この素晴らしい世界に居座るTSド変態野郎にも祝福を 作:らいじゅう
はじめましてダヨ!
思い付きで、こんなんやるヨ!
後悔?そんなの、しったこっちゃないぜ!!
お目汚しな駄文、ガンガン曝していくぜ!!
ふぅーーー!!
異世界転生なる言葉をよく聞く昨今。
俺はほとほと生きるのが嫌になった。
と言うのも理由は色々ある。
両親が多額の負債と「解散!」と書かれた手紙を残してトンズラこいた事もそうだし、務めていたバイト先を突然クビになった事もそうだし、四十を越えた女教師に本気でプロポーズされた事もそうだし、幼馴染で彼女だった女子に「本当の恋に目覚めた」とフラれた事もそうだし、親友に絶縁を申し渡されたりした事もそうだけど・・・・本当の所はある理由が一番大きい。
まぁ、その理由というのが━━━━。
「マンコをチンコで死ぬほど掘られた上で、子宮に中出しされまくりたいと思ってるのに、男の俺にはどう頑張ってもそれが出来ないという事なんだ」
「きゃぁぁぁぁぁ!!変態ぃぃぃぃぃ!!」
とあるビルの屋上。
偶然自殺しようとしてた先輩女子に出会った俺は、身の上話を全力でしたのだが━━━この反応だ。
変態なのは否定はしないが、流石に少し傷つく。
「そんなに変態変態言わないで下さいよ。先輩」
「先輩ってなんの先輩よ!?変態の!?止めて!!私は普通だから!!」
「いや、変態とは思ってませんってば。ただの、自殺の先輩です。さ、早くお手本見せて下さいよ」
「しれっと自殺を促さないでくれるぅ!?普通なんか、こう、いい話的な流れで止める感じじゃないの!?━━━いや、まぁ、そうなんだけど!!自殺しにきて、偶然あったあんたに、何となしに身の上話始めたの私だけど!!」
自殺先輩は物凄く怒り狂っている。
激しく地面を叩く姿に弱さは感じられない。覇気すら感じる。なんで自殺しにきたの?熊だろうとライオンだろうと、素手で殺せそうな雰囲気があるよ?
「自殺先輩、まだ全然いける感じじゃないですか?なんで自殺なんか?」
「そりゃ、あんたと比べたら余裕だわ!!友達と喧嘩した程度でここにきてる私なんざ、へそで茶ぐらい沸かせるレベルだわ!!思い直したよ馬鹿野郎!!今から謝りにいくわ!!」
「それは良かった。せっかく女子に生まれたのに、セックスもしないで死ぬなんて勿体無いと思ってたんですよ。沢山ズッコンバッコンして下さい。俺の分まで」
「ズッコンバッコンはしないわ!!んで、誰が処女だ!!いや、処女だけども!!」
自殺先輩は俺に激しくファックユーをかますと、柵に手を掛けた。
「・・・っていうか、あんたは思い止まらない訳?」
「え?いやぁ、だってこの先、生きてても希望ありませんし。それに、ワンチャンあるかもしれませんし・・・」
「希望的観測で話すんじゃないわよ。ほら、あんたも生きてりゃ良いことあるかも知んないでしょ・・・いや、かなり可能性は低いかもしんないけども」
さっと、伸ばされた手が見える。
なんだか妙な事になったなぁと思う。
自殺先輩の顔を見上げると何とも言えない顔をしてた。
「ほら」
どうにも自殺する雰囲気ではなくなってしまった。
仕方がないので手を取る。
「それにさ、あんた可愛い顔してるし、アイドルとかなれば借金もどうにか出来るだろうし・・・案外なんとかなんじゃない?」
「いや、借金はそこまで。何とかなると思ってますし。寧ろ、腰砕けになるまでパンパンされない事の方が━━━」
「どんだけ執着してんのよ!それは来世に期待しときなさいよ!仮に転生だなんだがあったとしても、今世もしっかり生きれないような奴に、神様がチャンス与える訳ないでしょ!!」
「成る程」
それもそうだ、と立ち上がろうと掴んだ手に力を込める。けど、思っていた感触が伝わってこない。
逆に自殺先輩がこちらに引き寄せられたのだ。
「あっ」
自殺先輩の手元には柵の一部が握られてる。
余程ボロかったのかぽっきりいかれてる。
バランスを崩した自殺先輩がビルの外へと傾く。
スローモーションに映る光景。
驚愕を浮かべる自殺先輩。
咄嗟に、俺は柵を掴み自殺先輩を引っ張った。
