※この作品はR-18です。

暁ちゃんと房中術   作:タク@DMP


原作:アズールレーン
タグ:R-18 アズールレーン 暁
ケッコンしたのに、全く手を出される気配がない暁が姉妹に相談すると……。

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コアデータが集まるのが先か、紅染ドロップが先か。そんな思いをはせて、暁ちゃんの小説を書きました。他のキャラで麻痺しているけど、この子も十分服装が際どいよね、とか常々思ってます。久々の18禁でしたが楽しんでいただけると幸いです。ではでは。


暁ちゃんと房中術

●

 

「なるほどね! 要するに「暁は指揮官とエッチがしたい」のね!」

 

 重桜の駆逐艦・暁はお茶を喉に詰まらせた。

 先日指揮官とケッコンしたばかりの彼女にはあまりにも刺激的な話だった。

 すぐさま、世話焼きな末妹がむせた暁を落ち着かせる。

 

「ど、どうしてそうなるのでござるかぁ!?」

「だって暁姉さんは分かりやすいですし」

 

 暁はティーカップで口元を隠した。

 事の発端は、すぐ下の妹・響を探しに北方連合への遠征で自分だけお流れになっていたお茶会に無理矢理参加させられたことである。

 勿論、新婚の暁としては指揮官と一緒に居る時間が欲しかったので納得が行かなかったのであるが、フッドが用意したという色とりどりの茶葉と茶菓子の誘惑には勝てなかったらしく、こうして茶会の席に着く事になったのである。

 響を見つける事は出来なかったものの、何とか執り行われた姉妹水入らずの茶会。

 だったのであるが、話題はだんだん弄ると可愛い長女を弄る流れになっていき、果てにはケッコン生活のあれこれに発展してしまったのである。

 

「その、それがし……必死で色々調べたでござる。ケッコンしたらそういう事をするものだと。でも、指揮官はそれがしをまるで小娘のように愛でるだけでそういった雰囲気は全然無いのでござる!」

「なるほどね! つまり、これが「奥手」ってことなのね!」

「なっ、違うでござる! 暁は闇を照らす忍者……忍者に恐れるものなど無いのでござるよ!」

「では指揮官さんを「篭絡」する方法は思いついたのですか?」

 

 篭絡?

 パッと聞いて意味が思い浮かばなかったが、意味は聞かない方がよさそうだった。 

 

「分からない……でござる」

「というか、ケッコンまで進展が速かった気がするけど、その辺りはどうなってるの?」

「それは……」

「もしかして性能目当てのケッコンだったり?」

「指揮官に限ってそれはないでござるよ! 指揮官みたいに優しくて強い人がそんなことはしないでござる!」

 

 暁は机を叩いた。

 にやり、と笑みを浮かべる双子。

 完全に惚気させられた事に気付いた暁は顔を真っ赤にして、ケッコンまでの過程を語る事にした。

 

「雷、電、指揮官は……元々、あなた達のためにそれがしを探していたのでござるな?」

 

 撃破したレッドアクシズのKAN-SENは、時折そのデータを含んだメンタルキューブの欠片として浮かび上がることがある。

 それを明石が工廠で復元することで、KAN-SENは元の姿で今度は味方として仲間に付く。

 それが、言わば「ドロップ」と呼ばれる現象の流れだ。

 暁も例外ではなかった。最初は敵だったのだ。

 

「そうね。私達が第六駆逐隊をもう一度揃えたいって言ったら、指揮官張り切りだしちゃってね」

「艦隊の総力を挙げて、重桜聖域の激戦後に姉さんのメンタルキューブの捜索をしました」

 

 それはかなり難航した作業だと聞いている。

 

「……それがしは指揮官に負い目を感じていたのでござる。それがしの捜索に指揮官は大分悪戦苦闘したみたいだから……」

 

 だからか、遠慮する気持ちがあった。

 より奮闘しなければ、と意気込んでいた。

 

「雷と電に会えただけでも幸せなのに……響が居ないのが辛くて……でも、指揮官にこれ以上迷惑を……掛けたくなかったでござる」

 

 北方遠征が失敗した後、指揮官は暁の事を叱った。

 北方連合は北の僻地。指揮官や他の艦船に迷惑を掛けたくはなかったからではあるが、一人で無茶をしたからである。北へ進んでいたはずがまかり間違って南極まで進みすぎてしまったという驚愕の結果がそれを指し示していると言えよう。

