※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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心滅獣身オウガさんの《IS《インフィニット・ストラトス》―白き翼の戦士と勇気ある者― 》とコラボしたのでバイオネットからのお客が入っています。

それとGTに関してもとんでもなくなってきましたが、このままで話を進めようと思います。
ちゃんと心滅獣身オウガさんからも許可を貰って出しています



第43.5話 GTの真実とバイオネットからの客

GT・???方面

 

 

「あ、ああ、ああ・・・」

 

「まったく、人の『造った身体の一つ』を壊したのだから、これでも抑えているのだよ?私も君の上司でもある沙華堂牙儖とはこれからも友好的存在でいたいのでね。まぁ一応私と牙儖に迷惑がかからない程度にお仕置きはさせてもらったよ」

 

「はぁ、貴方もバカですねぇ。貴方程度の実力者がドライアス様に勝てるわけないでしょうに。確かに『人間』という存在としてはそこまでしているので強いと言えますが、所詮その程度ですよ。元々の祖体が『人外である私達』にはどうでもいい事だわ」

 

その一室は現状は物凄く異質と言えた。

 

何しろ同じ顔をした人間が2人?存在するのだが、そのうちの一人は誰がどう見ても死んでいる状態で存在し、もう一人の同じ顔の存在は平気で立っており、しかも死んだ死体のような存在とは思えない状態になっているのだが、着ている服装を見た感じ、この不思議な2人はGTで『教主』と呼ばれていた人間である。

 

もう一人はGTで『博士』と言われた人間なのだが、この場に死体と血の匂い充満して存在していると言うのに平気な顔をして存在しており、それどころかボロボロになっている存在をどうでも良いという風な感じで見ていた。

 

そしてボロボロの状態で地面に蹲っている存在は、人間?とはいえなかった。

何しろ見た目は人間のような感じなのだが、身体の各所に24個の黄色い球体のようなものが存在し、更に触手のような物が6本ほど存在し、その触手の先端部は槍のように尖っており、そのうちの一つは血がべっとりと付いていた。

 

「な、なぜ・・・」

 

「『エルデ・ミッテ』、確かに君はバイオネットから来て貰った人間だが、今後私と彼女の命令が聞けないのなら遺体にして牙儖に返すぞ?とは言っても、私と彼女に対しては反旗は翻せないように毒を打たせてもらったから、今後は自分の仕事さえしていればいいと言えるがね」

 

地面で蹲っているボロボロの存在『エルデ・ミッテ』は、ボロボロの体を何とか顔を上げて教主の顔を見ていた。

だがしかし、彼女は自分が持っている力を解放して『教主を殺した』はずだったのだ。

なのに、教主は未だに自分の前に立っているのに驚いていた。

 

 

 

数分前、自分はバイオネットの総帥である牙儖様の命によって、協力を結ぶ事になった『GT』という組織の教主と博士、そして自分を入れた3人だけの部屋でいたのだが、自分はこのGTを乗っ取り、そしてこの世界に存在する牙儖様のイミテーションでもある『不動統夜』を殺すため、この世界の裏の部分を支配しているといえるこのGTの制圧を考え、そしてその最高責任者でもある『教主』をデス・ロード化して殺したのだ。

 

だがしかし、最高責任者である教主を殺したと言うに、博士と言われた存在も一緒にこの場にいたのだが、自分の目の前で人一人、しかも教主が死んだというのに彼女は『顔色一つ変えなかった』事に違和感を覚えたのだが、その後博士も殺そうとしたのだが、

その瞬間思い切り壁にぶつけられたのだ。

 

その後何度もデス・ロードとなっている自分の能力で対処しようとしたのだが、その度に身体が急に燃え上がったり、凍らされたり、強力な電撃を浴びせられたりしながらこの部屋の壁に叩きつけられた。

 

デス・ロードになっているとはいえ、しかもデス・ロードとしての能力を使用する事も不可能といえ、さらに度重なるダメージで身体を動かす事も出来ないような状況にされた後、『何か』が自分の中に入ってくる感じがし、そして『声』がした方にボロボロの身体を動かして見た時、そこには自分がついさっき殺したはずの教主がいたのだ。

 

 

 

