コレデモカノジョデス 作:トクメイデス
「要のコスプレ姿が見たい……」
「は? 頭湧いてんスか? 雄一君」
とある放課後、某バーガーショップでのことである。
その日俺達は帰宅途中に偶々会い、小腹がすいたからと適当にバーガー単品とドリンクを一つずつ買い、店内で駄弁りながら貪っていた時のことである。
俺はふと、要のコスプレ姿が見たくなったのだ。
突拍子もないかもしれないが、今の俺の素直な欲望だ。否定することはできない。
「いや、ふと要の可愛いコスプレ姿が見たくなってさ」
「そんなものなくても、十分可愛いでしょう。ありのままの彼女を受け入れるっスよ」
「そんなことは分かりきってんだよ」
呆れた表情のまま、ほおを赤らめるのも可愛いな。
こいつふいうちに弱いからな。俺がいつも背中ブッたたかれてあっさり怯むくらいに。
……しかしなんで弱いんだろうな、俺の背中。
「いいか、美人は三日で飽きるっていうだろ? あれは単に美人がいること自体を日常と認識してしまっているからだ」
「……だからなんスか?」
「つまり……たまに変化をつけないと、トニカクカワイイ彼女だと思わずに、いるのが当たり前の都合のいい女の子だと思ってしまうのだ!! だから必要なんだ、日常を際立たせる非日常が!!」
「ハア……」
……と、熱く語ってはいたが、要の目は覚めてきていた。というか冷めてきていた。
語りすぎたな……
「……まあ、コレデモカノジョデス。彼氏のわがままくらいは聞いてあげるっスよ」
「なんかすんません……」
ハア、と頬杖をついたまま白けた眼差しを向けてくる要に俺は若干縮こまりながら、二人揃って席を立った。ゴミを片付けてから店を後にし、ひとまずは俺の家へと向かって歩き出す。
「しかし……」
「なんスか?」
横に並ぶ要が見上げてくる。
「……白けた眼差しの要もなかなか」
「勝手にMに目覚めるなソレデモカレシカ?」
……今日は横文字の多い日だな。
「というかコスプレじゃなくても、もっとお洋服作って欲しいっス」
「それは構わないが、どうした急に?」
これでもわりかし作ってるんだけどな。試作品込みで。
「いや、今日センパイに『お嫁さんに服を買ってあげた方がいい』って言ったので、私も欲しいなぁ、と」
「だったらついでに寄って行くか?」
近くに実家の系列店があるので社割で安く買えるからと誘ったが、要は首を振って拒否した。
「『雄一君の服』の方が欲しいのでいいっス」
「ああ……そりゃどうも」
ちょっと照れて、思わず頬をかいてしまった。
「おまけにタダだし」
「一言余計だ」
「アタッ!?」
照れて損した。
一回きわどすぎるのを着せたろか、こいつ。
「というわけで、ミニチャイナっス」
「おお~」
帰宅して早々に、手持ちの衣装を調整して要に着せてみたのだが、意外なほどぴったりと似合っていた。赤い縁取りがされた黒地で網タイツが目立つ格好だ。詳しくは『FGO』、『ランサー』、『哪吒』で検索して下さい。
まあ槍やブーツといった小道具もなく、髪ゴムもいつものやつなのだが。
「でもなんでミニチャイナっスか?」
「いや、ちょうどチャイナドレスの依頼受けてて、デザインの試作がてら作ったんだよ」
まあ、FGOのキャラを見て作ったからコスプレ用途にしか使えないが。てか売れねえよ。
「初めて作ってみたけど、動き辛いところとかはないか?」
「特には……ひょっとして、私をマネキンに使ったっスか?」
「それなら本当にマネキンで十分だわ」
試作品の稼働確認に使ったとは言えるんだがな……そこは黙っておくが。
「それならそれでいいっスけど……」
しかし、チャイナ服も悪くないな。
立ちポーズを決める要を手招きし、ベッドの縁に座っていた俺の膝の上に座らせた。ついでに胸も揉んでみた。
「ぁんっ!」
ツン、と突き出ている豆を見てなんとなくノーブラだと思ってみれば、実際その通りだった。ミニチャイナの上から胸を揉んでいると、要が俺に背中を預けてきたので、そのままベッドの上に寝転んだ。
「ちなみにノーパン?」
「なわけないだろ」
あ、一瞬グル白化したのが分かった。随分久し振りな気がするが。
「とは言っても、こうなると思ってタンスの中にあったパンツ拝借したっスけど」
「パンツって……あ」
少しだけ上半身を起こし、要のミニチャイナの前掛け部分を持ち上げてみる。
……予想した通り、俺のパンツだった。試しに買ってみた黒のミニビキニで、サイズが合わないからとタンスの肥やしになっていたやつだ。
「……使い道ないし、欲しいならやるぞ?」
「いや、さすがにメンズはいらないっス」
だよな。俺もコスプレじゃなくで普段履きだったら、あっさりなえていたかもしれん。