 だがその上で指揮官は、今度は自分たちが北方連合へ遠征することを計画してくれたのである。

 艦隊派遣。もう暁一人に無茶はさせないということだった。

「何故遠慮するんだ、俺はお前の指揮官だぞ。お前の願い一つ叶えてやれなくて何が指揮官なんだ」と言われた時、この人は本当に自分の事を気遣っていたのだと気付いた。

 

「そしたら今度は指揮官の事を考えるようになって……ずっと、いっしょにいてほしいって思うようになって……」

「なるほどね! つまり、暁は優しい指揮官に「ゾッコン」なのね!」

「恥ずかしいから言わないでほしいでござる! まあ、それでだんだん一緒に居る時間が増えて……先日指輪を渡されたでござる」

 

 恥ずかしいが、デートも何回かやっている。

 自分の趣味に合わせた店巡りになってしまっているのは、内心申し訳なく思っている。

 しかし、指揮官も嫌な顔一つせずに付き合ってくれた。

 暁は指揮官と居るのが心底楽しかったし、それは彼も同じようだった。

 だが、こと性的な接触となると指揮官は一向にキスより先を暁に求める事は無かった。

 唇へのキスもケッコンした時にした一度だけだ。

 まだケッコンしてから四日程しか経っていないのだが、初夜すらまだとなると自分に何も魅力が無いのではないかと暁は少し凹む。

 そう妹達に言ったのだが、

 

「夜トイレに行くのすら怖がる暁にはハードルが高いと思われたのよ」

「同感です」

「酷いでござるよ!?」

 

 こっちは真剣だ。

 とはいえ、こちらが妹か娘のように見られているのは間違いない。

 それまでの関係も恋愛関係というよりは、信頼するパートナーのようなものだったというのもあるのだろう。

 

「でも、暁姉さんがソノ気だというのなら……「わんちゃん」あると思いますよ?」

 

 たまに妹達の言っている事が分からない。

 だが、希望があるということは何となくニュアンスで察した。

 

「そ、それって!?」

「姉さんは曲りなりにも一応、くノ一です」

「それがしは唯のくノ一にあらず、それがしこそは探照灯で闇を照らしだす光のニンジャ──」

「ごめん、そういうのもう良いから」

「飽きたのです」

「アッハイ」

 

 暁は凹んだ。

 台詞も、この格好も拘りの塊なのである。

 このお茶会にも、妹達が洒落たドレスを着込んでいるのに対して自分は何時ものセーラー服を改造した忍び装束っぽいコスプレ衣装を着てきたくらいにはニンジャに拘りがあるのだ。

 気を取り直して電は続けた。

 

「つまるところ、「忍術」を使えばいいのです」

「忍術を……恋愛に……!?」

「そうです。これは以前、黒潮さん──」

「黒潮さんが!?」

 

 暁は食いついた。

 憧れの人の名前が出て来ると何時もこうである。

 風貌から中身、佇まいまでまさにくノ一そのもの。暁の趣味に影響を与えた人物だ。

 

「ってことは黒潮さんのおスミつきでござるか!?」

「──が、書物を読んでいた部屋の近くに捨ててあった本で知ったのです」

「うわあ、一気に情報の信ぴょう性が落ちたでござる」

 

 それは最早、黒潮は関係なかったのではないだろうか。

 暁は訝しんだ。

 

「続けますよ。その本にあったのです──「殿方をオトす秘密の房中術」というのが」

「──ぼーちゅーじゅつ?」

 

 聞きなれない言葉に暁は首を傾げた。

 名前だけではどのような術か皆目見当もつかない。

 

「要するにエッチな術ね!」

「ぶっふ!?」

 

 暁は再びお茶を喉に詰まらせた。

 

「え、え、えっちな術でござるか!?」

「まあ、難しい事は電には分からないですが……」

「よ、要するに、し、指揮官をゆ、ゆーわくするってことでござるか?」

 

 尚、その解釈では本来の房中術とは意味合いが違ってくる。

 そもそも忍術は関係ないし、発祥は東煌のものである。

 

「そうなるのかしら?」

「そうなりますね?」

 

 が、この姉妹も何も知らないので適当に受け答える。

 こうして間違った知識は伝えられていくのだった。

 

「ゆ、ゆーわくでござるか……」

 

 暁は妹達の胸を垣間見た。

 明らかに自分よりもたわわな巨峰がぶら下がっている。

 思わず縮こまる。自分に自信が持てない。

 

「私、小さいし……」

「姉さん、胸の大きさが問題ではありませんよ。女の子は包容力だって言います。大丈夫ですよ」

「包容力で電に勝てる子そんなにいないと思うんだけど!?」

「なるほどね! 暁は自分の身体に自信が無いのね!」

「バッサリ切った!! 人が気にしてる事を!!」

 

