Subterranean Electron World -True Ending 灯火の希望- 作:深緑 風龍
エデンside
僕の名前を言い、質問をすると、転生者である浩而は僕に睨みながらゲーマードライバーを付けるが、あの様子からして何か聞きたいことがあるんだろう。
浩而「……そこまで知ってるんだな?あぁ、あんたが転生者なのは納得した。だが一つだけ疑問がある。」
エデン「ほう?何だ?」
浩而「お前は……何故自分がやったと態々俺に教えた?」
エデン「何故、か?ああ、その答えは単純だ。もうここに用は無いからな?もう戻ることもないだろうし教えても困らないから……かな?
最も、こんな吐き気を催す邪悪が蔓延る世界から出ていきたいと思ったし。」
浩而「何?…………ま、まさか!?」
エデン「ほう、案外察しは良いんだな?あぁ、僕はそのある物を探すためにまた違う世界に飛ぶ。だからお前ともお別れってわけだ。その前にお前に言いたいことがあったからそのついでに教えただけのことって訳だ。」
浩而「何だと!?」
そうだ、貴様の所業に文句を言いたくて、僕は会いに来た。敢えて言わせてもらう。
エデン「吉澤浩而……お前は───────」
『カチッ』
カチッ?何だ、今の時を刻む音は?って、ここは確か、コルニクスと戦った場所!?如何いう事だ、何故こんな場所に!?
コルニクス「危なかったな、あのままだと消されていたぞ。」
エデン「コルニクス!?如何いう事だそれは!?」
消される?それって一体?いや待て、もしかして…………?
エデン「まさか、誰かが僕らを監視して───────」
コルニクス「その通りだ。本来なら、助ける予定ではなかったんだが、先の一言を言ってしまうととんでもない事態になりかねなかったんでな。」
え?浩而に説教しようとしてる時点でとんでもない事態だったの!?どんだけ影響力たけぇんだよ僕!?
コルニクス「ともかく、今あの世界で修正している。いずれここに来るのも時間の問題だ。」
エデン「そうか。…………そう言えば、彼奴にあんなこと言ったが……どうしよう?」
コルニクス「アナザースナイプの事か?そう言えば、貴様が持っているウォッチ、贋作だな?随分と良い出来じゃないか。」
エデン「アナザーウォッチの構造を把握して、投影したからな。難しいもんじゃなかった。」
コルニクス「…………そろそろ行った方がいい。今はまだ安全だが、何時襲われるかわからんぞ?」
エデン「…………そうだな、それじゃあ次の世界に行かせてもらう。」
…………もやもやする。出来れば、浩而にこう言ってやりたかった。
『一夏と箒を虐めて楽しいか?宝生永夢という名の人間の皮を被り、正義の味方ごっこして楽しいか?
『インフィニット・ストラトス』という世界を滅茶苦茶にして、楽しいか?』
まぁ、言えないのならば仕方ない。とりあえず、この世界から去るか。
【マイティディメンションX!】
【ガッシャット!!キメワザ!!】
【マイティクリティカルヴァロータ!!】
エデン「そんじゃあ、今度こそさよならだ。」
コルニクス「さらばだ。どうか、貴様の未来に、闇に包まれぬことを祈る。」
エデン「…………僕の未来なんて、もう決まってるさ。
オーロラカーテンが僕を覆い、コルニクスの姿が、その世界が見えなくなった。
そして、到着したのは、5階建ての塔らしきものがあるだけで、後は何もない、真っ白な世界だった。
エデン「何処だ?ここ?」
一度時代把握するために、時空王神の力で調べてみるも、何処にも属さない。かといって僕がいた世界でもない。
恐らく狭間の世界に迷い込んだのではと考えることにした。
エデン「って思っても、こんなところに『崩壊』がここにある訳───────」
ストリングス『それが、エデン。あの塔の頂上にアナザー・インフィニティ・ストーンの反応があります。』
エデン「!?」
おいおい、もしかしてテレポート先はここなのか!?随分とあっさりとしていると言うか、なんつうか。逆に罠がありそうな気がしてならないけど…………。
いやともかく、虎の尻尾を踏む覚悟で行くか。最も、虎に襲われてもすぐにぶった斬るつもりでやるけど、何故かものすごく嫌な予感がする。
まぁ動かないわけにもいかない為、塔の中に入る。中だが、意外にも質素というか、清貧過ぎると言うか…………。
何も言えないフロアだな、これ。念のため、IS起動しておくか。
エデン「雪片弐型?もしかして、あのスピリッツを倒した時に…………?」
ニャルさん『多分、相手のISが持ってた武装を自分のものに出来る効果があるんじゃないかな?』
エデン「とはいえ、近接武器しかねえのはアレだな。『ビームマグナム』でも投影するか。」
左手には投影したビームマグナム、右手にはスピリッツ一夏から奪った雪片弐型。これなら何とかなりそうだが、こんな場所だしな。なんかあるかもしれないし、油断できねえ。
『ザザッ───────』
エデン「ん?」
『───────!!』
エデン「通信?けど、何も聞こえないし、切っておくか。」
今は『崩壊』が先だ。2階にあがっても1階と同じ部屋か。本当に何もないのか?ストリングス、『崩壊』以外に何か反応ある?
