IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者 作:ナハト・リコリス
ちなみに箒に関してはまだまだ制裁があります。
それとアンケートがありますので、後書きを見てください.
忘れていましたが、お気に入り登録件数が何と『830』にもなっていたので、皆様ありがとうございます
俺は雪子を欠いた状態であったが、福音の攻撃を展開したグレート化によって大剣へと変化したフレイムソードを両腕で持ちながら、胸部の羽根を展開扇状にして攻撃を防ぐ『ラウンドディフェンサー』を前方に展開して福音からの攻撃の一部を防御していた。
また同時に両肩に装備されている『グレートキャノン』を発射し、適度に距離を保ちながら俺は交戦していた。
実際問題セシリア達は先に戦っていた反動で機体事態に影響がでてき、無理をさせることが出来なかったので、セシリア達には援護に徹してもらっていたのだが、ちょっと前に援護でも無理が祟ったのかみんなの機体が不調になり、俺は一人で福音を対処していた。
だがしかし、元々高機動広域殲滅型の機体である福音相手に、グレートファイバードは全距離対応型とはいえ攻撃能力上は単一型であるため、どうしても距離が開けば不利になりやすい。
しかも福音は両腕と両足からエネルギーブレードを常時展開している為攻撃がし難いのだ。
何しろ両腕と両足のブレードの長さは振り易いくらいの長さであるうえに、両手足の稼動できる範囲も合わさって、攻撃の範囲は大きいのだ。
逆に今のグレートファイバードのメイン武器は大剣になったので全て大振りになるため、福音の振り回し易い長さであると同時に、手数や振りやすさもある武器相手には無理があり過ぎるのだ。
当初はセシリア達が援護してくれて何とかなっていたのだが、現状は援護が無いので難しいのだ。
本来なら合体を解除してファイバードとグランバードの2機を併用して攻撃すればいいかもしれないのだが、この戦闘に関してはIS学園やラウラが福音を探す為に使用したドイツの監視衛星、悪ければGTが保有する監視衛星にでも俺が2機のISを保持している事がばれたら後々面倒毎が降りかかってくるのは目に見えている。
また同時にグレートファイバードの性能の高さがあって今の福音と何とか戦えているが、2機の併用では無理とも言える可能性が高い為、俺は合体を解除しての交戦よりも、今の現状でセシリア達の機体の調子が少し戻るのと、雪子がバカを置いて来て戦線に入るまで如何こうしようと思っていた。
それと同時にさっきから福音を見ていると『変な物』が見えているからだ。
実は先程から福音と戦闘していたのだが、福音の身体に『黒い鎖のような物』が見えているからなのだ。
ちなみにセシリア達にこの鎖の事を聞いたのだが、そのような物は見えていないらしいので、どうやら俺だけしか見えていない『正体不明の不思議存在』なのだ。
また近接戦闘で福音自身の『声』の様なものも聞こえていたのもあり、俺はどうしようかと思っていたのだ。
『私が護る。絶対に』
『一緒に空を飛び続けていたい。この空を』
操縦者を護ろうとしている気持ちと、操縦者と一緒にこの空を飛びたいと言う思いが伝わってきているのだが、その際の思いに反してまるで『何かから逃げようとする』様な感じにも聞こえていた。
それだけでなく福音自身この二つしか繰り返さないような状態なので、俺は福音の暴走は人為的に起こされたものだと思ってきた。
そして今回の事件を起こしたのは現状戦いながら俺が考えた中で一番なのは『GT』なのではないかと思ってきた。
実を言うとかすみの線もあるのだが、かすみの場合『このような事』をして得られる『メリット』が無いのだ。
確かに妹である箒に渡した紅椿の『第4世代の性能の高さ』を世界に知らしめる事ができるのであるが、俺が紅椿の動いている時に見たときに感じた『違和感』があるため、かすみがこんな事をしたとしても意味が無いような気がするのだ。
その結果がここに来る前に篠ノ之のISが解除させられていたので、俺の持っている違和感は正解だったのかもしれない。
だがしかし、今回の事件に関して『GT』が関わっていると思うのも早計だと思った。
何しろ可能性は他にも多数あるため、一番高い可能性とはいえ今の現状では可能性の一角としておいておいた。
俺は福音と戦い、そう思いながら戦っていた。
だがしかし、一対一での戦いもそろそろ俺のほうがやばくなって来ていた。
