最愛ちゃんは世の中のイベントにあまり興味はなし。
麦野はイベント事は知ってますが、だから何?って感じ。
滝壺は世の中のラブラブ電波を受け取り続けて恋愛脳に染まり始めてる(大嘘)
フレンダ視点出てきます。フレンダってキレたらこうなるのかな、と。
あと、ほんの少しだけエロ出します。
バレンタイン。
女性が男性に自分の思いをチョコと共に伝える日である。
男性陣は無意識にソワソワし、義理のチョコでも貰えば心の中で狂喜乱舞する。逆に貰えなかった日はそんなもんかと納得し、母親からのチョコを涙を流しながら食べる。
義理チョコであろうと手作りなら脈があるんじゃないかと錯覚させてしまう、恐ろしいイベントである。
✴︎ オリ主視点 ✴︎
今日は2月12日。バレンタインの2日前だ。
世の中は色気付き、テレビのニュースではバレンタイン特集ばかり放送している。
去年の僕なら布団を深く被り、世の中の幸福から自分を守っていた…。
しかし、今年の僕は違うッ!
最愛という素晴らしき恋人がいるからッッ!
しかし、まだ最愛に遊ぶ約束を取り付けていない。電話しようとしても指が震えて電話が持てない。
クリスマスを一緒に過ごそうとして断られたというトラウマのせいだろう。
今日はあの恐怖を乗り越えてみせる。
きっとバレンタインは大丈夫だ。僕の第六感がそう言っている。
震える手で携帯を掴み、最愛に電話をする。
出来れば平静を装って、バレンタインなんて知らない風で。
プルルルル、とちょうど3回なった辺りで、
『もしもし、■■?どうしました?』
「あ、さささ最愛?と、突然だけどさ。2月14日、い、一緒に遊べたりしない?あ、べべべ別に何か期待してるわけじゃなないから!?勘違いしないでよねっ!」
『話し方超キモいですよ。まぁ、いいですよ。ちょうど暇ですし」
「! わかった!楽しみにしとく!」
『? え、えぇ。それでは』
Woooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!
言葉にできない歓喜が部屋に響き渡る。
クリスマスのリベンジを果たした達成感ッ!
今までチョコを貰えなかった分の幸運が全て回ってきているッ!
毎年わざわざ郵便でチョコを送ってくれるお母さんっ!僕、やったよ!
さようなら、悲しい過去。
こんにちは、最愛のチョコ。
僕はッッ!勝ち組だッッッ!
✴︎ フレンダ視点 ✴︎
テレビを見ればバレンタイン特集ばかり。
リポーターのインタビューを受けている女子が『今日から準備しますぅ』『適当に買っちゃいますぅ』とか舐めたことをほざいている。
結局この女共は男の喜ばし方をなにもわかってない訳よ。
2日前に準備し始めるなんて以ての外。お店で買ったチョコをそのまま渡すなんて言語道断。
バレンタイン戦争はとっくに始まってるって訳よッ!
「ねーフレンダー。14日って何かあるんですか?」
熱くなっている時、突然の絹旗の言葉で頭が冷える。
そういえば絹旗は彼氏がいるんだし、流石にチョコはもう準備してる筈。
というか、準備していないとおかしいって訳よ。
「……もしかして何も知らない?」
「え、えぇ。14日に彼に遊ぼうって誘われたんですけど、彼が超緊張していたので。何かあるのかなぁ、と」
……そうね。そういえば絹旗って世の中のイベントにあまり興味がないものね。
クリスマスのことがあるから大体察しちゃう訳よ。
あ、こいつ、またやらかしたなって。
「もう彼氏が惨めすぎるッッ!どうして彼がこんな目に合わないといけない訳よッッッッ!」
なんで私は会ったこともない友人の彼氏のために叫んでいるんだろう。
わからない。わからないけど、やるべき事は決まっている。
「絹旗ァ!」
「は、はいっ!?」
「はやくチョコを買ってきてッ!」
「えっと、チョコケーキとかですか?」
「板チョコに決まッてンだろうが!能力使ってさっさと買ってこいよォォォオオ!」
「ちょ、超了解です!」
……はぁ…はぁ……落ち着け、私。絹旗が帰って来る前にチョコを作る用意をしないと……。
待ってなさい、会ったこともない絹旗の彼氏。
私が貴方を最高に幸せにしてあげるって訳よっ!
