この素晴らしい世界に居座るTSド変態野郎にも祝福を 作:らいじゅう
バニルの計略により起きたお祭り騒ぎの忙しさも一段落ついた今日この頃。ゆんゆんと爆裂しにいっためぐみんと、この間の討伐報酬の分け前を一瞬で溶かし尚且つ借金まで背負ったアホ水色が働きに行くのを見送った俺は、いつものように一人家事に勤しんでいた。
忙しい間ギルドで働き詰めだったので、必然屋敷は放置気味。一週間近く放っておいたので、どうにも埃っぽかったので朝から大掃除してる。一通り部屋の片付けが終わった今は、絶賛廊下モップがけ中だ。屋敷が屋敷だけに流石に一人だとしんどい。商品開発が大詰めに入ったカズマはともかく、ダクネスには手伝って貰いたかった。家業が忙しいとかいっていたが、いつになったら帰ってくるのか。はぁ。
気合いを入れて廊下を磨いてると、何か視線を感じた。
視線をそこへと向ければ━━━カズマが廊下の角から何か言いたげにこっちを覗いている。
「どした?今忙しいから、お茶なら自分でやれ」
「おぉ、そ、そうか。悪かった、いや、そのな、あれが一応出来たから、見て貰いたかったんだけど・・・」
ああ、そういう事か。
それなら話は別だ。
これから家計を助けてくれるかも知れない、大切な商品だからな。
「ここだけやったら行くから、部屋でちょっと待ってろ。━━━あー、ついでだからお茶も持ってってやる。お茶うけ何が良い?」
「お茶うけか・・・みかんとか有ったら最高なんだけどな」
「みかんはないけど、似たやつならあるぞ」
「マジか」
何故か木じゃなくて、モンスターに成るやつだけどな。
切るまで動いたりたまに鳴いたりするし、見た目はみかんだけどレモンに近い味だし、そのまま食べると中毒とか起こすらしいけど。
「・・・・それ、野山を駆けずり回ったりするか?」
「野山は駆けずるとかは聞かないな。それに切ってハチミツ掛ければ・・・まぁ、大丈夫だ」
「それは大丈夫じゃないって意味だぞ」
ジト目で見てくるカズマをスルーして掃除を再開。
区切りの良いところまでモップがけを済ませる。
その後はさっさと手洗いしてから、お茶の用意と調理したみかんらしき物をおぼんに乗せ部屋に向かう。部屋についた所で扉をノックすれば、何処かワクワクしてそうなカズマが出迎えてくれた。
「来たな。カナデ、見てくれ」
そう言ってカズマが見せてくれたのは日本にいた頃、冬になると当たり前のように見ていたコタツだった。見た目はそのまんまコタツ。取り敢えず手にしたおぼんをコタツの上において、手を布団の中に突っ込んでみる。するとちょっと温い。
「入ってみても良いのか?」
「おう、その為に呼んだんだ。感想聞かせてくれよ」
促されるまま腰掛けて足を入れてみる。
気持ち温い気もしないでもないが、窓全開で掃除してた身には十分過ぎるほど温かくて気持ちいい。でもまぁ、布団をもう少し厚手にした方が良いかも知れないな。
「温度調整とかは出来ないのか?」
「温度調整が難しくてな・・・・魔力の出力とかどうやって絞るのか分からないんだよ。いや、出力自体は絞れるんだけどな?そうしたら今度は魔力不足で温まりにくいし、安定して起動しなくて・・・それに安全面を考慮すると━━━」
「あー、分かった。俺じゃ分からない話だな?そこら辺はあとでめぐみんと相談でもしてくれ。布団もう少し厚くすれば丁度良いと思うぞー」
「布団か・・・ああ、それなら直ぐ改良できるな。今度買ってくる」
カズマは成る程と頷くと、作業机にあるメモ張へ書き込んだ。最初ぺったんこだったメモ帳だったけど、今は随分と嵩張って見える。ヒモで括っただけの簡単な造りのメモ帳だったから、書き終わる度に継ぎ足していったんだろう。以前見せて貰った事もあるけど、一枚一枚かなり書き込まれている物だから、その束を見ればどれだけカズマが試行錯誤したのか見てとれる。
それだけにやっぱり思う。こいつ、本当になんでニートしてたんだろうか。
