最近、ふと思うことがある。
それは彼女にとってはなんてことない事だろうが、それでも僕にとっては重要な問題であった。
まぁ、細かいことには違いないのだが。
「ねぇ、トガちゃん」
「なんですか?」
住宅街近くのとあるカフェにて、僕は彼女に問い掛けた。いつもと同じく平日ということもあって、座っている人はかなりまばらだ。
対面に座った彼女は、注文したドーナツをはむはむと頬張りながらこちらを見つめていた。控え目に言って可愛すぎる。まさに天使の食事風景だろう。
「なんでこんだけ弄られて平気そうな顔してるの?」
そう、僕がしたい質問とはそれなのだ。今現在、僕は彼女のおまんこを足の指でぐりぐりと弄んでいる。
親指を割れ目に擦り付ける度に、その奥から濃い愛液が溢れだしてきていた。
特に、指でクリトリスをつまみ上げた時がもっとも顕著だ。その瞬間、彼女のおまんこの奥から白い本気汁がごぽごぽと溢れ出してくる。
「……いえ、別に平気な訳じゃないですけど」
とか言ってるが、彼女は至って平静な様子だ。だがもはや下着は下着の役割を果たしておらず、彼女の股間は大洪水の醜態を晒していた。
椅子からこぼれた愛液が、ぴちゃぴちゃと卑猥な水音を立てて店の床に落ちていく。
「えー? でも顔赤くないし」
「それは個性の応用技でそう見せてるだけです」
曰く、自分の血を飲んで顔だけを個性で変身させてるのだとか。随分と器用なことができるんだなと、素直に感心してしまう。
「あれ、でも呼吸も荒くないよね?」
「必死に抑えてるんですよ。なんなら心臓の音でも聞いてみますか?」
まるで触れろとでも言わんばかりに、彼女は上半身ごとこちらに乗り出してくる。
それはまるでおっぱいをこっちに向けて差し出しているようでもあり、むしろ僕の方が欲情しそうな光景だった。
「……他の人に見られないかな?」
「散々私にイタズラしてた人が今さら何言ってるんですか。ほら、早く」
せかされるままに、僕は彼女のおっぱいに手を添える。そのまま巨乳と呼べる程のそれを揉んでみれば、むにゅむにゅと僕の手が沈み込んでいく感覚があった。
それはまるで、僕の手と彼女のおっぱいの間には制服しか無いような手触りで。
「って、トガちゃんもしかしてノーブラ?」
「そうですよ。どっかの誰かさんがブラジャーをダメにしちゃったから、私は今こうしてノーブラ生活中なのです」
「そこはホントにごめんなさい」
いや、だって中の針金があんなにひん曲がるとは思わないじゃん。ポケットに入れたままだった僕も悪いけどさぁ。
いやあの、ホントごめんなさい。後で買って返すので許してください。
「じゃあ、今度一緒にランジェリーショップに買い物しに行きましょう」
「新手の拷問かな?」
そんなことしたら、端的に言って僕の社会的立場が無くなる。あれ、でも僕ってば元々ヴィランじゃん。じゃあ別に気にしなくても良いのかな。
あと、あんなところに男同伴で買い物いったら、絶対に夜のアレコレ用の下着買いにきたんだってあらぬ誤解を受けるよ?