立っている教主は笑みを浮かべた後、ゆっくりと私の前に歩いて来た。

そしてゆっくりと私の前に歩いている間に教主の身体が変化していき、私の近くに来たとき完全に変化が終わり、そこには私とは違う異形の姿になった存在がたっており、更に私の身体を『その異形の手にも触れられていないのに、浮かばせた』。

私は触手を動かして攻撃しようとしたが、それすらも出来なかった。

 

「我が名は《大暗黒邪神ドライアス》。お前程度の存在ではこの姿の我に対してどうする事もできん」

 

「・・・ド、ドラ・・イ・・アス・・・」

 

「そうだ。我に逆らうとこうなると言う事がそれなりにわかっただろ?それに、我が最大の理解者であり友でもある『カミューラ』を殺そうとは。牙儖の仲間で無ければ即座に殺していたのだがな」

 

「ふふふ、ドライアス様もお優しいですね。それにドライアス様が死ぬのがありえませんからね」

 

博士と言われた『カミューラ』は人の死体があって血の匂いが充満する部屋でありながら、平気に紅茶を飲みながら過ごしていた。

 

ゆっくりとボロボロになって浮かされているエルデの前にまでやってくると、この場に絶対に合わないといえる行為をした。

何しろ彼女は着ている服のドレスの端を少し持って上げ、まるで社交界で女性が挨拶をしているような行為をした後、ボロボロの彼女に対して笑みを浮かべたのだ。

 

「私の名前はカミューラ・ドラゴ・エディーア。この身体、月城すずかの身体を使っている少々特殊なんですが、存在を喰らう吸血鬼です。まぁ吸血鬼と言っても私は戦闘能力は皆無なのですが、この身体の本当の持ち主も同じでしたのでいいでしょう。それとこの身体の持ち主はドライアス様が使用している人形でもあるのは、この身体の友人でもあった東堂雫の存在と身体を奪っています。そして私達に取って一番の幸運だと言えるのは、私達が利用している身体の元々の存在達は『転生者』であったと言う事です」

 

それを聞いたエルデはボロボロの状態ではあるものの、驚愕の顔に染まった。

まさかイミテーションである『不動統夜』以外に転生者がいるとは思わなかったからだ。

 

「とは言っても、ドライアス様のは別の世界でいるとされている『人形師の能力』で、ドライアス様の現在使用なされている身体を作るのが限度ですが、私はこの世界で必要なISコアも、そしてそれ以外の存在も造る事ができるんです。まぁ有機物関係を除いた無機物関係限定なのですが、結構重宝していますよ。それに私は吸血鬼としての能力で『壊れたものを元に戻す』というものを持って、これは有機物も無機物も、壊れても元に戻せるというものなんですよ」

 

「・・そ、それなら・・・何故?」

 

そう、このカミューラの言う事が事実であるならば、デス・ロードとなっている自分を圧倒できるドライアス、戦闘能力は皆無だといったが、ある意味とんでもない二つの能力を持っているカミューラの二人がいれば、自分達バイオネットと協力関係になるというのは不可解であり、どう考えても意味が無いといえる行為をしているからだ。

 

「決まっている。我の完全なる復活のためだ。我が身体は未だに8割ほどしか回復していない。500年という年月と、白騎士事件後のこの世界に蔓延った男共の恨みの篭ったマイナスエネルギーを得たが、それでもまだ完全ではない。故に牙儖のいる世界と協力し、そして全ての世界を我がものにするためだ。今は牙儖と同等の存在でしかない我だが、完全体となった時には牙儖といえどそこ等にいる雑魚同然なのだ」

 

ドライアスの言葉に何も言えないエルデであったが、その可能性は高いといえた。

自分はバイオネットでもドクターウエストの部下であるが、それでも幹部に近い位置に存在している。

しかもデス・ロードとなっている自分が奇襲されたとはいえ、その後も能力すら使えないでここまでボロボロにされたのだ。

 

牙儖様と今は同等の存在であるドライアスが、完全体になれば牙儖様を超えるというのは危険極まりないのだが、毒を注入され、この二人に対して反旗を翻せなくなった今では牙儖様に報告する事すらできない。

