過去の感想に返信した時、偽お茶子ちゃんもう消えてるって書いたんですが、それだとインターン許可されないよなぁって気づきまして。
ですので、偽お茶子ちゃんは未だに健在です。ご了承ください。
最後の部分にカニバリズム描写があるので、苦手な人はご注意ください。
お互いの名前を教えあってから数分後。
エリちゃんと楽しくおしゃべり──実際は僕が一方的に喋っていただけ──をしていたら、急にエリちゃんが内股をモジモジと擦り合わせ始めた。
僕がどうしたのかと聞けば、なにやらパンツの中が変な感じらしい。
「なんか……ぬるぬるしてるの。私、お漏らしなんてしてないのに……」
そう言って目を伏せるエリちゃんは、どこか嗜虐心をそそる雰囲気を醸し出している。なんか、こう……性的に苛めたくなってくるのだ。
「いつから?」
「……さっきアライブさんと……き、キスした時から……」
あー……これはアレだね。エリちゃん興奮しちゃってるね。
原因はさっきのキスかな? トガちゃん相手だとあれくらいじゃ前戯にもなんないから、ちょっと感覚が麻痺してた。
初体験も済ませてない子相手じゃあれでも激しい部類だったのかな。
「そっかそっか……あのねエリちゃん。それは愛液って言って、気持ちよくなると自然と出てきちゃうものなんだ」
「あい……えき……?」
首をかしげてキョトンとするエリちゃん。やっぱり性知識は皆無だったか。
それなのに、この歳で愛液出せるっていうのは不思議だけど……早熟なのかな? 最近の子供って成長早いって聞くし、そう不思議なことでもないのかもしれない。
「そう、愛液。他にもラブジュースとか、濃いものは本気汁とか言うけど……そうだね、エリちゃんが良ければ他にも色々教えてあげるけど?」
「え……えっ、あの……あぅ……!」
顔を真っ赤にしながら、おろおろと狼狽えるエリちゃん。小動物みたいで非常に可愛らしい。
もちろん、トガちゃんには敵わないけどね。普段とベッドでのギャップヤバいからね、マジで。
「……よ、よろしくお願いします……!」
よしきた。
数分間じっと考え込んで、その末に色々なものを振り絞って答えを出したのだろう。
真っ赤な顔をしたエリちゃんの瞳には、羞恥心とか好奇心とかその他もろもろの感情がごちゃ混ぜになった光が浮かんでいる。
周囲は相変わらず暗いのだが、枕元にある電灯を薄く点ければお互いの顔くらいは見えるようになるだろう。
そうして視界を確保した僕は、早速エリちゃんの性教育を始めることにした。
「うぅ……は、恥ずかしい……」
「大丈夫だよ。誰も見てる人なんていないんだから」
エリちゃんの着ている無地のワンピースをたくしあげ、ベッドに座ったまま脚をM字に開脚させる。
開いた脚の中心には、飾りっ気のない白色のお子様パンツが鎮座していた。
「ん、やっぱりちょっとだけど濡れてるね」
白いパンツの中心。股に触れているであろう部分の布が、うっすらと湿っている。
試しにそこへ手を伸ばし、指の腹で上から軽く撫でてみる。
「ひゃっ!?」
そのまま触れた指を上下に動かし、パンツ越しに未成熟なワレメを何度もなぞっていく。
途中、皮を被ったクリトリスらしきものも見つけたので、挨拶代わりに少しだけ撫でておいた。
撫でた瞬間に、分かりやすくエリちゃんの腰が跳ねたのも見逃さない。どうやらトガちゃんと同レベルか、それ以上に敏感なクリトリスらしい。
「どう? 気持ちいい?」
「わ、分かんない……くすぐったいみたいな、なんかぽわぽわって変な感じがする……」
ふむ、少なくとも不感症ではないみたいだ。となれば、ここは何よりもまずイかせることを最優先に考えようか。
エリちゃん結構感じやすいみたいだし、一回イけばハマると思うんだよね。