「このサイズでも可愛いデザインのやつが売ってるところが良いですね~」
「アメリカとかにしか無くない?」
「じゃあ海外旅行がてら買ってきましょうか」
「そんなお金無いよ。っていうか、パスポート発行できるかも怪しいし」
軽口を叩きながらも、僕は彼女のおっぱいをぐにゅぐにゅと揉みしだいていく。変幻自在に形を変えるおっぱいは、いくら揉んでいても飽きないほどだ。
「あっ……あんっ……」
服の上から乳首を擦ってあげると、彼女は少しだけ甘い声を上げてくれる。
「んー……おっぱいがおっきすぎて鼓動が聞こえない」
「んんっ……くふっ……そんなこと言ってー、ホントは私の胸を揉みたいだけでしょ?」
「それも八割あるかな」
残り二割の部分はマジで手に鼓動が伝わってこないからだ。いや、ホントに。
ぐにっと力を込めておっぱいを押し込んでみれば、辛うじて心臓の鼓動を感じることができる程度だ。
さすがはGカップ。これで依然成長中というのだから末恐ろしい。
「んー……ホントだ。ちょっと早いかも」
「やっとですか。じゃあ早く胸から手を離してください、この変態」
「トガちゃんが揉めって言ったんじゃんかー」
相変わらず理不尽だなぁ。まぁ、そんなところが魅力的なのだが。
言われた通りにおっぱいから手を離して、なんとはなしにテーブルに頬杖をつく。
「にしても、トガちゃんって感じやすいよね。今ので更に濡れたでしょ」
こっちに届くメスの匂いがさっきよりも濃くなっている。そう伝えれば、彼女はジト目でこちらを睨んできていた。
「ホント気持ち悪いですね、最低です」
「僕の愛撫でそんなに濡らすトガちゃんが悪い」
僕は悪くない。強いて言うなら──いや、やっぱり濡れやすい彼女が悪い。
「まったくもう……口が減らないんですから」
やれやれと呆れたような顔をして、彼女は残っていたドーナツを口に放り込んだ。
指についたドーナツの欠片を舐め取り、満足そうな笑顔を浮かべている。
「かわいい」
「……なんですか、急に」
訝しげにこちらを見る彼女に対して、僕は更に言葉を紡ぐ。
「いや、本当は絶賛発情中でおまんこから愛液が止まらないのに、平静を装ってドーナツ食べてるトガちゃんかわいいなって思って」
「その口閉じてください、殺します」
だって事実じゃんか。未だにぴちゃぴちゃって水音が聞こえて来てるし、テーブルの下からメスの匂いが凄いするもん。
これはちょっと拭き取らないとマズイかもね。このままじゃ、他のテーブルにまで匂いが広がりそうだ。
「よっと」
「…………」
という訳で彼女の愛液を拭き取るべく、備え付けられた紙ナプキンを持ってテーブルの下に潜ってみる。するとそこには、下着越しにトロトロと流れ落ちる愛液の滝があった。
止めどなく溢れてくるそれは、正に彼女が絶賛発情中という証と言えるだろう。
「おー、これがナイアガラの滝──ぐふっ、ちょっ、タンマタンマ、痛い痛い」
「…………!」
まじまじと彼女のエッチな部分を観察していたら、彼女の膝が顔面に直撃した。
膝って。足で蹴るのは分かるけど膝って。しかも、的確に鼻の骨を骨折させてくるとか流石すぎる。
しかも追撃してくるし、五発ぐらい。まったく、僕が超再生の個性を持って無かったら大怪我してる所だよ。
「死ね、死ね、死んでくださいこの変態」
「この状況でも愛液が止まんないトガちゃんには言われたくないなぁ」
手に持った紙ナプキンで床を拭き、椅子とそこから零れた愛液を綺麗に拭き取る。イタズラした僕が言うのもなんだけど、やっぱり濡れすぎじゃないかな。椅子の股下に大きな水溜まりが出来てたし。
続いて、彼女のおまんこに狙いを定める。とぷとぷと白く濁った愛液が、下着越しに絶え間なく溢れ出ている。まさに淫靡な湧水だ。
そこからは濃厚なメスの匂いが立ち上っており、これはもうセックスしないと治まらないというのが、見ただけでも分かる。
「エロスの塊かよ……あっ、ちょっと待って、ナイフはダメだって。眼球はマジで痛いんだって──」
目の前の幻想的な光景に夢中になっていたら、突然上からナイフが降ってきた。もちろん、彼女のマイナイフである。
それは僕の右目にあやまたずぶっ刺さり、片方の視界を失った僕はしめやかに悶絶した。
そんな僕の様子を、彼女はゴミを見るみたいな目で見下ろしている。興奮するんでもっとやってください。
「いっ…………たい」
「痛いで済むのがおかしいんですよ、まったく」
右目からボタボタと温かいものが流れ落ちていく音がする。
刺さったナイフを抜いてそれを見てみれば、やはりというか真っ赤な血が床に散乱していた。どこからどう考えても僕のだろう。
「あーあ……手間が増えちゃった」
「普通ならこれで死ぬんですけどね。ホント、意味不明な体してますよ」
「それはお互い様じゃない? こんなに濡れやすいっていうのは明らかにおかし──いや、ごめんなさい、何でもないです」
彼女の目が「もう片方も潰してみます?」と言っている。流石に両目潰されるのは勘弁だ。彼女の恥態が見られなくなってしまう。
「紙ナプキン足りるかな、これ」
床に散乱した血を拭き取りながら、そんな心配をしてみる。まぁ、いざとなったらいつも常備しているハンカチを使おう。それで彼女のおまんこを拭いてあげるのだ。
「トガちゃんの愛液がたっぷりしみこんだハンカチか……イイね」
「良くないです」
「それ使ってオナニーしたら、トガちゃんと疑似セックスしてることにならない?」
「なりません」
彼女が冷たすぎてヤバい。確かに今のは自分でも頭おかしいこと言ってるなって思ったけど、そんな絶対零度の声色で言わなくても良くない?