牙儖様とのリンクに関しても毒の影響と世界観の影響なのか、途切れ途切れでしか報告が出来なくなっていた。

 

そしてドライアスの肉体が消えると、私にかかっていた拘束も解かれたのだが、同時にまた人間の姿をしたドライアスが現れた。

 

「やはり人間の身体は脆いな。人形とはいえそれなりの品物なのだがな」

 

「仕方ありません。ドライアス様のお力は私が知る限りでも上位に匹敵するほどのもの。『ただの人間程度』の器ではどうにもなりませんわ」

 

カミューラはボロボロの私を回復することなく部屋の中心部まで歩いて行き、そして慣れた手つきで紅茶をいれ、ドライアスの前に最初の攻撃で私が壊したカップとは違う別のカップを出して紅茶を注いでいた。

ドライアスは注がれた紅茶を優雅に飲んでいった。

 

「では、当てはあるのか?私の身体に適合できる存在がいるとは思わないのだがな」

 

女性の身体でありながら、一枚の絵にもなるような優雅な姿で紅茶を飲んでいたドライアスは、まるで当然という風な感じで動いているカミューラと話をしていた。

ボロボロにした私と、ボロボロになって私の前に灰の山のような感じになっている人形の残りカスには目もくれないで、だ。

 

「はい。織斑千冬の弟で、あのダメでクズの春樹の身体ですわ。あの男も調べたところ、今の身体同様に転生者の可能性も高いですし、それ以前に今のあの存在の身体は自分の物を獲られないと言う事による負のエネルギーの塊で、ドライアス様にとって一番の適合者だと思われますわ。同時に私は紅桜を纏って『本当に壊れる事が確定している篠ノ之箒の身体』を得られれば、この世界の全てを私はドライアス様に捧げられる事は間違いありません」

 

「ほう。そうなのか?」

 

「はい。助け出した篠ノ之箒は現在紅桜の適合の真っ最中。調べたら子供を妊娠したらしいですが、その子供も体外に出ていますし、おまけに精神面も大分壊れている彼女に『織斑春樹に会わせる為の手段』と言ったら簡単に乗ってくれ、しかも予想道理にしっかり紅桜と適合しています。ほんと彼女は簡単に『私の思い道理に進んでいますわ』。その身体も、秘めている自己中心的な思いも、最終的にはこの『脆弱な吸血鬼をドライアス様を護るべき最高の存在』に昇華させる『生贄』だとも知らずに」

 

カミューラはまるで子供のように笑みを浮かべていた。

彼女が言った『紅桜』はISである事は確実だと思うのだが、それ以外の意味が分からないでいた。

 

だがしかし、もしも彼女が言っている事が事実であるならば、バイオネットはとんでもない存在とコンタクトを取ってしまったのかもしれないと、恐怖してしまった。

 

だがしかし、今の自分はこの二人には逆らえないが、牙儖様のイミテーションである『不動統夜』に対してどのような事をしようとしても何も言われていない。

だからこそ、私は牙儖様を護る為、そしてイミテーションの存在を殺す為に私は二人に絶対の忠誠を誓った。

 

 

 

その後私は他のGTの幹部やメンバーに会ったのだが、二人からは『何をしても構わない』と事前に言われていたので、私は自分の部下になった存在にバイオネットで自分がしていた改造を施した。

 

しかも私に与えられた場所は私のする事ができるように防音・防臭はしっかりとされていて、こちらが何をしているのかが向こうには分からないようにされていたので、私は部下になった人間の内10名をゾアティックウェポン化施術を施し、更には新型ISを3機ほど作成しておいた。

 

これは近々IS学園に向けて放つタイプらしいので、私としては好都合だと思った。

とは言ってもこれはイミテーションとその周りの存在の力量を知るためだけの偵察・調査型なので、そこまでむきになる気は無い。

 

そう、このIS『ケルベリオン』はそのためだけに調整したゾアティックウェポンを乗せたのだから。

 

まぁこの三機にやられるのは相当な雑魚だけであろうが、それでも構わない。

元々調査を対象とした機体でしかない以上、どうでもいいのだし、ドライアス達からも許可は貰っている。

 

 




GTの方面があれですが、結構未来でのフラグをたっぷりと出しました。

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