 暁は頭を抱えた。

 この姉妹、結構ずけずけと思ったことをそのまま口にするのである。

 

「じゃあそ、その、エッチな下着とか──」

「多分そういうのは要らないと思うのです」

「え!? 要らないの!? 折角色々考えてたのに! ベルファストさんのガーターとか、黒潮さんの紐みたいなのとか──」

「指揮官はね、暁や綾波、後吹雪がいつもの服着てるとたまにチラチラ見てる時があるの」

「そうなのでござるか?」

 

 初耳だ。

 いや、問題は自分だけでなく姉に当たる綾波に対しても同じような視線を向けているのか。

 少し浮気されたような気分だ。良い気持ちではない。

 

「指揮官……浮気でござるか」

 

 これが嫉妬というものか。

 幾ら姉でも指揮官を取られたくはない。

 そう思っていたのだが──

 

「じゃなくて、あの服装が好きってことだと思うわ」

「指揮官が言っていたのです。「何で特型の長女は揃いも揃って眼福──じゃなかった目に毒な服装を着てるんだ、目のやり場に困るなあ」って」

「そんな事を言ってたのでござるかァ!?」

 

 とすれば妹達は何処でそれを聞いたのだろうか。 

 暁は激しくそれを追求したくなった。

 が、しかし此処まで来ればやることは一つである。

 

 

 

「良いわよ! やってやるわよ! ぼーちゅーじゅつってやつで指揮官を落としてやるでござるよ!」

 

 

 

●

 

 草木も眠る丑三つ時。

 忍者には格好の行動の機会だ。

 ケッコンしてからは同じ部屋で寝ていた指揮官と暁。

 何時もならば寝間着になる彼女だが、今は寝ている指揮官の傍から離れ──そして準備していた制服に着替えていた。

 真っ暗は暁が怖がるので常夜灯だが、かえってそれが妖しげに部屋を照らしていた。

 

「……ん、暁」

 

 指揮官がくぐもった声を上げる。

 そして、薄目を開けると──暁がマウントを取っていた。

 

「暁!?」

「あ、起きたでござるか。指揮官」

「何でお前、俺に乗っかって──」

「指揮官」

 

 眠れないのか? と聞こうとしたであろう彼の言葉を暁は遮った。

 真剣な眼差しで彼女は指揮官を見つめる。

 

「……そ、その、暁は……色々と調べたでござる。ケッコンした二人がどういったことをするのか、とか」

「あ、暁? どうしたんだ、いきなり」

「……お疲れの所申し訳ないでござるが……明日は非番でござるし、その……」

 

 言葉が纏まらない。

 だんだん緊張してきた。

 いざ大好きな指揮官を目の当たりにすると、自分がやっていることがとても恥ずかしい事のように思えてならない。

 

「とにかく! 暁の初めてを貰ってほしいでござる……んっ」

 

 唇を重ね合わせる。

 暁は頭が煮立ちそうになった。

 指揮官は驚いたようだったが──覆いかぶさってきた彼女の背中に手をやった。

 くすぐったくて、少女は背中を震わせる。

 二人は名残惜しそうに唇を離した。

 指揮官は申し訳なさそうに、そして恥ずかしそうに顔を赤くしていた。

 

「……本気か?」

「子供っぽいって見くびらないでほしいでござる。これでも特Ⅲ型の長女でござるよ。そ、その、ニンジャである以上、それがしの「ぼーちゅーじゅつ」を……特と味わうでござる」

 

 そう言う暁も、言葉に勢いが無くなって来る。

 もう一度唇を重ね合わせた。

 小さな舌が口の中に入り込んで来る。

 指揮官も負けじと絡め合わせる。

 何処でこんなことを覚えてきたんだ。子供っぽくて、見栄っ張りな何時もの少女はそこには居なかった。

 

「ぷはっ」

 

 息苦しそうな声を上げて、再び彼女は唇を離した。

 もう、既に顔は茹で上がっていた。慣れない事をして戸惑っているのだろうか。

 しかし、それでも暁は行為を続けようとする。

 まだ、満たされない。口付けだけでは到底渇きは潤わない。

 

「指揮官……吹雪殿や綾波殿の制服をちらちらと見ているらしいでござるな?」

「え!? いや、それは……元々お前の制服が──」

「問答無用でござるよ! 制服なら……暁のを好きにしてほしいでござる」

 

