黒ウサギが気絶した頃、耀と飛鳥は散策を終え帰路についていた。
「んー、見て回った感じ特に脱出の手掛かりになりそうなものは無かったわね。」
「うん、お店にも商品が置いてあったけど店員はいなかったし。値札は無料って書いてあったから色々貰ってきたけど。そのお店、というか町並みも日本、ヨーロッパ、中華、インディアン、果てはよくわからない地方の様式まであったからね。..多分そういう用途に使えってことなんだと思うけど((ボソッ…」
「春日部さん?何か言った?」
「ううん、何も言ってないよ。にしてもこの空間ほんとにどうなってるんだろうね。森も山も海も動物どころか虫の気配もしないけど受粉とかどうしてるんだろう?」
「そこはこう神様の加護じゃないかしら。擬似的に植物を操ることは私にも出来るし、それが本業の神様や星霊なら空間の作成と維持自然環境の操作も出来る、とか?」
「確かに地母神の類なら出来るんだろうけどこの規模の空間を作って維持するのって結構大変だと思うんだけどその目的が試練の為だけってことあるのかな。それに飛鳥気づいてる?ここ太陽があるんだよそれに月も」
「ええ、確かにそうね確かにあるわね」
「おかしいと思わない?太陽主権と月の主権がないと擬似的にでも生み出せないと思うんだけど」
「あ..言われてみれば確かにそうね。眷属に貸し出してるにしろ大元が主権を持ってないと星の操作は難しい..か」
「うん、特に太陽主権は24のうち半数を白夜叉が持ってるから出来る神霊は限られてくるはずなんだよ」
「確かにそう言われてみたらそうねこのゲームはギリシャ神郡が主催者だから..って通りすぎちゃってるわよ春日部さん」
「あ、」
考察に夢中になっていた2人は拠点としている家を通り過ぎていた事気づき慌てて道を戻る
「ただいまー(かえったわよー)」
「ん、春日部にお嬢様か、なんか収穫あったか?」
玄関をすぎてリビングに行くと十六夜がくつろいでおり2人に収穫を問う
「ううん、特には何もあえて言うならいろんな文化の家がたってたかな」
「え、ええそうねそのぐらいね。ところで黒ウサギは?出かけてるの?」
朝の出来事を思い出してしまったのか飛鳥は顔を赤らめて十六夜の顔を真っ直ぐみることが出来ないでいたが黒ウサギが顔を出さないことに気づいて問いかける
「ああ、黒ウサギは疲れて寝てる」
「そっそうなの、何してたのかしらね黒ウサギはそんな疲れるだなんて」
「「何っていうかナニだな(じゃない?)」」
「そ、そう」
「私は黒ウサギの様子見てくるよ..頑張ってね((ボソッ…」
そう告げると耀は部屋を出ていった
「え、ええ、まっ任せなさい!」
「大丈夫かお嬢様、さっきまでも真っ赤だったがさっきよりもずっと顔が赤いんだが」
「ももも問題は無いわ」
『んー、飛鳥リードして貰わないと厳しいかもなぁ。。』
時間早めと遅めどっちがいいですかね?