この素晴らしい世界に居座るTSド変態野郎にも祝福を 作:らいじゅう
どうして世界は平和にならないんだろうか。
世界はこんなに、美しいのに(賢者)
昔、幼馴染の親が幼馴染によく言っていたある言葉を思い出した。いや、正確には歌だったか。
正直あんまり覚えていないのだが『男は狼なの~よ~』っていう、それだ。
後で親友に聞いたらその歌は『男は性欲に支配される馬鹿だから、女の子は男の言う大丈夫を信じちゃ駄目だよ!迫られたらキンタマ蹴りあげて逃げるんだよ!』っていう事を簡単に歌った物らしい。
その当時はまた親友が馬鹿な事を言ってるなぁ、と聞き流していたが・・・・今になってそれは正しかったなぁとか思っていた。
「・・・あの、サトウカズマ?」
後ろから抱き締めてくるサトウカズマに声を掛けるが言葉が返ってこない。返ってくるのはサトウカズマの煩いくらいの鼓動と、触れあう肌から伝わる熱い体温だけ。
いつもならつっかえながらでもピロートークに付き合ってくれるのに、今日のサトウカズマは沈黙したまま、ただ強く抱き締めてきていた。
きっといつもなら首筋に掛かる熱い吐息も、鷲掴みされた乳房からくる刺激も、お尻の所にあたる硬い物も大歓迎だろう。寧ろガンガンおねだりした事だろう。
けど、今夜はそれが出来そうになかった。
なんとなく、怖いと思っていたからだ。
「あ、あの、サトウカズマ?サトウカズマさーん?」
サトウカズマは言葉を掛けても返してこず、俺の首筋に顔を埋めたまま動かない。
どうしたものかと思っていると、少し湿った生暖かい感触が首を伝った。ぞくっとする。
「んあっ!?な、舐めた?!いや、舐めるのは、別に、良いけどさ・・・一言くらい━━━っ、ひゃぅ」
急に胸を強く揉まれた。
乱暴な手つきで感じるより少し痛い。
さっきから何なのかと少し振り返り━━━━浅はかにサトウカズマの誘いに乗ったことを後悔した。
だって僅かに髪の隙間から見えたサトウカズマの瞳が、今まで見たこともないくらいギラついていたから。
本当に狼なんじゃないか、そう思うくらいに強く、猛々しかった。それこそ恐くなるくらいに。
はい、乙女のピンチなんだけども。
サトウカズマの誘いに乗りやってきたいつもの連れ込み宿。部屋に入った途端、サトウカズマは後ろから抱き締めてきた。いつになく積極的な姿勢に内心ドキドキワクワクしていたの最初だけ。残念ながら、もうそれは感じない。
寧ろドキドキヒヤヒヤしてる。
というのも、何だか乱暴なのだ。
「んっ、んんっ、あぅ・・・」
無言で抱き着いてきてから暫くして、サトウカズマは胸を揉んできた。けれどそれが妙に力が強くて素直に楽しめない。何も感じないかと言えば嘘になるけど、おっぱいを解禁した日の不馴れながらも優しく触ってくれた時の方がずっと気持ちが良かった。
他にも首筋に吸い付いてきたり、舐めてきたり、秘部を触ってきたりと、いつもより色々されてる気がするけど、今は何だか不安な気持ちのが強い。
でも、押し退ける事は出来なかった。
何となくだけど、それだけはやっちゃいけない気がしたのだ。
そのまま我慢して付き合ってると、無理矢理振り向かされ強引にキスをされた。サトウカズマの舌が口の中にに差し込まれる。でも、この前みたいな舐め合うようなキスじゃない。一方的な舐められるだけのキスだ。
サトウカズマの舌が這いずっていく。
舌も、頬も、歯も、唇も、舌が届く全部。
そのキスは直ぐには終わらなかった。サトウカズマは執拗に何度も、舌を這わせてきた。擦るように、押し付けるように・・・・まるで口の中全部を、マーキングしてるみたい。
グチュグチュと厭らしいな音が止まらない。
溢れた涎が口元から伝う。
それは乱暴なキスだったけど、俺のあそこは少しずつ熱くなっていった。
どれだけキスしたのか分からない。
息苦しさと気持ち良さで意識がぼーっとし始めた頃、俺はベッドに押し倒された。
股がるようにサトウカズマが乗っかってくる。
やっぱり目がギラついてて、なんか怖い。
いつものスケベな目とは少し違う。
体に力が入らなくて、その顔をぼんやり眺めていると、サトウカズマの手が動いた。
動いたそれは、自分の股間にあるそり立つモノを握る。
何をしようとしてるのかなんて考えなくても分かる。
