IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者 作:ナハト・リコリス
次からは戦闘なのですが・・・
そしてIS学園の学園祭当日になった。
この日になるまで結構色々とあった。
と言うかだ、その問題の大部分は織斑が原因である。
何しろクラスの出し物である『メイド喫茶店』に出てもらうと言う事なのだが、裏方はしたくないみたいな感じだったのだが、『したくないなら出て行っていいよ』と言う、女子生徒に発言が原因で、織斑は出て行き、クラスの出し物に協力しない事になった。
同時に神城も出て行ったが、これに関しては仕方が無いと思ってしまった。
ちなみに発言した女子生徒は神城の元友人で、神城が変わってしまった事に色々と後悔していた面もあり、おまけに織斑と関わった時に辞めさせればよかったと思っていた子で、物凄く反省していたのだ。
織斑先生も確認の為に俺達の様子を見に来たのだが、自分の弟が教室にいない事に気付いたのでどうなっているのか聞いたので、俺は『本人がクラス一丸となってやる出し物に協力する気が無いらしく、出て行きました』と言うと、相変わらず俺を『ムシケラ扱いした』目で見ていたが、俺からすればこの人が何をしていたのかも知っていたので、どうでもよかった。
その後織斑先生は少し用件を言って消えたのだが、クラスの皆は織斑先生に持っていた思いは、もう無いと言っていいほどであった。
ラウラに関しても織斑先生が自身の教官であった時の尊敬は完全に消えており、前に聞いた時には『何故あんな人を理想にしたのだろうか?』と言ったほどであったので、クラスの皆が驚いたほどである。
何しろ織斑先生が総理官邸に行っていたという話が持ち上がり、おまけに内容は『篠ノ之のIS学園への復学』と言うものなので、IS学園にいる全生徒が持っていた『織斑千冬と言う世界最強のブリュンヒルデ』と言う彼女達にとって神の如く素晴らしい存在であるとした称号も名誉も、篠ノ之箒と言う存在を助けようとしていたと言う話が出た時点で、皆が持っていた『織斑千冬への理想像』が消えていってしまったのだ。
この話に関しては全てのIS関係の国家・会社・研究所に連絡が言っていた話で、日本政府から『織斑千冬にISでの支援を禁止する』と言う事案が出されており、もしも協力したところがあった場合、協力した存在は『国家の名の下に潰す』と言う書類が送られてきており、おまけにこの話もその手の会社から出た話で、皆が俺に確認を取って『知っていた?』と聞いたほどである。
まぁ一応女尊男卑思考でも一部が動き出していると言う噂もあるのだが、大半の人間は篠ノ之箒の事案を知っているために検討していると言う噂も俺の耳に入るほどである。
ちなみに出し物がメイド喫茶で、服に関してはメイド服と執事服、それとおまけで割烹着を出しておいたら、執事服に関してはシャルロットが皆から満場一致で採用され、それ以外の女子も使うように言っておいた。
おまけに割烹着もあるのでそれなりに皆がワイワイ言いながら自分が着る服を選んでいた。
途中シャルロットが女の子の服を着たかったと機嫌が悪そうだったので、小声で『俺だけのメイドさんならいいだろ?』と言って、機嫌をとっておいた。
まぁそのせいで雪子・セシリア・ラウラからジトと睨まれたが、これは仕方ないと諦めておいた。
結果織斑と神城に関してはクラスのほうを一切手伝わず、ISの訓練をしていたと聞いたのだが、皆はそれを聞いても無視して出し物の準備をしていった。
おまけに織斑が外から呼ぶ存在も来るかもと言う話になったのだが、そのときはその時に対処しようと言う話になった。
そしてほんの少しなのだが、生徒会長である刀奈が仕事をしないため、虚さんから緊急で仕事をするように言われ、その手伝いに来たのだ。
流石の俺も、IS学園で行なう仕事の関係書類に、クラス方面での書類手続きで結構忙しいのに、生徒会の方面まで手がまわるかと言う事で、刀奈に仕事をしてもらうように発破をかけ、何とか仕事をしてもらったくらいである。
同時に生徒会で処理していた書類には、不動研究所で作製した『ゲシュペンスト改』をIS学園に譲渡・運用する為の書類と、フランスの旧デュノア社で、現在は不動研究所の子会社でもある『テアトル・シャノワール』で開発していた新型IS『ストライクインパルス』が完成し、その運用データを採るために、3機ほどこっちに送られたのだ。
ちなみにこの2機であるが、3機をIS学園に訓練用として納期した後に全国家に開発報告とIS学園への納期を発表し、現在第3世代型訓練機としていけるのか、全ての国家代表候補生や国家代表が乗って確かめている状況でもある。
