※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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今回はフジパンホンジコミさんと、現在コラボ中の心滅獣身オウガさんの《IS《インフィニット・ストラトス》―白き翼の戦士と勇気ある者― 》で、心滅獣身オウガさんとの話し合いで決まっている武器の修繕です。

同時に向こうの世界で起きた事件が原因で少し統夜の心境に変化があります


第44話 新たな武器の修繕。そして統夜にでた闇

これは俺が運が悪くGGGがある世界に転移した後、玄武さんのところで行なう『クラス対抗戦』まで俺達がしていた事である。

 

 

 

統夜 Sid

 

俺はGGGのある世界に行った時に取得した『ある一振りの剣』を持ち、事前に連絡を入れて玄武さんの所に来ていた。

とは言っても、俺が持ってきた剣は思い切り言って『危険な品物』なので、玄武さんと玄武さんの弟子である4人しかいない特殊な部屋である。

 

一応玄武さんの奥さんであるさとりさんや幻想郷方面の人々にも事前にこの剣の修繕をすると説明しているので怒られなかった。

と言うのも、この剣の修理には玄武さんが持っているオリハルコンと、玄武さんの持っている血液が大量に必要な可能性があったためだ。

 

 

俺はその部屋で持ってきていた剣をみんなの前に出した。

そこにはIS用の巨大な大剣が存在していたのだが、少しなのだがヒビがいっていたのだ。

 

しかも剣としては綺麗な感じの剣で、少しとはいえヒビが在るのだが、この剣を見た全員が見惚れるほどの品物だった。

 

「・・・これか」

 

「はい。俺があの世界で『得た?』と言えるのですかね、一応は?剣の銘はこの剣を得た時に聞こえた声が言うなら『超重弾劾剣』と銘になります」

 

「・・・知らない剣なのか?結構自信がなさげだが?」

 

「はい。名前の感じから言って雪子の『蒼天』と『紅』に使用したユニットに使用した元ネタの『超重神グラヴィオン』に出た剣なのでしょうが、この剣に関しては俺は全然知らないんですよ。一応別作品でこの作品のキャラが出ていた『ダンクーガノヴァ』の『断空弾劾剣』なら知ってるんですけどね」

 

「・・・なるほど、それでか。だがしかし、それだけではないだろう?」

 

「はい。これに使用されている金属はオリハルコンらしいんですが、結構特殊なオリハルコンらしいんですよ。しかも性能に関しては俺も結構良いのか悪いのか判らないんですが、玄武さんがくれたオリハルコンよりも何倍も危険なオリハルコンと言えますよ、この剣に使用している金属は」

 

それを聞いた全員が驚いていたが、それもそうだろう。

何しろ玄武さんが持っているオリハルコンはある意味特殊なものだが、それよりも危険と言われたので仕方ないと思った。

そして俺はこの剣を得るさいに聞いた《謎の声》が言ったこの金属の特徴を言った。

 

俺がこの断空弾劾剣に使用されている金属《アルカナ・オリハルコン(神秘鋼)》の特製を玄武さん達に報告したら、全員が開いた口が閉じないくらいのものになっていた。

 

これには俺も納得していた。何しろ初めてあの世界でこの剣を持って振るい、この剣の持っている恐ろしさも、同時に凄さと素晴らしさも知っているため、こうなっても仕方ないのだ。

 

 

俺にとっては《こんな剣を使用する資格があるのか?》と言える程の品物であるが

 

 

その後修繕には玄武さんから貰ったオリハルコン同様に血液が必要だと言う事で、玄武さんの血を貰って修繕した。

実際は俺の持っている血を使用して玄武さんから貰ったオリハルコンを入れるのとは別にしようと思っていたのだが、この剣の修繕に必要な血液は全部玄武さんが自分の血を使うと言ったのだ。

 

俺としては事前にさとりさんや幻想郷の方面の人達には、超重弾劾剣の修繕にオリハルコンと玄武さんの血液を使う事を言っていたが、まさかそこまで俺も玄武さんがそこまでしてくれるとは思わなかった。

 

その後超重弾劾剣の修繕の為に血液を大量に失った玄武さん監修の元、俺と玄武さんの弟子の4人と一緒に弾劾剣を修繕していった。

 

 

その後弾劾剣が直ったのは良いのだが、とんでもない事態になってしまった。

 

何と俺が持って振るおうと思ったら、何と滅茶苦茶重くて振り上げるどころか、持ち上げる事すらできなかったのだ。

 

だがしかし、逆に玄武さんの弟子の4人は大剣である超重弾劾剣を片手でブンブン振り回せるほどだったのだ。

しかも玄武さんに至っては余りにも軽いのか、親指と人差し指の2本の指だけで剣を持って振るっていた。

 

 

だがしかし、俺は自分だけそんな状態なので不思議に思いつつ、もう一度弾劾剣を持とうとしたのだが、全然持つことが出来ず、逆に俺は剣を掴めないで床に刺さってしまった程であった。

 

 

 

これを見ていた玄武さんは超重弾劾剣をこの場所に安置する事にし、そして俺と2人きりで話し合いとなった。

 

 

「今のお前があの剣を使えない理由なんだが、俺には検討がついている」

 

「・・・・・・今の俺が超重弾劾剣を使用できない理由ですか・・・」

 

「そうだ。お前があの剣を持って振るう事も出来ないのは多分お前の心が原因だろう」

 

「・・・・・・俺の、心が、・・・原因」

 

「あぁ。お前があの世界に行ったさいに経験した何かが原因で、お前は精神的なダメージを受けた。それがお前の心に多大な影響を与え、そしてあの復活した弾劾剣は持つ者の心次第で羽毛のように軽くも、そしてお前が持ったように超重量の品物にもなるんだろう。俺やあいつ等の持っている信念や意思が原因で軽かったんだろうが、今のお前の精神的なトラウマのようなものが原因で重く感じたんだろう」

