※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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今回は春樹と鈴達の方面の話になります。

福音との戦いはまだ続ける予定です


第35話 新たな覚醒と4人の思い

春樹 Sid

 

俺は不思議な場所にいたが、俺はその場所がどんな場所か分かった。

原作で織斑一夏がこの臨海学校でパワーアップしたISコアの世界だからだ。

 

俺はそう思っていたのだが、最初に出てくる白い少女は出てこなかったが、もう一人の存在がその場にいた。

そう、バインザーで顔は見れないが、巨大な大剣を持ち、白を基調としたISを纏った存在『白騎士』に出会えたのだ。

白騎士というが、基本俺が覚えている原作ではまだ正式に分かったわけではないが、元々白式のISコアは原作で『白騎士』の物と言われていたので、白騎士で間違いはないだろう。

 

『力を欲しますか』

 

「当たり前だ。俺はこの世界で最強の存在なんだ。それはそうともう一人はどうした?あいつもいるだろ?」

 

『あれはもういない。ここに来る前にお前が戦った剣を持つ存在の中に移動した』

 

俺はそれを聞いて唖然とした。

俺がここに来る前に剣を持って戦った存在、それはあのモブ野郎でもある『不動統夜』の持っている『ファイバード』の中に入ったと言う事だ。俺は流石にそれを知ってブチきれた。

白式は俺の専用機である以上、内部にいる存在も『俺の所有物』である事が当然だからだ。

 

「ふざけやがって。最強の俺様よりもあんなモブ野郎の所に行っただと?」

 

俺はそう思うと腹が立ったが、だがしかし、そう思うと笑いが止まらなくなった。

 

「ははは。そうか、そうか。だったらあのファイバードって言うISはISコアごと破壊しないとな。俺様を裏切るようなバカな存在でもある『白式』ごとこの世から葬らないと気がすまねえからな」

 

そう、今度こそ正式に俺の女でもあるセシリア達を奪っているモブ野郎を殺せる理由が出来たからだ。

確かにISの絶対防御は素晴らしいが、ISは絶対の存在ではない。

だからこそ、今の俺を取りまく状況は『人を殺す』のに一番最適な状態なのだ。

 

「ははは。ほんと今の状況は最高だ。箒も俺が復活すれば紅椿は単一能力が開花されるし、そうなればあんな奴(福音)は簡単に倒せる。それにあいつを殺せるのは『今』でなくてもいいからな」

 

そう思えばこの状況は最高でしかない。

何しろ福音は暴走状態であり、その暴走を利用すれば俺はセシリア達の俺に対しての見方も変える事もできる上に、最初の戦いの時のようなことは出来ないが、2学期になればIS学園で『ゴーレムⅢ』による新たな襲撃事件のさいに不動を殺せばいいのだ。

 

何しろゴーレムⅢには現在競技として使用する事が多いISでの運用が禁止されている『対IS用装備』を装備しており、軍用ISでも同様に装備する事を禁止されている。

だがしかし、箒を溺愛している『篠ノ之束』はこの装備のゴーレムを使い、紅椿には束が独自開発した『無段階移行(シームレス・シフト)』システムが組み込まれており、蓄積経験値により性能強化やパーツ単位での自己開発が随時行われるシステムが装備されている。

 

このシステムのおかげで箒はこの襲撃事件で『穿千(うがち)』と呼ばれるクロスボウ状の出力可変型のブラスターライフルを手に入れている。

まぁその際にまた箒と協力してゴーレムⅢを上手く誘導し、そのさいに不動を殺せばいいのだ。

 

とは言っても不動が福音との第2ラウンドに帰ってくるかは未定だが、白式のデータが行っている以上復活してくる可能性は高い。

だがしかし、俺にはこれから第二形態移行(セカンド・シフト)して進化した白式と他の奴等とは何倍も性能が高いうえに、単一能力が開花すればもはや無敵の第4世代ISである紅椿を持った箒がいるのだ。

つまり俺には『敵』と言えるような存在はもういないのだ。

 

「さぁ白騎士、俺に力を貸せ。この俺が、この世界最強であると世界に何時か示してやる。最強と名高い『ブリュンヒルデ』である我が姉『織斑千冬』さえも超え、俺が世界の頂点に立つ!そのための力を!!」

