※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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今回は統夜と雪子サイドになります。

色々と話を飛ばしすぎる間があっておかしいかもしれませんが、ご了承を


第36話 最強合体と白銀・椿

春樹 Sid

 

俺は箒が撃墜した場所に俺は降り立った。そこにはISが解除された箒がそこには存在した。

流石のこれには俺も驚いた。

 

俺が覚えている話では箒のISの展開は解除されていなかった。

だがしかし、解除されている以上俺の勝てる可能性は低いとしか言いようが無かった。

何しろ今の俺の白式はエネルギー配分が今まで以上に莫大になり、神威の両腕には『白式・雪羅』が持っている雪羅を二つ持っている『神威』と言う武装が存在する。

また背面の大型スラスターが原因で今まで以上にエネルギーの消耗が激しくなっているのだ。

 

俺は箒がISを展開していると言う考えの元で動いていたが、これではどうしようもないと思った。

しかも俺はすぐさまセシリア達の反応を調べたら反応が無いので、撃墜されたのかもしれないと思った。

流石の俺もこれには困惑を隠せないでいたが、だがしかし俺はすることは変わりないと思った。

 

俺は空を飛び、福音に向かって飛んでいった。絶対に俺は勝てるという自信を持って。

 

 

春樹 Sid

 

 

俺は火鳥さんと不思議な少女の音楽の調べを聞いていたのだが、突如として二人の演奏が終わった。

 

「もう行かないと行けないよ?」

 

「そうだね。君の思いを何とかする為に」

 

俺は当初何を言っているのかと思ったが、俺は今回の事は福音が原因なのを思い出した。

そして今回の事件を解決しなければいけないのだ。

福音の操縦者も、そして今回の事で操られてしまっている福音自身を救わなければいけないのだ。

彼等は今回の事件において原因は分からないが『被害者』でしかないのだ。

 

同時に俺は鈴達まで今回の事に巻き込んでしまっているのだ。つまり鈴達もまた福音と戦いを挑んでいるのだ。

 

「そうだな。行かないと行けないな」

 

俺はそう言って、二人に頭を下げた。そして俺の意識はこの場所から消えた。

 

 

俺が目を覚ますと雪子が俺の顔を覗いていた。俺は雪子の顔を見れて安心した。

俺が意識を取り戻した事を確認した雪子が俺に抱きついてき、雪子は俺から少し離れた後、俺達は

唇を重ねた。そして俺達のいる部屋の扉が開き、そこには簪がいた。

 

簪も今の俺達の状態に唖然としていたが、俺達も今の状態に気付いて急いで離れたが、俺達はお互いの顔を見ないようにしたが、顔は赤いだろうと思った。。

 

「簪・・・その、悪いな」

 

「・・・いい。二人の関係は知ってるから」

 

簪はそう言うと俺達に今の現状を教えてくれた。

簪から今回の機密事項を聞いたときには驚いたが、鈴が俺達の負っている怪我で見えた切り傷が原因で鈴達が不審がり、そして鈴達から機密事項を教えてもらい、そして事実を知るために俺からグランバードを外して本当の真実を知り、鈴達は福音への対処に出て行き、そして簪は先生や他の皆にばれないようにグランバードを俺に返却しに来てくれたらしい。

 

俺はグランバードを簪から受け取ろうとしたのだが、簪はグランバードを放そうとはしなかった。

俺も不思議に思っていたら、簪の目に涙が浮かんでいた。

 

「・・・怖かったの」

 

簪の小さめの声で言った独白が部屋に響いた。

 

「統夜と出会って、それから私の専用機のことで色々教えてくれたり、お姉ちゃんとのことも統夜は解消してくれようとしてくれた。でも私・・・ある時から統夜と一緒に話とか色々していたいって思ってきてたの」

 

「でも、お姉ちゃんがいて、雪子がいて、他の皆がいて、そんな中に私なんかが入っていいのかなって、思ってた」

 

