二人の口から
喉が張り裂けんばかりに、一組の少年少女はこの地獄から抜け出すための言葉を発する。
「「な──ながまにな"りま"す"っ!!!」」
それは偶然か、はたまた必然か。
画面に映った二人の目からは大粒の涙が絶え間なく零れており、その言葉を発するに至るまでの時間が如何に地獄だったのかを如実に表していた。
二人は知らない。その宣言が、自分達を更なる地獄に突き落とす事を。
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あれから途切れず自室でエッチを続けていたら、荼毘くんから連絡が入ってきた。とうとう緑谷くんとお茶子ちゃんが堕ちたらしい。
曰く、必死な声で仲間になると叫んだとか。
もう三日目の昼なんだけど……よくもまぁ、三日も快楽漬けにされて耐えられたもんだよね。
「うわっ、凄い匂い」
お茶子ちゃんが監禁されている部屋に足を踏み入れると、途端に濃厚なメス臭が鼻腔をくすぐった。
部屋の中にはひとつのベッドが置いてあり、その上では全裸のお茶子ちゃんだけが横たわっている。目隠しは、あの激しいプレイの最中に取れてしまったらしい。
開かれた股の間からは、断続的に愛液が溢れ出していた。どうやら、イキすぎて戻ってこられなくなっているようだ。
口からはずっと、呻き声とも喘ぎ声とも区別つかないものが零れ落ちている。
「あ……あぅ……やめ……」
「流石にやりすぎた感が凄い」
ちなみに、僕の分身は既にトゥワイスによって消去済みだ。お茶子ちゃんの『仲間になります』発言と共に消えるよう設定してあったらしい。
改めてトゥワイスの便利さに感動しつつ、僕はゆっくりベッドへと近づく。そうしてそのまま、手に持った首輪をお茶子ちゃんの細い首にはめた。
「これでよし……っと」
服従の証である、ピンク色の首輪。これを着けたからにはもう逃げられない。逃がすつもりも無いけれど。
ちなみに、緑谷くんは緑色だ。イメージカラーって大事よね。
「もしもーし。起きてー、お茶子ちゃーん」
「あぅ……ん……?」
むにむにのほっぺたを軽く左右に叩けば、徐々にお茶子ちゃんの意識が覚醒してくる。
その合間に懐から一本の鎖を取り出して、しっかりと首輪に繋いでおく。
全裸と合わせて絵面的にまるで犬のリードのようになったそれは、漫画とかでよく見る奴隷がするような格好そのものに見えた。
「ん……あれ……私──ひぅっ!? あっ、い、イクっ、なんでっ、イッ──んはぁあああっ!?」
「うわぁ、寝起きイキとはこれまた新しい……」
意識が覚醒した途端、広げたおまんこからぶしゅうぅっ、と透明な潮を噴き出すお茶子ちゃん。
身体を起こそうとしただけでイクなんて、どうやら相当な変態に調教されてしまったらしい。日常生活ちゃんと送れるのかな?
「はぁっ……はぁっ……!!」
「あー……突然で悪いんだけどお茶子ちゃん、おいで」
鎖を引っ張り、無理やりお茶子ちゃんの身体を起こす。そうしてそのまま、何の説明もせずに部屋から連れ出した。
鎖を引っ張り、まるで奴隷のように追従させる。
「ひっ……や、やだ……もうイクの嫌だよぉ……」
どうやら完全に心が折れているらしい。僕にこうして部屋から連れ出されるというこの状況も、お茶子ちゃんの中ではとびきりの恐怖に映っているのだろう。
まぁ、いちいち説明したりする手間が省けるのは良いことだけどさ。
「大丈夫大丈夫。もう無理やりイカせたりしないからさ。なんたって、君はもう僕たちの仲間なんだから」
「え……なか……ま……?」
お茶子ちゃんを監禁している部屋から出て、ビルの通路を歩く道すがら。僕は彼女を少しでも安心させるためにそんな言葉を掛けた。
だって、これから最愛の人との再会なのに、あんな怯えたまんまじゃかわいそうだもんね。
「あ……そう、だ。私……仲間になるって……」
「うん。だからもう
ヒッ、とお茶子ちゃんが短い悲鳴を上げる。
そう。なにより、さんざん言ったけど僕たちはもう仲間なのだ。僕は仲間に酷いことする趣味は無い。
まぁ、裏切ったなら話は別だけどね。その時は今回のがぬるま湯に感じるくらいの快楽地獄に叩き落としてあげよう。
「さ、着いた。開けてごらん、お茶子ちゃん」
「…………」
とある部屋の前に着いた僕とお茶子ちゃん。僕は彼女の首輪に繋がれた鎖のみを外し、扉の前に立たせる。
そうしてそのまま開けろと言われたお茶子ちゃんは、おっかなびっくりといった様子でドアノブに手を掛ける。
「うぅ……」
おそるおそる、ドアを開ける。そうして、中の光景を確認したお茶子ちゃんは。
「……! デクくんっ!!」
血相を変えて一目散に部屋の中へと入っていった。すると、半開きのドアは自然と閉まっていく。
