この素晴らしい世界に居座るTSド変態野郎にも祝福を 作:らいじゅう
ご飯かな?ううん、違うよ。
エロだよ。
「ううん、これがリアルか。腕枕かたい・・・」
「文句いうなら降りろ」
「断る」
抑圧されていたおよそ一週間。
お互い溜まる物はしっかり溜まっていたようで、あれから狂ったみたいにエッチしまくった。数えきれない程キスを交わして、数えきれない程愛を囁きあって、頭がショートしそうになるほどイキまくって、入りきらないほど注ぎ込まれて・・・・エロの権化たる俺でも流石にちょっと疲れたので、今はカズマの腕で絶賛休憩中である。
ちょっとあそこもヒリヒリするぜ。
エッチは好きだ。
エロい事は大歓迎だ。
へい、子作りしようぜ!OK!サッカーチーム作ってやろうぜベイベー。
基本そんなノリで生きてる俺だが、こういうまったりとしたのも嫌いじゃない。
「んー、カズマぁー」
「うおっ!?急には動くのは止めろ」
腕に擦りつくとカズマがくすぐったいそうに身を捩った。照れたような顔が可愛いかったので、もっと擦り擦りしてやれば頭を抱き締めるように止められた。
ちょっと締め付けが強くて文句を言おうとしたけど、口が胸板に押し付けられて上手く開かない。
「ふぁふぅふぁーー」
「こそばゆい、止めろ・・・・たく、お前なぁ、もう、もうお前はぁ・・・!」
何故だかもっと強く抱き締められた。
ちょっと苦しい。
頑張って脱出するとこっちを見下ろすカズマと目が合う。普段より澄んだ目を見てるとカズマの顔が近づいてきて、おでこにちゅーが一つ落ちてくる。
何処かやり遂げたみたいな顔をしたカズマが少し癪で、お返しに頬っぺたにちゅーしてやれば、分かりやすく顔を赤らめた。
自分からするのは平気になったみたいだけど、相変わらずやられるのは駄目らしい。・・・くぅ、もう!きゅんきゅんさせるなよな!休憩中なのに、やりたくなっちゃうだろうが━━━━ん?
「━━━もう、んっ」
物欲しそうな顔に気づいて目を瞑れば、唇に柔らかい物が触れた。小鳥が啄むみたいな小さな接触。漫画とかアニメならちゅっと音が鳴りそうな軽いキスだ。
何度か重ねていると、触れる時間が少しずつ長くなっていった。
舌が唇を割って入ってきた所で、カズマの手がお尻の肉を掴んできた。ぎゅっと握られて、ぞくりとした物が這い上がってくる。
「っん、んんっ!んあっ、かずっ、まぁ」
「カナデは本当、可愛いな。どこも柔らかいし━━━」
カズマが舌を絡めるのを止め、唇を食んできた。
舐められて、啜られて、噛まれて。
でも痛くはない。どれもすごく優しから。
「━━━どこも甘い」
お尻を触っていた手が腰からお腹へと滑るように置かれる。そしてカズマの物で一杯になってそこを、優しく労るように撫で回してきた。
それは刺激としては小さくて弱かったのに、何故だか酷く興奮を誘ってきた。すごくエッチな気分。
労るような優しいカズマの手に、俺は自分の手を重ねる。重ねた手は自然と絡まって強く繋がれた。
「カズマ、しよ?」
「っ、お、おう・・・そ、そうだ。カナデ試してみたい体位があんだけど・・・」
「ムードもへったくれもないな、お前は・・・はぁ、それで、どんな?」
喉を一つ鳴らしたカズマは意を決したように口を開く。
「バックからやりたい・・・!」
「おう、ガツンとこい。望む所だ」
「悩んだ俺が馬鹿みたいだぜ」
安心しろ。カズマは馬鹿じゃない。
そっち方面に疎い癖に、スケベが先行する変態なだけだ。
それから言われた通り四つん這いになると、直ぐにカズマが反り返ったソレを差し込んできた。
もう濡れまくりだからヌルヌル入るのだが、背後から入れられる感覚はまた独特で、顔を見てエッチする普段の体位と違って妙な感覚がある。
「━━━━カナデ」
熱っぽい声が耳に響いて、少しだけヒンヤリした指の感触が首筋をなぞっていき背中へ。少しの間背中を擦った指は滑るように脇腹を撫でていき、重力に従って垂れ下がる乳房に触れた。
くすぐったくて身を捩ると、肩に柔らかな感触が触れて━━━小さな痛みが走った。
「んっ」
思わず溢れた声に、柔い感触を割って現れた湿りのある熱いそれが、痛みが走った場所を労るようになぞる。
そう間も置かず、また痛みが走った。
それは肩の先から段々と首筋へと向かっていく。小鳥が餌を啄むよう、小さく何度も。