 指揮官の手を自分の胸に押し当てる。

 制服越しだが、決して小さくは無い膨らみかけ。

 何かの糸が切れたかのように、指揮官は暁を押しのけて向かい合った。

 

「じゃあ、行くぞ……」

「ん……暁を、好きに……」

 

 指揮官は、丈の短い彼女のセーラー服と、下腹部から下を覆うレオタードの間。

 露出した白い彼女の柔らかい肌を触っていく。

 そのまま、辿るようにして彼女のセーラー服に手を突っ込んだ。

 ふわふわな膨らみかけに手が当たり、くぐもったような艶のある声が響いた。

 そのまま彼女の柔らかい双丘を堪能する。

 自分とは違う体温が、誰にも触らせたことのない場所に触れている。

 指揮官の触った場所から暁も熱が伝わっていくようだった。

 

「ぴゃっ!?」

 

 悲鳴を上げた。

 双丘の一際敏感な所に指揮官の指が触れる。

 既に興奮で硬く充血した突起を軽く抓られたのだ。

 痺れるようなこそばゆさが体中を駆ける。

 一方の指揮官も、少女の瑞々しい身体を体感し、体中が熱を帯びていた。

 

「指揮官……」

「勃っているな。男に覆いかぶさって、唇を吸って、興奮したのか?」

 

 彼女の乳首を優しく抓り上げる。

 嬌声が漏れた。

 小さく彼女は頷く。

 もっと暁の全てを見てみたいという衝動が駆け巡った。

 指揮官は右胸から手を離すと、彼女のセーラーに手を掛ける。

 ずっと内心捲りたいと思っていたくらいに、普段の彼女は無防備だった。

 常夜灯に照らされて、彼女の胸が露になった。

 程よく膨らんだ双丘の天辺で、蕾のように上向いた乳首が破廉恥に自己主張をしていた。

 決して成熟としているとは言えない。

 しかし、未熟ともいえない発展途上の身体。

 

「暁……お前、結構発育良かったんだな……」

「ほ、褒めてるのでござるか?」

「ああ……小さいのに、出る所は出てて、興奮する」

 

 瑞々しくて、若い果実のようだ。

 思わず指揮官は本能のままにしゃぶりつく。

 

「ひゃあっ!? 指揮官殿!? そこは吸っても何も出ないでござるよ!?」

 

 だが、彼は聞く耳も持たずに赤ん坊のように彼女のそれを吸い上げ、舌で転がす。

 時に、歯を少しだけ立てて甘噛みすると甲高い声で彼女は鳴いた。

 顔をちらりと見ると、涙目の暁が橙色の常夜灯に照らされて、赤い頬が映えた。

 興奮、そして嗜虐心を煽る表情だ。蕩けている。

 

「あ、あう……そんな赤ちゃんみたいに吸うのはやめるのでござる、こんなの……妹達には」

「ぷはっ」

 

 指揮官は口を離す。

 再び、小ぶりな乳房をセーラー服を捲り上げて露出させた目の前の少女を遠目で見る。

 暁は、発情していた。股間を見やると、うっすらと濡れているのが見えた。

 早く快楽が、そして子種が欲しいとせがんでいるようだった。

 

「もう我慢ならんっ」

「指揮官殿!?」

 

 彼は暁を布団に押し倒した。そして、いきり立った剛直を露にさせる。

 初めて見た男のモノを見て、暁は顔を手で覆う。

 

「す、すまんっ、気持ち悪かったか?」

「ちょっとびっくりした……だけでござる。……指揮官殿、やってみたいことがあるのでござるが……」

「何だ?」

「これも、ぼーちゅーじゅつとやらの一環……」

 

 息も絶え絶えだった。

 言葉がなかなか続かない。

 

「暁のその……それがしの、胸に指揮官のを……擦りつけて……思いっきり……出してほしいでござる」

「──くそっ、何処でそんなの覚えてきたんだ!」

 

 つん、と立った桃色の蕾に、赤黒く直立した肉棒を擦りつけた。

 先端の程よい柔らかさが刺激的だ。現に、暁も悶えるような表情を浮かべている。

 だが、幾ら敏感な箇所と言えど、擦れる面積が小さいのでまだ物足りない。

 指揮官は暁に覆いかぶさる。そして、捲れていたセーラーを降ろすと──布地と柔肌の間に剛直を挟んだ。

 彼女も胸を寄せて出来るだけ彼のモノを包み込む。

 

「っ! これっ、擦れて──!」

 