ドアが完全に閉まった瞬間、ドアからガチャリと鍵が掛かる音が聞こえてきた。
よし、ミッションコンプリート。あとは成り行きを見守ろうかな。
「楽しみですね」
「ん、トガちゃんいつの間に」
ふにゅん。
扉の前で踵を返した僕の腕に、そんな擬音がつくほど柔らかいものが押し当てられる。
言わずもがなトガちゃんのおっぱいだ。
っていうか、今どこから出てきたのさ。相変わらず神出鬼没なんだから、もう。
「ふふ、お茶子ちゃんにも子供できると良いですね」
「遠からず出来るんじゃないかな? あの部屋にある飲み物、全部何かしらの薬入ってるし」
まぁ、そんなもの使わなくても出来そうではある。何しろ、あんだけイカされたトロトロおまんこに、溜めに溜めた精液を注いだら確実に妊娠すること請け合いだろう。
要するに、時間の問題と言うわけだ。運が良ければすぐにでも妊娠すると思うけど。
「さて、と……皆のところに戻ろっか」
「はーい……うっ──おえええぇぇ……!」
「ちょっ!? 大丈夫トガちゃん!?」
歩き出したと思ったら、急に胃の中のものをリバースしてしまったトガちゃん。
口から吐き出す真っ赤な胃液が、びちゃびちゃと床にぶちまけられた。
つわりかな。っていうか、普通に飲みすぎだよねこれ。調子にのってあんなに飲むから……。
「大丈夫? 背中さすろっか」
「だ、大丈夫です……吐いたら楽になりました……」
そんなことを言ってはいるが、彼女の顔は真っ青だ。これは立っているのも辛いレベルだろう。
無理はしない方がいい。なにより、トガちゃんの辛そうな顔なんて僕が見たくない。
「まったく、痩せ我慢して……ほいっと」
「ひゃわぁっ!?」
一息に、トガちゃんの身体をだき抱える。この前と変わらぬお姫様だっこのスタイルのまま、僕は彼女と共にどこか空いている部屋が無いかと探し回る。
「辛い時はそう言ってよ? 僕ってば頭悪いから、言ってくれないと分かんないからさ」
「……察してください、バカ」
頬を赤らめ、袖で口元を隠しながら僕から目を逸らすトガちゃん。
うわ、なにその萌え要素のスペシャルコンボ。もう天使越えて、女神越えて、可愛いを司る神になってるじゃん。
「可愛すぎかよおおぉぉぉぉ!!!」
「ちょっ、揺らさないでくださ──んぐっ、おええええぇぇぇ……!!」
テンションが上がった僕は、トガちゃんを抱えたまま一気にビルの通路を駆け抜けた。
その代償として、僕と彼女の服が真っ赤な吐瀉物まみれになったのだが──まぁ、それは後でちゃんと洗ったのでよしとしよう。
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「デクくん、大丈夫!?」
部屋に入った瞬間、部屋の中央に縛り付けられた緑谷に向けて麗日は叫んだ。
「う……麗日、さん……?」
「うん! すぐほどくからね、デクくん!」
中央の石柱に縛り付けられた緑谷の両手を、最優先で解放していく。
その行為がこれからの自分の運命を決定付ける事になろうとは、思いもしない麗日なのであった。
「手が……」
「思ったより簡単で良かった。じゃあデクくん、次はここから逃げ……ない、と……」
両手を解放し、今度は緑谷の正面に回り込んで会話を試みようとする麗日。
しかし。
「わっ……あわわわわわわ……!?」
前に立ったせいでバッチリと見えてしまったのだ。
緑谷の股間から雄々しくそそり立つ、その立派な肉棒を。
その肉棒を見てようやく、自分たちが二人とも全裸な事実に行き当たる。
「デ、デクくん前、前! 隠して早く!! 私も隠すから!!」
「…………」
慌てて胸と股間を手で隠す麗日。しかし、肝心の緑谷は全く隠す気配を見せない。目はどこか虚ろで、顔をしかめてとても辛そうな表情を浮かべている。まるで、何かに耐えているかのような──そんな表情であった。
そんな様子の緑谷を余所に、麗日の視線はある一ヶ所にすべてが注がれていた。
そう。語るまでもなく、緑谷の肉棒である。
(お、おっきぃ……男子のアレって初めて見たけど、あんなに大きくなるもんなんや……)
天に向かって雄々しくそびえ立ち、時折ビクンとその砲身を震わせる。
その立派なイチモツを前にして、麗日は片時も目を逸らすことが出来なかった。
(……入れたら気持ち良さそうやなぁ……)
あの長さと太さだ。きっと、自身の膣内を徹底的に蹂躙してから、子宮口をこじ開けて子宮そのものを貫くだろう。
そして無防備になった子宮の内部に向けて精液を放ち、無垢な卵子を思うままに蹂躙して受精させるのだろう。
と、そこまで妄想したところで。
(はっ……!? い、いま私、何を考えて……?)