「愛液も十分に出てるし……よし、手始めにクリでイッてみようか」
「ひゃあぅっ!?」
溢れ出る愛液を人差し指に絡め、パンツをズラしてエリちゃんのクリトリスを直接撫で上げる。
目視で見てもしっかりと皮を被ったソコは、さっき確認した通りとても敏感だったようで。
触れただけで背中を仰け反らせ、往復させればビクビクと体を痙攣させる。
「ひぁぁぁっ!? あうっ、ひぐっ! びりびりっ、こしがびりびりするぅぅぅっ!!」
「エリちゃん、そのビリビリがイクってことだよ」
「びりびりっ、いくっ!? びりびりっ、いくぅっ!!」
順調順調、いい感じで仕上がってきてるね。
後は最後の仕上げに、特大の花火をあげてやるだけだ。
「イッちゃえ、エリちゃん」
「──あっ」
被っていた皮を少しだけ剥き、クリトリスの本体を爪先でコリッと引っ掻いてやる。
それだけで、エリちゃんの瞳はぐるっと空を向いた。
「んああああぁぁぁぁっ!??!?!??!」
次の瞬間、エリちゃんの股から勢いよく潮が噴き出してきた。腰を上下にガクガクと振りながら、まるで噴水のように潮を噴出させている。
よかった、どうやらちゃんとイけたようだ。
これがイけないで消化不良、なんてなったら地獄だからね。ちゃんとイくため、クリトリスにちょっと強めの刺激を与えたのは見逃して欲しい。
「あっ……あっ、あっ……!」
五秒以上続いた潮噴きもようやく収まり、エリちゃんは乱れた呼吸のままベッドにドサリと倒れ込む。
真っ正面に座っていた僕は、当然の如く大量に潮をかぶってびしょ濡れだ。ベッドに掛かってないだけマシだと思うけどね。
うーん……これ、帰るときどうしよっかなぁ……時間経てば乾くだろうけど、匂いが染み付いてしまいそうだ。
エリちゃんの初イキ潮、とってもエッチな匂いがする。まぁ、トガちゃんほどじゃないけどね。
「お疲れ様エリちゃん。初めての絶頂、どうだった?」
「はぁ……はぁ……ほしが、ちかちかってしてぇ……すごかった……」
顔を真っ赤にして、目の端にうっすらと涙を浮かべながら、エリちゃんは初イキの感想を延べてくれる。どうやら気持ちよかったようだ。よかったよかった。
「回数を重ねていけば、一人でもイけるようになるからね。暇なときにでもこうやってオナニーしてみるといいよ」
「オナニー……うん、オナニーする……一人で、いけるようになる……」
「よーし、いい子だね」
そんな言葉と共に、僕はエリちゃんの頭を撫でる。エリちゃんは一瞬戸惑ったような顔をするも、すぐに目を細めてそれを受け入れていた。
しかし、今のエリちゃんの姿は中々にそそるものがある。
ボサボサだったエリちゃんの白い髪が数本、乱れて顔に張り付いてしまっている。
投げ出された手足も、巻かれた包帯がほどけて血色のいいぷにっとした肌が惜しげもなく晒されている。
イッたばかりの荒い呼吸は、年齢に見合わない色香を醸し出していた。
「うーん、こりゃ十年後が恐ろしい……」
「?」
僕の言葉にキョトンと首をかしげるエリちゃん。
このまま成長したら、無自覚に男の精液を搾り取る最強サキュバスになってしまうこと間違いなしだろう。
いや、元が美人っていうか可愛い系だから、ヤリサーの姫になって男どもを食い散らかしてしまうかも。
どっちにしろヤバい事には変わりない。これは、目覚めさせてはいけないものを目覚めさせたかもしれないね。
「じゃあ取り敢えず、今回はここまでかな」
あんまり急に教えても覚えきれないだろうし。
それに、あの部屋を出てから随分時間が経ってしまっている。そろそろ帰らないと、トガちゃんからお叱りという名のナイフを貰っちゃうからね。
まぁ、僕は全然ウェルカムなんだけどね!