「別の世界の私と出会った時にお互いに話し合ったりして、向こうの私の環境っていいなぁって思ったりもした。その後の模擬戦で統夜と連絡が取れなくなった時、私は怖いって思った。でも、最初は何でそんな思いがあるのか分からなかった」

 

「でもね、今回の事で分かったの。私は、私は、統夜のことが好き。・・・だから、これ以上・・・」

 

簪がそう言った時、俺は簪の側まで行き、簪を抱きしめた。

抱きしめられた簪は涙を流していたが、俺は彼女を抱きしめた。

そして彼女が泣き止んだ時にその手にあるグランバードに触れた。

 

「簪、お前の思いも嬉しいと思う。けど、俺にとって一番大切なのは、雪子であり、同時に簪でもあるんだ」

 

「・・・えっ?」

 

「俺にとって大切なのは、俺を取りまく大切な人達なんだ。セシリアも、鈴も、シャルも、ラウラも、刀奈も、父さんに母さん、弟の猛、プロスさんや師匠、そしてかすみに、向こうの世界で出会った一夏達。みんな俺にとって色々な事を、そして大切な事を教えてくれた人達なんだ」

 

そう、俺はこの世界で『一人』ではないと教えてくれた。

この世界に転生し、そして俺が色々あったものの、俺が築きあげてきた『人との絆』なのだ。

 

「俺はその絆を大事にしたい。だから俺はその絆を断ち切りたくない。例えこれから先どんな強敵や困難が待ち受けてても、俺は一人じゃない。簪もそうだろ?」

 

簪はそう言うと顔を伏せたものの、俺の話を聞いてくれた。

 

「だから俺は鈴達を助けに行く。簪はここで待っていてくれ。ちゃんと俺達はここに帰ってくる。そして俺の答えなんだが、俺も簪と一緒にいるのは面白いし、簪も俺にとって大切な人だからな」

 

俺はそう言って簪の手にあったグランバードを手にし、俺は簪から鈴達の情報を聞いた後、俺は雪子のほうに顔を向けると雪子は少し呆れた顔をしていたが、だがすぐさま顔を引き締め、俺は部屋を出て行った。

ただ雪子は簪に何かを言っていたのか、少し遅れたものの、俺達は旅館近くの海岸にやってきた。

 

「雪子、お前、福音に勝てるか?」

 

「無理って言いたいところだけど、大丈夫だと思うわ」

 

俺はその言葉を聞いて不思議に思って聞いてみると、雪子が『だって、統夜がいて鈴達がいる。だから、どんな困難も大丈夫よ』と、笑顔で言ってくれた。

俺はその言葉を聞いて笑みを浮かべ、そして俺達はISの名前を呼んだ。

 

「行くぜ、ファイバード、グランバード」

 

「行こう、白銀」

 

俺はファイバードの装甲を纏った後、俺はグランバードを起動させ、現状最強のシステムを発動させた。

そう、俺もついさっき知ったのだが、ファイバードもグランバードも俺が考えていたシステムを発動できる条件である第二形態移行(セカンド・シフト)していたので、俺は福音を何とかする為の可能性を上げると同時に、システムの情報と機体情報を取る為に、システムを発動させたのだ。

 

システムが発動し、グランバードが上半身と下半身に分離し、下半身は違う足に変化してファイバードの両足とくっ付き新たな足になり、ファイバードの両腕と肩のアーマー部分がくっ付いて身体の前側に移動し、グランバードの上半身が180度回転して新たなボディーになり、ファイバードの上半身部と合体した。

そして胸のアーマーに不死鳥のエンブレムが現れ、新たな顔がそこに現れた。

 

「最強合体!グレートファイバード!!」

 

そう、これこそが俺の考えたIS思想の完成形とも言える存在、2機の俺の専用機でもあるIS『ファイバード』と『グランバード』の合体した姿でもあるグレートファイバードに俺はなったのだ。

俺は雪子を背中に乗せ、俺は合体した事で単体時よりも早い最大スピードで鈴達が戦っている場所へ向かった。

 

 