 へこっ、へこっ、と腰が動き始めたら、もう止まらなかった。

 モノを布と柔肌が包み込み、違う感触と刺激が同時に襲い掛かる。

 不安そうで、しかし何かを希うような彼女の表情が余計に情欲を燃やす。

 身体の奥から熱いモノがせりあがって来た。

 本能から出来るだけ奥へ奥へ、とモノを突っ込んだ。

 亀頭が布に擦れ──剛直が痙攣した。

 

「やばいっ、出る──!」

「んひゃあっ!?」

 

 びゅるっびゅるっ、と飛び出す白濁。

 じわり、とセーラーに染みていき、次いで彼女の胸に、そして乳首に、順々に白濁が掛けられていく。

 肩で息をする指揮官に、驚きの余り言葉も出ない暁。

 初めて見た男の射精。そして身体に纏わりつく精液。

 

「……これが……暁の、あそこに入ったら……」

 

 お腹の奥が熱くなった。

 子供が出来る仕組みは知っていた。

 疼いてくる。

 股の間がさっきよりも強く。

 

「……す、すまんっ、セーラー服に出しちまった」

「ううん……気持ち良かったでござるか?」

「あ、ああ……」

 

 だが、暁はまだ物足りない。

 もっと、もっと、快楽が欲しい。

 最初は指揮官に奉仕するはずだった房中術が、何時の間にか自身の渇きを満たす求める行為になりつつあることに彼女は気付いていた。

 胸に纏わりついた粘液を自分で乳首に塗り付ける。

 それがまるでローションのようになって、えも言われぬこそばゆさを生み出す。

 くりくり、と指の腹で両方の乳首を弄りながら精液を刷り込んだ。

 

「んっ……はぁっ……」

  

 また、股間から粘液が溢れ出す。

 気持ち良い。気持ち良いが、まだ足りない。

 突起を抓り上げて、暁は懇願した。

 

「指揮……官、暁……おかしく、なっちゃった、でござる……」

「……暁」

「その……粗忽者のニンジャに……お仕置きして……で、ござる」

 

 指揮官の剛直は、まだ硬さを失っていない。それどころか、指揮官が吐き出した精液を使って、自らを慰める暁の姿に興奮して再び天を向いて直立している。

 まだ足りない。この疼きから解き放たれたくて、暁は欲望の白濁に塗れたセーラー服を脱ぎ捨てた。

 上半身を完全にあらわにした暁の身体は、改めてみると出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいながらも、流線形特有の美しさは失っていない華奢なものだった。

 

「本当に、細いな。暁……」

「そんなに、じろじろ見られると、恥ずかしさで死にそうでござる」

「何を今更……だけど本当に、綺麗だ。暁……」

「そんなに言われたら……もう! さっさと挿れてほしいでござる!」

 

 暁の下半身は、水着のようなゴム生地のレオタードで覆われているだけだった。

 クロッチ部分を彼女は自らずらす。

 桃のような縦線が恥ずかしそうに現れた。

 なぞると、濡れそぼっているのが分かった。

 

「……一応初めてだから慣らすぞ」

「う、ん……」

 

 くちゅ、と厭らしい水音を立てて指揮官の人差し指が侵入した。

 彼女の中は、既に歓迎するかのように濡れそぼっており、熱を持ってうねっていた。

 だが、くにくに、と指揮官も指を動かすと、捕まえるかのように肉襞が捕らえる。

 見掛けは少女のそれだが、身体は既に子作りの方法を覚えているのだ。

 恥ずかしそうに股を動かすと、赤く熟れた花弁が糸を引きながら見え隠れする。

 

「……指揮官……」

「何だ?」

「もう、我慢できない……!」

 

 指揮官が欲しい。

 幼い声で懇願する。

 吹き飛ばされそうな理性。

 もう指揮官もおかしくなっていた。

 暁が指で縦筋を広げると、ぬらぬらと小さな穴が肉棒を欲していた。

 ──欲しい。欲しいんだ、”私”……指揮官が、欲しい……! 指揮官と一緒に、ううん、指揮官と一つになりたい……!