その結果自殺先輩は宙を舞い、柵を越え屋上へと戻る。火事場の馬鹿力なんて聞くが、まさにそれが起きたらしい。俺はやれば出来る子だったらしい。
まぁ、これが最初で最後だろうけど。
「変態!!」
遠くなる空。
それと屋上から顔を覗かせる自殺先輩。
何となく自殺先輩に悪い気がしたので一言だけ返しておく事にする。
「━━━よい、人生を」
言葉を告げてからそう間もなく、鈍い音と共に衝撃が頭を走った。
「いや、壮絶過ぎますよ」
ふと気がつくと、高級そうな椅子に座る綺麗な人いた。
天使と言われたら天使なんだろうなという美貌だ。
羨ましい。
呆れたような微妙な顔でなければ、手離しで称賛したことだろう。羽もはえてるし。
「━━━━あの、大丈夫ですか?」
俺がボケッと眺めていたのが気になったのか、天使っぽい人が尋ねてきた。おや、天使の輪的なのがある。これは天使様だな。
「大丈夫です。天使様、ここはあの世的なあれですか?転生出来ますか?」
「い、いきなり、ぐいぐいきますね。それに二言めが転生の事なんて。あの、死亡された事に感想とかありませんか?普通は皆さん気になさるんですが・・・悔いとか、ほら、ありませんか?」
「あ、それは良いです。わりと未練ないですし。それに痛かったのは覚えてるので、頭でもかち割って死んだんでしょうし。自覚はしてます。それより転生出来ますか?」
天使的な人は苦笑いを浮かべ「ナニコノヒト」と冷や汗を流す。これは驚いた、どうやら俺は、天使様でも驚く級の変態だったらしい。成る程、どうりで親友に絶縁される訳だ。「モロッコで手術してくるから、お前のチンコで犯してくれ」と言ったら「本気で勘弁してくれ」と泣きながら絶縁してきたのは親友のせいではないらしい。
うん、ごめんな、親友よ。せめて、アナルだよな。
「えっと、取り敢えず形式にそって説明しますね?」
そうして始まった説明。
回りくどすぎてアレだったが、どうやら転生は出来るらしい。ただし、転生すると記憶が消され赤ん坊から再スタートだそうだ。
それはダメだ。
仮に女の子になれたとしても、仮に女の子になってズッコンバッコン出来たとしても、それはもう俺であって俺じゃない。意味がない。
自殺しようとしたのは褒められなかったものの、死ぬ寸前に人を助けた事が認められ天国に行く権利もあると言うのだが・・・天国は何もクソみたいな場所らしい。性転換する為の整形外科もないらしい。清々しい程にくそだな。
どちらも断ると、天使様はある世界への転生案を出してきた。
「魔王ですか?」
「はい」
剣と魔法のあるファンタジーな世界があるらしいのだが━━━どうも人手というか、人の魂不足らしい。魔物だの魔王だのが闊歩するような殺伐とした世界。一度死んだ人魂は皆して別の世界への転生を願い、魂の流出が激しくて困っているとか。
正直、剣とか魔法とかはどうでもいいのだが、その世界にいくなら今の記憶を持ち越し、くわえて転生特典とかいうのがあるらしいのだ。ついでに魔王退治のサブクエストも請け負う事になるらしいが・・・まぁ、それは良いだろう。放っておいて。建前みたいなもんなんだろ。
それよりもだ━━━━。
「転生特典・・・」
「はい。こちらから選んで貰う事に━━━」
「女の子にして下さい」
「はい?」
俺の声が聞こえなかったのか、天使様が首を傾げた。
「もう一度仰って━━━━」
「女の子にして下さい。特別感度が良かったりとか、おっぱい大きくしてくれとか、お尻は安産型がいいとか、そういうのは別にいいんで、普通にセックスできる平均的で普通な女の子にしてください。ていうか、開発は自分でしたいので。あ、ふたなりとか、そういうアブノーマルな設定とかもいらないです。普通で良いです」
「━━━気持ちの良いくらい欲望丸出しですね。私、初めて心の底から人に嫌悪しました」
そんな事を言いながらも天使様はマニュアルらしき資料を調べてくれる。
少しすると、溜息をつきながらこちらに視線を向けてきた。
「・・・・出来るみたいです」
「それは良かった、お願いします」
