※この作品はR-18です。

IS(インフィニット・ストラトス) 楽しく過ごしたい転生者   作:ナハト・リコリス

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超獣と言う名称ですが、私が考えて心滅獣身オウガに出したら、採用された存在の名称です。

意味に関しては、読んだら分かります


第51話 堕ちた外道と、超獣軍団。そして、新たな力の解放

俺達はサイレント・ゼフィルスの操縦者を真夜に預け、相手の真夜も一瞬の隙を突いて展開装甲で出来たウイングスラスターを全開にし、この戦場から一度退避し、さっきまでいた仮設の補給所へと向かって行った。

 

「貴様ら~」

 

篠ノ之が血走った目で俺達を見据えていたが、もう完全に言って悪いがここまでの存在だとは俺も思わなかった。

 

だがもしかすると、元々篠ノ之には、姉である束が原因で出来た『闇』が存在していたのかも知れない。

それが織斑春樹と関わったせいで、そして春樹が持っている催眠術のようなものを受けた事が原因で精神が歪んでいき、そして歪んだまま成長していった結果、俺達の目の前にいる『ある意味堕ちた存在』になるのかもしれない。

 

おまけにだ、政府の要人保護プログラムが原因で、本来なら春樹と一緒にいられた時間と言うのがあったのが、無くなってしまったのも原因かもしれない。

 

言い方を変えれば、篠ノ之箒は、ある意味、織斑春樹の催眠術みたいなものの影響による被害者だったのかも知れないと俺は思った。

だがしかし、それとこれとはもう別問題なのだ。

 

 

目の前にいる篠ノ之が、織斑春樹による催眠が原因だとしても、こいつが犯した事は誰にも許される事ではないからだ。

 

 

何しろ、学園祭中のIS学園への襲撃をして来たゾアティック施術を受けた化物を引き連れ、しかも彼等を自分の指揮下においていると言う行為がある時点で、この化物達を生み出した組織と繋がっている存在となった上に、こいつは元々『名も無き島』送りになった犯罪者なのだ。

 

その犯罪者が、今のIS学園の現状を作り出したテロリストの一員となっている以上、誰も許しはしないはずだ。

 

俺達も、ここに来るまでできるだけ死傷者は出ないようにしておいたが、他の場所は多かれ少なかれ、死傷者は存在している可能性は高い。

俺達が戦っていた場所でも重軽傷者は存在していたので、その可能性は十分あるのだ。

 

「篠ノ之箒。お前はもう『人間じゃない』と言いたいが、IS学園襲撃の重要参考人として、生かして捕まえる」

 

「ふざけるな。お前を殺し、世界で春樹だけがいられるようにしてやる」

 

「お前みたいなのに負けるかよ。最強合体」

 

もうこちらの話など一切耳に入らない上に、自分の思い以外何とも思っていない狂人とも言える篠ノ之が俺に言って俺に襲い掛かって来たので、俺はファイバードからグレートファイバードへと形態を変化させた。

 

篠ノ之はこの形態を知らないので驚いていたので、俺は両肩にあるグレートキャノンを発射し、篠ノ之にダメージを与えた。

 

何しろGGGの世界で、バイオネットの総帥に機体の官制プログラムを弄られたのもあり、そのため前以上にプロテクトも強化し、一応効くか分からないが対策も仕込んでおいた後、同時に火力も上昇させておいたので、前よりも火力に関しては上昇しているのだ。

 

至近距離で砲撃の直撃を受けた篠ノ之は大幅に後ろに後退したのだが、受けているダメージに関しては微々たる感じになっていた。

 

「貴様~~!!もういい。お前等、こいつ等を全員殺せ!!それと、一人こっちに来い」

 

そう言ってゾアティック・ウェポン施術を受けた人達の姿が更に凶悪な姿になった。

そこにあったのは有機物と無機物の融合とも言える姿になり、俺が前世で見て知っている『超獣』のような感じの存在にさせられていた。

 

流石の姿に、俺から事前にゾアティック・ウェポン施術を受ける存在の事を聞いてたセシリア達も、その姿に恐怖を感じていた。

 

 

だがそれ以上に、篠ノ之がした事は何と恐ろしく、人間としては外道とも言えるべきほど最低だった。

 

変化した化物の一体を自分の近くに呼び寄せると、その一体を自分の持っていた刀を心臓部に突き刺して殺すと、高笑いを上げたのだ。

殺された存在は、化物から人間の女性の姿に戻ったが、誰がどう見ても『死んだ』と言える状態であった。

 

そして同時に、篠ノ之に与えたダメージの痕が消えたのを確認したので、それにも驚いたが、だがしかし、篠ノ之は俺が思っていた以上に『外道とも言える存在に堕ちていた』。

 

「ははは。どうだ?こいつ等にはISコアを移植して改造したと聞いた。その分短命らしいが、お前等を殺すならこれでもいいだろう。おまけに、お前から受けたさっきのダメージも、これで『回復』できたからなぁ。あはははっ」

 