個人的にはサイコーだから、もっと蔑んで欲しいんだけどね。
「ま、茶番はこれくらいにして……そろそろお邪魔しますよっと」
「ひあっ……!」
「トガちゃん、バレるよ。声抑えて」
「んっ、ひぐっ……そんなこと、言われてもぉ……」
まぁ、こんだけ好き放題エッチなことやっといて今さらって気もするけど。
しかし両手で口を押さえながら、漏れ出る声を押し殺そうとしている彼女はとても可愛かった。
「うーん、拭いても拭いても溢れてくるなぁ」
「ふっ……んんっ……ふぐっ……!」
「うーわ、すごい量。こりゃもう直接拭かないとダメだね」
「えっ……まっ、まっひぇ……!」
弱々しい制止を振り切り、彼女の下着をずらしてみる。
するとそこから淫靡なメス臭がムワッと立ち上った。その匂いの発生源を見てみれば、彼女のおまんこが肉棒を求めてヒクヒクと痙攣しているのが分かる。
まったく毛の生えていない、綺麗なパイパンおまんこだった。
「もー、トガちゃんはエッチだなぁ」
「だ、誰のせいだと……」
恨めしげな視線を受け流して、僕は紙ナプキンを数枚重ねつつ彼女のおまんこを当てがう。
するとじわじわと愛液が浸透していき、数十秒程ですべての紙ナプキンがダメになってしまった。
まぁ、一応は拭き取れたから良しとしようか。
「それじゃあ今度は中も拭かないとねー」
「んひっ!?」
ヒクつく彼女のおまんこへ、無遠慮に指を二本挿入する。ぐぷぷぷ、という卑猥な音をたてて、僕の指はたちまち柔らかい腟肉に包み込まれた。
「トガちゃんの
「い、言うなぁ……バカぁ……」
流石に恥ずかしかったのか、両手で顔を隠してしまう彼女。そんな恥じらいのリアクションも天使すぎて、ますます僕のイタズラ心に火がついてしまう。
「それそれそれっ」
「ひうっ!? んんっ!? あきゅうっ!?」
膣内に侵入した指をかき回し、おまんこの内部をぐちゃぐちゃに蹂躙していく。
指の腹で膣のひだひだをなぞる。指の先でGスポットを押してみる。そして、二本の指で彼女の膣肉を割り開いてあげる。
「ご開帳ー」
開かれた熱々の膣肉。その奥から、まるで精液みたいな濃さの本気汁がドロリと溢れ出してきた。
奥に見える子宮口から絶え間なく溢れてくるそれは、ただ見ているだけで性欲を増強させてくる。
「はむっ」
「ふっ、んぐぅぅぅぅぅっ……!?」
その溢れ出る性欲増強剤を、おまんこに直接口づけをして啜り上げる。
じゅるじゅるという下品な音を立てながら、彼女の本気汁を一滴残さず吸い上げていく。
吸っても吸っても溢れだしてくるそれを飲み込む度に、粘っこい熱さで僕の喉が焼け爛れるような錯覚を感じていた。
「もっほひょうはい」
「のむ、なぁ……この変態……」
言葉では表しきれないような、雑味だらけの複雑すぎる味。決して美味しいとは言えないのだが、飲めば飲むほど喉が渇いてくる。
おかわりを求めて、舌を彼女の膣内に割り入れた。そしてその肉ひだ一枚一枚を、丁寧に丁寧に舐め回していく。
「あの……お客様、どうかされましたか?」
「!」
そんな時だった。一人の年若い青年店員が、心配そうな表情で声をかけて来たのだ。
おそらく、様子が変だった彼女を気遣って声をかけてくれたのだろう。もっとも、彼女にとっては完全に余計なお世話であろうが。
「……な、なんでもないですよ。ちょっと……んっ、寝不足気味で。うとうと……くひっ、していた……あんっ、だけ、ですから……」
彼女が店員に受け答えしている間でも、舌の動きは止めない。むしろ激しくしてやる。
「そうですか。であれば良いのですが……よく見れば顔が少し赤いですよ? 熱があるのではないでしょうか」
「い、いえ……おかまいな、ひゅっ……!」
さっきよりも、一層強く彼女のおまんこに吸い付いてみる。まるで掃除機を思わせるほど強烈にバキュームしてやれば、彼女の喉から可愛らしくも間抜けな悲鳴が漏れた。
