「ああ……いい、いいぞ……!」
熱い吐息と共に官能的な声を漏らす。
誰かが聞いたら勘違いしそうな声で、まったりと温泉を楽しむラインハルト。
連邦との戦いの日々で溜まった疲れがほぐれていくようだ。やはりここの温泉は格別だな。
帝都から帰って早々、ラインハルトが向かったのは大浴場だった。自らの居城にある馬鹿でかいあれだ。もう何年も使ってない気がする。
そうだった。俺はこの風呂が大好きだった事を思い出す。
すまないな長い間使ってやれなくて。
だけどこれからまた一緒だ。
実は温泉ラブなラインハルトだった。
温泉を堪能していると、うつらうつらと眠くなって来た。
いかんなこんな場所で微睡んでは。しかし離れられない夢心地の状態を楽しんでいると。
ひたりひたりと足音が。
誰かが浴室に入ってくる。
……ん?誰だ。
薄目を開けて確認すると。
一糸纏わぬ女性の姿が映る。セルベリアだ。
シルエットからでも分かる抜群の体つき、見間違えるはずがない。一声かけるか?……いや直ぐに気づくだろう。
「今日は湯煙がひどく濃いな何も見えない気をつけて歩かねば」
その瞬間、俺は暗殺者のように自然と気配を消していた。どうやら俺が風呂に入っている事に気がついていないようだ。この湯煙だ無理もない。ほとんど視界ゼロだからな。有視覚は1メートル程度。
白い煙の奥にセルベリアの黒い影だけが妖艶に動いている。正直いってそれがエロい演出効果を生み出していた。
何だエロイベントか?
大きい胸がふりふり、お尻がふりふりと動くたびに俺の視線もふりふり動く。楽しくなって来た。
今だに俺の存在に気づいてないセルベリアはふんふふーんと鼻歌を歌い上機嫌だ。俺の息子も上機嫌だ。
汗を出しすぎたのか俺は生唾をごくりと飲み込む。
理由はそれだけではないだろう。視線は釘付けだ。
セルベリアが桶を手に取り湯をすくい体にかける。
俺が教えたマナーを実践している。その際に湯煙の隙間からおっぱいが見えた。ピンクの乳首に思わず見えたと言いそうになるが必死に耐えた。このボーナスタイムを長く楽しみたかった。
洗面鏡に移るのに合わせて俺も水面をワニのように動く。水面を立てず静かに。はたからみるとただの変態だ。
彼女は鏡の前にある椅子に座って体を洗い始める。
二つの柔らかな白い尻が見える。素晴らしい位置に来た俺は観測を始める。
どうやら彼女は長い髪をゴムでしばってポニーテールにしてから体を洗うようだ。何だか見てはいけない場面を目撃している気分になる。実際そうなのだがラインハルトはもうその誘惑に抗えない。
胸から脇にかけて石鹸で泡立てた柔布でこすりつけていく。今まで布になりたいと思った事はないが、これほどあの布になりたいと思った事はない。
全身が泡だらけになっていくのを興奮した目つきで見届ける。
胸、尻、股間。セルベリアの大事なところまで。
うわ凄い。そんなところまで見せてくれるんですか。
もう残すところがない程に入念な力の入れようだ。
いつもこうなのだろうか。
確かに毎日、いい匂いだが。
女性とはそういうものなのだろう。
勝手に納得しつつ、鑑賞を続ける。もはや芸術品が完成するのを見ている気分だ。
全身泡だらけになっているセルベリアを見てそう思う。いよいよ完成だ。勢いよくお湯で洗い流すとツヤツヤと輝きを放つ体。引き締まった肉体美に思わず見惚れる。
おおっと声を上げる。
「む……誰かいるのか?」
危ないバレる。咄嗟に離れる。湯煙がうまくカムフラージュになった。あちらからは黒い影が一瞬映ったようにしか見えないはず。
虫のように気配を殺せ俺。
黒いシルエットがこちらに向かってくる。
接敵まで数メートルしかない。馬鹿でかいこの風呂じゃなければとっくにバレている所だ。
「気のせいか……」
人の気配がしないのを見てセルベリアはそう思った。まさかこの距離で自分の気配サーチに引っかからない人間がいるとは思えない。セルベリアの極限まで高めた感知能力がそういっている。
まさかエロ鑑賞の為だけに限界を超えている人間がいるとは思わないだろう。というかラインハルトだった。
セルベリアに見つからないようにする。
ただそれだけで連邦軍との戦争よりも高難度ミッションだった。
だが状況は俺に優勢だ。
セルベリアは気づかずに風呂に浸かった。んん……っと気持ちよさそうな声が聞こえる。
……クハハハハハ。
ここまで来て見つからないのであれば俺の勝ちだろう。
最後まで堪能させてもらおうか。
勝利を確信したラインハルト。風呂に入るセルベリアのシルエットを楽しんでいると。