「あ、私も絹旗と彼氏さん用にチョコ作るから彼氏さんの家で食べてほしいって訳よ」
「おぉ、それは超楽しみです」
「……魔法の隠し味も入れたから……私も楽しみって訳よ」
✴︎ 絹旗視点 ✴︎
今日は2月14日。一昨日知ったバレンタインデー。
フレンダと共に様々な苦難を乗り越え、作り上げたチョコ。
■■、喜んでくれますかね。
味は大丈夫だろうか、見た目は大丈夫だろうか。そんな不安が頭の中をグルグルと回っている。
そんなことを考えていれば気付けば彼の家の前。
ピンポンを鳴らせばドアが開き、心なしか頬が痩せた彼が出て来る。
「……■■、ダイエットしました?」
「いや、ダイエットというか。今日が楽しみすぎて何も喉を通らなくて」
「そ、そうですか」
もしかして私に遊びの誘いの電話をしてきてから何も食べてないんですかね。
いやいや、まさかそんな。
「まぁ立ち話もなんだし、入ってよ」
「は、はい。お邪魔します……えっ、なんですかここ」
彼の部屋に入ってまた驚き。
異常なほど綺麗にされた部屋。ホコリ1つなく、輝いて見える。
いつもなら脱ぎ捨てた服が落ちていたり、ホコリが少し見えるというのに。
「いやー、今日が楽しみすぎてさ。とりあえず掃除し始めたら無意識の内に凄く綺麗になって。僕も驚いたよ」
どんだけ今日を楽しみにしてたんですか。
多分バレンタインだからですよね。大丈夫ですよ、
「ちゃーんと作ってきましたよ」
「えっ、ななななにが?何か作るようなものなんてあったかなぁ?」
ふーふーと下手くそな口笛を吹く彼。
誤魔化すの超下手すぎですね。
「はい、どうぞ。手作りチョコですよ」
カバンからチョコが入った袋を手渡す。
チョコは箱に入れず袋に入れた方が手作りっぽい、とフレンダから聞いたんですよね。
「………」
「えっ、ちょっとどうしたんですか急に黙って。て、手作りのチョコは超嫌でしたか?」
「っ…あぁ、いや、嬉しすぎて……」
ポロポロと泣き始める■■。
えっと、そんなに嬉しかったんですかね。そこまでの反応されると逆に反応に困るといいますか……。
「今まで母親以外の女の人からチョコもらったこととか無くてさ。まさか貰えるとは思ってなくて……」
………いや、ほんと、フレンダにバレンタインのこと聞いといて良かったです。
聞いてなかったら今頃どうなってたか。
とりあえず、少しだけ爪先立ちをして泣き止まない彼の頭を撫でる。
「あ、そういえば私の友人から貴方にって言ってチョコ貰ってるんですよ。私の分もあるんで一緒に食べましょう」
「……これは夢なのだろうか……」
「ちゃんとした現実ですよ。さ、お茶入れるんで一緒に食べますよ」
あっ、フレンダにこっちのチョコを彼氏に渡してって言われたのに逆を渡しちゃいました。
ま、どっちを食べても同じだし、いいですかね。
数分後。
「さいあい〜……ひっく……あいしてるらよ〜……ひっく…」
「フレンダ!チョコに何入れたんですかっ!?体が超火照ってきたんですけどっ!?」
■■の顔は酔っ払ったように真っ赤になっている。
私の体も少しずつ火照ってきている。これはおそらく媚薬でしょうか。
フレンダは私がお酒弱いのは知っているけど、彼がお酒に弱いなんて知らないはず。
私が渡す方を間違えたということは、本来なら私が酔って彼が発情する手筈だったんですか!
フレンダ……なんてことやってくれたんですかっ!
「さいあい〜……せっくすしよ〜…ひっく…」
「酔ってもど直球で求めてくるんですか……けど、いいですよ。来てください」
気付けば彼は服を脱いで全裸。私も服を脱ぐ。
いつもなら彼の前で脱ぐのには抵抗がありますが、彼が酔っていたり媚薬のせいで特に何とも思いません。
さ、始めますか。
✴︎ オリ主視点 ✴︎
ぼんやりとした頭の中は快楽だけを感じていた。
特に股間。
何かに出し入れされているのか、じゅぽじゅぽと音がする。
レロレロと何かがカリの部分を刺激する。これは舌、なのだろうか。
時には鈴口を突いてきたり、裏筋を舐めてきたりと忙しない。
そんな感覚も気付けば無くなり、今度はぬぷぷぷ、と股間が何かに入っていく感覚があった。
ぎゅうぎゅうと押し付けてきて、先ほどよりも強い気持ち良さを感じる。
ぱんぱんぱん、と音がする。その音がするたびに股間が何かに出入りし、ぞりぞりと股間をなぞりあげる。
「……あっ……でる…」
「…いいですよ……たくさん出してくださいっ!」
びゅるる、と尿道を精液が駆け抜けていく。
「ふぅ……気持ちいい」
「……まだです。まだまだ、超足りません」
「えっ」
「私の気が済むまでセックスさせてもらいますよ」
〜1時間後〜
「も……もう、でないから……まって……」
「まだまだ超足りません!ほらっ!ほら!まだいけるでしょう!?」
■■に跨り、パンパンと腰を振り続ける絹旗の姿があった。
子宮に収まりきらず溢れた精液は逆流してベッドに垂れている。
「まだまだっ!本番は超これからですッ!
約一時間後に媚薬の効果が切れ、果てしない自己嫌悪に襲われるともしらずに絹旗最愛は腰を振る。
「ふっふっふっ、絹旗、今頃はお楽しみかなー」
こうやって少しずーつエロを出していく。
エロをがっつり見たい読者の方もいるんでしょうけど、作者が恋愛脳なせいで中々エロエロな展開にできません。申し訳ない。
リクエストを頂きましたが、麦野やフレンダとイチャコラするのはもう少し待ってもらうことになります。まだまだ主人公とは他人レベルなので。それでもよければ、活動報告にてリクエストを募集していますのでお願いします。
感想評価等あれば励みになりますので良ければお願いします。