この素晴らしい世界に居座るTSド変態野郎にも祝福を 作:らいじゅう
大変だ、干からびそうだ。
エロがなくて、干からびそうだ。
こんな筈では・・・・ガクッ
カエルの舌で身体中舐められるという、一種の触手シチュで息絶え絶えになるまでオナニーした翌日。
俺はいつものようにウェイターをしていた。
どうしたさー、クエストいかないんさー?と思った人もいるだろう。同僚も「さっさとクエストいけよ、変態が」と急かしてきたがこれにも色々訳がある。
と言うのも昨日、三人のままではクエスト達成は無理と判断した水色がパーティーメンバーを補充すると言い出したのだ。サトウカズマは渋々ながらこれを快諾。初クエストで何もしなかった俺には選択権はなく、取り敢えずメンバー集めが始まったのだ。
それでメンバーが集まるまで、一旦クエストは中断という訳で待機中という事。
というか、いつの間に仲間になったのか。
ふむ?おかしいな。
まぁ、いいか。それは取り敢えずおいておこう。
それならそれでサトウカズマ達と待っていれば良いのに、そう思った事だろう。同僚も「暇ならお前んとこの童貞に処女でも貫通させて貰ってこい。毎晩煩いんだよ。処女拗らせんのも大概にしろ、そろそろ殺すぞ」と言ってきたが、それも、まぁおいておこう。最初はムードとか大事にしたい。サトウカズマになら処女をくれてやるのも吝かではないが、ムードがないから駄目だ。ムード欲しい。
因みに、一番ないのが、ダストとかいう初日に尻撫でてきた馬鹿だ。あいつは殺す。
話は戻ってなんで働く事になったのかと言うと、あの水色のパーティー募集で直ぐに人が集まるとも思えなかったからだ。ギルド内であの水色の評価は酔っ払いでしかない。普通避ける。
それに元々の予定では一応俺のシフトだったので穴になってる。人手が微妙に足りてない。それで待ってる間だけという条件つきで働かせて貰っていた。いつもより一割減の時給だが、なにもしないで待ってるよりずっと有意義というもの。お金にもなるし、暇潰しにもなるしね。
「おい、変態。お仲間ん所に変なの来てるよ」
同僚に言われて視線を向ければ魔法使いっぽいのがいた。変だろうか?と首を傾げてると同僚が説明してくれた。そこにいる魔法使いが『紅魔族』と呼ばれる頭のおかしい一族らしい。
ただ悪い事ばかりではなく、頭は死ぬほどおかしいが魔法に関しての才は抜群で能力の高さは保証出来るとか。まぁ、その利点を軽く凌駕するレベルで頭がおかしいからパーティーを組む人が中々いなかったりするらしいが。
様子を窺ってるとサトウカズマと視線があった。
めっちゃこっちに来いと手招きされてる。
「行きたくないなぁ」
「いいから行きなって。掃除は私がやっとくから」
そう言われてしまうと仕方ない。
手にしていたモップを同僚に渡し、サトウカズマの下へと向かった。
「悪いな仕事中、大丈夫だったか?」
「不本意ながら大丈夫になった」
「お前な・・・」
溜息をつきながらもサトウカズマは紅魔族の女の子に俺が仲間である説明をした。聞いてる感じだと俺がOKを出せば仲間になるらしい。
ぼやーと聞いてると紅魔族の女の子がババッとポーズをとってきた。
「ふふふっ、改めて教えましょう!我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者・・・・!」
決まった、という表情に思う所があって俺も真似してみた。ババッとポーズをとり、声を張る。
「我が名はタカハシ・カナデ!冒険者を生業とし、ギルドのウェイターをしながら、日々オナニーで自らの秘部を開発する者・・・!」
「アウトーーー!!」
スッパーンという音と共に頭に衝撃が走る。
サトウカズマはツッコミの天才や。
そんな俺を紅魔族の女の子が唖然と見つめてくる。
「おお!カッコイイ自己紹介ですね!まさかアクセルにもこんな━━━あれ?でも今なにか変だったような・・・・」
「いやぁ!?なんでもないからな!?幻聴だろ、幻聴!!なぁ、アクア!!今日は幻聴がよく響く日だなぁ!おい!」
「?幻聴?何を言ってるカズマさん?ついに頭おかしくなったの?」
「この馬鹿!空気読めよ!」
誤解されても面白くないのでちゃんと教えようとしたら、サトウカズマにアイアンクローされた。地味に痛い。
喋るなとの事なので頷いておいた。
「あの、日々の後なんて━━━」
「研鑽とか修行とか!そんなんじゃなかったかなぁ!!そんな事よりめぐみん!ほら、お腹減ったろ!?メニューでも見て適当に頼んでくれ!な!」
「んん?まぁ、そうですね、お言葉に甘えさせて頂きます」
めぐみんは何か言いたそうな顔をしながら、差し出されたメニューを手に取った。俺は引き続きアイアンクローされながら説教された。
いや、だ、大丈夫だって。
今、殆どお客いないし、ね?ついだよ、出来心。
いたたたたたた、ちょ、いたたた。
はい、すいませんでした、調子に乗りました。
オナニーの素晴らしさを伝えたくて、つい。
少したって、俺達は揃って平原にやってきていた。
勿論昨日中断したクエストを達成する為だ。
ジャイアントトード討伐である。
今日も元気にカエルの餌食になった水色を横目に、マントをはためかせるめぐみんを見る。杖がめちゃ光ってる。カッコイイ。
「見ていてください。これが、人類が行える中で最も威力のある攻撃手段。・・・・これこそが、究極の攻撃魔法です」
めぐみんの瞳が紅の光を灯す。
「エクスプロージョンッ!」
めぐみんの怒号と共に、爆炎が大地を砕いた。
そこにいたカエルは灰も残さず木っ端微塵。
凄い、そしておっかねぇ。
魔法ってこんなん?