幸い開発してきたお陰であそこは十分に濡れてる。
だから気持ちだけ準備しておく。
「っん、あっ!」
サトウカズマのそれが割れ目をなぞった。
敏感になってるクリトリスが擦れ、小さな痺れが下腹部から走ってくる。焦らしてきたのかと思ったけど、サトウカズマの顔を見ればそうじゃない事が分かってしまう。
俺には見られたせいか、サトウカズマの顔に羞恥が浮かんだ。また挿入しようとあてがってきたけど、ズルッと滑りまたクリトリスを擦っていった。
背筋がぞくりとする。
「っ━━━くそっ」
悪態をついてからの三回目。
サトウカズマのそれは俺の中に突き刺さった。
膣内を擦りながら深く、一番奥まで。
覆い被さるようにのしかられピストンされる。
力任せに子宮口が何度もノックされる。
ズンズンと。
エッチな音が聞こえる。
好きな臭いが鼻をくすぐる。
触れあう肌の体温も、熱いモノがお腹の中を満すのも感じる。
なのに、不思議と気持ちよくなかった。
突かれる度に、何故か辛くなっていった。
「━━━っ、か、カナデ?」
サトウカズマが驚いたような顔をして動きを止めた。
酷く焦ったような顔でこちらを見てくる。
どうしたのかと思えば、サトウカズマの指が目元をなぞった。そっと離れていった指先に、少しの水滴が付いてるのが見えた。
何となしに自分の目元を触って分かった。
汗かと思ったそれが、涙だった事。
「・・・・・ごめん、カナデ」
そういうとサトウカズマは俺から降りてベッドに転がった。あそこはすっかり萎んでる。俺もなんかそういう気分ではなくなってしまった。
だからサトウカズマの隣に寝転んだ。
少し天井をぼーっと見た後、隣に寝てるサトウカズマを見る。すると丁度こっちを見たサトウカズマと目が合った。スケベで何処か優しい目をした、いつものサトウカズマと。
「・・・サトウカズマ、ちょっとこっちこい」
「なんだよ」
「良いから」
そう促すとモゾモゾと近づいてきた。
俺はサトウカズマの頭を掴んで胸に抱き寄せる。
ぎゅうっと、ちょっと強めに。
「な、何すんだよ!?いきなり!?」
「俺子供の頃さ、結構泣き虫でさ、よくお母さんにこうして貰ってたんだよ。俺。ぎゅうってされると、なんか凄い安心出来たんだ」
逃げようとしてたサトウカズマの手から力が抜けた。
逆に持たれ掛かるように体重を預けてくる。
だからそのまま抱き締めて撫でておく。
「・・・大丈夫になったか?」
「少し」
「そっか」
サトウカズマが何を考えているのか、俺には分からない。でも何となく、不安だったんじゃないかなとは思った。だって思えば、あの時から表情が固かった気がするのだ。ミツルギが勧誘してきた、あの時から。
「なぁ、サトウカズマ聞いてくれるか?」
「何をだよ・・・」
「俺は誰でも良いとは思ってないぞ」
ピクリとサトウカズマの肩が揺れる。
「始めはな、サトウカズマなら童貞っぽいし、簡単に誘えそうだったし、チンコ大き過ぎずに良い初セックス出来る相手かなって思ってた」
「なんて事思ってんだ、お前」
「煩いな、茶々いれるな」
ぎゅっとすれば、サトウカズマは口をつぐむ。
「でもな、今はサトウカズマが良いと思ってる。俺はサトウカズマとエッチしたい。異性として好きかどうかと聞かれると、まだちょっと分からない。━━━でも、一緒にいたいって思うのはお前だぞ」
「だから、大丈夫。俺は何処にもいかないからさ」
腕を緩めるとサトウカズマの顔があがった。
捨てられた子犬みたいな顔が可愛くて、思わずおでこにちゅーしてしまう。
すると、サトウカズマがモゾモゾ動いて顔を近づけてきた。目を瞑って唇をちょっと突き出せば、触れるだけのキスをされる。
「もっとしたいなぁ、って言ったらしてくれる?」
「・・・お前、本当に男だったんだよな?」
「男だったぞ。がっつり生えてた」
「生々しい事言うな萎える」
そう悪態をつくサトウカズマにキスをする。
軽い触れるだけのキス。
啄むように何度も。
そうしたらサトウカズマがキスを返してくれた。
でも唇じゃない。頬だ。
ちゅっちゅっと、お返しのように啄むようなキス。
俺のキスとの違いは位置が少しずつ下へ下がっていく所だ。頬から首、首から鎖骨、鎖骨から乳房へ。背筋がゾクゾクしてしっとりあそこが濡れてくる。
「ふぅっ、んっ、そこ、わ」
