この素晴らしい世界に居座るTSド変態野郎にも祝福を 作:らいじゅう
「デストロイヤー討伐を祝してーーーっ、かんぱーーーい!!」
何度目になるか分からない乾杯だが、飽きもせず一斉に何人かの手が上がる。酔った勢いで上がったジョッキからはお酒の飛沫が飛び跳ねてしまい、周囲はさらに酒の匂いで満たされていく。
ギルド職員と冒険者全員参加の祝勝会も終わり、近場の酒盛り場での二次会へと移行した今現在。時刻は既に深夜をぶち抜き『朝ですか?夜ですか?』と言われたら『朝かなぁ』と言ってしまうような時間だというにも関わらず、死屍累々の飲み屋の中では水色とクリスを中心としたウワバミ達の酒盛りが、まだまだテンションマックスで行われていた。
「何よっ!クリスも中々飲めるじゃないの!今日は気分が良いから特別にお酌してあげるわ!感謝なさい!ほら、飲みなさい、じゃんじゃん飲みなさい。カズマの奢りよ」
「しょ、しょんにやぁ~えへへ、いいんれすかぁ、にゃんかしゅみましぇんアクア先輩~。じゃぁ、ちょっとだけぇ」
「先輩・・・?まぁ、何でも良いわ。さ、また乾杯よ!!かんぱーーーい!」
ガチィンとジョッキがぶつかり合う。
その様子にクリスはケタケタ笑い声をあげ、ジョッキの中の酒を一気に飲み干す。続いて「ぷはぁ」と可愛い声が漏れた。それに負けずと他の冒険者達と水色も続き、「ぶはぁーー」という親父臭い声がシンクロしながら部屋に響いていった。
「アクア先輩、ちゅぎはわらしがぁ~」
「良いわよ、そんな気を使わないでも。それに私は自分の分は自分でつぐ派なの。クリスは気にせずジョッキ出しなさいな。今日は特別よ、特別」
「えぇぇ~いいれすかぁ~えへへへへ~がんばってるといいことあるんって、ほんとうなんれすねぇ~えへへ、えへへへへ~~アクア先輩しゅきぃでぇす」
デロンデロンに酔った二人やまだまだ飲み足りない酔っ払い達をぼんやり眺めていると、突然ビリビリとした刺激が背筋を走っていった。
「あっ」
視線を落とすと股の隙間に手が差し込まれてる。
「んんっ・・・んぁ」
差し込まれたそれは服の上から秘部を撫でていく。服の上からだというのに、その手はあまりに的確に筋をなぞり、少しだけ膨らんだ突起を刺激してきた。
断続的に走る刺激にテーブルへ顔を埋め堪えていると、急にその手が撫でるのを止めた。どうしたのかと思えば、カチャカチャという金属音が聞こえてくる。顔をあげて様子を見れば、その手が器用にベルトを外していた。
締め付けていた感覚がなくなり、緩くなったそこへ手が潜り込んでくる。そしてすっかり濡れたパンツの上を、少しひんやりしたそれが這うように下を目指していった。
指が体に触れる度、ゾクゾクしたものが触れられた場所から全身に走っていく。その刺激につられて俺のそこから熱い物が滴っていて、これからだというのにもうぐちゃぐちゃ。
「はぅっ、んふぅ・・・んっ」
生き物のように這っていったそれが、熱くなっていたそこへ触れた。甘い痺れに声が漏れそうになるのを手で押さえた。くぐもった声が出てしまう。
それを聞いたせいなのか、潜り込んだそれは布一枚ごしに執拗に秘部をなぞり始めた。
ふと隣に視線を向けると寝息を立てるリーンの横顔があった。酔い潰れてからどれくらいになるのか。まだ目が覚める気配はないけど━━━いつ起きてもおかしくない状況でもある。
それなのに俺はこんな事をしてる。
見られたら流石にバレる。
きっとバレる。
だって今、絶対にエッチな顔になってるから。
突然、なぞっていただけの指が、そこを覆っていた布を掻き分け割れ目の中に潜り込んできた。止める間もなくその指は膨らんだ突起を摘まんでくる。ぎゅう、と締め上げられる感覚と、それと同時にやってきた甘い痺れに思わず体が跳ねてしまい、椅子が大きな音を立ててしまった。