「カズマ。お茶入れてやるから、お前も休憩しろ」
「ん?ああー、そうだな・・・・頼む」
そう言うとカズマは俺の対面に座り、そのままコタツへと足を潜らせる。
「ひゃっ!?」
コタツの中、伸ばされた足が俺の足に触れた。
それは温まってきていた俺の足に少し冷たくて、思わず変な声が漏れてしまう。そんな俺の様子にカズマは少しだけ申し訳なさそうにしたのだが、直ぐ何か企むような顔になって冷たい足で俺の足をペタペタ触ってきた。
「ちょっ、冷たいっ、ての!こら!」
「よいではないか、よいではないかぁ」
エッチなのは歓迎だが、こういうタイプのどっきり系は好きではない。冬場いきなり背中に手を突っ込んでくるタイプの人間なんか、特に嫌いだ。━━━なのでカズマの太もも辺りの肉を、親指でぎゅっとつねってやった。靴下をはいててもそれぐらいは出きる。直ぐにカズマが「ひょえっ!?」とか変な声をあげ、苦悶の表情と共に謝ってきたが・・・うん?許さん。
ちょっとお仕置きした後は、みかんらしき物を摘まみながらまったりとお茶をすすりつつ休憩。カズマなんかもテーブルに頬をつけてすっかりグダグダしてる。これは今日のお仕事終わりかなぁ・・・。やる気でない。
「世界で最初にコタツを作ったやつは、どうなったんだろうか・・・・なぁ、カナデ」
「まぁ、俺達みたいになったんじゃないか?」
「だよなぁ・・・・てか、このみかんみたいなの美味いな・・・・みかんじゃないけど。なにこれ、レモン?レモンなのか?おかわりとかある?」
「さぁ・・・まだ倉庫にしまってあるけど、おかわりは出さないぞ。食べ過ぎると中毒になるからな」
「何て物食わせてくれてんだ、おい」
まったりしてると、カズマが視界から消えた。
ちょっと背筋を伸ばして覗けば、寝っ転がっているカズマの姿が見える。コタツで寝ると風邪引くぞーと何処かで聞いたような言葉が出かけた時、風邪カズマの足がまた懲りずに俺の足を触ってきた。さっきよりは冷たくないけど、いきなりやられるとビックリしてしまう。
「カズマー」
「も、もう冷たくないだろ?」
「・・・まぁ」
カズマは明後日の方向を見るばかりで、全然こっちを見ない。足は相変わらずペタペタと触ってきていて、止める気配は少しも見えない。
というか、少しずつ触れる場所が上へと上がってきてる気がする。
「・・・んっ」
足先から伝ってきたカズマの足が、股の間をそっと押すように触れてきた。ちょっとだけゾクッとする。こういうゾクゾクは嫌いじゃない。放って置けば、カズマの足は擦るようにもっとあそこに触れてくる。
「んっ、んんっ・・・」
触れる度、それに応えるように段々と体が火照ってきた。少しずつそこが濡れてきてるのが分かる。洗濯したばかりなので気持ち的にはパンツをあまり汚したくないんだけど・・・まぁ、それはそれとして。気持ちいいのでそのままにしとく。
「ん?」
不意に足の感触が無くなった。
待っていても中々来ない。
どうしたのかと背を伸ばそうとしたら、明らかに足じゃないものが太ももに触れてきた。五本の指の感触。それが両の太ももをゆっくりと揉みながら、少しずつ上へと昇ってきて━━━━お尻をぎゅっと掴んでくる。
「ひぃうっ!んん!」
さっきのお返しなのか、それは少し痛いくらいの力だった。普通は怒る所なんだろうけど、最近お尻ばかりせめられてたせいで、その痛みに少しだけ気持ち良さが混じってしまう。
「あっ、ちょっ・・・ぁん」
ずるずると、パンツが下げられていく。
愛液で張り付いていた布が無理に下げられたせいで、敏感になってるそこが擦れ、腰からゾクゾクする刺激が背筋を昇っていく。
「━━━━ふぁっ!?あっ、あぅっ、んっっ!」
小さな痺れに意識を向けていたら、急にあそこが吸われた。油断してた事もあって、その刺激はずっと大きかった。一瞬で腰から脳髄まで駆け巡ってきて、頭の中を真っ白にさせてくる。目の前にパチパチと光が散って、頬が熱くなって、意識が遠くなって━━━お腹の所が熱くなって仕方ない。