いきなり室内からごおおおっと機械音が。
確かこれは換気用のファンが回る音だ。
「……」
ラインハルトは無言で真顔になる。
もはやここまでか。短命な勝利であったは……。フッと切なげに笑みを浮かべる。湯気が晴れていくのを見て。まさかこのような伏兵がいるとはな。戦場で初見殺しにあったような気分だ。
「ふふふーん、よーし綺麗になった、これで殿下の秘所に行っても目汚しはなかろう」
どうやらこれから俺の寝所に来る予定のようだ。俺が部屋で待っていると思っているのだろう。
滑らかな白い腕を見て喜ぶセルベリア。
ふと視線を上げると人のシルエットが。
えっと固まるセルベリアをよそに覚悟が決まったラインハルトはもう隠れもせずに堂々とセルベリアの裸体を眺めている。
もうちらちらと湯気の合間から見えていた。
向こうからも同様に俺の顔が見えているだろう。さっきからチラチラと視線が合っている。
どちらも固まったように動かない。
やがて完全に湯気が消える。もう隠すものは何もない。
「……奇遇だな」
「殿下……いつからそこに?」
気まずい空気になるのも嫌なのでからっと元気に言った。
「最初からだ気づかなかったのか?」
「最初から!?し、失礼しましたっ」
あわわと慌てる。何か変な事はしなかっただろうか。というよりも何で声をかけてくれなかったんだろう。恥ずかしそうに胸と股間を隠す。
観念したラインハルトは何も包み隠さず。
「何で何も言わなかったかだと?俺がお前の体を眺めていたかったからだ」
この男、オブラートにすら隠さない。
もろだしだ。文字通り。
というかもう限界だ。これ以上は。
セルベリアもその気だったようだし、この流れでやっちゃうか。
ざばっと立ち上がる。既に臨戦態勢の俺の股間部を見て頬を赤くするセルベリア。
「ここでするぞ……!」
「……はい!」
何も恥じる事はない。
既に俺と彼女は結ばれた身。第二戦目がここだったというだけの話だ。
俺たちは大浴場の真ん中で抱き合う。
肌と肌が密着しあい熱を遮るものはない。
体の熱さがダイレクトに感じる。元々セルベリアは人より体温が高い。平均温度が38°もある。馬と同じだ。
昔は心配したものだが本人はケロッとしたものである。
ヴァルキュリア人がそういう体質なのかもしれない。
反対に俺の体は人より冷たいから抱き合ったら丁度いいのだ。大人になってからはめっきり減っていたが。
今こうして抱き合っている。
キスを交わす。まだお互い拙いが少しづつ慣れて来た。
レチュレチュといやらしい音が響き合う。
「キス上手くなったな」
「❤️」
褒められた嬉しい。俺の言葉にセルベリアが首にキスをする。チュッチュっと音を立てゆっくりと下に。
俺の胸板にいって乳首を吸う。くすぐったさと僅かに快感が俺を襲う。何だろう気持ち良いというより嬉しさが勝る。前にセルベリアの乳首を吸った時も同じ気持ちだったのだろうか。
「いいぞ……」
セルベリアも興が乗っている。胸から腹にキスの絨毛爆撃を落としていく。今日はなんだか情熱的だ。そう思っていると、とうとう俺の股間部まで来た。セルベリアがジッと俺のいきりたつモノを見る。
そしてなんとそれにまでキスをする。流石にそれは快感が勝つ。ビクっと腰を引く。
「流石にそこまでって……ああ!」
有無を言わさず咥え出す。まさかそこまでするとは思ってなかったラインハルトはたまらず嬌声を上げる。その刺激は初めての感覚だ。暖かな口内が俺の先端部を包み込む。
まさかフェラチオをするなんて。
戸惑いつつも受け入れる。流石にやり方までは知らないのかキャンディのようにしゃぶり続ける。
動かしたい前後に。彼女の喉奥を犯したい性欲のままに。
「……こうだ、もっと強く」
優しく顔を抑えゆっくりと前後にストロークする。舌を這わせるたけだったのがじゅぽじゅぽといやらしい音を立て始めた。段々と強くなるのに合わせて射精感が強くなる。
息を荒くさせるラインハルト。もうそろそろで。
「はぁはあっ………出るっ」
射精する直前にセルベリアを引き離す。流石に口内に出すわけにはいかない。すんでのところで間に合い、射精する。どくどくと血が流れるように濃い精子がセルベリアの顔を汚す。綺麗な顔が台無しだ。
顔射したセルベリアに。肉棒が彼女の顔に当たるも。直ぐに動けない、射精直後特有の疲労感があった。
するとチロチロと舌が這う感覚が。見ればセルベリアが舐めていた。ミルクキャンディーじゃないんだが。美味しくはないだろうに。好きにさせた。
「……すまない、顔にかけてしまった」