隣で酔い潰れて眠るリーンがその音に眉をしかめるが、起きる気配は相変わらずなさそうで、俺は胸を撫で下ろしながらリーンの反対側に座るサトウカズマへと視線を向けた。悪戯してくる、サトウカズマに。
「・・・・どうした?カナデ」
「どうしたって、お前っ、んん。こ、こらぁ」
じっと見つめてやれば、サトウカズマは手を引き戻すと目を反らし白々しく口笛をふきだした。ひゅーひゅーと口笛と呼ぶにはあまりにあまりな、そんな乾いた音が聞こえてくる。
「むぅ・・・下手な誤魔化ししやがって。あのな急に敏感な所は止めろぉ。声が出ちゃうんだよ。バレたらやばいだろうが」
「・・・・そっちかよ。悪戯についてはなんかねぇの?」
「おう、じゃんじゃんやれ。人前とか、やばい。まじ興奮する」
「気持ちいいくらいにど変態だな、お前は」
二次会が始まってから、お酒がそこまで好きじゃない俺達は上手いこと端っこでやり過ごしてきた。めぐみんという見張らなければいけない対象も家に帰し、特にやる事のなかった俺達は故郷の事を話したりして時間を潰してた。懐かしいそれに話も弾み、それなりに俺達は楽しんだ。
しかし所詮は男と女。
二人の異性が酒を共に付き合わせて、それで終わる訳がない。
激しい戦いの後ということもあって、必然的にムラムラしてしまうもの。酒も話もほどほどに、俺達はどちらともなくお互いに悪戯し始めた。
最初は太股とか撫でたり、指を絡めて遊んでたりと可愛いものだったんだけど━━━━━もうすっかり、エッチ気分でエッチな事をしていた。
ふと視線を落とすとサトウカズマの膨らんだズボンが見えた。さっき軽く撫でた時より大きくなってる。
「一発抜いてやろーか?」
そっと耳元に囁いてやると、恥ずかしさや戸惑いが混じっていたものの、何処か期待するような視線が返ってきた。
周りの様子を窺ってから、俺は机の下へと潜り込む。
驚きに満ちたサトウカズマの声を聞きながら、サトウカズマの前へ這っていく。膨らんだズボンに顔を近づけると雄の臭いが鼻についた。
「お、おい、カナデっ」
「だいじょーぶ、しーー」
「お前なっ」
慌てるサトウカズマを無視して膨らんだズボンに触れた。ビクンとソレが跳ねるように動く。擦るように撫で撫ですれば面白いくらい反応を返してくれる。サトウカズマの情けない声も聞こえてきて━━━それがなんか可愛い。
愛らしく思って、服ごしにキスした。
また応えるようにビクビクと動いてくれる。
その様子が楽しくて嬉しくて、そのまま両手で愛でているとズボンがうっすらと湿ってきた。
ちょっと臭いを嗅いでみれば、いつもの臭いが鼻についた。
「ちょっと、出ちゃった?」
「ばっ、馬鹿。んなわけないだろ━━━ってベルトに手をかけんな」
「まぁまぁ」
「まぁまぁじゃねぇ」
声を押し殺しながら器用に怒鳴るサトウカズマをスルーして、ベルトを外してズボンをちょっと下ろしてみた。
するとブルンと目の前にサトウカズマのソレが現れる。間違ってパンツごと下ろしてしまったみたいだ。
相変わらずのギンギン具合に、思わず唾を飲んでしまう。これが突っ込まれる事を考えると、あそこが熱く滾ってしまう。
よく見るとソレの頭に透明な汁が滴っていた。
きっと我慢汁だろう。そう思って舐めとってみれば、しょっぱさが口の中に広がる。
「カナデっ、いま━━━━」
「まぁまぁ、ちょっとペロってして、パクってするだけだから」
「━━━━それ言っとけば良いと思ってるだろっ」
反りたつそれに舌を這わせる。
軽く優しく溶けかけのアイスを舐めるみたいに、頭の部分を重点的にペロペロしていく。びくびく動くそれからは沢山の汁が溢れてくる。
舌を伝って口の中に入ってくる汁は、やっぱり美味しいとは言えない。それにねちょねちょしてピリピリして口触りは良くない感じだ。
でも、やっぱり嫌いじゃない。