これを聞いた俺やセシリア達も、怒りに身を震わせた。化物に変えられたとはいえ、元は同じ人間なのだ。

それを、ただ俺から受けたダメージから『回復』する為だけに命を奪う行為に、俺達は我慢できなかったのだ。

 

「あなたと言う人は、命を何だと思っていますの!!」

 

「あんた、人としてそこまで堕ちるとは思わなかったわ」

 

「僕もだよ。命をここまで弄ぶなんて」

 

「私も生まれは特殊だが、お前のような存在を認めることは出来ん!!」

 

「捕縛よりも、殺した方がいいわね。この改造をされた人達の為にも・・・」

 

「許せない。命をこんな簡単に弄ぼうとするあなたは・・・」

 

そして、それ以上に俺も篠ノ之箒の捕縛を辞めた。

あのGGGの世界で、この施術を行なえるバイオネットがどんな外道的な事をしているか知っている俺だからこそ、怒りに震えた。

 

同時に、バイオネットの総帥が原因で、俺があの世界でやられた事を思い出し、完全に覚悟を決めた。

 

「・・・篠ノ之箒。もうお前の捕縛は無しだ。お前のような人の面を被った外道は、今ここで俺達がお前の命を絶つ!!」

 

「やれるものならやってみろ!!」

 

そう言って俺達は戦いに突入した。

 

 

だがしかし、戦いに関してはある意味最低な状態であった。

 

何しろ篠ノ之は超獣と化した化物達を俺達に襲わせ、そして俺達ごと化物を攻撃し、しかも俺達自身化物と戦っている時に、フレンドリーファイアで化物を危険な状態にしたと思ったら、その化物達に俺が狙われたのだが、俺自身が持っている勘が『危険だ』と判断した為、近くにいた化物を突進して来ようとした化物にぶつけた所、何と自爆し、後には2体がこの世からほんの僅かな肉片を残し、そしてクレーターを造って消えたのだ。

 

流石の事態に俺達は唖然としてしまい、動きを一瞬止めてしまったのが原因だった。

俺達はその瞬間に全員化物に拘束され、そしてそれ気付いた俺達は急いで逃げようとした瞬間、連鎖爆発のように爆発されてしまったのだ。

 

 

爆発が終わった時、何とか全員ISを装備した状態で生存していたのだが、シールドエネルギーに関してはもう『0』に近いほどのレベルになり、おまけにISの装甲は全員ボロボロになり、破損率に至っては、最強合体形態の俺ですら80%近くになっており、大破寸前になっていた。

刀奈に至っては元々装甲が少ないのもあり、ほぼと言っていいほど装甲が無い状態でもあった。

 

おまけに、俺以外の全員のISスーツの一部が爆発で千切れてしまい、美人でもある彼女達の綺麗な肌からは血が流れていた。

 

俺は皆に許可を貰って、全員のISにオリハルコンを採用しておいたのが良かったのかも知れないが、同時に結構危険な状態になっていた。

 

何しろ二次移行(セカンド・シフト)した俺のグレートファイバードですら大破寸前な状態な上に、機体状況に関しては動作不良が起きるほどの状態になっていた。

俺の今の機体状況を考えれば、他の皆も俺と同じ状態に至っている可能性は高い上に、最悪の場合動かす事が出来ない状態とも言える。

 

敵の数は結構減ったのだが、未だに篠ノ之を入れて10人もの敵が残っており、しかも残っている相手は爆発したような存在ではなく、まったく別で、見た目も更に凶悪とも言える存在が立っていたのだ。

 

「くくく、あははは。これでお前等は死ねぇ~~!!」

 

そう篠ノ之が言った瞬間、化物達が動けない状態の俺達に向けて攻撃をして来たが、俺達に攻撃が届く事は無かった。

俺達を薄い膜のような物が包み込み、俺達を攻撃から防ぎ、そして俺達のボロボロであった機体状況が改善され、化物達には砲撃とも言えるビーム攻撃が炸裂し、その攻撃で一体だけ相手が消えた。

 

「「皆(さん)!大丈夫(ですか)!!」」

 

そこには雪子と、そして真夜が俺達の所に現れ、俺達は雪子の戦線回復を喜んだ。

何しろ倒れたのもあり、内心心配していたからだ。

 

この状況を予知をしたのだろう真夜も、篠ノ之が織斑先生そっくりの襲撃者の女の子に対しての暴行、そして俺達が危険な状態に陥ると言う真夜の予知から導き出された答えを聞いていた雪子も、最早外道としか言いようが無い篠ノ之を睨んでいた。

 

「風見、雪子ぉ~~!!お前さえ、お前さえ最初からこの世にいなければ!!」

 

篠ノ之に関しては、雪子の姿を見たその瞬間、最早狂気をその身に纏っただけの化物に成り下がり、小さい子供とが見たらトラウマになる事が確実と言えるような姿になっていたが、それでも俺達からすれば哀れとしか言いようがなかった。

雪子もそんな姿の篠ノ之を、思い切り哀れな存在を見るように見ていた。

 

