あと十六夜のキャラも行方不明。
無理矢理系があるので苦手な方はブラウザバック推奨
活動報告でお題箱やってます
~理事長から電話があった直後~
カーテンを締め切り闇に包まれる理事長室に麗しき金の髪を持つ少女..理事長レティシアはいた。
「すまない、黒ウサギ」
彼女は通話が切れ、ツーツーとなる電話を見て申し訳なさそうな顔で少女の名を呼んだ。そして部屋の隅に声を掛けた。
「ご主人様、ご命令通り黒ウサギ。いや、ブラックラビットを例の場所に誘導しました。」
「ああ、おつかれさま。流石は我らが理事長サマだ。ポーカーフェイスはお手の物だな。」
そう言って、部屋の奥暗闇の中から学生服を来た男が声をかける。
その男にレティシアはギリィと睨み付けるが。金髪の髪をヘッドホンで抑えた男はおかしいものを見たように笑いながらレティシアの首輪に繋がっている鎖を引っ張った。
「ぐぅっ」
「は、どうしたその目はお仕置きが嫌でブラックラビットを売ったのはお前だろう?別に洗脳して操った訳でも無いんだ。自分の状態を伝えてブラックラビットを逃がすくらいは出来ただろう?違うか?理事長サマ?」
そう言って彼はレティシアを糾弾した。
「そ、れは」
「それとも御褒美が欲しくてやったのか?その身体をご主人様に差し出したかったのか」
「そんなわけないに決まっているだろう!」
「じゃあ、お仕置きが怖かった訳だ。なぁ、負け犬理事長サマ」
レティシアは侮辱に言い返す事も出来ずその端正な顔を伏せる。彼女がこんな状態になったのは数日前に遡る。
~数日前~
その日、レティシアは理事会に提出するための書類を作る為、夜遅い時間まで理事長室に篭っていた。
『ふぅ、もうこんな時間か、流石に今日は疲れたな。とはいえ書類は出来たしもう帰るか』
そうして、帰り支度を整え校舎から出る。外は電灯の灯と月明かりのみで、色々と特殊な彼女ならともかく常人なら数メートル先が見える程度だろう。風からは何か生臭い匂いがした。
『なんだ?この臭い、猫がネズミでもとったか?』
「お嬢ちゃん、こんな時間に何してるのかな?」
軽く思案していると子供に話しかけるような声に、つい、苛立ちながら彼女は声のする方へと振り向いた。
『おおかた、警備員か当直の教師か..なに!?』
「どうした?そんな驚いたような顔して」
振り向いた彼女の目に映ったのは、予想とは反して学生服を着た少年だった。だが彼女が驚いたのはそこではなく、全身が血に染まったその姿だった。明らかに、人1人の致死量を超えている。
「何者だ?制服からしてこの学園の生徒のようだが。」
レティシアは何時でも自身の愛槍を呼び出しつつ距離をとる。
「正解、俺は逆廻十六夜、この学園の生徒だ。まあ、今は【正体不明】って名乗った方がいいのかな?理事長、いや魔法少女司令魔法少女ドラキュリアって呼んだ方が良いか?まあ、実年齢は少女って訳でも無いんだろうが。」
『【正体不明】?何度か交戦しても情報が手に入らないあの?』「そういう事を言うと女性にモテないぞ少年、で、何人殺したんだ?」
血の量からして複数人を殺してきたとしか思えないが一応問うておく、場合によっては死体も残らない殺され方をされている可能性もあるからだ。
「お嬢ちゃんって言われて苛立ってたのに何言ってんだか。0だよ、少なくとも今夜はな警備員なら片っ端からのしてきたが、傷は消しておいた、ついでに記憶もな。」
「堅気を無闇に殺すのはあんまり好かないんでね。」とおどけたように言うが、レティシアとしてそんな血だらけの姿で言われても信用出来ない、としか言い様がない。
「で?今日はどんな用事で来たんだ?デートの誘いにしては随分と血なまぐさいが。私はこれでも忙しいんだ。」
軽口を叩きながらも一切の油断はせずに槍を構えながら、自身の前に現れた理由を問う。
「言っておくが、前線に出てないとはいえそこら辺の者よりはずっと強い自信があるぞ」
「理由ねぇ、本当に何もないか?【竜の騎士】ドラキュラ」
「な、貴様何処でその名を!」
「どこも何も所属してる組織の裏切り者の名前位把握しているさ。かつて多くの者を殺し血を啜った魔王、そして組織を裏切り敵に与したやつはな。」
「わかっているさ罪は消えない。だが、私は、永遠に贖い続けるそう誓ったんだ!」
そう叫びながら、間合いを詰めようとするが
「残念だ、全盛期ならこんな油断はしなかったろうに」
力を入れられずに崩れ落ちた。
「ち、から..ぬ、け」
「お前用に作られた結界だよ。効果が出るまでそれなりに時間が出るんだけどな。」
「し、ま、く..やめ、はな、せ」
「悪いが拘束させてもらうぞ?裏切り者の末路なんてそれこそあんたなら腐るほど見ただろう?あんたもその1人になるだけだ。」
意識がとびかけ、身体を縛られながら彼女は自身の部下達に「すまない」と涙と共に謝罪を零し、彼女は意識を失った。