凄く興奮するのもあるけど、きっと違う。
もっと別の気持ちなんだと思う。
上手く言葉に出来ないけど。
「うっ、カナデ、拙い」
そんな苦しそうな声が聞こえて、俺は反りたつそれを頑張って咥える。咥えた途端それは大きく膨らみ、熱い物を口の中へと流し込んできた。
熱くてドロドロとした物が口の中に溢れる。
量が多くて溢しそうになったけど何とか飲み込む。
喉を通り胃へと熱が落ちていく。
注がれたそれを何とか飲みきり口を放すと、粘着質な白濁のそれが糸を引いた。
少しだけ余韻に浸りながら息を整え、サトウカズマのそれを舐めて綺麗にしてあげる。ただ奉仕してるだけなのに、何故だか胸の所がきゅんきゅんする。
「そ、それ以上はいい。じゃないと、また」
何だろうかと聞いていると、ぐったりしていたそれがゆっくり起き上がっていく。サトウカズマのそれは堪え性こそないけど、回復力はやっぱり凄いなぁと思う。少なくとも男の時の俺にはこんな事出来なかった。俺のはいつも直ぐしょんぼりしてしまっていたから。まぁ、俺のがおっきかったけども。
「━━━━━あっぅ、サトウカズマ?」
不意にサトウカズマの手がある頭を撫でてきた。
乱暴だけど優しい手つきに目が細まる。
「ダクネスのやつまだ余裕そうだし、アクアの事は任せて・・・・・ぼちぼち切り上げるか」
頭から頬へとやってきたサトウカズマの手を掴み、固くて大きい掌へ頬を擦り付けた。
伝わる体温が気持ちいい。
「ふふ、この状態で?」
指で突っつけば間抜けな声が聞こえてきた。
この様子だと、きっと家どころか宿に着くまで持たないだろう。暴発必死だ。
「・・・・持たせる」
「本当にぃーだいじょーぶかなぁ?なんなら━━━」
「持たせるって言ってるだろ」
咥えようとしたら顔を押さえつけられた。
頑張って伸ばしても舌先すら届かない。
「サトウカズマぁー」
「甘えた声出すな、この野郎。良いから出てこい」
意志が固そうなので諦めて這い出ると、ギラギラした目付きのサトウカズマと目が合う。もはや野獣の目である。これで我慢とかよく言えたな。鏡を見て欲しい。
「なぁ、ここではやんないから、ちょっとトイレとかでさ━━━━」
「一回やったら止まんなくなるから駄目だ。それに今度はちゃんと・・・・・んでもない。取り敢えず行くぞ。ダクネスー、悪いけど俺ら先に帰るからなぁー」
そうサトウカズマが叫べば「お、お構いなくー」と顔を真っ赤にさせたダクネスが返してきた。さっきはそんなでも無かったと思ったのだが・・・ううん?案外酒が回ってそうだな。本当に大丈夫か?
「ふぅぅんっ・・・ふぬぅぅん」
こっちもこっちで大丈夫か?しまえる?サトウカズマ、マジでそれしまえる?抜いとくか?もう一回だけ。え、大丈夫?大丈夫に見え━━━━おお、しまった。人間やれば出来るもんだ。ズボンパンパンだけども。
ダクネスについて不安はあったが、サトウカズマが大丈夫だと言うので後の事は任せて二次会を抜ける。水色辺りが阻止してくるかと思ったけど、ちゃっかり参加してたらしいミタラシが悪目立ちしてくれたお陰ですんなり帰れた。
女神のゴッドブローを二回受けたのは、世界広しと言えどミタラシくらいなものだろう。え?一回じゃないのかって?今殴られたよ。二回目。何してるんだろうか、あいつは。
サトウカズマに手を引かれついていくと、見慣れた建物が見えてきた。
「結局ここなのなぁ」
「家だとめぐみんがいるだろ」
「いやな、別にここがヤダって訳じゃないんだぞ?でも、な、なんつーか、こう見慣れた場所にくるとさ普通というか・・・やっぱりさっきのシチュに心残りが出てくるというか。一回くらいトイレでしても良かったんじゃないかと」
「そっちかよ。お前はどうしようもないな、本当に」
そんな事話ながら、俺達はいつもの戸を潜った。
何をするって?そりゃ勿論、ナニする為によ。