唐突に現実へと引き戻された麗日は、爛れた妄想を振り払おうと必死にかぶりを振る。
そんな挙動不審な動きをする麗日の肩を、緑谷がガシッと掴んだ。
「へっ……? で、デクくん何を──んむっ!?」
唐突に、唇を奪われる。
触れた唇同士が、唾液でくちゅくちゅと卑猥な音を発していた。
「はぷ……んっ、れろっ……」
「んあっ!? あぅ……ぷあっ!!」
必死に身をよじり、なんとか緑谷のキスから抜け出す麗日。離れた唇の間に、つぅと透明な橋がかかり、ぷつんと切れた。
(な、何これ……キスってこんなに甘いの……?)
ファーストキスだったからだろうか。それとも、好きな人とのキスだったからだろうか。口いっぱいに広がる例えようのない甘みが、麗日の思考を淫らに溶かしていく。
「はぁ……はぁ……ど、どうしたのデクくん……」
「……ごめん、麗日さん。でも、もう限界なんだ……」
「ひゃっ!?」
股の間に、何か固いものが挟まる感触。ドクンドクンと脈打つその熱い肉棒が、麗日の太股にむっちりと挟まれていたのだ。
「あ……あの……デクくん……?」
「ごめ、ん……ごめん、なさい……麗日さん……!」
謝りながらも、腰を前後に動かす緑谷。麗日のおまんこから溢れ出た愛液を潤滑油として、ぬちゅぬちゅと卑猥な音を立てながら太股で肉棒をしごいていく。
当の緑谷本人はと言えば、快感と罪悪感が混じりあった悲痛な表情を浮かべていた。
「腰がっ……勝手にっ……くっ……!」
しかし、その顔は苦悶に歪んでいく。いくら肉棒をしごこうとも、一向に射精できない。
確信がある。これはもう
「っ……!!」
だが──だが、しかし。
「……? デク、くん?」
その為に、目の前の彼女を犠牲にしてもいいものか。砂粒ほどに残った僅かな理性で、緑谷は自身にありったけの疑問をぶつける。
その疑問の解は、どれもが『そんなことしていい筈がない』だった。
分かってはいる。分かってはいるのだ。
ただ、そんな理性や理屈が意味をなさないほどに追い詰められているだけで。
「ぐっ……うぐぅっ……!!」
「デクくん……」
口の端から、悲痛すぎる苦悶の声が漏れ出る。とても辛そうだ。目の前でその光景を見る麗日は、胸が締め付けられるような想いを抱いていた。
(何か……何か、デクくんにしてあげられること……)
淫らな空気に侵されつつある頭で、麗日は必死に解決策を模索する。
その中の一つ、射精させてあげれば楽になるのでは。そう思い立った麗日は、太股から緑谷の肉棒を引き抜いた。
「っぁ……う、麗日……さん……?」
「う、うん……大丈夫。これは治療、これは治療なんだから……よし! デクくん、私やってみるよ!」
その場にしゃがみこみ、麗日は自身の顔を肉棒の目前に移動させる。
その際に肉棒から匂ってくる濃厚なオスの香りに、おまんこから愛液がトロリと零れ落ちた。
(ふわぁ、凄い匂い……でも、不思議と嫌じゃない……むしろ、良い匂い……?)