だがしかし、この報告が原因で大バッシングを受けた。
それもそうだろう。何しろ国家に新型のISを開発したと言う事を報告・提供する前に、IS学園に提供したので、マスコミの格好の餌食になったのだ。
だがそれも、数日前に遠峰コーポレーション社長の父さんと政府の人間が、全国家に対しての報道記者会見が開かれ、父さんが滅茶苦茶記者やマスコミ達から批難されていたが、そんな中、父さんの一言が記者やマスコミを黙らせた。
『それでは皆さんお聞きしますが、最近のIS学園の実情を知っていますか?1学期で『3回』です。『3回』も異常事態が発生し、しかもその内の2回はIS学園内で発生し、そして発生した異常事態は最悪の場合、死者が出るかも知れないものだったのです。皆さんは知っていましたか?』
この言葉で記者やマスコミは政府の人間に矛先を向け話を聞くと、事実であると言う事になった。
ただし、どんな問題内容だったかに関しては報告せず、死傷者が出た可能性があると言う事実により、IS学園に全ての国家よりも最新鋭機を導入し、2学期にも同様の事態に発展した際、生徒の安全を護るのが最優先であると言ったのだ。
これには各国のマスコミも記者も黙ってしまった。
何しろIS学園には未来で自分達の故郷を護る存在を育てている上に、IS学園には自分の子供であったり、親戚の子供であったりと、自分が知っている子供が入学しているのだ。
その子供が在学中に発生した異常事態で『死ぬ可能性があった』など言う事を聞かされて、不安に怯えない人間はいないだろう。
その後の話し合いでIS学園に対しての納期は全国家が納得し、その後新型機の受領等になったのだが、今のところはストライクインパルスの方が良いと言う声が大きく、次世代訓練機にはこっちが採用されるのではと言う話になっている。
元々ラファールのデータを応用して完成させたので、ストライクインパルス自体ラファールの亜種のような存在扱いなので、仕方ないのかもしれない。
それと話は変わるのだが、学園祭が始まるまでの間、俺は彼女達と行為はしなかったと言うか、出来なかった。
流石に話や食事はあるが、それから先は一歩もしていないのは、書類処理や手続きの方面の書類が多かったので、そんな事をしている時間が無かったのだ。
おまけに俺自身ファントム・タスクが来た場合を考えての訓練もしていたので、それどころではなかったのだ。
そんなこんなで学園祭当日になったのだが、織斑と神城はクラスのほうに少し顔を出しただけで、後は二人して出て行った。
俺は皆に一応断りを入れて出て行ったのだが、皆の印象で言えば、織斑よりも俺のほうに好印象がもたれる感じになった。
そして俺と雪子は不動研究所の人間として、IS学園の学園祭での仕事を行なった。
同時に仕事先には真夜もいたのだが、真夜に関してはIS学園での仕事の手伝いとして来て貰っているのだ。
と言ってもだ、内容はISを纏った俺達との握手会で、俺のファイバードと雪子の白銀・椿は、不動研究所でフィギアを作製しているとこもあり、歴代のIS操縦者(諸事情もあり織斑千冬は除く)が使用していたISを装備した状態での物が売りに出されており、ファイバードと白銀に関しては全身装甲型なので、搭乗者の俺達のに対しての手間が無く、使用しているパッケージのみの運用なので結構簡単だったのだ。
それでも今の世の男性にとって、俺達の機体は男心をくすぐるものであったので、俺達自身、元になっていると言う事で印税みたいな扱いで結構高額で、何しろIS操縦者としての給料よりも少し多いので、貯金しているがそれでも凄いのだ。
この握手会も子供限定であるのだが、親御さんと一緒に来ている子供達が、俺達と握手をしたときに見せてくれる『笑顔』に、これから先の未来はどうなるか分からないのだが、子供達のこの『笑顔』を護ろうと、より一層頑張ることに心を決めた。
それと何か緊急事態が起きたとしても、この握手会をしている場所には、俺と雪子、真夜の支援型IS、完成したライアンとガンキットが、次に出す予定のオリジナルフィギアの模型として展示しており、ここに来ていた全員が俺達の支援型ISとは思わず見ていた。
まぁ触られたりしないように柵をしているので、写真撮影などは許しているが、それ以外ではいなかった。
一応触れられて起動したとしても、元々支援型ISなので、コンセプトとしては無人機と同じような扱いなのもあり、触れてしまって装着してしまいましたみたいな事にはならないので、多分大丈夫だと思う。
だがしかし、学園祭の楽しい時間は終ってしまった。
それも同時襲撃と言うとんでもない者が原因で・・・