ぼーっとする意識の中、じゅるじゅるとエッチな音が甘い痺れを伴って聞こえる。敏感になっているそれを熱い舌が撫でて、ヒクついてるそこへ熱い吐息が吹き込まれてく。そしてその刺激に応えて、また溢れていく俺の愛液をカズマは執拗に啜っていく。耳がくずったくなるほど、イヤらしい音を出しながら。
断続的に走る刺激に座ってられなくなって崩れるように横になると、カズマはねぶるのを止めて隣へ這い出てきた。嬉しそうな顔が隣に並ぶ。
「むぅ、ばかかずまぁー。このあとそうじしなきゃなんだぞ」
「まぁまぁ、今日くらいゆっくりしても良いだろ?俺もカナデも一週間忙しかった訳だしな」
いやまぁ、忙しかったのは認めるけど、今はその一週間を取り戻そうとしてたんだけど。掃除的な意味で。
文句を言ってやろうと思ったが、言葉が出る前にキスで塞がれた。カズマの舌が遠慮なく潜り込んできて、俺の舌に絡まってくる。甘い痺れが口の中に広がる。
「んんんっ、ん」
キスの心地よさに蕩けそうになってると、カズマの手が服の下に潜り込んできて胸に触れた。軽く何度か揉むとすっかり膨らんでしまった突起を摘まんでくる。きゅっと強く摘ままれ、刺激に肩が跳ねてしまう。
「カナデはMの気強いよな」
「んん?そんなこと、ないとおもうけど・・・」
「そうか?今だって物欲しそうな顔してるぞ」
ピンっと指で突起が弾かれた。
不意のそれに、お腹がきゅんとしてしまった。
あれだけ一杯吸われた筈なのに、またあそこが濡れてきてるのも分かってしまう。
「顔、蕩けてるぞ。変態」
耳元で囁かれ、またゾクリする。
もうお腹もずっときゅんきゅんしてて、疼きが抑えられそうにない。
「━━━か、かずまぁ、して?」
そうカズマのテントを擦ってお願いすれば、喉を鳴らす音が聞こえてきた。自分から誘っておいて何故にと思わなくもないけど、入れてくれるなら何でも良い。死ぬほどズッコンバッコンしたい。
頑張って濡れたあそこをカズマのテントに擦りつけアピールすると、少しだけ困った顔になる。まぁ、スケベな面に代わりはなかったけど。
「どした?やっぱりしない?」
「いや、したいのは山々なんだけどな・・・前は、ほら、な?赤ちゃんがいる時とか良くないって聞くし・・・だから、後ろで━━━」
「あぁ、あれな。やっぱり駄目だった」
カズマには言わなかったけど、まだ忙しかった頃に普通に生理がきていた。稼ぎ時にそんな話してもあれかなーっと黙っておいたのだ。残念だけど生理がきた以上、今回は当たりじゃ無いということ。
その事を教えたらカズマが凄く微妙な顔をした。
どうしたのかと思ってるとまたキスされる。
さっきよりもずっと情熱的に。
「━━━薬、また飲んでるのか?」
唾液の糸をひきながら唇を離すと、熱っぽい視線と共にそんな事を聞かれた。一応駄目だと分かった日から飲んでいるので、肯定の為に頷いてみせると強く抱き寄せられた。気のせいかも知れないけどコタツなんかよりずっと温かい気がして、俺はカズマの体へ同じように抱きつく。それはとても温くて、フワフワした気持ちにさせられた。
「薬、もう駄目な・・・絶対孕ませてやる」
「ひょえ?いや、でもな、冒険者で子育てって現実的に厳しいというか、生活のことも考えたら、まだ早いだ━━━━━━っああ!?あっ、ばかっ!いきなりはやめっ、んっ、あんっ!」
それから沢山、数えるのも馬鹿らしくなるくらい、カズマと体を重ね続けた。日が暮れて、皆が帰ってくるまで。何回も。
そして何度も何度も注がれた。
注がれたそれの熱を、体が忘れられないくらい。
本当に沢山。
で、一つ由々しき問題が発覚。
もしかしたら、俺はMかも知れない。
せめられるの気持ち良いんですけど。一方的にやられるの、ちょっと好きだ。