鼻から吸い込まれた淫らな香りが、肺いっぱいに広がって麗日の脳細胞を隅々まで破壊していく。
既にこの濃密な淫臭が良い匂いだと錯覚している時点で、麗日の脳は相当めちゃくちゃに破壊されてしまっていたりするのだが。
もっとも、この状況では指摘する者など誰もいない。
「い、いくよ、デクくん……はむっ」
「うあっ!?」
ビクビクと脈動する亀頭を、まるでキャンディーでも頬張るかのように口へと咥える麗日。
その瞬間、おまんこからぶしゅうぅっ、と潮が噴き出すが、麗日は敢えてそれを無視した。
反撃とばかりに舌で亀頭をチロリと舐めると、次は全体をしゃぶるように舌を根本まで這わせていく。
「あむぅ……れろぉっ、ちゅぶっ……じゅぶっ、じゅぶじゅぶじゅぶぅぅっ!!!」
「かはっ……ぐっ、うららかっ……さんっ……!!」
舌でねぶるだけでは我慢が効かなくなったのか、徐々に麗日は肉棒を喉の奥へとねじ込んでいく。
「じゅぶっ、ぐぶっ……ぐぼっぐぼっぐぼっ──ぐえっ、うげぇぇぇぇぇ……!!!」
息ができなくなっても、条件反射でえづいてもお構い無し。ただただ献身的に、麗日は緑谷の肉棒へと懸命に奉仕する。
好きな人の為だったら、このくらいへっちゃらだという意思表示だろうか。
「じゅるっ……ちゅうううううぅぅぅぅぅ……ちゅぽんっ!!」
「うあああぁぁぁっ!?」
喉奥で徹底的にしごき、最後のトドメは亀頭への強力バキューム。
普通の男だったならば、これだけで三回は射精しているだろう。
「はぁ……はぁ……げほっ、げほっ!!」
「ぐっ……ダメ、だ……出ない……!」
しかし、緑谷の肉棒からは一滴の精液も出てこない。肉棒自体はパンパンに張り詰めていて、今にも精液を出したそうにしているにも関わらず、だ。
「はぁ……はぁ……やっぱり、これしかないのかな」
「え……」
しゃがんだ体勢から、お尻を地面に付け、床へ仰向けに寝転がるような体勢へと移行する麗日。
股を開き、脚を浮かせるその姿は、まるで獣が見せる服従のポーズのよう。
その体勢のまま、麗日は静かに口を開く。
「……来て、デクくん」
その一言が、緑谷の理性を完全に崩壊させた。
「麗日さんっ!!!」
「きゃあっ!?」
顔は可愛い系であり、多少お腹に肉が付いてはいるが、そのお陰で胸とお尻は立派にむちむちと実っている。
そんな女子高校生に誘惑されて、拒める男子高校生が果たして居るだろうか。
いや、いない。
結果として、緑谷は麗日に覆い被さるように身体を近づける形となる。
「ふっ、ふっ……!!」
「ひぅっ……はぁっ、はぁっ……!」
お互いに、心臓が痛いほどに脈動している。お互いの身体から立ち上る淫らな匂いに、本能が次々に顔を出す。
もはや、理性は本能が塗り潰した。
互いの身体のみを求める獣となった二人は、お互いの性器をぐちゅぐちゅと擦り会わせていた。
「いっ、
「うんっ。来て、デクくん……!」
擦り合わせているだけだった性器の動きは徐々に収まっていき、次第にある一点で止まった。
麗日の膣口に、緑谷の肉棒が押し付けられる。
まだ入れてすらいないのに、緊張はピークに達している。二人の耳には、体内の血が凄まじい速度で流れる音が聴こえていた。
「ふっ、んっ……!」
「んあっ、あ……ああぁっ……っ──!」
その状態のまま緑谷が腰を押し込めば、ずぷりと亀頭が柔らかい肉ひだに包まれる感触があった。
驚くほどに熱く、そして淫らに肉棒を咥え込んで離さない。奥へと進む毎に、徐々にうねっていく肉のひだ。
「あっ、がっ……うららか、さっ……これっ……!!」
「──────!!!」
イッている。緑谷が数センチ──いや、数ミリ動かす度に、麗日の頭には失神しかねないレベルの電流が迸ってくる。
(にゃ、にゃにこれぇ!? こ、これが、セックス……!? 本当のセックスって、こんなに──)
まだ入り口なのに、これ以上奥に進んだらどうなるのか。どうなってしまうのか。麗日は恐怖を孕みながらもどこか期待した眼差しで、緑谷を見つめる。