 

俺はそれを言われて、心当たりがあった。

 

俺があの世界に転移した初日、俺はボルフォックのISを使用する『犬神霧也(いぬがみきりや)』の持っている技『六道輪廻(りくどうりんね)』をいきなり喰らい、俺はそこで無限地獄で痛みつけられている『母さん』の姿を見てしまった。

俺が持っている『堕淫の書』と、そして俺が今までしてきたことが原因で、罰を受けていると言われた。

 

俺はその点を言えなかったので口を開けなかった。

 

「・・・その様子だと、あの世界でとんでもない何かあったんだな」

 

「・・・・・・はい。玄武さんの・・・言う通りです。俺もあんな世界に行かなければよかったのかも知れません。だけど同時に、俺はあの世界に行かなければ、俺は『一生自分がしたことが原因で起きた事を知らなかった』のかも知れません」

 

俺も玄武さんに転生者である事は言っている。

だがしかし、それも原因なのかもしれないが、俺としても同時に覚えていなければいけないのかもしれない。

 

 

俺は自分の手を見た。

 

俺の手は穢れているのかもしれないと思った。

転生者として、そして俺が転生の特典として貰った『堕淫の書』が原因で、俺の母親は白騎士事件で死んだのに、未だに俺が原因で死んだ後も転生して新たに命を受けているどころか、いる場所は『無限地獄』なのだ。

 

俺でも無限地獄がどんな所なの知っている。

母さんがあの事件で死んだ後に親父関係で仏教やキリスト教関係の事案が多く、少しその点を知ってしまった。

だからこそ、死んだ母さんがどんな場所にいるのか分かるのだ。

 

 

無限地獄

 

死んだ人間が行き着く場所である霊界において、地獄の閻魔大王と謁見し、そこで犯罪者が行く場所でも一番酷い場所なのだ。

 

殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語(うそ)、邪見(仏教の教えとは相容れない考えを説き、また実践する)、犯持戒人(尼僧・童女などへの強姦)、父母・阿羅漢(聖者)殺害と言った仏教で最低な行いとされている行為を平気でした者が行き着く先なのだ。

 

 

だがしかし、実際は俺の母さんはそんな真似はしてはいない。したのは俺なのだから。

 

堕淫の書を使って俺はそれだけの事をしたのだ。

その結果今を生きている俺ではなく、死んだ母さんが罰として永遠の苦しみを味わっている。

俺としては最悪でしかない。

 

俺は母さんに関しては何の親孝行すら出来ず、そのうえ死んだ後にすら母さんに永遠の責め苦を浴びせている張本人だ。

そんな俺が、人として正しい事をしているとは言えなかったのだ。

 

 

俺のそんな姿を見て、玄武さんに肩を叩かれるまで、俺は玄武さんが動いた事すら気付かなかった。

 

「今のお前ではあの剣は使えまい。この世界で俺が厳重に安置しておくから、お前は、ゆっくり休め」

 

「で、ですが・・・」

 

「お前があの世界で何を受けたのか、それは聞かん。だがな、お前が自分のライバルだと宣言した一夏に対して、そんな顔を見せるな。今のお前では一夏に負けるぞ?それこそ、お前の世界にいる悪党にもだ」

 

俺は玄武さんが言った言葉に何も言えず、沈黙するしかなかった。

 

「そして、お前がそんな調子だと最悪の場合、お前と一緒の時間を生きている大切な人達が、命を失うかもしれない。それでもいいのか、お前は?」

 

俺はそれを言われてハッとした。

あの世界であってしまった死んだ母さんの事ばかり最近考えていたが、今を一緒に生きている皆のことを考えていなかったのだ。

 

「過去を振り返るのも大切だ。だがしかし、今お前と一緒に生き、そしてお前と同じ時を過ごそうと思っている人達のことを忘れるな。お前の思っている対象は、お前にとってとても大切な存在なんだろう。だからこそ、お前はそいつ等と一緒に生きろ」

 

「皆と一緒に・・・生きる」

 

「そうだ。俺もさとりと一緒にこれからもずっといたい。一夏も刀奈ちゃんや簪ちゃんと一緒にいたい。みんな大切な人がいるからこそ頑張れる。どんな困難も、どんなにつらい事も、仲間や大切な人がいるからこそ、俺達はどんな事があっても『前に向かって』頑張れる。統夜。お前もどんな事があっても『前に向かって行け』。今のままだとお前のライバルである一夏はお前よりも何倍も先の『前』に向かって行くぞ?」

 

俺は玄武さんの話を聞き、そして俺は前に向かう事にした。

とはいっても、実際はそんなに簡単に割り切れるものではない。

 

だがしかし、もしも今の俺を見たら母さんは何て言うだろうと思った。

そう思うと、母さんは今の俺を見たら、俺に対して『叱咤』すると思った。

 

そう思うと俺は少しは気が晴れた。

 

まぁ堕淫の書の使用は今後はしようしないでおこうと思いつつ、セシリアやシャル、簪の好意も気付いているが、俺の心の悩みが本当に解消されるまで、待ってもらおうと思った。

 

その後俺は日を改めて玄武さん達の監修の元、俺の持っている能力をちゃんと扱えるようになろうと特訓を開始した。

 

だがそれでも、俺にとって正式にこの悩みから開放された時、本当の意味で俺はあの『超重弾劾剣』を使えるだろう。

俺は今はそれでもいいと思った。

 

 

 




フジパンホンジコミさんに一度提出し、そして『OK』サインが出たので出しました。

やはり他人のキャラを上手く性格や性情を変えないで書くのは難しいです。
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