 

俺がそう言うと白騎士は俺に笑みを見せ、そして俺はこの世界から消えた。

 

目が覚めると俺は旅館の一室でいたのだが、俺はすぐさま白式で周りの状況と機体を調べると、白式は進化していた。今の名前は『白式・神威(びゃくしき・かむい)』となっており、俺が覚えている『白式・雪羅(びゃくしき・せつら)』とは違うが、原作の以上に性能は高い感じがした。

そして周りの状況は福音が第二形態移行(セカンド・シフト)した状態のようなので、俺は新たな白式を纏い、空を駆けて行った。

 

さぁみんな、俺と言う『主役』の再登場に歓喜し、そして俺が福音を落としてやる。

そして俺と言う存在の『物』になる事こそが、『最高の幸せ』だと言う事を、教えてやる。

 

 

春樹 Sid

 

 

鈴 Sid

 

私達はラウラが調べてくれた福音の位置を確認し、そして作戦開始を各人待っていた。

福音は統夜達との戦いでエネルギー系損傷による為かステルス機能が発動していない為すぐに見つかった。

そして私達はISをステルスモードにして、福音を倒す為の配置に着いて行った。

 

私達はここにはいないが、簪が考えてくれた作戦を利用して行動を開始した。

簪の助言で私達は箒に関しては相手に特攻して攻撃してもらい、私達はセシリアの持っていた強襲用高機動パッケージの『ストライクガンナー』に装備されている超高感度ハイパーセンサー『ブリリアント・クリアランス』で敵の情報を仕入れ、それによる情報で相手に対処する事にした。

簪に関しても今回の事が特例である口外しないと言ってくれ、私達は頭の切れる参謀役がいて助かっていた。

 

とは言っても最初から箒に特攻させるわけではなく、ラウラのレーゲンに砲戦パッケージである『パンツァー・カノーニア』を装備した状態で最初に攻撃を仕掛けてもらうのだ。

このパッケージを装備したラウラのレーゲンは、80口径レールカノン《ブリッツ》を二門左右それぞれの肩に装備し、さらに遠距離からの砲撃・狙撃に対する備えとして四枚の物理シールドが左右と正面を守っている状態になっている。

 

簪の高い分析能力のおかげと、グランバードに戦闘ログのデータを元に私達は自分達のISの新パッケージと性能を考え、さまざまな状況を考えながら話し合いをした。

本来なら参戦させるはずの箒も入れたほうがいいのだろうが、あいつには私達の変わりに特攻してもらい、そして私達が勝つためのデータを採ってもらう事にしているからだ。

 

何しろあいつが持っているISは私達が持っている第3世代型のISではなく、もはやデータを採る事もおこがましいとも言えるほどの第4世代型ISなので、大丈夫だろうと思った。

それにだ、本来の目的を忘れて統夜達を倒し、しかも密漁船だが一般人を死の危険に晒したのだ。

本来ならISを没収させ、その上でさまざまな罰を与えるのが当たり前なのだが、それを本人達は分かっていない。

 

何しろ二人とも今は世界中から一目置かれているからだ。

春樹は初のISの男性操縦者として、箒は第4世代の操縦者としてだ。

 

そのため罰も何も与えられない上にだ、グランバードのデータを掲示したところで他の4機のデータと食い違いがある以上、グランバードのデータは信用されないだろう。

統夜と雪子の怪我に関しても、この傷が古傷の可能性があるなどの指摘で消されるのが落ちだからだ。

 

そして私達はこんな(人が死ぬ可能盛大の)ことを平気で起こした春樹と箒に対しての殺意にも似た思いを胸に秘め、私達はこれ以上福音が動く前に倒す為に私達は作戦を立てて動き出した。

 

序にだが、この作戦にはあの『篠ノ之束』も実は関わっている。

とは言っても、本人は『篠ノ之束じゃなくて、天竜かすみとしているだけだよ』と言われ、シャルロットとラウラが統夜の研究所でサーベラスを受領するさいに会ったらしく、私達のパッケージの装着時間短縮と、シールドエネルギーを回復させる簡易のエネルギーパックを貰った。

 