サトウカズマの唇が乳輪を啄み始める。
でも自己主張するそれには触れてくれない。
からかうようにその周りばかりにチクチクつついてくる。
「っん、っん、なん、れぇっ」
懇願するように見つめてみたけど、サトウカズマは俺の視線を無視する。一番触って欲しい場所に触れずその周りばかりにキスを落とす。今度は一丁前に焦らしてきてるみたい。
頭がフワフワしてきて、我慢出来なくなり自分で触ろうとしたけど、サトウカズマに手を抑えこまれた。
「やらぁ、とめちゃ」
「お前、本当に男だったんだよな?エロすぎだろ」
サトウカズマの吐息が胸の先っぽに掛かる。
熱っぽいエッチなその息が。
もうたまらない。
「お願いします、カズマ様って言ったら、やらない事もない━━━━━なんつっ」
「かずま様ぁ、おねがいっ」
「て・・・・おふっ」
サトウカズマがそっぽ向いた。
お願いしたのに触ってくれないとはこれいかに。
足りなかったか。
呂律が回らなくて話すのも大変だけど、もう一回お願いしてみる。
「おれの、ちくびさわって?いっぱい、ちゅっちゅして?いっぱい、ちゅぱちゅぱして?いっぱい、ぺろぺろして?ねぇ、かずま様ぁ、おねがいっ。さわってほしいのぉ」
頑張ってお願いすれば、サトウカズマの喉がごくりと動いた。いつものスケベな目が俺を見つめてる。
「かずまぁ━━━━っああん!」
名前を呼ぶとサトウカズマが乳首を啄んできた。
我慢していた分敏感になっていたのか、触れられたそこから甘い痺れが全身に走る。その刺激は一回では終わらなかった。つつくようなキスが繰り返されて、ずっと体がゾクゾクさせられてしまう。お腹が熱くなって、割れ目から愛液が込み上げてくる。
沢山キスしてきた後、サトウカズマはぷっくり立った乳首に舌を這わせてきた。でも触れるか触れないかのソフトタッチ。沢山ぐりぐりされて弄ばれたいのに、サトウカズマは優しくしか触ってこない。
「いじわるっ、しないれぇっ、かずゅまぁ」
「━━━っもう、お前、本当にっ」
「ふぁっああっ、ああ!りゃめぇ!!」
急に乳首を吸われ、頭がチカチカするような衝撃が全身を駆け巡った。気持ち良すぎて何も考えられなくなる。体から力が抜ける。
達した心地よさに身を預けていると、不意に乳首を甘噛みされ、俺の体はまたはしたなくイッた。今度は股の所が勢いよく濡れる。感覚から潮じゃなくてオシッコを漏らしてしまったのが分かって、なんとも言えない複雑な気分。
原因となったサトウカズマを睨めば、申し訳なさそうに笑った。
「・・・うぅ、ばぁか。いきなりは、だめぇ」
「わ、悪い。でも、な、そんな顔で言われてもな」
「うるさぃ、ゆるさないからにゃ」
そう言うとサトウカズマが頭を撫でてきた。
顔を見れば反省してないのが丸分かりだ。というか、どっちが不利なのか分かってやってる確信犯の顔してる。
このまま放っておくともっと焦らされそう。
流石にいまそれをやられるのは辛い。
「・・・うぅ。で、でも、ちゅーしてくれたら、ゆるすかもしれ━━━━」
言い終わる前に唇を重ねられた。
生温かいサトウカズマの舌が口の中に入ってきて、俺の舌と絡んでくる。グチュグチュと少しの間舐め合った後、サトウカズマの唇が離れていった。
「━━━━っぷは、カナデ、これで良いか?」
「んーん。だぁめっ、もっとして」
「はぁ、お前も大概だよなぁ」
とん、と股の所に硬いものが押し付けられた。
「俺のにも、付き合ってくれたら良いぞ」
グリグリとサトウカズマのそれが割れ目を擦ってくる。その刺激のせいで子宮が物欲しそうにキュンキュンしてしまう。普段の場所より、ずっと下に降りてきてる。
欲しいのは俺も同じだ。
だから返す言葉は決まってる。
「いいよ、いっぱいしよ?」
サトウカズマのそれがズブリと潜り込んできた。
グチュグチュに濡れて火照った、俺の大事な所に。
その日のサトウカズマとのエッチはいつもとちょっと違った。獣みたいに激しく絡むエッチじゃなくて、ゆっくりとしたのんびりエッチ。
いつもより肌を触れあわせるエッチだった。
サトウカズマの体温と鼓動を感じられるそれに激しさも痺れるような快楽もなかった。けど、いつまでもそうしていたい安心してしまう心地よい快楽があった。
そして何より、ポルチオ絶頂出来たので、またやりたいと思った。まる。