※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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今回は箒と統夜達の再会になります。

ただし、この話から箒に関しては、外道にしていますので、箒が大好きな人はここからの展開を見ない事をお勧めします


第50話 更なる事態の悪化と、遭遇する狂人

俺達の戦いに関しては、何とか俺達が有利になってきていた。

 

真夜のおかげで俺と雪子の能力で相手を助けられると知った俺達は、セシリア達との合流と同時に、セシリア達に一般人の避難誘導を頼み、剣状態のライアンを俺が所持して能力を使って振るい、その後雪子の能力で、変化した一部の人間を救助する事ができた。

 

助けられなかった人もいたが、これに関しては助けた人達以上に強く改造されていたが、改造されてからの時間が長かったのかもしれない。

ケルベリオンと戦っていた真夜と支援IS達も、ケルベリオンのコンビネーションには少し苦戦はしていたが、ケルベリオンを倒す事ができた。

 

 

だがしかし、これで終わりにはならなかった。

今度は蝶のような形をしたISを纏った存在と、黒と紫紺を主としたISを纏った存在が俺達を襲って来た。

(黒と紫紺の感じですが、『武装神姫』に出てくる『アーンヴァルMk.2 テンペスタ』をイメージして下さい )

 

操縦者に関しては、蝶のようなISを使っているのが黒髪で、もう一人はバインザーで顔を隠しているが、長い銀髪が目に入った。

 

一般人の避難を終えたセシリア達が戻って来た時、セシリアが目の前で俺達と戦っている蝶の形をした敵ISの情報を教えてくれた。

 

敵が使用している蝶の形をしたISは、イギリスから強奪されたとされるBT兵器搭載の実験機体で、現在開発中の第3世代型ISの1号機であり、セシリアの機体である『ブルー・ティアーズ』のデータが基盤となっている2号機である『サイレント・ゼフィルス』であると言われた。

 

ブルー・ティアーズと違い、シールド・ビットを試験搭載しており、ブルー・ティアーズの搭載数4基を凌ぐビット6基もある。

 

機体カラーは(ブルー・ティアーズよりも濃い)青色で、武装に関してはブルー・ティアーズと似た武装が採用されているが、セシリアが持っているオクスタンライフルに関しては採用はされていないと言われた。

 

 

ちなみに、セシリアが協力してくれたオクスタンライフルの運用データのおかげで、新たに新造された『パルチザンランチャー』をセシリアに渡しており、オクスタンライフルに関してはセシリアの運用データのおかげで、オクスタンライフル・改として性能は前の時に比べて約1.5倍の性能アップした物が新たに開発されている。

 

ただし、基本的な性能としてはパルチザンランチャーの方が高い上なのだが、試作品としての面もある為、運用データを採る為の協力をセシリアにして貰っている。

 

 

ちなみにであるが、俺と一緒にいると言ったセシリア達の機体には、俺と雪子と同じにようにISの最終装甲としてオリハルコンを投入しており、念の為に後1機分の最終装甲になる位のオリハルコンと、玄武さんの血を残している。

 

ライアンとガンキットに使用しているのはこの残りでもあるのだ。

まぁこれ等の理由もあって玄武さんから貰ったオリハルコンも、血も全部使い切ったのだが、最後の1機に関してはどうしようかと思っているほどだ。

 

 

そして話は現実に戻るのだが、『今の現状』では最悪と言うべきなのかもしれないが、相手はBT兵器が最大運用状態で使用できる『偏向射撃(フレキシブル)』を運用できるほどの腕前だった。

 

おまけにもう一機の謎のISに関しては近・中特化の機体で、しかもこの二人のコンビネーションがこれでもかと言うくらい最悪で、俺達はこの二機に翻弄されてしまっていた。

 

これには俺達も参ってしまった。

何しろ『今の俺達』としては現状サイレント・ゼフィルスともう一機の謎のISとの戦いはあまりしたくないのが現状だったのだ。

 

何しろバイオネットのの攻撃、一般人の避難誘導並びに保護の為に盾になる等で、全員のシールドエネルギーが二桁台にまで減っており、おまけに武装に関してもだが、俺に関してはフレイムマグナムやフレイムミサイルと言った弾数系武器が全て弾切れ、装甲には大小さまざまな無数の傷が入っており、セシリア達も同じように装甲に無数の傷が入り、おまけに使用していた武装事態も消耗が激しく、一部の武装が破損して使えないと言う状況下になっていた。

 