ストリングス『ううん。『崩壊』以外に何も反応がないよ。範囲を拡大しても、まるでジャミングにあったみたいに、感じ取れないんだ。』
ゴジラ『どっちにしろ、警戒は怠らねえ方がいいかもしれねえな。』
エデン「…………とりあえず、5階に行って回収したら、元の世界に戻ろう。」
しかし、不気味なぐらいの静かさだな。本当に何も反応がないのか?けど、さっきから胸騒ぎしか感じない。何か見落としてねえよな?
それとも、ジャミングか?そこから何か来るのか?…………可能性ばかり考えても仕方ねえが、警戒した方がいいかもな。
3階、4階、そして頂上である5階に到着すると、床に『アパタイトキャッツアイ』と思わしき宝石が転がっていた。
誰もいない事、そして罠がない事を確認し、その宝石に近づき、手に取る。すると、目の前にひび割れしている『アンチ・インフィニティ・ソード』とそれに嵌まっている『カオス・ストーン』が現れる。
僕は躊躇いなく、『アパタイトキャッツアイ』を窪みにはめ込むと、そこから凄まじい力を感じ取った。如何やらあの宝石が『フォール・ストーン』である事には間違いなかったようだ。
ストリングス『フォール・ストーン、回収できました。後は元の───────!!エデン避けて!!』
エデン「っ───────」
激痛…………!?やっぱり…………、罠だったのか…………!?…………駄目だ…………い、意識…………が………。
sideout
「…………ようやく、か。手間をかけたな。」
エデンを暗殺した白いフード付きコートを着た者は連絡をするのか、トランシーバーと思わしきものを取り出し、こう告げた。
「俺だ。お前達を手こずらせたエデンを殺した。これでようやく動けるのだろう?奴が抑止力すら勝てないと言っていたが、意外と───────
分かってる、念には念を入れて消し炭にしておく。そうしたら、阿頼耶識、ガイア、お前達があの世界の大規模な修正を行え。
奴は何もかもが遅いと言っていたが、そうさせたのは此奴だと言うのに気付いてないようだしな。
ああ、終わったらまた連絡しよう。」
連絡を終え、楽な仕事を終えようとエデンを見ようとする。しかし、既にその死体は何処にもなかった。
「? あの一瞬の連絡で何処にもいない?よもや、もう既に覚醒を───────」
『『
どうあがいても聞き取れないほどの轟音、そして直視するだけでも目が一瞬で蒸発しそうなほどの神々しい光と光すら届かず音すら聞こえないほどの禍々しく邪悪な闇が暗殺した男の真上で発生する。
「馬鹿な!?あの暗器は、規格外の転生者ですら一撃で───────
いやまさか…………!?そうか、そう言う事か…………!!!女神イリアス、最初からこれが狙いか!!!」
風圧でフードが外れると、そこには宝生永夢と思わしき顔があった。しかし、髪の色が真っ白で、目の色は黒白目と言うものだった。
光と闇が薄れると、そこには片翼には虹色のように輝く天使の翼が、もう片翼は内側には真っ白、外側には真っ黒の蝙蝠の翼が大きく目立ち、中央にはエデンがいた。
上半身は裸で右半分には神々しい刻印が、左半分には『アンリマユ』のような禍々しい刻印が刻まれており、下半身にはギルガメッシュのような鎧と思わしきものを付けていた。
エデン『運命を、真理を、秩序を、誰もが決めた物語も、何もかも壊してやろう……!!創造主だろうと、何だろうと……、僕は僕だけの判断で、救いたいものを救い、大切なものを守るために、世界を壊そう……!
我は『世界の叛逆者』、『
「クッ、あんなものを世に放してはならない。ここで、殺さなくては…………!」
男は感じ取った。エデンから発するオーラを。そして決意する。あれを行かせてしまえば、無数の世界に多大な被害をもたらすことを。
しかし、全てが遅かった。エデンと呼ばれる存在が顕現した時から、もう遅すぎたのだ。
NEXT OF THE EPISODE
ふぷっちょさんのコラボは終わりますが、まだちょっと続きます。
次回はエデンが覚醒に至るまでの話です。
ゴジラ「…………因みにいうが、覚醒したエデンの翼だが、1対2枚じゃねえぞ。見えてねえだけで、でっかい翼を含めて256枚の翼を持ってるぞ。」
エデン「今更だけど、何で僕が傲慢の罪?」
ゴジラ「そいつも次回だな。それとふぷっちょさん、時間を掛け過ぎてすまんかった。」