友人とかにはなりたくないと思った。
だがしかしここはIS学園である。ここには他国の人間で、しかも未来の国の防衛力になるかもしれない『国家代表候補生』や、もう国の防衛力に決まっている『国家代表』が全学年に多数存在しているので、後々俺がここで言った発言が原因で、俺の家族等を傷付けるわけにはいかないので、それなりに穏便に話をした。
「すまない。自己紹介の時のあれであの後周りが何を言っているか聞こえなくなっていてな、君の名前を教えてくれないか?」
「あら、そうですの。私はセシリア・オルコット。イギリスの『国家代表候補生』ですわ」
これが俺とセシリア・オルコットとのファースト・コンタクトであった。
そして同時に俺がこのIS学園でいる間に巻き込まれる事になる無数の事件の始まりを告げる出会いであることには、この時は気付かなかった。
そして、彼女との今後もであるが・・・。
箒はこんなのじゃない!!という人がいるかもしれませんが、この作品での箒はこれがデフォですので、ご了承を。
セシリアに関しては、そのうちに決まりますが、まぁある種の自業自得と思ってください