エネルギーは残り50を切っており、攻撃の苛烈さに流石の俺もやばくなって来ていた。
そう思っていたら、紅い装甲をした片刃の大剣のような物が福音に突っ込んで俺との距離を離し、同時に俺の周りを薄い膜のような物が包み込み、福音との戦闘で傷ついた装甲とシールドエネルギーが半分値まで回復していた。
流石のこれには俺も驚いたが、膜が消えて俺の前に来た人のおかげで俺は理解した。
「雪子。これが、今のお前の力なんだな」
「ええ、白銀・椿。これは統夜とかすみさんの思いと願いを受けて出来た力よ。そして私が大切に思う人を護るための」
雪子がそう言うとセシリア達も俺達と合流し、俺はみんなの顔を見て頷いた。
「行こう、みんな!!」
『『『『『ええ(うん)(ああ)!!』』』』』
俺達はそう言って吹き飛んだ福音を追いかけて行った。
そして福音との戦いは最終決戦へと移行した。
この中で機動力が一番高い雪子が両手にシャイニングカリバーとシャインアームズを展開して二刀流で相手の攻撃を捌きつつ、ラウラが遠距離から援護射撃をし、シャルロットとセシリアの二人が高速で移動しながら銃撃を浴びせ、そこに鈴が拡散衝撃砲で援護しつつ、俺がフレイムソードで福音を切り裂いて大ダメージを与えていっていた。
仲間がいる事で福音の攻撃対象を減らしつつ、俺達は今自分達が引き出せる専用ISの能力を十二分に発揮し、福音を追い詰めていった。
流石の福音も数の暴力には敵わず、同時に一番攻撃力の高い俺と、機動力の高い雪子を優先して倒そうと狙っていたが、セシリア達の援護でそれが出来ず、段々とダメージを蓄積させていった。
そして俺はその中でも福音に巻き付いている『黒い鎖』が段々と濃く、それでいて太くなっているのが見えていた。
俺はそれが何を意味するのかは分からないのだが、頭の中で『これ以上は危険だと』警鐘を鳴らしていた。
何故だかは俺にも分からない。だがしかし、俺は自分の頭にある警鐘を信じ、あの鎖を断ち切ろうと思った。
俺がそう思ってフレイムソードに力を入れると、フレイムソードの刀身が薄くであるが赤く灯っていた。
もう一度見直した時には消えていたが、俺の頭の中に『あるビジョン』が見えた。
俺はそれを見て何故だか分からないがやり方が分かった。
何故知っているのか、何故解るのか、答えなど最初から無いのだが、俺は何故かそれを理解し、そして福音を助けるのに必要なのだと理解できたのだ。
俺は雪子達に援護を頼みつつ、俺はそのための準備をした。
「フレイムソード、チャージアップ!!」
フレイムソードを真っ直ぐ上にあげ、俺の背後から不死鳥の形をしたエネルギーが舞い上がり、鳥の声のようなものが戦場に響いた。
雪子達も一瞬俺のほうを見たが、福音は俺のほうを見て固まっていた。
俺は福音に向けフレイムソードを振るうと、フレイムソードから一筋の薄い太陽のような色の光が出て行き、その光が福音に当たると福音の動きを止め、福音を囲うような円形の結界になった。
俺は動けない福音に向けて行き、そして福音の近くで福音のいる位置よりも高く飛び、そしてそのまま福音を切り裂いた。
福音は少しの間だけそのままであったが、俺の耳に『パキンッ!』と何かが砕ける音が聞こえ、福音はエネルギーが切れたのかISが解除され、操縦者は雪子が海に堕ちる寸前で救助した。
俺はそれを確認してフレイムソードを消し、その場で一息ついた。そのさい、チャージアップの時に聞こえた鳥の声が何処からか聞こえていた。
その後俺達は海に堕ちて気絶して漂流していた織斑を救助した後、面倒では遭ったのだが篠ノ之を回収し、先生達がいる旅館へと帰って行った。
ちなみに織斑も篠ノ之も誰も触りたくないと言う事で、仕方が無いのでシャルロットのサーベラスのWユニットを解除し、通常で使用できるマシンガンポットのワイヤーを使って二人の身体をそれなりに縛り、移動する事になったが。
帰ってきた俺達を待っていたのは織斑先生の説教で、この時には気絶から回復した織斑と篠ノ之だったが、篠ノ之は自身の専用機である『紅椿』が消えていたので大騒ぎし、そしてその際の話し合いで篠ノ之を移動させた雪子に掴みかかって来たが、そこに篠ノ之の姉であるかすみ(ここでは束としてだが)がやって来た。
「何処探したってもう紅椿は『この世に』無いよ、箒ちゃん」
「どういう意味ですか、それは!?あなたは私に比類なき力を渡したのではないんですか!!それにもうこの世に無いとは、どういう事ですか!!!」
自分の姉相手に、狂気とも言える眼と声を上げ、篠ノ之はかすみを見た。