「そういえば、お連れの方は何処へ? 先程まで席にいらっしゃったような気が……」
「あ、ああ……あの変態ですか。あの人なら他の女性の尻を追いかけっ──てへぇぇぇぇぇ!?」
「だっ、大丈夫ですか!?」
なんだか彼女が心外なことを言おうとしていた気がするので、咄嗟にクリトリスを甘噛みしてあげた。
おまけに、すぐさま膣内を舌で舐め回すというおまけ付きだ。
「じゅるっ、れろ……ぐちゅちゅ、じゅるるるる」
「~~~~~っ!!」
ぷしっ、ぷしゃあああぁぁ。
声にならない声を上げ、彼女のおまんこから大量の潮が噴き出してくる。
もちろん、それも全部飲み込んだが。本気汁とはまた違った喉ごしを経て、彼女の淫汁がすべて胃袋に落ちていく感覚を堪能する。
「きゅ、救急車呼びましょうか!?」
「あひっ……あへっ……ら、らいじょうぶれふ……ひ、一眠りしゅれば……治りまふ、から……」
いつもならとっくにアへ顔を晒している筈なのに、彼女は平静の表情をその顔に張り付けている。この店員にまだバレていないのは、九割がそのお陰だろう。
呂律が回っていないが、それでもまだバレていない。この店員が常識はずれのニブチンであったことに、最大級の感謝をすべきだろう。
「そ、そうですか……では、これは追加のおしぼりです。気分が悪化したらすぐに呼んでくださいね」
「はぁい……」
その言葉を最後に、店員はテーブルにおしぼりを置いてレジの方へと戻っていってしまった。危機一髪といった所だろうか。
僕はテーブルの下から這い出て、元の席に戻る。その際に口元を拭いておくことも忘れない。うん、じつに美味だった。
「ただいまー」
「…………」
返事はない。しかし、彼女の様子を見れば、その体がどんな状態なのか一目で分かる。
俯いたまま両手を股間に当て、そこをぐちゅぐちゅと擦っているのだから。一言で言えば、超発情状態。
これはもうイクとこまでイクしかないかな。
「ホテル行く?」
「──はい♥」
満面の笑顔でそう返事をする彼女。溢れた涎が、その瑞々しい唇を伝って落ちる光景は実に淫靡だった。
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「はむっ……ぷあっ、じゅるっ、じゅぶぶっ」
「おぉ……これは最高の眺めだなぁ……」
場所を移していつものビジネスホテルの一室。狭い部屋の中くらいなベッドに腰掛けた僕は、今現在彼女にフェラされている真っ最中なのでした。
いや、これは僕悪くないよ。部屋に入って座るなり、僕の股にすり寄って、ズボン越しの肉棒に頬擦りかました彼女が悪い。
しかしまぁ、ガニ股で僕の股間に顔を埋め、恍惚とした表情で匂いを嗅ぐ彼女は実にエロかったなと。
「舌使いやばっ……!! 流石はいつもちうちうしてるだけのことはある……!」
「あはぁ……あむっ、はぁ、れろぉ……じゅぶっ、ぐぶぶっ」
「わぁお……こりゃまた見事に理性トんじゃってるね、トガちゃん」
一心不乱に僕の肉棒を頬張る彼女。その視線は、完全に肉棒とそこから出る液体にしか向いておらず、恐らく僕の声などまったく届いていないだろう。
早く精液を飲ませろと、彼女の口が別の生き物のようにうねって、肉棒を搾り上げてくる。
「はぁ……はぁ……ふぁやく、ひぇいえきひょうだい……!」
「そんなにがっつかなくても、僕ももう限界だって……!」
ラストスパートと言わんばかりに、彼女は口をすぼめてバキュームフェラを敢行した。
日々のちうちうで鍛えられた唇が、尿道を介して煮えたぎっている精液を吸い出そうとねだってくる。
その下品なひょっとこ顔といやらしすぎる汁音に、僕の興奮は臨界点をとっくに超越していた。
「うっ……イク、イクよ、トガちゃん!!」
「んぶっ、んっ……じゅるるるるるるっ!!」
肉棒から放たれた僕の欲望が、すべて彼女の口内に叩き付けられる。