「っあ、ふっ、んんんっ」
不意に乳房を触っていた指が、すっかり立ち上がったそこを摘まんできた。背筋にゾクゾクするような甘い痺れが走る。枕に口元を押し付けてなかった、きっと情けない声をあげていただろう。
「気持ち良かったか?きゅって、しまったぞ。カナデ」
耳元で囁かれた言葉に胸がドキリと高鳴る。
普段の姿を知っているせいか、カズマの真面目ボイスは余計に興奮を誘う。一人ドキドキしてると、俺の中で差し込まれたソレが大きく膨らんだ。振り返ればカズマの荒い息遣いと、熱気の篭った溜息が顔を撫でていって━━━上気したカズマの目が合う。
「このまま続けるぞ・・・良いか?」
「ふふ、馬鹿だな。そんな事聞くなよ━━━いいよ。一杯して、カズマ」
そう答えると、差し込まれたソレが膣壁を抉りながら出口に向かい━━━また一気に奥へと叩きつけられた。
肉を打つ音が、液体が弾ける音が、部屋に響く。
そして俺の体にも、ビリビリするような刺激が。
「んぁっ!ふあっ、ああっ、ぁん!」
カズマのソレが出し入れされる度、ゾクゾクするような、ビリビリするような刺激が体を走っていく。お腹から込み上げてくるその刺激は激しく、熱く、甘い。
愛液と精子が満ちたそこから、カズマのソレで引き摺りだされた液体がベッドに染みを作っていく。
「んふっ、ん、ふぅー、ふぅー」
液体からは噎せかえるカズマのオスの匂いが漂う。
それは今まで嗅いできた物より濃い。溜めていたせいか何なのか知らないが、嗅いでるだけでお腹がきゅんきゅんと疼いてしまって仕方ない。
断続的に走っていく刺激に、四つん這いを維持する腕や足から少しずつ力が抜けていく。腕の方が耐えきれなくなってベッドに突っ伏すと、カズマは胸から手を離して両手でしっかり腰を掴まえてきた。
「ちょっと強めにいくぞ」
そんな言葉と共に突き上がる形になったお尻に、カズマが強く腰を打ち付けてきた。それまでより深くカズマのソレが突き刺さる。一番奥へ強引に押し込まれる感覚に、そこから全身へと走っていた刺激に、一瞬息が止まる。目の前がチカチカする。
カズマの腰が何度も打ち付けられる。
反り上がったソレが膣壁を強くなぞりながら、俺の中の奥ずっと奥を、強く、強く、強く襲う。
それまでならリズムを変えたり、ストローク位置を変えたり、色々してくれてたのに、それはただ強くて、乱暴で、こんな犬みたいな格好で━━━━━━なのに不思議と嫌じゃなかった。
「カナデっ、出る!出るからな!」
「ふぇっ?んんっ、いいよ!いっぱいほしぃ!かずまの、たくさんんっ!かずまぁ、かずまぁ!」
覆い被さるように抱き締めてくるカズマの声に、伝わる体温に、俺の奥に押し付けられるソレの感触に体が震える。
余裕のない仕草だけど、それは以前あった焦りからくる物じゃないのは分かってる。手に込められた力も、熱い視線も、鼻を擽る匂いも、いつもと違う。
「んんっ、ああぁん!」
強く突き刺さったソレから火傷しそうなほど熱い物が噴き上がった。新たに注ぎ込まれた熱を逃すまいと、俺のあそこは反射的に強く締め付ける。けれどもう沢山注ぎ込まれたそこはもう満杯で、入りきらない熱が僅かな隙間から染みだして、股の間からだらしなく零れていってしまう。
カズマの腕の中で注ぎ込まれた熱の余韻に浸っていると、耳の裏を湿り気のある生暖かい物が這いずっていった。掛かる吐息が、それが舌である事を教えてくれる。
耳の形を確かめるようにペロペロと舌が耳を撫でる。
舌は段々と外側から内側へと移動していき、耳穴に滑り込んでくる。厭らしい音が鼓膜を揺らす。ざらついた舌の感触に背筋が震える。
「━━━っ、ふにゃぁ」
急に耳を食まれ、思ってもない変な声が出てしまう。
カズマはそれにもお構い無しに耳をしゃぶってくる。アブノーマルな趣味はないんだけど、甘噛みされた耳たぶが痛気持ちいい。
「・・・耳も開発してたりするか、お前」
「っんん!そんにゃ、わけっ、ひゃうっ!」
俺を何だと思ってるかと睨もうとしたが、その動きを遮るようにカズマが乳房を摘まんだ。ビリリと走る甘い刺激に思わず肩がびくついてしまう。
「お前はなんでも自分で始めるからな。良かったよ。まだお前の初めてが残ってて。お前そっち方面はただのド変態だからな」