俺も篠ノ之に福音で見えていた黒い鎖が見えていたのだが、篠ノ之は姿が見えないほど太く、それでいて禍々しい文様が存在した。
流石の俺も気持ち悪いと思って、見えないようにしたが、消えたのはかすみの話が終わった後だったが。
「何か勘違いしてない、箒ちゃん?確かに箒ちゃんには第4世代のISを渡したけど、第4世代=世界最強じゃないんだよ?それにこの世にもう『紅椿』が無いのは、箒ちゃん自身が原因なんだよねぇ」
「何ですって?どういう意味ですか、それは」
困惑はしていたものの、思い切り姉に対して睨みつけていた篠ノ之だったが、かすみはそれをのほほんとして見ていたが、同時にとても悲しそうな眼に俺は見えた。
「そのままの意味だよ。実は紅椿には最初から特別な特殊処置がしてあったの。箒ちゃんが『ある行為』をした後、自動的に結構時間が掛かるんだけど、紅椿に使用していた技術に装甲、更にはISコアごと『この世』から無くなるようしてたんだよ」
流石にこれを聞いた俺と雪子以外の全員が唖然としており、それを聞いた篠ノ之は姉に向かって食ってかかって行った。
物凄い剣幕で自分の姉を殺そうかという勢いで突っ込んで行ったが、かすみはそれを回避し、自身の持っているISの装備であろうワイヤーと対象を固定する物が出てき、もう一度襲い掛かろうとしていた篠ノ之を拘束した。
「それが原因だよ、箒ちゃん。『平気で人を殺そうとする思いの行為』、それが紅椿をこの世から無くす為の起動スイッチ。まぁ最初のなのか後のが原因なのか知らないけど、箒ちゃんがこの場所にいる『誰かを殺そうと思って攻撃した』って事で、紅椿に『念のため』にいれていた起動スイッチを始動させちゃったんだよ」
流石にかすみから言われた紅椿の崩壊スイッチの要因を聞いてみんな唖然としたが、俺と雪子、セシリア達以外はすぐに顔を戻したが、織斑先生と織斑の二人は唖然としており、山田先生は処理がついていけないみたいな感じになっていた。
「ついでに言うとだけど、箒ちゃんはもう『世界中にあるISに乗れない』んだよねぇ」
「な、ど、どう言う事だ、姉さん!」
「そのままの意味だよ。紅椿のスイッチが起動した瞬間から、今世界中に存在している全てのISコアに箒ちゃんのパーソナルデータが送られて、そして箒ちゃんがISに乗り込んでも『絶対に起動できない』っていう風にしたんだよ?だからね箒ちゃん、これ以上IS学園にいても箒ちゃんの場合『何にも意味が無い』よ?」
そう言うと篠ノ之は眼を見開いて姉であるかすみに殺すかの勢いで向かおうとしたが、拘束されているためその場から動けず、そしてかすみは簡単に話をしてこの場から去って行った。
そして俺達はその場で去って行こうとする自分の姉に向かって呪詛のような声を上げている篠ノ之を見ていたのだが、突如拘束物から篠ノ之に対して電流が走り、篠ノ之はその場で気絶した。
俺達はそれを見て自業自得だと思いながら見ていたが、織斑姉弟は篠ノ之を素早く保健室に連れて行ったが、山田先生はオロオロとしていた。
ちなみに山田先生にも黒い鎖が見えていたので、俺は軽いパニック状態の先生に対してチョップを入れると鎖の一部が壊れ、大半の物もヒビが入っていた。
山田先生は頭を痛そうにしていたが何とかパニック状態から回復し、俺達は山田先生の指示で解散となった。
その後夕食で他のみんなから何があったのかと聞かれたが、『機密事項』と言う事で事件の事は語らず、食事の前に簪と俺達は会い、簪に今回の作戦を考えてくれた事に礼を言った。
簪も顔を赤くしていたが、俺達は福音との戦いが無かったかのような状態で残り少ない臨海学校の時間を楽しむ事にした。
グレートファイバードのした拘束ですが、原作ではないのでこの作品オリジナルになります。
さてアンケートですが、2つあります。
締め切りは今月の14日の深夜0時、つまり15日になった瞬間終わりにします。
一つは最近色々と考えてしまっている小説ネタを投稿しようかなと思ったのですが、どっちにしようかと迷っているので、アンケートの投票で出そうと思います。
一応超不定期更新になりますが、それでもいいならお願いします。
もう一つですが、こちらはこの話ででている山田先生です。
実は最近『山田先生をどうしようかな?』と言う風に思ってきてしまっているんです。
当初は春樹の女にしようと思っていたのですが、最近色々と考えてしまって迷っています。
ですのでアンケートで山田先生の今後を考えようと思います。