「というか、ビキニパンツに変えるんスか?」
「試しに買っただけだからなぁ……正直どっちでもいいわ」
別にボクサーでも構わないんだよな、最近は固定できないと落ち着かないからトランクスは穿かないし。
ブリーフは論外だがな。特に白。
「要はビキニ系穿かないのか?」
「水着でもまだちょっと恥ずかしくて……どっちかと言うとレース系に興味があるっス」
こないだのピンク下着もフリル系だったしな。成長に合わせて、下着も徐々にスポーティなのから変えてきているんだな。
などと感慨深くなってはいるが、やっていることは彼女の胸揉みだ。
ああでも、ちょっと大きくなっている気がする。俺のおかげだな、これは。
「今日はちょっと試してみたいことがあるので、雄一君はこのまま動かないで」
「なにする気だ?」
だがなんとなく分かった。
寝転がる俺とは反対に上半身を起こした要は、腰を軽く浮かせてから移動し、すとんと俺の人参を膝で挟める位置に座り込んだ。こうなるとやることは一つだ。
「素股、っス」
「そういえば……やったことはなかったっけ?」
なにかでソープごっこ的にたわし洗いっぽいことはしたかもしれないが、いつもは袋に入れているから、その手前で遊んだことはないかもしれない。
そうこう考えている内に、要は俺の下半身を穿き出しにし、ビキニパンツ越しに袋口を人参に押しやっていた。
「ほぉら、おっきくなるっスよ人参さん」
袋口に人参を押し当てながらの手扱きに熟され、硬度を持ち始めた。
ある程度硬くなったとみて、要は膝で人参を挟み込んできた。
「よっと……ほっ」
器用に腰を上下させて、膝に挟んだ人参を擦り上げていく。俺の腹にも衝撃は来るが、要の体重が軽いので気に掛けるほどじゃない。
……二つの意味で長くはもたないのは確かだが。
「あっ、で……ちょっと待て要!」
「え、どうしたんスか。っと!」
一歩遅かった。
俺は身体を投げ出し、要の膝元に人参の果汁をまき散らしていた。なにごとかとこちらを向いてくるが、それに答える余裕なんてない。
「いや、ちょっと自己嫌悪に……」
「なんでまた?」
「……お前、今何穿いてる?」
どうやら気づいたらしい。
そう、俺は俺の、男のパンツで興奮してしまったのだ。落ち込みたくもなるわ。
「そこは女の子が穿いているパンツってことで、流すっスよ」
「俺もできればそうしたいが……ああ、しんどい」
顔を近づけてきた要を抱き寄せ、キスをしながら一緒にベッドの上を転がった。下半身が若干べたつくが、なるべく意識を向けないようにして。
「服、汚れるっスよ」
「洗えばいいだろ……」
要用の下着もストックしとこう。
そんなことを考えながら、俺は要との放課後をまったりと過ごしたのであった。
「……私はまだ欲求不満っスよ」
「ちょっと休んでからな……」
この後めちゃくちゃ袋詰めしたのは、言うまでもないだろう。
疲れたので今回はここまでで。
凪:とうとう原作第5巻が出るのだ
颯:これでようやく終わるんだね
颯:この話も……
凪:意外と長く続いたな
凪:気がつけば6万字超えてるとか、
凪:完結したら下手な文庫本並みのボリュームになるんじゃないのか?
颯:二次創作でここまで来るなんてね……
凪:まったくだ。だからさっさと片付ければいいというのに
颯:他にも書かなければいけない話もあるのにね
凪:いいかげん『1room after illusion』も続きを書かねば、
凪:せっかくアップデートで追加イベントが発生したのに
颯:それを機会に更新しておけば……
凪:というか、いいかげんオリジナルを書くのだ
凪:同人誌で売らん限りは一銭にもならんだろうが
颯:なんでもかんでも金勘定は良くないよ!
凪:馬鹿者、金があれば時間ができる
凪:そうすれば書く時間もできる
凪:そして書いた小説を当てれば無限ループの完成!
凪:それを望まぬ物書きがいてたまるか!!
颯:いや趣味でいいじゃん!!
凪:そんな考えだから本を読む時間が無くなるんだろうが!!
凪:もう知らん!! さっさと続きを書け!!
凪:お前達もこんな駄文読んでないで、
凪:さっさと歯を磨いて寝ろ!!
颯:皆さん、次回もどうかよろしくお願い致します!!
凪:あと作者はウエハースのおまけカードを集めているだけでFGOやってないから、
凪:感想とかでネタを振るんじゃないぞ!!
凪:『コレデモカノジョデス』は原作5巻までのストーリーで完結する
凪:そうしなければだめなんだ……
凪:……あの新キャラ(銀)、有栖川姉妹のどっちかとくっつくかもしれんからな
颯:原作の邪推はやめようよ!!