このエネルギーパックで回復できるのはISによって違うが1~2割程度らしいが、統夜が本来のISの目的である宇宙開発としての方面よりでの緊急用の手段として製作していたらしく、試作品らしいが私達4人はそれを貰った。

何しろエネルギーパックの形状はブレスレット型になっているので、装備するだけでも一種のアクセサリーのようになっていた。

 

同時に箒の分は無いのかと聞いたら、悲しそうな顔をして『もう箒ちゃんには与えられる物はないよ。篠ノ之束としても、箒ちゃんの姉としても』と言っていて、私達は不思議に思ったがそれ以上は聞かなかった。

 

 

結果で言えば私達は上手く立ち回り、福音を海に落とす事に成功した。

私の甲龍の機能増幅パッケージ『崩山』による四門になった衝撃砲で、しかも赤い炎を纏った熱殻拡散衝撃砲の威力と、シャルロットのサーベラス・イグナイトのフォームWによる高い防御とシャルロットの高速切替(ラビット・スイッチ)による武器選定、セシリアとラウラの攻撃など、集団戦での強みのおかげでもあった。

 

同時にグランバードのデータで見た爪先からのクローの展開も無かったのも要因かもしれない。

とは言っても箒の持っている紅椿の反応が私達が見ていても段々と性能が悪くなっているのは感じていたのだが、何故そのような事になっているのかが、わからなかった。

 

そしてこれで私達も終わりと思っていたら、そうはならなかった。

 

私が戦いの最中福音の武器でもあり、高性能スラスターでもある銀の鐘(シルバー・ベル)を接続している頭部から翼を片方を切り落としたのだが、今の福音は青い雷を纏い、自らを抱くかのようにして存在していたのだ。

 

そしてラウラが第二形態移行(セカンド・シフト)だと叫んだ瞬間、福音はその声に反応したかのように顔を向けた。

この場にいた全員が本能的に危険だと判断したのだが、福音はそれ以上だった。

予想以上の速さにラウラは足を捕まれ、福音は蝶がサナギから孵るように、破損した頭部からエネルギーの翼が生えた。

 

ラウラを助けようとシャルロットが行ったのだが手に持っていた近接ブレードは手で止められ、ラウラはエネルギーの翼に抱かれ、そしてそこから放たれたエネルギーの弾雨を零距離で喰らい、ラウラは全身をズタズタにされて海へと堕ちた。

 

ラウラが堕ちていくのを見て激昂したシャルロットは、背後にあったキャノン砲を右肩に移動させ、そのビームキャノン砲である『ターミナス・キャノン』を零距離で福音の顔面に向けて発射した。

だがしかし福音の胸部から、腰部から、背部から、装甲がまるで卵の殻のようにひび割れていき、小型のエネルギー翼が生えた。

そのさいのエネルギーでターミナス・キャノンの攻撃はずれ、あたった部分の威力も落とされ、同時にエネルギー翼による迎撃でシャルロットの体は大きく吹き飛ばされた。

 

流石のこれには私もセシリアも『異常』としか言いようが無かった。

幾らなんでも『軍用』とは言っても、限度を超えているからだ。

そしてそんな思いすら関係なく、唖然としていた私とセシリアは福音がエネルギー翼に包まれて、そのエネルギーの本流によって堕ちた。

 

私が最後に見えたのは、その場で動かず、私達が堕ちる姿を見て笑みを浮かべている箒の姿だったが、私も内心笑みを浮かべた。

だってこの状況は『最初から思っていたもの』だったのだから、私は笑みを浮かべられた。

同時に私がセシリアの方を向いたとき、セシリアも同じような笑みを浮かべていた。

 

 

私達は福音の攻撃で海に堕ちる寸前にISの機能をステルスモードに切り替え、そして先にやられていたラウラとシャルロットと近くの島で合流した。

実は福音の対処の一角として、後は全てあの箒に任せると言うのを組み込んでいたからだ。

そして私達は一旦ISの展開を解除し、エネルギーパックで失われたISのエネルギーを回復しながら、これから先の箒の末路と、同時にどうやって福音を倒すかを考えてもいた。

 

「それにしてもあいつ、アホでしょ?私達が堕ちたら自分一人で何も出来ないのに」

 

「ですわね。確かに第4世代ISを持った彼女は世界中の誰よりも機体性能はいいでしょうが、今のあの性能では、後数分で堕ちますわね」

 