そのあまりの量に、彼女は目を見開いた。
「んんんんっ!? んぐっ! ごくっ、ごくっ!」
それでも、彼女は精液を飲み込む。まるで砂漠を放浪していた旅人のように。一滴も無駄にしないように。
吐き出された精液は彼女の食道を蹂躙し、胃の中を僕色に染め上げた。
きっと、今の僕はものすごく恍惚とした表情をしているんだろうな。そんなことを思いながら、数十秒にも感じる射精を終えて、チカチカとする視界の中に彼女を見た。
「んっ、んむっ……ぷはぁ……ごちそうさまでした」
こちらを向いて、にっこりと笑顔を浮かべる彼女。開いた口からは飲み込みきれなかった精液が溢れており、それがまるでよだれのように落ちてカーペットに染みをつくった。
可憐な天使の唇から、濃厚な精液の臭いが漂ってくる。それだけで、僕の肉棒は再び固さを取り戻していた。
「美味しかった?」
「……もっとぉ」
そうぽそりと呟いた彼女は、制服の袖からするりとナイフを取り出すと、そのまま僕の脇腹を抉るように切り裂く。すると鮮やかな赤色が、彼女の顔を艶やかにデコレーションしてくれた。
その流れるような自然すぎる動作に、痛みが遅れてやってくるような感覚に教われる。控え目に言って死ぬほど痛い。死なないけども。
「っあ……!?」
「ちうちう……ちうちう……」
「あっ、くっ……ちょっ、ちょっと待ってトガちゃん、いきなり激しい……!」
脇腹から溢れ出る僕の鮮血を、満面の笑みを浮かべたまま啜り上げる彼女。
先程のフェラの時よりも美味しそうに、僕の血を飲み下していく。男としてはちょっと複雑だけど、僕個人としてはこの上ない幸福を感じるシチュエーションだ。
僕の血が彼女の口内を染め、食道を染め、胃袋でさっき飲んだ精液と混ざり合う。ああ、なんて心踊る光景だろうか。
「ちうちう……ちうちう……」
「ちょっ、はは。くすぐったいってば」
段々と傷口が再生していくにつれて、痛みよりも痒みを感じるようになってきた。
しかしそれでもまだ、彼女は傷口から口を離さない。きっと僕の血をすべて飲み干すつもりなのだろう。残念ながら、それは無理っぽいが。
「ちう……ぷはっ。あ~……はぁ~……」
「やっと落ち着いた?」
真っ赤に染まった唇をだらしなく開き、彼女はボーッと部屋の天井を見ている。
おそらく余韻に浸っているのだろう。虚ろな目をしながら、虚空を見つめる彼女もめちゃくちゃ可愛い。
「あむっ……れろぉ……ちゅうっ」
「んぶっ……はむっ、んっ」
そんなレイプ目状態な彼女の唇に、貪るようなキスをする。すると、彼女も自分から舌を絡めてくれた。
鉄の臭いと共に、血の味が口いっぱいに広がる。
美味しい──そう感じたことが彼女と繋がっている証のような気がして、僕は彼女の唇を執拗に奪った。
「ちゅぶっ、んぐっ……じゅるっ、じゅるるるるるっ!」
「あえっ? んっ、んんんんんっ!? んむうぅぅ!?」
口の中で彼女の舌を甘噛みしながら、それをおもいっきり吸い上げる。
突然の事に彼女は目を白黒させながら、驚いた様子で僕の方を見た。
「もぐもぐ……」
「ひあぁぁぁ!? は、はへないへぇぇぇ!!」
そのまま舌を甘噛みしてやれば、彼女はビクビクと体を震わせる。どうやらこれが好きらしい。
その後も何度か甘噛みと吸い上げを交互に行ってあげれば、既に彼女の顔はとろんと蕩けていた。
「ちゅるっ……ふぅ……トガちゃんは舌まで甘いんだね」
「あうぅ……舌がじんじんします……」
舌を伸ばして、まるで暑いときの犬みたいな仕草をする。その姿に、僕はまたもノックアウトされてベッドに倒れ込んだ。
「可愛い過ぎる」
「そればっかりですね、あなたは」
そんな僕の上に股がり、いつの間にやら彼女はこちらを見下ろしていた。端から見れば騎乗位の体勢になっている。
まだ入ってはいないが、ぐちょぐちょのおまんこをぐりぐりと亀頭に擦り付けているので、入るのも時間の問題だろう。
