Subterranean Electron World -True Ending 灯火の希望- 作:深緑 風龍
第零之章 滅びと目覚め
エデン達が封じられて数年、数十年、いや、数千年が過ぎた頃、運命の時がやってきた。自身の、そして皆の世界を守るために、多くの勇士、悪党などが、ある場所に集合していた。
不安を感じる者、覚悟を決めて戦いに赴く者。
知略を以て挑む者、技量と能力を以て挑む者。
怨敵と共に挑む者………。
千差万別の考えではあったが、今は運命の時を乗り越えるために一つの想いを胸に、上空に浮いている敵を見上げていた。
その者の中心には丸く光ってる球体があり、鳥の翼のようなものが、球体を囲み、有象無象の者どもを見下ろしていた。
その名も『光の化身 キーラ』。エデンが言ってた、女神イリアスと同じく、全ての世界を滅ぼす要因の一つだった。
霊夢「彼奴が、最後の異変の元凶………。」
紫「ええ。けど、今回ばかりは多くの勇士たち、悪人たちを呼び寄せたわ。」
フレディ「もう彼奴らはいない。だが、それでもやるしかねえ!!」
メサイア「………ガルッチ、お前が死ぬなんて、今でも信じられない。」
王元姫「弱気にならないで、今は彼奴と戦う事を考えて。」
メサイア「そうだな……。こんなの、ガルッチには見せられないな。」
エミヤ「ん?何か来る!?」
全員が警戒態勢に入ると、キーラは周囲にいた『何か』を吸収し始める。
一方で数多の艦娘の中の1人、曙はその『何か』を吸収し始めた瞬間、すぐさま指示を送った。
曙「全員、目標のところまで撤退開始!!逃げ遅れたら、敵の攻撃を喰らうわよ!!!」
曙は予測した。これは、何か尋常じゃない力を放つ合図のはず。それを他の仲間たちにも連絡した。
しかし、とどまる者もいたために、その意思に尊重し、『必ず助けに行く』と告げ、すぐさま撤退を始めた。
撤退を始めた者の判断は正しかった。『何か』を吸収し終えたキーラは羽根の造形物の様な形からブラックホールのような形に姿を変え、異様な雰囲気を醸し出し始める。
魔理沙「おい、なんかヤバくないか?」
アルトリア「ッ!!皆、逃げろ!!!」
この事態を察したアルトリアは全員に振り返って叫ぶ。その瞬間、先程までブラックホールの形で固まっていたコアは急激に膨張し、高エネルギーのせいか大気の色を様々に変え、ビーム状の強力な光を放ちながら収縮していく。
キーラが放った光はヘビのようにクネクネとカーブを繰り返しながら、津波のように群を成し、勇士達がいる場所に向かってくる。
こうなるともう遅かった。急いで撤退する者、またはその閃光を止める者など様々な行動を取ったものの、結果的に直ぐに撤退したもの以外の者たちが飲み込まれてしまう。
しかし、カービィはワープスターに乗って小さな星とエンジン音の代わりにキラキラという音を立てながら遥か上空を飛び続けていた。
光はそれを逃さないと言わんばかりにカービィに襲い掛かるが、光から避けて、避けて、避け続けるワープスターから出てくる音は、今までに聞いたこともない音だけどスピードを緩めるわけにはいかない。
カービィ「(お願い!!どうか、逃げ切れる場所へ!!)」
その思いが届いたのか、突然ワープスターは限界を迎えたかのように破裂し一回り大きな星をばら撒きながらワープスターは消え、カービィとワープスターがいた場所を大量の光が通過していった。
光は、宇宙、並行世界、異世界などに届き、そこの住民達を飲み込む。
撤退したものの中には、光に飲み込まれた者も少なくなく、誰も振り向かないまま、目標の地点に到達。すると魔法陣のようなものが現れ、そこに潜り抜けるように消える。そして………。
風龍(作者)side
………やっぱり、こうなるよね。殆どの者たちがあの光に消えてしまった。多くの世界も、あの光に飲み込まれ、遂にここにもやってきた。
ヴォルデモート「風龍、我々は準備を整ってます。」
ゾーマ「いつでも行けるぞ。」
ダンブルドア「死ぬときは一緒じゃ。」
風龍「………どの道この世界も消えてなくなるか。なら、希望の火種を守らなきゃ。」
【オーターズノベルZ!】
オーターズノベルZ、これは作者の力を宿していて、思うがままの物語を作れるゲーム。ただし、条件として、それなりのセンスも必要なため、ない奴が使用すれば最弱の物に成り果ててしまう。