それに呼応するかのように、緑谷は一気に腰を麗日のおまんこに打ち付けた。
ぶちん。
何かが、破れたような音がした。
それと同時に、麗日のおまんこからじわりと赤い液体が流れ出してくる。
「っ……麗日さん、血が……!」
「え……あ、本当だ……でもそんなに、痛くない……かな?」
その光景を見て、一瞬だけ我に返る緑谷。
だが。
「えへへ……なんか、凄く嬉しいな。デクくんが、私の初めての相手でよかった」
「なっ……!」
「私、デクくんが好き……大好きっ!!」
満面の笑みを浮かべ、緑谷の身体を抱き寄せる麗日。そうして、ほぼゼロ距離に近づいたその唇に、改めて熱いキスを交わした。
「んちゅうっ──んむっ、れろっ、じゅるるるぅっ!!」
恋人でも中々しないような、濃厚すぎるディープキス。相手の口内にある唾液を根こそぎ吸い尽くす程の、荒々しいもの。
それに答えるように、緑谷も麗日の口内を蹂躙していく。そうして、二人はお互いの息がもたなくなるまでキスに没頭していた。
「「ぷはっ……はぁ……はぁ……!!」」
息が切れ、同時に口を離す二人。
酸欠になったかのように──実際なっているのだが──視界が揺れて、頭がくらくらする。
しかしそんな状態でも、二人の獣のような性欲は収まることはなかった。
「すー……はー……う、動くよ、麗日さん」
「はふぅ……うん、いいよ。動いて、デクくん」
先程から奥まで入れっぱなしだった肉棒を、徐々に引き抜いていく緑谷。入り口近くまで持ってくるだけで、まるで射精してしまいそうな快感が重くのし掛かる。
その快感を更に増幅させるように、緑谷は肉棒を麗日の奥深くまで一気にねじ込んだ。
「ふんっ……!!」
「んっはああぁぁぁ!?」
未だ初々しい膣肉を掻き分け、一気に子宮口を押し潰す肉棒。
すると麗日は弓なりに背を仰け反らせ、結合部から勢いよく潮を噴き出した。
それを切っ掛けに、膣内の肉ひだ一本一本がまるで生きているかのように蠢き出す。
「なっ……!? くあっ……腰が、抜けそう……!」
「ひぅっ、くああぁぁっ!? お、おにゃかが……は、ぅあんっ!?」
そこに、トドメと言わんばかりに子宮口が亀頭へと吸い付いてきた。
精液を搾り出すため、麗日の意思とは無関係に子宮口がバキュームフェラを繰り返す。
今の緑谷に、そんな不意打ちが耐えられる筈もなく。
「ごめっ……麗日さんっ……出るっ……!!」
「ふぇっ──んきゃぁぁぁっ!??!?!!」
極限まで濃縮された、濃厚な精液が子宮内部にめがけて発射された。
まるで鉄砲水のように発射されたその精液は、当然のごとく麗日の子宮を蹂躙していく。
「んあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!?!??!」
頭の中で閃光が迸り、目の前が真っ白になった。麗日はまるで雷にでも打たれたかのように、身体中がビクビクと痙攣している。
結合部からは狂ったように潮を噴き上げ、それが雨のように緑谷の顔へと降り注ぐ。
「────────あは♥️」
淫らに、厭らしく、口角を吊り上げて麗日は笑う。
数十秒、数十分。いや、体感では数時間にも感じられるほどの濃密すぎる射精。
もうとっくに脳と精神はくたくたで、こうして意識があることが奇跡とさえ思える状態。
「デクくん……デクくぅん……!」
「麗日さんっ……!」
そんな麗日は、快楽にとろけた表情で何度も緑谷の名前を呼ぶ。それに答えるかのごとく、緑谷は感極まったように麗日を抱き締めた。
まだ繋がっている結合部から、ドロドロと白濁色の精液が漏れ出している。
「好きっ……デクくん、好き!」
「ぼ、僕も……僕も好きだよ、麗日さんっ!」
改めて告げる、愛の告白。
お互い全裸で汁まみれ。ムードもへったくれもあったものではないが、二人は幸せそうな笑顔を浮かべている。
そうして、二人の愛の夜は更けていくのだった。