 いきり立った肉棒を、熟れた彼女の桃に宛がう。

 蜜を持って、それは受け入れの態勢を示していた。

 

「……最初は痛いかもしれんぞ」

「”私”……指揮官と一緒なら、平気」

 

 自分の全てを曝け出した。

 この身体も、そして素の自分も。

 今なら全部見て欲しかった。

 

「……俺も、お前と一緒が良い」

「……!」

 

 覆いかぶさりながら、顔が接触しそうな距離で放たれた言葉に、暁の胸の奥が、そして下腹部の奥が燃えた。

 もう昂りが抑えきれない。

 

「来てっ、指揮官」

「暁!」

 

 くちゅっ、くちゅっ、と何度か亀頭が濡れそぼった入り口をかき回したかと思うと──肉棒が一気に彼女の花弁を貫いた。

 

「ひゃああんっ!?」

 

 そして後から、自分とは違う熱が、体温が入って来る感覚に息苦しさを感じた。

 痛い、と聞いていたが痛みは無い。

 それどころか、この別の熱が何処か愛おしく思えて来る。

 下腹部を摩ると、彼のモノの形がはっきり分かった。

 

「ねえ、指揮官っ……痛くない」

「痛くない?」

 

 そういえば、激しい運動をすると処女膜というのは意図も容易く破れるという話を指揮官は思い出した。

 暁は自分の全てを受け入れようとしている。

 ならば、自分もそれに応えるべきだろう。

 

「……なら、奥まで……押し込んで良いか?」

「……」

 

 無言で彼女は頷いた。

 次の瞬間、更に奥まで肉棒が食い入る。

 こつん、と何かにぶつかった。

 

「あっ……此処……って」

「全部入った……」

「……一番奥。指揮官のおちんちんと、私の一番奥が……キス、してるの?」

「……暁。そういう言い方は余計にクる」

「え!? 何か変だった……!?」

 

 子宮。

 子供を宿す場所。

 その入り口に擦りつけるように、亀頭が動いている。

 一方の暁の奥の口も、それをねだるようにくぱくぱと小さく開閉を繰り返していた。

 互いが互いを欲していた。

 動かなくとも快感は高まるばかりだった。

 だが、じれったい。

 もっと情熱的に、激しく愛し合いたい。

 二人の考えている事は同じだった。

 

「……動くぞ」

「……ひゃあっ!?」

 

 ごつん! 

 頭に響くような衝撃と共に、モノが肉襞をかき分けて引っ込んでいく。 酷く狭く、小さいはずなのに男を受け入れるようにできている。 

 もう一度奥までモノが突き刺さった。

 眩暈がするほどの快感が迸った。

 

「あっ、んっ! しきかんっ、激しいよぉっ」

「もう、止まらないからな……! 暁の此処が、良すぎて、止まらないっ……!」

 

 ピストンはスピードを速めていく。

 貪るようにして指揮官は暁に食らいつく。

 一方で彼女も指揮官を受け入れていた。

 

「もっとっ、もっと激しくしてえ!」

「っ……駄目だ、キツ過ぎるっ」

「飛んじゃうっ、飛んじゃうよ指揮官っ、手を繋いで……っ」

 

 掌と掌を繋ぎ合わせる。

 熱が伝わる。

 もう、触れている場所全てが溶け合ってしまうようだった。

 ペニスがヴァギナに出入りする。ただそれだけで、二人は至福の快感を味わっていた。

 淫靡な水音が鳴り響く。

 白い泡立ちが結合部に湧き出る。

 少女は唯々激しい快感を抵抗する事なく受け入れ、男は幼い性を貪り食らう。

 

「指揮官っ、好きっ……大好きっ! ずっと一緒に、一緒に居てぇ!」

「暁っ! 俺もだ、お前は何処にもやらん!」

 

 きゅうう、と肉壁が更に締め付けられた。

 大好きな異性が自分を求めてくれるだけでも悦びは最高潮なのに、更に自分から精と言う精を搾り取ろうとしている。

 これが興奮せずにいられるだろうか。

 

「暁ッ暁ッ! くそっ、こんな厭らしい顔で男を誘って! 子供だと思ってたのに! 畜生!」

「ひゃああ!? 駄目っ、お腹の奥、熱いっ!!」

 

 雌のような表情で、快感に耐える暁。

 それに、応えるように指揮官はもっとぐじゅぐじゅと肉の花弁をかき回す。

 

「お前の中も、すごく絞って来るぞっ!」

「ねえ指揮官! ふわふわっ、てしてきてっ……」

「暁、俺と一緒に……!」

 

 覆いかぶさる指揮官に絡みつくように手足を回して彼女は答える。

 全身で密着する事で、二人は一つになったようだった。

 びりびり、と快感が全身に迸る。

 腰から先程よりも大きな射精感がこみ上げた。

 自分よりも一回り小さな少女に。

 こんなに子供っぽい少女に。

 種付けしたい。

 孕ませたい。

 自分のモノにしたい。

 