おまけに、弾数系の武装は全部弾切れと言う事態で、武器弾薬の補給に行きたくても今までいけない状態だった上に、今戦っている相手と状況が原因で、弾薬やエネルギーの補給すら出来ない状況下になっていたのだ。

 

そして、この状況下を何とか出来そうな雪子も、ゾアティック・ウェポン施術を受けていた人々を助ける為に使った能力使用が原因で、これでもかと言うくらい肉体・精神的にも大きく疲弊しているのもあり、俺達のエネルギー回復までは出来ない状況下だったのだ。

 

逆に本人は能力の大幅な使用が原因で、もう動くのも限界な状態であり、俺達が逆に盾になって庇わないといけないほどであった。

 

俺自身グランバードにチェンジして何とかしたかったのだが、一般人の避難誘導や盾になった時に、グランバードからのエネルギーをファイバードに移行して戦闘していた。

 

グランバードの支援機である『ブレスタージェット』も呼び出して攻撃したのだが、こちらも先程までの戦いが原因でミサイルが切れた為、収納している。

残っているエネルギーに関してで言えば、俺が一番多かったが、それでも他の皆とあまり大差はないと言えるほどであった。

 

俺の場合は支援型ISと合体すれば何とかこの状況を打破できる可能性があるのだが、合体しようにも相手が『偏向射撃(フレキシブル)』を使える程の腕前の人間なので、合体時に攻撃を受けてしまう可能性があり、簡単には合体も出来なかったのだ。

 

おまけに、さっきまで真夜の支援をしていたのもあり、俺の支援型ISのエネルギーも大分減っており、例え合体できても逆にエネルギー消耗が今の状態よりも合体の影響で早くなってしまう為、無闇に使うことはできなかったのだ。

 

シャルロットも同様に自分達への支援が原因で、ガーディオンはエネルギーは完全に無くなってしまっており、今は待機状態のままになっていた。

 

他の支援型ISに関しては何故か起動できない状態で、俺達を取りまく状況は、ある意味意味最悪な状態になっていたのだが、そこにある意味最悪で、そして最高の事態になった。

 

 

なんと、ゾアティック・ウェポン施術を受けたと見られる敵の増援が現れ、その敵がサイレント・ゼフィルスと謎のISを攻撃したのだ。

 

 

俺達はこれを好機と見て、急いでIS学園内に退避し、近くにある急遽仮設された補給場所に急いで移動した。

 

そこには刀奈もいたのだが、刀奈も結構相手にやられていたのか、機体には俺達と同じような傷があった。

同時に、この補給場には俺達の事を知っている本音や虚さんもいたので、結構助かったと思った。

 

俺達はISのエネルギーと弾薬をここにいる整備科の人間に任し、ISから降りて自分達のエネルギーと水分補給を行なった。

先生方の方面は別の仮設補給所で待機していたらしいのだが、ここにいる整備を行なう人間全員も恐怖と戦っていた。

 

俺は刀奈と簡単な情報交換だけ行い、エネルギーと弾薬も完全ではないが、また戦場に出て行った。

 

 

ちなみにであるが、俺のグランバード、ライアンとガンキッド、そして俺達だけが持つ支援型ISの事は本来機密にしたかったのだが、こんな状況下では機密も何も無いので、緊急事態なのもあり、エネルギーと弾薬の補給は頼んだ。

 

雪子と、ライアンとガンキットはこの仮設補給場を守って貰う為に、ここに置いておいた。

ここにいた整備科の人達も、こんな状況では少しでも助かりたいので、この2体のボディーガードには喜んでいた。

 

雪子に関してはここに到着した瞬間、意識を失ったので、能力の使用が原因だろうと思い、皆も雪子が倒れた事に当初は驚いていたが、こんな状況でもあるので、精神が磨り減ったのが原因と言って、一応納得してもらった。

 

そして時間にして僅か5分と言う休憩であったが、俺達はまたISを纏い、戦場に戻った。

 

とは言っても、エネルギーに関しては全員半分値ほどで、おまけに武器弾薬に関しても半数くらいしか無く、おまけに一部の武装に関しては使用できない上に、予備の存在も最初の襲撃を受けた時に破損して使えないなどもあり、一部はそこに置いていてくれた武装を持っての戦線復帰でもあった。

 

 

セシリアは最大武装でもあるパルチザンランチャーが破損したので補給所に置き、ミサイルは数回程度の使用しか出来ないほどだった。

そして別でアサルトカノンを1丁持っていった。

 

鈴は双天牙月が戦闘で刃毀れして使えなくなったので、補給所に置いていた近接ブレードを2本持っていった。

 