動けるようになり温泉で顔を洗ってやる。顔がどろどろだ俺の精子で。口もすすがせる。洗い終えると彼女の頬にキスを落とした。
「気持ち良かった、ありがとう」
セルベリアの献身に礼を言う。立ちっぱなしで体が冷めてしまった。
一旦、二人でお湯に浸かる。一息ついた。
「まさか口でしてくれるとは思わなかったぞ」
「口吸いという技があると侍女長が教えてくれまして、上手く出来た自信はありませんが」
「天にも昇るとは、ああいう思いかと感じるぐらいには良かった」
腰が抜けるかと思った。
怖いぐらいの快楽だ。彼女の技というより想いでイッタ感じだ。そんな事をしてくれるのかという意外性が俺を幸福で満たしてくれた。あれはいいモノだ。
二回戦の回復を待つ間セルベリアを背後から抱きしめる。肩越しから豊かな双丘が湯にぷかぷかと浮いている。手が寂しさを覚え鷲掴みにする。ゆらゆらと動かしセルベリアのおっぱいで遊ぶ。
子供が新しいオモチャを手に入れたかのように遊ぶのを止められない。気づけばそれに熱中していた。
「そんなに私の胸が気に入りましたか?」
「ふむ、どうしてだろう。手が勝手に」
セルベリアの乳首をこねくり回す。
次第に彼女の嬌声が。
人差し指でカリカリと擦る。素早くかするように。
「あっあっ殿下やめ……っ」
「待てもうちょっと」
あと少しでイカせられる。執拗に追い立て、膨らんだ乳首を強目につまむ。するとセルベリアが絶頂した。
「あ……っっ……っ!」
体が震えるのを優しく抱きしめる。
これでスイッチが入ったらしい。セルベリアは愛液がとめどなく溢れるのを感じた。声が甘えたものになる。
「殿下ぁどうかぁ……」
「ああ、交わるぞ」
俺たちは大浴場の縁に移動するとセルベリアに手をついて尻を向けさせた。形の良い臀部が俺を誘うように揺れる。
彼女の秘所から湯とは違う液体が滴っているのが分かる。
その上には綺麗なアナルが見える。ひくひくと怯えている。それを見ていると虐めたくなるが今日はこっちだ。
グチャグチャに濡れたマンコに指を入れる。ビクリと震えるセルベリア。雌鹿のように足が震えている。
指先を出し入れする。潤滑油のおかげで中は滑らかだ。十分だろう。
「入れるぞ」
秘裂にチンコをあてがうと味わうように、入れる。
ゆっくりと入っていく感覚に、直ぐに射精感を覚えるが我慢する。根元まで入って一体になる。一つの生き物になったような感覚だ。
動くのが勿体ないと思うほど充足感がある。
だが今は目の前の雌を楽しみ気持ちよくさせたい。
本能が囁く雄としての。
腰を動かし始める。徐々に早く、腰を打ちつける。
射精感覚が込み上がると、もう止まらなかった。
ゆっくりとなんて出来ない。犯す目の前の女に出したい。
ただそれだけを考えて強く腰を入れる。
大浴場に雄と雌の獣混じりの声が響きあう。
もうそれが自分の声なのかセルベリアの声かも分からない。
孕ませる。孕ませてやる。パンパンパンパンー!
我慢の限界だ……!
「出るっ……!」
ドピュッと音を出しながら勢いよく精子が飛び出る。先程より粘度が薄いが代わりに勢いのある射精がまたセルベリアを汚す。尻に背中と満遍なくだ。
「ハアハアハア……!」
快感で頭が一瞬、真っ白になる。出し切った。孕ませる勢いで出た射精感に何も考えられなくなる。お互い肩で呼吸している。セルベリアもイケただろうか。最後の方は何も考えず腰を振っていた。
喉が渇いた凄く。
倒れるように湯に浸かった。
「はあーー……!」
出した出した、もう出ない。
血が頭部に出戻る感覚を覚える。
「リア、大丈夫か?」
「はい殿下……っ」
息を整えるのにお互い時間を要した。
良かった彼女もイケたようだな。同じタイミングで絶頂を迎えたようだ。お互い笑みを浮かべる。
「あんなに洗っていたのに、また汚してしまったな」
「また洗います何度でも貴方の為に」
「だったら髪は俺が洗おうリアも俺を洗ってくれ」
「はい!」
湯船から上がり俺とセルベリアはお互いの体を洗い合ったり、乳繰り合ったりした。呆れたことに髪を洗うまでにまた、セックスをした。洗面鏡の前でセルベリアに色んなポーズをさせたりと俺のちんぽを洗わせたりすると当然そうなる。ここまでお互い性欲が強いとは。
大浴場から出る頃には茹で蛸のように真っ赤だったのは言うまでもない。ラインハルトに至っては脱水症状になる寸前だった。
侍女長に怒られるのも当然だ。
その夜、ラインハルトとセルベリアは仲良く一緒のベッドで眠りについた。翌日、ガリア行きが決まる。
また次の戦いの為に英気を養う二人であった。