「え、ぁ……アライブさん、行っちゃうの……?」
「うん。待たせてる人がいるからね」
ベッドから立ち上がり、寝かせておいた赤ちゃんを抱えて歩き出す。
僕が遠ざかっていく度、僕に向けて伸ばされたエリちゃんの手は力なく下がっていく。その表情は、今にも泣き出しそうなほど悲哀の感情で歪んでいた。
うーん……そんな悲しそうな顔されてもなぁ……直感だけど、今この子連れ出したら一生オーバーホールにつきまとわれる気がするんだよねぇ。
そうでなくとも、今の僕たちは赤ちゃん抱えててまともに戦える状態じゃないし。あの二人も戦闘苦手だから、ヤクザと正面切って全面戦争、なんてしたらこっちが負けるのは目に見えてる。せめてダビくんが居ればなぁ。
「うーん……あっ、そうだ」
僕は懐から刃が収納されたサバイバルナイフを取り出し、エリちゃんの方へと投げ渡した。
戸惑いながらもそれをナイスキャッチしたエリちゃんは、手の中のそれを眺めてハテナマークを浮かべていた。
「プレゼント」
「…………!」
一言だけそう告げれば、エリちゃんは目を大きく見開いて歓喜の表情を浮かべる。
いやー、よかったよかった。自傷するために買っておいたんだけど、それよりもトガちゃんナイフの方が数倍切れ味いいって気付いて結局使わなくなってたヤツなんだよね。
僕は結局使わなかったけど、喜んでくれるなら買った甲斐があったっていうか。それを使って、トガちゃんみたく暗殺が得意になってくれたら嬉しいな。
「ありがとう、アライブさんっ……!」
サバイバルナイフを両手でしっかりと握りしめ、花の咲くような笑顔を浮かべるエリちゃん。
そんなに嬉しかったんだろうか。この年でナイフ好きとか、最近の子は凄いなぁ。
「じゃあね、エリちゃん」
手を振って、エリちゃんの部屋から退出する。
まだ出口に寝転がっていた見張りの人を壁に寄り掛からせてから、僕はまた迷路のような地下道を一人で歩いていくのだった。
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結局、僕が二人のもとに戻れたのはそれから一時間後のことだった。
僕たち出向組用に用意された簡素な部屋の中で、僕はトガちゃんの質問責めに合っていた訳で。
何やっていたのかと聞かれれば、素直に迷ったと答えるしかないのだけれども。
「じゃあなんで他の女の匂いがするんですか?」
ぎくり。
「ぺろっ……これは、幼女の愛液の味です」
いやまって、まってまって。これには海よりも深く山よりも高い訳があってですね──と、そんな言い訳を並べてみるが、もちろん彼女にそんなものが通用する訳もなく。
結果として、数分後には血だらけになった僕が無惨にも部屋の隅っこに転がされることになってしまった。
あ、ちなみにトゥワイスは赤ちゃんと一緒に隣部屋に居ます。
最近のヤクザって太っ腹なのね。部屋二つも貸してくれたんだよ。
「げほっ……相変わらずトガちゃん容赦ないねぇ」
「容赦したら罰になりませんから」
早速傷も治った僕は、血塗れになった体を起こして彼女のもとへと歩み寄る。
拗ねた様子でそっぽを向く彼女の体を、後ろからゆっくりと力強く抱き締めてあげた。
「ごめんねトガちゃん、浮気した」
「許しません」
「本番はしてないから。あと、子供だし」
「関係ありません」
僕の言葉を悉く否定して、そっぽを向いたまま視線すら合わせてくれない彼女なのだった。
うむむ……これは手強いなぁ。今までこんなに怒ったトガちゃんは見たことがない。あの時路地裏でアカネちゃんに血を飲ませたときとは比にならないほどの怒り具合だ。
「バカ。バカアライブ」
「バカとはなんて酷い悪口を……じゃあそんな酷いお口は、こうして塞いであげなきゃ──ねっ!」
「んむっ!?」
素早い動きで彼女の正面へと回り込み、そっぽを向いていた顔に遠慮ないベロチューをかます。
彼女のほっぺたを両手で押さえつけ、逃げ場の無くなった唇を無慈悲に貪った。
「じゅるっ、じゅるじゅるっ、ちゅぼっ、じゅるぼぼぼぼぼっ!!」
「んぐーっ!? んむっ、むぉっ!? ん~~~~~っ!??!?!」