俺達が戦場付近になり俺達は最大望遠で確認してみると、福音は俺達が当初から知っている状態よりも変化していたため、俺と同じで第二形態移行(セカンド・シフト)したのだと思った。

同時に白式も同じように第二形態移行(セカンド・シフト)した状態になっていたが、だがしかし、白式はエネルギー配分系列が当初よりも大きくなっていると見え、福音と戦っているのだが、俺や雪子から見ても福音が有利に動ていると素人目でも分かるほどだった。

 

これに関しては織斑が最初から俺や雪子、セシリア達に対して変な行為での訓練協力をしなければ俺達も普通に織斑に対しての訓練協力を行なっていた。

もしもそうなら織斑のIS運用の腕前は今よりも2~3倍ほどになっていただろうし、俺達も今回のような事案の場合、協力して一緒に福音をどうにかしようと思っている。

言い方を変えては悪いが、もう織斑に関しては自業自得でしかないとしか言いようが無いのだ。

 

そして俺達が戦場に来るとセシリア達が上がってきた。

みんな所々装甲が壊れている部分があったが、戦闘行動に関しては大丈夫らしく、シールドエネルギーに関してもかすみから貰ったエネルギー回復で少しは回復したらしく、俺達は仕方が無いが織斑の援護に向かった。

雪子は途中でISが解除されて気絶した箒を確認し、しかも福音の攻撃範囲が大きくなったので、危険と思うと言う事で今いる場所ではなく近くの島に移動させると言って、箒のほうに行った。

 

当初はセシリア達も箒に関しては放置しても言いといったのだが、雪子が『それをしたら同じになる』と言ったので、セシリア達も何も言えなくなり、同時に福音との戦闘が原因で機体状態は万全とはいえないため、雪子に任せることにした。

俺達は福音に向かって行ったのだが、織斑は福音の攻撃を避けていたりしたのだが、エネルギー関係が原因なのか俺が最大望遠で見たときよりも回避は難しくなっており、最後には福音の攻撃が直撃して海に堕ちていった。

そして福音は俺達を確認すると、かかと部分と両腕からエネルギーソードを展開し、攻撃して来た。

 

 

雪子 Sid

 

私は気絶した箒の元にやって来て、少し考えてしまった。

確かにセシリア達が言うように、ここで福音の攻撃や私達の流れ弾が箒に当たった場合、ISを展開すらしていない箒は一撃で死ぬか、生きていても重傷を負う事になるだろう。

 

そして私は最初の戦いで箒が邪魔をしなければ福音を統夜と一緒に何とかできたかもしれない。

だからこそ、ここで箒を殺してしまうことは簡単だし、そう思ってもいいともいえる。

だけど、そんな真似をしてしまっては私はこの外道と同じようになってしまう。

人を傷付ける力を平気で振り回し、その力で人を傷付けても平気な心の人間になってしまうかもしれない。

 

だからこそ私はそうしないと心に決めた。

あの夢のような場所で見た存在のように私はなりたくない。

私がなりたいのはあの場所で出会った女性のような優しい存在になりたいのだ。

 

先ほど織斑が堕ちたのを知ったので、統夜達だけになり、しかも通信を私達の間だけ開けており、福音が両腕と両足部からエネルギーブレードを展開したという姿になったと聞いているので、流石に統夜と私以外のみんなの機体状態を考えると長引かせるのは不利だと思い、私は箒を抱えて戦闘空域から移動した。

 

私は戦闘空域から少し離れた場所にある小さな島に箒を置き、統夜達の所に戻ろうとしたら、箒が束さんから貰った紅椿の待機形態は左手首に巻かれた金と銀の鈴が一対になってついている赤い紐だったのだが、それが『消えていた』のだ。

これに気付いた私は急いで箒の周囲を確認したのだが、紅椿の姿が確認できなかったのだ。

 

何故私がここまで慌てるかと言うと、紅椿は現在世界中の何処も開発が出来ていない『第4世代』であり、しかも使われているのは『展開装甲』であるため、今回のような事態では私が箒から強奪したと考えられても仕方ないのだ。