僕はこれを使って、エデン達をサポートしてきたが、それもここまで………。
風龍「束!!」
束「な、何!?」
風龍「これを持って、この場から去れ!!」
束「な、何で急に!?」
風龍「いいから行け!!」
急いで『オーターズノベルZ』を束に投げつけ、水色の空間を開いた後、その中に弾き飛ばした。
これで、少なくとも彼女だけは生き残れる。
風龍「………………こんな場所で、こんな事言うのはあれだけど………、メアリー・ゲルテナ。」
メアリー「何、風龍さん。」
風龍「………こんな、辛い事態が起きてもなお、君は幸せだったか?もし、本当は嫌だったのなら………僕は───────」
メアリー「そんなことない。風龍さんがあの時、美術館の暗闇の中で見つけて、イヴとギャリーに会わせてくれたこと、今でも忘れてないよ。
それに、嫌だと思ったことないよ。だって、私の命の恩人が、この美しい場所で、死ねるんだから………私は、貴方に出会ってから最期まで、幸せだったよ。」
風龍「………そうか。」
メアリー「だから、最期まで足掻いて、そして、一緒に死のう?」
風龍「うん。」
もう、この場にいる僕達は
『ピシッ!』
ゼアノート「結界が破れ始めたぞ。」
風龍「時空の賢者、攻撃準備!!この場で死ぬ覚悟で全て出し切れ!!!」
『ピキピキッ!!』
メアリー「………アラン。」
アラン「……うん。」
メアリー「風龍。」
風龍「何だ?」
メアリー「『これからもずっと、愛してるよ。』」
『パキンッ!!』
来た!!
風龍「放てぇぇぇぇぇェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!!」
sideout
そして、『座』にいたリリカは……。
リリカ『!? 誰ですか!?』
キーラ『………。』
リリカ『え?な、何ですか───────』
セリカ『リリカこの肉体から出ろ!!』
キーラ『!!!』
どこからともなく現れたキーラによって、リリカの肉体が乗っ取られてしまった。
キーラ『………んんっ、ようやく………肉体を得られましたか………。ほぼ全ての世界を滅ぼしましたが、あの星というか、町だけは残ってしまいました……。
が、関係ありません。今は、イリアスの下に戻りましょう。作者である風龍と、時空の賢者達を殺害した以上、彼等だって何も出来やしません……。』
それだけを言い、リリカ=キーラはその場から立ち去る。その一方で、魂となったリリカとセリカは、キーラに乗っ取られる寸前に精神と魂を切り離して脱出し、その場で漂っていた。
セリカ【あれが、エデンが言ってた『光の化身 キーラ』か。】
リリカ【そんな………、本当に、世界が滅んで………?】
セリカ【だとしたら、最悪だ……。ここに佇んでも、何時かは消えてしまう。何か、代わりの依代は───────】
『プニュ!』
突然何かが着地した音が聞こえ、2人は後ろに向く。其処にいたのは、キーラが放った光から逃れてきたカービィだった。
カービィ「いたたた………、こ、ここは?」
リリカ【あれは、カービィさん?どうやってここに?】
セリカ【何でもいい、今はカービィの中に入るぞ!!!】
リリカ【え、えぇぇぇぇ!?】
セリカ【もう時間がない!!急ぐぞ!!】
セリカに握られたリリカは戸惑いを隠せず、そのままカービィに憑依する。途端にカービィに白銀と黒髪の三つ編みの髪が生え、カービィは困惑し始めた。
カービィ「な、何これ!?」
リリカ『カービィさん、聞こえますか!?』
カービィ「だ、誰!?」
セリカ『私はセリカ、ある事情があってお前に憑りつかせてもらった。』
リリカ『本当にごめんなさい!!』
カービィ「な、何があったの?」
セリカ『説明するとだな───────』
これが、エデン達が目覚める前の出来事だった。世界、惑星、銀河、並行世界、異世界などのほぼ全ての世界はキーラの手によって滅ぼされ、あの全宇宙最強の女帝とも言える『星空英竜』や、その部下たちを含まれた殆どの者たちは光になす術もなく消され、更には始原の城に居た束を除いた時空の賢者達、アラン、メアリー、そして風龍は死亡してしまい、最早これまでかと思われた。
そう、エデン達が目覚める前。
今まさに、エデン達は長い封印が解かれ、最後の使命を果たす為に、目覚めようとしていた………。
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