今までのエッチでもやったことが無いような、遠慮なしのバキュームキス。
彼女の唾液を余さず吸い込む勢いで口内を蹂躙する。彼女の理解が追い付かない速度で口内を舐め回す。
僕の本気のキス。それは彼女の思考と理性を溶かし尽くし、あっという間にその顔をトロ顔に変えてしまった。
「ぷはっ……はぁっ、はぁっ……な、なんですか今の……」
「僕の本気。堪能してくれた?」
今まで誰にも──もちろんトガちゃんにも──試したことがない、僕の必殺技。
ぶっつけ本番だけど、上手くいって良かったよ。
「これで納得してくれた? 僕が愛してるのは、トガちゃんだけだってさ」
「はぁ……はぁ……ま、まだです。まだ……ぜんぜん許してませんから……」
目にハートマーク浮かべて、太股から透明な液体垂らしながら言っても説得力ないんだけどなぁ。
まぁいっか。それなら、とことん僕の愛を証明してあげるだけだからね。
「ひんっ!?」
制服のスカートの中に手を突っ込み、そのまま彼女のパンツの中にまで手を滑り込ませる。
ぐっちょりと湿って熱を帯びたそこは、まるで湿地帯のようであった。指を押し当てるだけで、ぬかるんだ地面のように僕の指を呑み込んでいく。
妊娠しても、出産しても、毛の一本すら生えてこないおまんこはまるで未経験の処女のよう。実際は百戦錬磨の熟練おまんこなのだから、見かけに惑わされてはいけないが。
「もうこんなにぐしょぐしょになってる。許さないんじゃなかったの?」
「ゆ……許しまひぇん……浮気は絶対、絶対……許しゃないんですからぁ」
口からこぼれる言葉は快楽によって震えていて、とてもじゃないが本心からのものとは思えなかった。
挿入された指を膣肉でキュウキュウと締め付けてくるあたり、このシチュエーションを楽しんでいるのだろう。きっと。
「じゃあどうしたら許してもらえるのかな?」
「そっ……それはぁ……ひうっ!?」
挿入したままの指を、ゆっくり上下に動かしていく。
彼女の膣肉を優しく撫でたり、時には押し込むように愛撫していくと、ねばついた愛液が指に絡まり始めた。
そのまま何度も何度も膣内を指でほぐしていけば、すっかりトガちゃんの顔はトロトロにとろけていた。
「ふぁっ……んぅっ……!! あっ、イくっ、イっちゃ────っ!!??!?!」
プシュッ、プシュッと彼女の股から潮が噴き出す。既に吸水量の限界を越えていた下着は、今では何の障害にもならなかったようで。
勢いよく飛んだ潮は、綺麗な弧を描いて床に落下する。そのエッチすぎる光景を見て、僕も我慢の限界に達した。
「じゃあ仲直りの証としてセックスする? 仲直りセックス、きっと気持ちいいよ」
「ふぅ……ふぅ……はい、セックスしましょう……セックスしてくれたら……許してあげます」
僕の腕から力なく抜け出して、彼女はふらふらとした足取りでベッドに向かって歩みを進める。
そのまま仰向けにベッドへと寝転ぶと、股を大きく開いてこちらに見せつけてくる。
「きてぇ……くださいぃ……」
ぐちょぐちょになったそこを惜しげもなく晒し、全力で僕を誘惑する彼女。息をする度にヒクヒクと物欲しそうに蠢くそこを見て、僕の肉棒は限界以上に固さを増していく。
うん。これはあれだね、無理だね。
速攻で服を脱ぎ、全裸になった僕は彼女の上に覆い被さった。紅潮した彼女の笑顔が眩しい。八重歯がとってもキュートだ。
「ふぅー……よし、また赤ちゃん作ろっか」
「っ……!」
「僕の遺伝子とトガちゃんの遺伝子をお腹の中で混ぜ合わせて、新しい赤ちゃんつくちゃおっか」
「ひあぁっ……!」
ぶぷっ、と。僕の言葉に反応したのか、彼女の肉穴から真っ白い粘液が溢れ出す。
それに釣られて、僕の睾丸も大量に精液を生産しているのが感じ取れた。
お互い必要以上に準備万端になった所で、僕の肉棒が彼女の肉穴に押し当てられる。
「また孕ませるよ、トガちゃん」
「はいっ、アライブの精液くださいっ! 私のお腹で遺伝子まぜまぜして、またお腹おっきくしてくださいっ!!」
彼女の淫語を聞きながら、一気に彼女の奥深くまで肉棒を挿入する。
