諸々のあった翌朝十六夜は耀に呼び出されていた
「春日部のやつ朝起きたら部屋に来てー、なんて書き置きしてどうしたんだ?」
十六夜は起きたてでまだ眠いまなこを擦りながら耀の部屋まで訪れた
「春日部ー?来たぞー?」
「入ってきて、いいよー」
十六夜が声をかけると部屋の内部か入室を促す声が返ってきた
「あいよー、てっおおい春日部なにやってんだ!?」
襖を開けるとそこには寝巻きをはだけさせながら飛鳥が猿轡をされながら後ろ手に拘束されていた。
「むーむー、むぐむぐぅ!」『十六夜くん、こっち見ないで!』
飛鳥は息苦しいのか恥ずかしいのか全身を真っ赤にして、自身の方を見ないよう懇願するが猿轡をつけられているため言葉になっておらず、むぐむぐと言ってるようにしか聞こえない、状況と性格から何を言っているのか察した十六夜は「悪い」と言いながら目を逸らした。
「それで?春日部、なんでお嬢様をそんな格好で拘束してるんだ?」
十六夜が耀に問いかけると、飛鳥はぶんぶんと首を縦に振って「なぜ」?と問う。
「むぐむ、むぐむぐむむむぐむぐぐ?」
「えっと、私、春日部さんに何かした?であってる?」
「むぐむぐ」コクコク
「うん、あってるみたいだね。何故私が飛鳥のことを拘束したのか、それにはとっても大事な理由があるんだよ!」
「訳?「むぐむ?」春日部、お嬢様の猿轡外してやれ、流石にかわいそうだ」
「なんで?私じゃなくて十六夜が外してあげればいいんじゃないかな?」
「いや本人が嫌がってるのに見るのもアレだし、かと言って見ずに外すのも結構難しいだろ」
「じゃあ外さなくていいんじゃないかなほんとに外して欲しいならそんなこと気にしないよ」
「いやダメだろ。で、なんでお嬢様を縛ってるんだ?」
「うん、昨日十六夜は私とも黒ウサギとも最後までじゃないけどしたでしょう?「むぐ!?」だから飛鳥だけ仲間外れは可愛そうだと思って。だけど飛鳥は多分直接言ってもそんなことないって言いそうだからとりあえず拘束して置くことにしたんだよ」
「いやだめだろ」
十六夜は呆れ顔でツッコミ、飛鳥は昨日黒ウサギだけでなく耀とまでそういったことをしていたと知って愕然としていた
「むぐむぐむ、むぐぐむぐぐぐむぐむぐぐ!」『十六夜くんいくらなんでもふしだらよ!』
「無理矢理は趣味じゃないんだが..」
「大丈夫だよ十六夜、飛鳥のはツンデレってやつだよ。だって昨日の夜中に十六夜の名前を呼びながら自分をなぐさ「むーーーーっっっっっ!」飛鳥、猿轡されてるのによくそんな大声出せるね。」
飛鳥は先程までも真っ赤だった顔をさらに紅潮させながらそれ以上言うなと言わんばかりにバタバタと暴れていた
「むぐむぐぐ、むぐむぐぐ!?」『春日部さんなんで知ってるの!?』
「なんで知ってるかって、声普通に聞こえて来てたし「む!?」。なんならそのあと布団を見つからないように洗濯しようとしてたのも見てたし「むぐ!?」本拠地でしてる時もたまに聞こえてたし「むぐぐぐ!?」多分黒ウサギも知ってるよ?「むぐ、むぐぐ..」」
「かっ春日部、もう止めてやれお嬢様の声が段々力を失ってきてるから」
「確かに、顔も身体もりんごみたいに真っ赤だ。あと目が死んでる」
「むぐぐぅ..」『死にたい..』
「流石に外してあげようかな」
「けほ、えほ..喉が痛い..、春日部さん?なんで猿轡しか外してくれないのかしら?」
「え?だって飛鳥にはこれから私と十六夜がエッチなことするのを見ててもらうから、拘束を外したら逃げちゃうでしょ?」
「「はい!?」」
うちの耀は一体どうしてこうなった