「だろうな。こちらでもお前達が落ちるまでで確認したが、今の紅椿の性能は第2世代か、2.5世代以下、もしくは第1世代並の性能だろう。もっとも、本人もそれに気付いているが、あれではな」

 

「たしかにね。でもISの性能がここまで落ちるって事は、適正ランクが変わったのかな?たしかランクC位って聞いていたよ」

 

「まぁあいつのISでの運用って、学園でも結構低下してたから、そのうちISを動かせないんじゃない?女でISを動かせないって事になったら、それこそIS学園での居場所なんて無いわよ、あいつ」

 

「かもしれん。私ですらあいつの情報は他の人間から聞くからな。整備科への転入もできんだろうし、ISを動かせない上に戦闘能力は軍人の私以下。規律等も守れないと聞いている以上、行くあてなど無いだろう」

 

「どうかな?あいつって、春樹の近くに何時もいるからね。春樹と織斑先生に養ってもらうんじゃない?それなら大丈夫だと思うし」

 

「それもそうですわね。あの男のお傍で一生いられるなら本望でしょう。まぁごく潰しでしょうが」

 

私達はそんな会話をしつつ、私達は島の木々等を利用して姿を見られないようにし、セシリアのハイパーセンサーでバカと福音の戦闘データを取ってもらった。

だがしかし、そのデータに関しても『異常』としかいいようがなかった。

 

「攻撃面じゃ完全に異常ね。流石に軍用なだけあるわね」

 

「あぁ。我々のは競技用という面もあるが、それでも異常としか言いようが無いな」

 

「そうだね。それにしてもこれに勝つの、結構厳しいね」

 

「確かにそうですわね。雪子さんと統夜さんがいればまだ勝てる可能性はあると思いますわ」

 

「春樹は無理なの?あいつの機体なら統夜よりも攻撃面では強いでしょ、セシリア?」

 

「確かに攻撃力の面で言えば可能性は高いかもしれませんが、ですが本人の操縦技術が低いですからね」

 

セシリアがそう言ったので、私達はそう言われてしまえば終わりだと思った。

何しろ春樹自身は白式の性能を考えれば高機動型で、織斑先生が世界一になった理由でもある『零落白夜』を装備した『雪片弐型』を持っているからと言って、操縦技術で言えば代表候補生である私達以下でしかない。

 

もしも私達との訓練が3倍もしくは4倍ほどあり、そして私達全員が集団で春樹がボロボロになるまで訓練すれば操縦技術は今の状態よりも何倍も強いと思うが、所詮それだけである。

何しろ訓練している相手は箒か神代さんの二人であり、稀に織斑先生が訓練に参加しているくらいでしかない。

 

代表候補生である私達の訓練や技術関係の方面を考えれば、箒や神代さんのような少しIS方面を知っているだけの人間よりも何倍も痛い目にあわせることが出来る。

織斑先生は私達以上の知識や訓練方法を持っていてもだ、毎日参加できるわけではないのだ。

 

そして福音を退治する為の方法を考えながら、箒はISが動かなくなって私達とは違い岩場に撃墜した。

私達は内心『ざまぁ』と思いながら、どうしようと思った。

 

そして見ていたら白式を纏った春樹が現れた。だがしかし、白式は変化していた為セカンド・シフトしていた。

確認したところ『白式・神威』となっていたのだが、その姿は異形といえた。

 

背中には大型スラスターが4基配備され、上のほうにある2基の先端は翼のようになっており、全体の色は白式の時と同じで白と所々青が見られたが、新たに紫のようなラインが追加されていた。

また両腕部には爪のような物が見られ、機動性は前の時よりも高くなっていた。

(感じですが、雪羅が両腕にあるような感じになっています)

 

私達は春樹の援護をする気が最初から無いので、春樹だけに任せておく事にした。

援護できない理由を後で言われたとしても、機体の不調等で言い訳が聞くからだ。

 

 

鈴 Sid

 

 




白式の新たな名前の由来ですが、作者が好きなゲームでもある『サクラ大戦』からです。
敵の機体の中に『神威』と言うのがあるので、それから引用しました。

これからオリジナルの展開にする予定です。
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