何しろ例え紅椿が使用できなくても、使われている技術やシステムが欲しいと思う人間は紅椿の存在を知ればどんな手を使ってでも欲しがるのが目に見えており、多分束さんが世界に対してある種の警告でもしない限り何が起こるかわからないのだ。

 

私はもう一度よく調べる為に一旦白銀を解除してもう一度箒の周りを確認しようとしたら、何故か私の左手首に紅椿が存在していた。

これには私も驚いたのだが、だがしかしそれだけではすまなかった。

今度は待機状態の白銀が淡く光りだしたので、何事かと触ったら、左手首に会った紅椿と白銀の光が重なり、『1つの存在』として私の手の中に納まっていた。

 

形は白銀の待機状態である六角形の形をした石のようなペンダントなのだが、その中に一対の金と銀の鈴が描かれている物になっていた。

これには私も驚いたが、私の目の前にウィンドウが展開され、そこにはかすみさんが写っていた。

 

「これってビデオ?でも何で?」

 

『これを見ていると言う事は、箒ちゃんは紅椿を『人殺しの道具』に使用しようとしたと思っていいんだと思う。そして雪ちゃん、ゴメンね。あなたに紅椿の持つ全ての能力と展開装甲の技術を預けてしまう事を』

 

私はその言葉に唖然としたものの、かすみさんの独白とも言えるビデオは回った。

 

『今の箒ちゃんにこの力を渡したらどうなるか、それは私にも分からなかった。ISが上手く動かせなくなっているのは、ISの意思が箒ちゃんの思いを否定したい為だったの。力だけを振るい、そして平気で人を傷付ける事ができる箒ちゃんの思いに』

 

映像の中のかすみさんは悲痛な顔をし、目に涙を浮かべていた。

 

『雪ちゃんなら、ご主人様と一緒に大切にしてくれると思うから、ご主人様が考えていた合体システムを常時使用状態での運用にしておいたよ。そして紅椿に乗れないって事は箒ちゃんが使用できるISは『この世に存在』しないことになったの』

 

この言葉には違和感を覚えたが、私は話を聞き続けた。

 

『今、どういった状態で白銀と紅椿が合体したのは分からないけど、けどそれは雪ちゃんの思いに応えてくれるよ。たから、強く思って欲しいの。そして箒ちゃんのようにならないでね。私がまた調整とか色々してあげるからね』

 

そう言ってビデオは終わった。そして私はISを纏っていた。

見た目は白銀の装甲の上に紅椿の装甲の一部がくっ付いた感じになっているけれど、機能性は上がっており、同時に名前も変わっていた。

 

「白銀・椿。これがあなたの名前なのね」

 

そして通信から聞こえる皆の声で、私は急いで戦闘空域に向かって飛んでいった。

そのスピードは速く、私としても驚いたのだが、同時に何故か『私が思っている以上に動ける感じと、私と良く馴染む』感じがした。

そして戦闘空域に入ると、統夜が何とか福音と近接戦闘をしていたものの、他のみんなは援護に徹していたが、先に戦っていたのが原因なのか機体の不調が原因で上手く動けないような感じになっていた。

 

私はそんな皆を見て、助けたいと思うと機体が金色に輝いた。

そして同時にセシリア達が光の繭のような物に包まれると、機体の損傷が直っていっていた。

私は不思議に思っていると、目の前に単一能力の使用が発動したと書かれていた。

 

「花鳥風月。これがあなたの力なの?」

 

そしてセシリア達が私の前にまでやって来て、私の機体に関して紅椿とくっ付いている感じになっているのでその点を指摘されたのだが、同時に先ほどの包まれた繭の影響なのか破損していた部分が修復され、同時にシールドエネルギーもある程度だが回復したらしい。

 

私はそれを聞いて驚いたが、だがそれ以上に今はやるべき事がある。

私達は話を早めに切り上げ統夜の援護に向かった。

 

 

雪子 Sid

 

 




あと少しで福音戦を終わらせる予定です。
同時に箒は一時退場の扱いにする予定です
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