「本当の事を言ってるだけだよ」
「ホントですかー?」
真っ赤な顔のまま、彼女は意地悪そうな笑みを浮かべて腰を前後に動かす。すると、おまんこから溢れ出していた濃厚な愛液が天然のローションとなって、僕の肉棒を濡らしていた。
「んっ……いつもよりおっきぃ」
「トガちゃんこそ、いつもよりぬれぬれだよ。っていうか流石に濡れすぎじゃない?」
「うるさいです。犯しますよ」
「トガちゃんに犯されるなら本望でーす」
周囲に充満する淫臭とは裏腹に、軽い口調で交わされる挑発の言葉。
僕としては冗談混じりに言ったつもりだったのだが、彼女はそれを本気にしてしまったようで。
「ふんっ……!」
「っおおおおぉ!?」
彼女が勢いよく腰を落とせば、僕の肉棒はぬるりとおまんこの奥まで挿入されていく。
その凄まじい快感に、反射的に腰を跳ね上げて彼女の子宮口を突き上げてしまうと、いきなり彼女のおまんこから潮が吹き出してきた。
「ああああああああああぁぁぁ!??!!?!」
ぶしゅっ、ぶしゃああああぁぁっ。
特大の絶叫と共に放たれたそれは、彼女が挿入と同時にイッた事を意味していた。
さんざん焦らされてから、弱点である子宮口をいきなり突かれたのだ。こうなるのも自明の理だろう。
「はっ……はっ……はひゅぅぅぅ……!」
「おー、今回は気絶してないね。偉い偉い」
あくまで平静を装って、彼女の頭を撫でてあげる。しかし実を言うと僕ももう限界なのだ。
さっきから彼女のおまんこが、別の生き物みたいにうねうねと蠢いて精液を搾り取ろうとしてくる。率直に言ってめちゃくちゃ気持ちいい。
「いっ、イって! イってぇ! 今日こそはアライブを先にイかせ──るうぅぅぅっ!?」
彼女の言葉と同時に、子宮口に密着した亀頭からおもいっきり精液を放つ。
肉棒が一回脈動して精液を吐き出す度に、子宮口はそれをさも美味しそうに子宮内へと飲み込んでいった。
それに連動して彼女がイキまくっているのも見える。何とも激しい乱れ方だ。
「あ……かひゅっ……」
「おっと」
事切れたように息を吐き出した彼女は、ぐらりと体勢を崩して僕の上に倒れ込んできた。
それを優しく抱き止めれば、彼女は満足げに”してやったり”といった表情を浮かべていた。
あっ、これは演技してたな。
「えへ……今日は私の勝ちですね」
「どこまでが本気?」
「さぁ、どこまででしょう」
まったく分からない。終始全部が本気だったように見えたけど。
まぁ、僕としては彼女が可愛かったから、別にどっちでも良いんだけどね。
「興奮しました?」
「めちゃくちゃした」
「それは何よりですね」
おまんこから肉棒を引き抜き、僕の瞳を覗き込んでくる彼女。その顔は笑みを湛えており、何とも満足そうに見える。
「はー、気持ち良かったです」
目を閉じ、僕の隣へと寝転がる彼女。ビジネスホテルと違ってベッドに余裕があるからできる事だ。
「ちょっと……疲れました」
「……ごめん、無茶させ過ぎた」
幸せそうに、だが同時に弱々しく目を閉じる彼女を見ていると、ちょっとだけ罪悪感が沸いてくる。
カフェから今まで何回イカせただろうか。ちょっとイカせ過ぎたかな──そんな思いが頭をよぎる。
「……手」
「ん?」
「……手、握ってください」
そっと、僕の前に差し出された手。すべすべで、柔らかそうで、小さな手。
まるで芸術品のようなそれを僕は、精一杯優しく握ってあげた。
「ん……えへへ……」
すると満足そうな笑顔を浮かべ、彼女は寝息を立て始めた。
なんだ、この可愛い生き物は。ひょっとして本物の天使なんじゃないかな。
そんなバカな事を考えながら、僕は眠る彼女の顔を眺めていた。
「おやすみ、トガちゃん」
そう言って、僕も目を閉じる。今日はとても可愛い天使が出てくるような──そんな素敵な夢が見られそうな予感がした。