「微塵もぶれないんですね。オススメしておいてなんですが、とても危険な場所ですよ?貴方が向かう世界は。魔王は勿論、ドラゴンとか、ゴブリンとか、そういうのいるんですよ?特殊能力とか、神器にしませんか?」
「いや、そこらへんは何とかするんで、女の子でお願いします」
「一応心配して・・・・はぁ、もう良いです。分かりました。ですが、とてつもない苦痛を受ける事に━━━」
「お願いします」
「もう!知りませんからね!!」
諦めたような仕草を見せた天使様は呪文を唱えた。
すぐに足元に魔法陣が現れ体が光出す。
「いたたたたた、なにこれ、いたいっ」
「全然痛そうに聞こえませんが!?本当に人ですか、貴方!?魂に刻まれた性の情報を無理矢理転換しているんですよ!?本来なら発狂して霧散するレベルなんですよ!?」
そこまで痛いことするなら一言いってほしかった。
そうしたらこんな情けない声出さずに済んだと言うのに。
「そこまで分かってるなら、出来るだけ早く終わりにしてくださいよ。痛いんで」
「本当に痛いんですか!?本当に!?アリに噛まれたみたいな顔してるのに!?」
「いや、あれはあれで痛いですよ?」
「痛いかも知れませんけど!!比べないで下さい!!」
それから少し。
魔法陣の光が消えるとおっぱいの異物感が新たに感じ、股間の異物感が失われたのを感じた。
触ったら棒が消えていて、谷があった。
谷の中に指を突っ込んだら痛かった。
「濡れてないと駄目か」
「いきなり何を確認してるんですか!?」
「不良品つかまされたらやなので」
これは開発せねば。
理想は幼馴染の程よく濡れて締まるあれだ。
お手本があると助かる。
「天使様、これは勿論処女で?子供とか孕めます?」
「何を確認してるんですか!しょ、処女ですよ!勿論!!子供だって━━━てか、何を言わせるんですか!!この変態!!てか、孕みたいんですか!?ホモなんですか!?」
「よく言われます。孕めないと、ボテ腹セックスが出来ないので。あ、ホモではないです。男とマンコでセックスしたいだけです」
「このド変態!!」
そんなやり取りとしてると足元にまた魔法陣が現れた。
さっきとは違う奴だ。
天使様を見るとジト目だった。
「かなり、かなり不本意ではありますが、貴方━━━いえ、貴女の選択を尊重します。高橋そ━━━━」
「あ、今は女の子なんで、その男みたいな名前は止めて下さい」
「ああ、もう、話を遮らないで下さい!・・・それでは、なんと呼べば良いんですか?高橋さん」
名前、名前か。
改めて考えると難しい。
うむむ。
「じゃぁ、もとの名前の漢字の一字を貰って、カナデで」
そう言った瞬間、胸が熱くなった。
「あっ!!あっ!!あぁぁぁぁ!?なにしてるんですか!!魂に名前を刻むなんて!?いや、普通の人にあんな事・・・魂に干渉した事で変異したの?いや、でも━━━」
ブツブツと悩み始めた天使様の姿に、何か余計な事をしたらしいと直感する。
何をしたのか分からないが。
まぁ、なんでも良いか。
光に抗わないでいると体が浮いた。
真上に光のゲートが見える。
あれ潜ると転生かな?
「━━━━あ、ちょっ!!勝手に行かないで下さい!!
あれ!?なんでキャンセル出来ないの!?」
「いってきまーす」
「いやいやいや!!いってきまーすではないんですよ!!ちょっ、高橋カナデさーん!!おりてきてーーー!!」
光のゲートを潜る寸前、とある事が気になった。
些細な事だ。
「あの、天使様ーーー」
「あ、聞いてくれた!!降りてきて下さい!」
「あの先輩、元気にしてますか?」
「━━━えぇ!?なん、えっと━━━━」
少しだけ悩んだ素振りを見せたものの、天使様は大きな声で返してくれた。
「はい、元気にしてます!!貴方の分も生きるんだって!!」
その言葉を聞いて、少しだけ安心した。
これで本当にあちらに思い残す事はない。
「前の人生にさよならバイバイ━━━━━これからは楽しく犯されるぞーー」
そういってゲートを潜ったら、「変態ーーー」という天使様の声が響いてきた。
否定はしないが、いってらっしゃいくらい言って欲しかったなぁ。マル。