「ふんっ!!」
見た目はまだまだ未成熟なのに、中身はぐちょぐちょのとろとろにとろけた極上の名器。
どのくらいかと言えば、突き入れた際の一突きだけで射精を覚悟してしまうレベル。
「おほぉぉぉっ!???!?!?」
それでも何とか射精は耐え、彼女の子宮口を亀頭で思い切り叩き潰す。
瞬く間に彼女はアへ顔を晒して潮をふくが、イッてしまいそうなのは僕も同じだ。
「んぐっ……オオオォォォォッ!!!」
「ひぎっ!? ひぎゃっ!? ちょっ、まっで──んぶぅっ!?」
まるで獣の交尾のように腰を打ち付け、彼女の唇を貪り食らう。どちらが酸欠になろうが知ったことではない。
彼女という極上の女をすべて、余すところなく味わう為に。肉欲に溺れて、獣欲を解き放つ。
「ぷぁっ──あひっ、あひゃああぁぁぁっ!!??!? 死ぬっ、頭がバカになって死んじゃいますぅぅぅっ!!?!??!!」
目を剥き、涙を流しながら下品なアへ顔を晒す彼女。そのすべてが美しく、愛しい。彼女のアへ顔に、興奮を隠せない僕がいる。
あぁ。どうしよう。
歯止めが効かなくなりそうだ。このままじゃ彼女をメチャクチャにしてしまうかも。彼女と出会ってから、血まみれエッチを繰り返しているうちに、この気持ちは僕の中へつもりに積もっていった。もうそろそろ限界かもしれない。
「──トガちゃん」
自分でも、驚くほど透き通る声が出た。行為の最中だというのに、それはひどく冷静で冷徹なものに聞こえて。
彼女に聞こえているかは分からないが、生憎ともう自分を抑えていられる自信がない。
依然としてアへ顔のままな彼女の耳元で、ゆっくりと。しかしハッキリと、こう告げた。
「壊すね」
ぶちり。
「え?」
彼女の肉体が、抉れる。彼女の白くて真珠のような肌が千切れ、赤いルビーのような肉が姿を現す。
首もとから肩にかけての肉が抉れて、そこから鮮血が噴水のように噴き出した。
「あ──」
快楽の海から一瞬で引きずり下ろされた彼女は、茫然とした顔で僕を見る。
いや、正確には
やった。やってしまった。
これまでずっと、しないようにと抑えてきた。大好きで愛おしい、壊れ物のような彼女を壊してしまわないようにと、必死に自分を律してきた。
溢れ出る獣欲──彼女を食べたいという想い──を性欲に置き換えて、彼女を傷つけまいと何度もエッチな事をしてきた。
「もぐ……もぐ……ごくっ」
頬張った肉を、数回だけ噛んで飲み込む。最低だ。自分の行為に反吐が出そう。こんなに大好きな、愛してる彼女を傷つける行為を取るなんて。
でもその反面、とてつもない満足感や幸福感も感じている。彼女の一部を食べて、それが自分の血肉になることに、僕は果てしない幸せを感じてしまっている。
「はぁぁぁ……!」
これが、彼女が感じている感覚か。相手の一部を取り込む幸福感。相手の一部が自分のものになるという征服感。
そして、それらすべてが、言葉では言い表せないほどの快感の波となって押し寄せてくる。
そんな恍惚とした間抜けすぎる表情を晒す僕を見て、彼女は
「あは❤️」
肩から噴き出す鮮血もお構いなしに、彼女は僕の唇を奪った。
口元にべっとりとついた血を舐め取るように、丹念に丹念に彼女はディープキスを実行する。
「やっと、やっと私と同じくなりましたね」
熱に浮かされたような、色っぽい瞳が僕を射抜く。満足そうな笑顔を浮かべた彼女は、それはもう極上のメスであり──最高の
「ずっと、こうされたいって思ってました」
ああ、そうか。
彼女が僕の血を吸って喜ぶのと同じく。僕が彼女に血を吸われて嬉しいのと同じく。
彼女は、僕にも
「いいですよ」
鉄の臭いが鼻をつく。キスを終えた彼女の唇から、甘い鉄の臭いがした。
「私のからだ、アライブの好きにしてください」
痛いのも。
気持ちいいのも。
辛いのも。
壊れちゃいそうなのも。
狂っちゃいそうなのも。
ぜんぶ、ぜーんぶ。
「私にください」
初めてのかいらくを──
「二人でいっしょに」
うん。
そうだね。
「「今夜は寝かさないから」」
二人同時にそんな言葉を口にして、くすりと笑い合う僕たちなのであった。