「ひゃあっ!? 指揮官のもっと大きく──」

「俺だって、お前が大好きだ! 暁!」

 

 受け入れたい。

 一つになりたい。

 彼の全てと一緒になりたい。

 愛されたい。

 一生、彼の隣で居たい。

 

「指揮官……中に頂戴、赤ちゃんのもと、欲しい……!」

「ぐっ……お前、またそんな事を……!」

「びくびくってしてるっ! 指揮官! びゅーってさっきみたいに出して!」

 

 肉壁が肉棒を締め上げる。

 電撃が奔り、眩暈がした。

 絶頂間際で歯を食いしばる。もっと繋がっていたい。もっとこの感覚を味わっていたい。

 だが、湧き上がる射精感と本能には勝てない。

 身体が大きく反って、ペニスが暁の子宮を圧し潰した──

 

 

 

「んぐっ……!!」

「あああああ!!」

 

 

 

 これまでにない快感だった。

 暁は小袋の奥から頭に掛けて衝撃が走り、指揮官は肉棒へ向かって快感が突き抜ける。

 子宮の奥に直接、大量の精が注がれる。

 ほぼ同時の絶頂だった。

 互いにかくかくと震えながら、その快感に耐えていた。

 肉棒が何度も痙攣して、その度に絶頂を味わっている最中で抵抗できない暁にトドメを刺す。

 どくどくと流れるそれを身体で暁もそれを感じ取っていた。

 

「なんかっ、変な感じ……んっ」

 

 暁の表情は、今までの中で一番満足気だった。

 

「えへへ……指揮官の……赤ちゃんのもと、受け取れたでござる」

「……暁」

 

 痙攣がだんだん収まり、射精が止まる。

 足を開くと、真っ赤に充血した花弁から、覇気を失ったモノが萎んで、漏れ出た白濁と間の抜けた音と共に抜けた。

 しかし、射精こそ収まって来るが、手でしごくとまだ出て来る。

 ぱたたっ、と音を立てて白濁が暁の身体を汚した。

 

「んっ……」

「……大丈夫か?」

「へーきでござる。指揮官、気持ちよかったでござるか?」

「……ああ。最高だったよ」

「そうでござるか。それがしも、その……まぐわいがこんなに良いものとは思わなかったでござる」

 

 後に残るのは脱力感。

 しかし、二人とも満足気だった。

 白濁に汚れ、そして萎んだモノを眺めながら暁は思いにふける。

 ──あれがさっきまで入ってたんだ……。

 思わず、まだ白濁が漏れる秘所を指で弄った。

 まだ、少し物足りない。

 

「はむっ」

「暁!?」

 

 白濁に汚れたモノを暁は咥える。

 驚いている指揮官に、彼女は答える。

 

「はむっ、ちゅる……ぼーちゅーじゅつとやらの一つのお掃除ふぇら? でござる」

「……本当に、何処で覚えて来るんだよ、そんなの」

 

 拙いものの、小さな舌が懸命に自分のモノを舐めとる姿には多少興奮してくる。

 可愛らしくて、そして官能的で、また彼女が欲しくなってしまう。

 

「あっ……また硬くなってきたでござる」

「暁……物足りないだろ? シャワー、一緒に入るか?」

「……」

 

 こくり、と彼女は頷く。

 服が精液や愛液で汚れてしまったので、それも洗ってしまおうとのことだ。

 だが、二人の炎はまだ消えてはいない。

 

「……続きはシャワーで良いか?」

「んっ、指揮官殿……暁、もっと……指揮官殿と繋がっていたいでござる」

 

 もう一度二人は長い口づけをする。

 夜はまだ長い。

 足りなかった分を埋め合わせるように、陽が昇るまで二人は愛し合った──

●

 

「結局シャワーで一回、布団で二回……結局合計四回も致すとは……余程溜まっていたのでござるな? ……指揮官のスケベ」

「いや、お前の性欲と体力も大概だからね?」

「失礼な! 指揮官殿の方が余程強いでござるよ」

 

 駆逐艦は夜戦に強い、ということなのだろうか。

 もうすっかり慣れた様子で、暁は一糸纏わぬ姿で指揮官に抱き着いていた。

 柔らかい肌の感触に、乳首が擦れるのがこそばゆい。

 一方の指揮官も、暁の小さな体に手を回す。

 愛し合った後の二人だが、完全に自分だけの空間を作りつつあった。

 