人が使って良いもんじゃなくね?
大丈夫?免許とか必要だったりしない?
心配になってめぐみんを見たら、地面にうつ伏せに倒れていた。サトウカズマは気づいていない。魔法が放たれた場所に釘付けだ。目がキラキラしてる。
なんだよ、おい、ちょっと可愛いじゃん。
普段欲望しか映さない濁った目してる癖に。
ギャップ萌えとか止めろよな、子宮にくるだろうが。
「あのー、気づいたなら、何か一声掛けてくれても良いと思うのですが・・・」
俺の視線に気づいためぐみんが、弱々しくそんな事を言った。喋れるなら放っておいてもと思うが・・・。
「もう死ぬ?埋める?」
「埋めないで下さい!大丈夫ですから!実は━━━」
めぐみんから話を聞いてみると、どうやらさっきの爆裂なんちゃらは大量の魔力を使う本当に最強レベルの魔法らしい。現在のめぐみんでは一発が限度。それも一発放てばスタミナまで使いきり倒れてしまうのだと。
途中から聞いてたサトウカズマがゲンナリしてたのは言うまでもない。
そんな話をしていると、さっきの爆裂なんちゃらの爆音を聞いてかカエルが現れた。恐らくラストガマである。昨日倒した二匹、めぐみんが倒した一匹、今現在水色が体をはって足止めしてるカエルが一匹━━━数えてみたらやっぱりラストガマである。
てか、水色まだ大丈夫なのかな?
ふと見たらさっきより飲み込まれていた。
凄いビクンビクンしてる。
死んだな。
南無。
「あ、めぐみん!」
サトウカズマの悲鳴のような声に振り向くと、めぐみんがパックリいかれていた。
そりゃもう、パックリと。
「・・・・カナデ、一匹頼めるか」
モーニングスターでは相性が悪そうだったので、今日はギルドに飾ってあったハルバードを持ってきてる。思ったより軽くて、飾ってある割には切れ味も良好。リンゴの皮剥きとかも簡単に出来た一品だ。つまり、いけるっちゃ、いける。
「まぁ、OK」
「悪いけど頼むわ、アクアの方」
「らじゃー」
サトウカズマと獲物を半分こ。
俺も今日はカエルを一匹仕留めた。
初めてカエルを斬った感触はなんとも言えないものだったけど、普段割と料理する派だったのでそこまで感じる物はなかった。どの部位が美味しいんだろうかとか、気になった程度だ。
カエルの口から水色を引っ張り出すと、目が死んでいた。そのビチョビチョのヌラヌラ感に、どんな舌さばきでまさぐられたのかを考え、昨晩のオナニーを思い出してちょっと興奮したのは内緒だ。
流石に被害者にカエルの舌さばきについては聞かない。聞きたいけど。
「ありがどねぇぇぇー」
助かった事に安堵したのか、ヌラヌラのネチョネチョのビチョビチョな水色がしがみついてきた。ほんのり温もりのある謎の液体の感触に、思わず這わされる舌の感触を想像し俺氏大興奮である。
ああ、めぐみんの代わりに俺が食べられるべきだったか。反省せねば。
「━━━おい、そこの変態。今とんでもない事考えてたろ」
「うぅん、ちょっとだけぇ」
「
「りょ」
それからカエルの処理とか諸々を済ませ、ビチョビチョな二人をつれて俺達は帰った。銭湯に真っ直ぐ行ったのは言うまでもない。
おかずが一杯。
今夜は良い夜になりそうだ。