そう言うとカズマを耳をねぶりながら、乳房を弄り始める。未だに童貞臭漂わせてる癖に、触るのが本当に上手くなった。癪に思う反面、カズマの指の感触が気持ち良くて、喘ぎ声をあげるしか出来ない。
快楽に身を預けていると、カズマが腰をゆっくりと引いて━━━━━不意をつくようにカズマのソレが子宮口へキスしてきた。ゾクリとする感覚が腰から背中を通り頭へと抜けてくる。それと同時、弄られていた乳房と耳から痛みの混じった強い刺激が走り、頭の中が真っ白になる。
今度こそ全身の力が抜けてベッドへ落ちる。
フワフワした頭でぼんやりしていたら、カズマが横に寝転んできて抱き寄せられた。カズマの温もりもそうだけど、それよりも汗の匂いが鼻をつく。男特有の匂い。でも嫌な感じは少しもしない。どちらかと言えば好きな匂いと言えるし。
目の前の胸板に頬を擦り寄せれば、カズマが髪をとかすように撫でてきた。くすぐったいけど、それもなんか気持ちいい。
「サラッサラだな・・・・なぁ、カナデ。俺からのお願い。これから、その、性感帯っつーの?それ勝手に開発すんの禁止な」
「んっ、う?・・・にゃんれ?」
「俺の楽しみが減るだろ。それにお膳立てされっぱなしっていうのは、やっぱり面白くないしな」
「おれいろにぃ、しょめたいてきな?」
「そうだけど・・・それは止めてくれ、なんか心にくる物がある。恥ずかしい。中学の頃を思い出す」
自分で言っておいて、とも思ったけど、余計な事を言うのは止めておいた。
なんのかんの、俺はムードを大切にする派だから。
だからそこは大人しく、カズマの体にくっついてポカポカする事にした。季節はまだまだ冬だし、いくらお腹が・・・・あっ。
「・・・あー。なぁ、かずま、かずま」
「ん?どうした?流石にもう立たないぞ」
「あったま悪い返しありがとう、馬鹿。今更だけど、まぁ、大丈夫だとは思うけど、一応念の為に教えておこうかと思ってさ・・・いや、大丈夫だとは思うけど」
「その前フリは絶対大丈夫じゃないヤツだろ・・・」
俺には裁判の事につきっきりで、ついうっかり忘れてた事があったのだ。ここまでやっといて、なんで今更な話ではあるんだけども。
「今週分の薬飲むの忘れてた」
そう教えるとカズマが動かなくなった。
顔を見上げると、何処か遠くを眺めてる。
無の境地といった様子。
「・・・多分大丈夫、だと思う。周期的にも・・・いやまぁ、いきなりくるかもしんないけども━━━」
「あー、悪い。少し、色々考えてただけだ。嫌だとかそういうんじゃないからな。そんな不安そうな顔すんな」
そう言うとカズマの手は髪をとかし始めた。
そこに動揺は感じなかった。
話す前と一緒で、優しくて温かい。
「・・・カナデの子供だったら、美少女か美男子が産まれてくる訳か。俺パパか、まじか・・・まじか」
「もう出来た体で話すなよ。寧ろ出来る可能性のが少ないからな?・・・てか、産まれるにしても俺オンリーにはならないだろ。カズマみたいなのが出てくるかも知んないぞ。そしたらカズマJr.って名前にしような」
「勘弁してくれ、カズマJr.ってお前。俺は息子にそんな罪深い名前を背負わせたくない。クズマなんて呼ばせたくない」
「それは、お前の日頃の行いが原因だ。一緒にするな、Jr.を」
それからそんなもしもの話でカズマと沢山話した。
子供の教育が~とか、何人欲しいのか~なんて、誰かに聞かれたらバカップルなんて呼ばれそうなくだらない話を。
眠くなるまで、沢山。
この度嬉しい事にとある読者様から素敵なイラストを頂戴しましたので、ちょこっとお飾りさせて頂きたいと思います。らいじゅう的には「まじか」といまだに驚いております。まじか。
☆
https://img.syosetu.org/img/user/272009/51096.JPG
☆
ぴょーさん作、カナデさん。
注)今回のイラストはあくまでぴょーさんのイメージするカナデであり、本作カナデの決定画ではありませんのであしからず。今後も一つのイメージに固定するつもりもないと思いますので、読み手の皆さんのお好みでふわっと想像して頂ければ幸いです。
こんな事書きましたが、イラスト自体は本当に嬉しくありがたかったです。感謝感激の雨嵐でございますよ。ありがとうございますです。
じゃぁの( *・ω・)ノ