シャルロットは所持していた弾数武器の弾薬が半数ほど回復し、手持ちの火器として補給所にあったアサルトカノンや重機関銃を持っていった。

 

ラウラは右肩の大型レールカノンが破損し、このような状況では修理が出来ないので破棄し、手持ち火器としてバスーカやショットガンを持っていった。

 

刀奈は武装等は大丈夫だったが、状況が状況なので、近接ブレードを1本だけ持っていった。

 

簪は弾薬補給をした後、近接ブレード1本と、アサルトカノンを持っていった。

 

真夜は近接ブレード1本と、スナイパーライフル1丁を持っていった。

 

俺は弾薬補給が出来た後、近接ブレード1本を持っていった。

 

 

この場にいる全員が、こうでもしないと手持ちの武装だけでは結構きつくなっており、少しでもいいから戦闘継続時間を延ばさないといけない状態であった。

本来なら色々と面倒なのだが、武装に関しては完全に言って使い捨てのつもりで戦闘しなければいけないので、結構きつい状況なのだ。

 

そして俺達が戦場に戻った時、強力なゾアティック・ウェポン施術を受けたであろう化物と、気味の悪い光を放つISを纏った『篠ノ之箒』が、まるで綺麗な羽を持っている蝶から羽をもぎ取るように、サイレント・ゼフィルスの操縦者の両手両足をゾアティック・ウェポン施術を受けた化物がX字になるように拘束し、装甲と同じように気味の悪い光を放つ刀で相手を甚振っていたのだ。

 

もう一機の謎のISの操縦者に関しては見当たらなかったのだが、機体も操縦者も共に最悪の状態だった。

 

サイレント・ゼフィルスの蝶を思わせた羽は完全に消え去り、武装であっただろう物も近くで壊れた状態で存在し、手足にある部分の装甲も破壊され、おまけにISスーツも拘束された際に千切られたのか、ほぼ全裸の状態で、しかも無理矢理X字で拘束されている為か、苦悶の顔になっていた。

 

おまけに目部分にあったバインザーが壊れ、そこには『織斑千冬そっくりの顔』があったのにも驚いたが、それ以上に篠ノ之のやっている事が酷かった。

 

何しろ刀を持った手で彼女の肌を斬り付けたりし、どうやったのかは分からないが、未だにサイレント・ゼフィルスのシールドエネルギーがまだ残っているのかも知れないが、ISも操縦者である彼女も危険な状態だと思った。

 

俺達は前にかすみ(束)から篠ノ之が使用して動かせる可能性のあるISコアの事を知っていたので、彼女がISを纏っている事に驚きはしなかったが、幾らなんでもやっている事が酷過ぎた。

 

 

俺達は篠ノ之と拘束をしている化物に攻撃をし、そしてサイレント・ゼフィルスの操縦者を救助し、俺達は篠ノ之と向き合った。

サイレント・ゼフィルスに至っては、俺達が操縦者を救助したと同時に消え、ブルー・ティアーズと同じ待機状態になったのだが、少し見ただけでももう修復できるのかと言うくらい破損しており、操縦者を護る為に無茶をしたのだと思ったほどだ。

 

本人に関しても全裸のままで置いておくのは忍びないのだが、今の状況では篠ノ之とこの化物達の相手が先だったので、俺達は彼女を護るようにした。

 

「篠ノ之!!何でお前がここにいる。おまけに、そのISはどうした!!」

 

「ははっ。私のことを必要としてくれる人間がいてな。その人間がくれたのさ。それに、この『紅桜』はいい。あの駄兎が私に渡した『紅椿』よりも、これは私のことをちゃんと理解してくれる。おまけに、こいつ等も良い奴等だ」

 

「お前、そこまで堕ちたのか・・・」

 

目の前にいる篠ノ之は、まるで俺達すら下等な存在を見るかのように見ている上に、気味の悪いと言えるほどのオーラを放っており、同時に、篠ノ之の全身から『狂気』とも言えるような雰囲気を纏っていた。

 

もう一機の操縦者の事も生死を含めて気にかかるのだが、今は目の前にいる篠ノ之をどうにかしなければいけなかった。

 

俺達は円陣を組みながら、サイレント・ゼフィルスの操縦者を守りながら、この中で機体のスピードが一番速い真夜に彼女を預け、安全な場所まで彼女の避難を頼んだ。

 

そして俺達は篠ノ之と、ゾアティック・ウェポン施術を受けて化物となった人と交戦をした。

事前に真夜から彼等を助ける事は不可能だと聞いたので、俺達も覚悟は決めてたのだから・・・

 

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