「……で、いつまでそれがしの身体を触ってるのでござるか?」

「ずっと」

「……指揮官ならそれも良いかもしれないでござる」

「だが、正直びっくりしたぞ。お前がこんなに積極的だなんて」

「何言ってるでござるか! 死ぬほど恥ずかしかったのでござるぞ! あまりの羞恥にそれがしの力が抑えきれなくなる所だったでござる!」

「はいはい」

「頭を撫でても誤魔化されないでござるよ!? 元はと言えば、指揮官がそれがしに全く手を出してくれなかったのが原因でござる!」

 

 膨れた彼女だが、余計に抱き着く力が強くなった。

 

「……正直、ケッコンした後もお前とどう付き合えば良いのかイマイチ距離感を測りかねてたんだ。今までが相棒のような間柄だったからな」

「指揮官殿……」

「でも、やっぱり俺はお前が好きなんだ。暁」

 

 ぱああっ、と暁の表情が明るくなった。

 

「子供っぽくて、見栄っ張りで、意地っ張りで」

「うっ、余計でござるよ色々」

「それでも──仲間思いで、いっつも一生懸命に頑張るお前が大好きだ」

「……!」

 

 顔が赤くなる。

 ああ、大好きな人に褒められるのはこんなにも嬉しくて──誇らしい事なのか、と。

 

「……後、ブレーキが飛ぶとエッチになるところも」

「一言余計でござるよーっ!」

 

 ぽかぽか、と指揮官の胸を叩く暁。

 

「そもそもあの手の台詞は全部、ぼーちゅーじゅつとやらの本に書いてあったことでござる」

「房中術?」

「殿方をその気にさせるというエッチな忍術でござるよ!」

 

 指揮官は苦笑した。

 何の事かはよく分からないが、彼女は彼女なりに頑張っていたのだろう。

 

「やれやれ……本当に頑張り屋だねえ」

「あっ」

 

 ぎゅう、と暁を腕の中に包み込む。

 すっぽりと抱え込めてしまうくらい体格差がある。

 

「もう……本当に、指揮……官殿は」

「暁?」

 

 だが、だんだん眠気が襲い掛かって来たらしい。瞼がだんだん重くなっているようだ。

 夜通し行為を続けたのだ。疲れはピークに達していた。

 

「……指揮官殿。ずっと一緒でござるよ。雷も、電も、ずっと一緒でござる。響も何時か……一緒に……」

「ああ。勿論だ。俺は此処に居るし、もう姉妹と離れ離れにはさせないよ」

 

 まずは服を着せてやらなければならない。

 本当に手が掛かるお嫁さんだ。

 だけど、彼女と一緒に歩む未来はきっと──辛くとも素敵なものに違いない。

 そう思いながら、指揮官は暁を抱き寄せたのだった。

 

●

 

「成程ね! つまるところ、暁の「房中術」は全部上手くいったってことなのね!」

「黒潮さんの隠してた本が役に立ったです」

「……え? あれやっぱり黒潮さんの本だったの?」

「そうですよ。買ったのは良いけど、内容が内容だったのでゴミ箱の他の雑誌に紛れて隠していたみたいです。姉さんにそれを言ったら、逆に緊張しそうなので敢えて関係なさそうに装ったのです」

「ところでその本はちゃんと元の場所に戻したのよね?」

「ええ。元のゴミ箱の上に分かりやすく置いておきましたよ?」

 

 それは最初の位置と場所が変わっていないだろうか。

 雷は訝しんだ。

 

「……まあ良いわ! 全部上手く行ったし、結果オーライね!」

 

 

 

「そうですね。結果オーライです。本を勝手に見た犯人が見つかって」

 

 

 

 双子は肩を震わせた。

 振り向くと、そこには──魚雷を次発装填したくノ一、もとい陽炎型駆逐艦三番艦の黒潮の姿があった。

 

「ドーモ、クノイチ=クロシオさん……」

「こういう時は、「本日は、お日柄も良く」、なのです?」

 

 多分違うと思う。

 

「……え、えと、これはその──深い訳があったと言うか」

「ちょっとした出来心だったのですというか──」

 

 くノ一は無言だった。いけない。怒っている。魚雷をこちらに手裏剣の如く飛ばしてきそうな勢いだ。

 恐らく、彼女にとっても読まれたくはない一冊だったのだろう。

 雷と電は顔を見合わせる。

 そして──機関全速でダッシュした。

 

「「サヨナラ!」」

 

 駆ける鬼の双子。

 追うくノ一。

 嗚呼、今日も鎮守府は騒がしい──




この後、陽炎と不知火も加わって3人からめっちゃ逃げた。
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