「関係無いわ。貴女は最初から道を踏み外していた。昔から自分の思いを優先して、貴女のその理不尽な思いを受ける人の事なんてまったく考えないでいた。その上、自分よりも弱い者を甚振っていただけの存在で、その愉悦に浸っていただけの貴女が今になって報いを受けた。自分と言う存在が変われる時なんて何時でもあったのに、貴女は自分の思いだけを優先して、一部の人の声しか聞かなかった貴方の自業自得よ」

 

「き、さ、ま~~~!!」

 

「そうですわね。話を聞いただけの私でも、篠ノ之さん、雪子さんが言うように、全て貴女の自業自得ですわ。今まで、貴女の事を思い、正そうと言った人の言葉もあったかも知れません。だけど、貴女はそれに耳を傾けず、目で見た見た事をも、弱者の哀れな姿と、そして戯言としてきた。その結果、貴女はお姉さんから貰っていた力も無くしただけで、全てから否定された哀れな存在」

 

「黙れ・・・黙れ・・・黙れ!!!」

 

「友達一人いないで、誰か一緒に笑いあう事も無い世界で、ただ一人の愛した男に尽くす。言う方からしても、御免ですわ。私も、雪子さんも、そしてこの場にいるセシリアさん・鈴さん・シャルロットさん・ラウラさん・更識さん・簪さんも、統夜様と共に苦楽を共にし、一緒にいたいと思っています。貴女が雪子さんを恨む事も、憎む事も、最初から全て間違っているのよ」

 

「黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ、黙れ~~~~!!!!」

 

真夜ですら、哀れな存在として篠ノ之を見たが、俺としても二人の言葉を聞いて、そう思う所があったが、それでも篠ノ之は耳を傾けず、俺達に襲い掛かって来ようとしたのだが、突如そこに何者かが現れ、ISを纏っている篠ノ之を気絶させたのだ。

 

流石の事態に俺達も驚いたのだが、その何者がパチン!と指を鳴らすと、俺達の前に10mはありそうな大型の超獣とも言える存在が5体も突如現れた。

俺達は突然現れた大型存在に驚いたのだが、その存在は篠ノ之を連れて逃げられてしまった。

 

俺達もその存在を追おうとしたのだが、この場にいた存在達が追跡させないように邪魔をして来たのだ。

 

「くっ。今はこいつ等を倒すのが先決だ。このままだと、被害がもっと大きくなるぞ」

 

俺の言った言葉に全員が納得し、そして、この大型の存在を倒した時、これまで戦ってきた存在同様に爆発すると言うのもあったのだが、全員で絶対に生きて皆と会おうと言う思いを持った瞬間、突如真っ白な空間が俺達を包んだ。

 

俺達が真夜から貰った破片が輝き、そして雪子達が持っていたのに、動かなかった支援型ISが突如起動し、その破片と融合したのだ。

真夜のに至っては俺が持っていた破片が真夜の破片の元に行き、一つになった後、真夜の支援型ISと融合した。

 

そしてこの場に全員が支援型ISと合体した状態での姿を現したのだが、支援型と合体した全員の今の姿が、一部は俺が当初モチーフにしていた機体が、完全になったと言えるような形になっていたのだが、一部は俺自身が想定した姿と違う機体になっていたのだ。

しかもそれは、事前に玄武さんの世界で見た状態とも違うので、俺も驚いていた。

 

 

俺が想定外と思ったのは、真夜とシャルロットの今の機体の姿で、真夜は大きな羽根のような物を身に纏い、機体の色が青から黒のような色に変化していた。

 

シャルロットのは、俺が覚えている『斬魔大聖デモンベイン』で、最終決戦での戦いの姿である『シャンタク』という飛行ユニットを装備した状態の『デモンベイン』のような姿になっていた。

この2機に関しては俺が当初から予定してた支援型ISとの合体状態との姿と違ったのもあり、一番驚いてしまった。

 

それ以外のセシリア達のは、俺が考えていたような合体状態になっていたのだが、事前に見た機体の姿と違っていたので、驚いてしまった。

というよりも、俺が持っている記憶で、彼女達のISと相性が良さそうで、支援型ISに採用した機体に似ている状態になっていたのだ。

 

 

流石の事態に俺どころか、真夜達も現状の状態に驚いていたが、それ以上に物凄い状態だったのが、雪子の支援型ISで、武装になる『聖龍帝』であった。

 

何しろ俺は元にした機体の色であった『緑』にしていたにも拘らず、破片を取り込んだのが原因なのか、機体の『紫紺』に変わっていたのだ。

おまけに、ヒレの部分が何故かブルー・ティアーズの持っているビット兵器のようになっていたのだが、性能的にはブルー・ティアーズの持っているビット兵器よりも性能が高いのもあり、流石の俺も想定外の事が多くて驚いてしまった。

 

 

だがしかし、現状の状況を打破するには今の状態を受け入れるしかないので、俺は色々と仕方ないと心に決めて、この場に現れた超獣との戦いに戻ったのだった。

 

 

 




箒ファンの方、ゴメンなさいと謝罪しておきます
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