エロを書かなきゃ、という圧を感じて書こうと思っても中々筆が進みませんでした。すみません。
今回の話、エッチ中にシリアスのようなシリアルが突然乱入してきます。気をつけてください。
この小説をオカズ(意味深)にするのは控えた方がいいと思います。
後書きにて少し重要な事を書きました。読んでもらえると幸いです。
嫉妬。
それは基本的に暗い感情のことだ。
自分の愛するものが自分以外の他人に愛情を向けた。それだけで火曜サスペンス並のドロドロな物語が出来上がってしまう。
しかし、嫉妬が強ければ、それだけその人を愛しているということになる。
そうやって見方を変えれば、嫉妬というものは意外と尊い感情なのかもしれない。
✴︎ オリ主 ✴︎
「■■〜、超起きてくださーい」
誰かにペチペチと頬を叩かれ意識が覚醒する。
薄っすらと開いた視界には、こちらを見下ろすような格好の愛しの最愛。
「そろそろ起きてもらってもいいですか?足が超痺れてきたので」
どうして最愛がここに?と思うが、頭の下にある柔らかな感触が気になる。
頭を載せているだけなのに分かるスベスベした感触、愛用の安物の枕とは段違いに気持ちいい。
試しに手で頭の下にあるものを触ってみる。
「ひゃっ、ちょ、急に触らないでくださいよっ!超びっくりするじゃないですか」
足が痺れる……すべすべした感触……程よい柔らかさ……見上げた先に見える最愛の僅かな胸の起伏……。
間違いない……これは太ももだ。
「えっ、急にうつ伏せになってどうし……ちょっと!匂い嗅がないでください!変態ですかっ!?」
いつもの僕なら叫んで小躍りするのだが、今日はあまりそういう気分ではない。
最愛と自分が釣り合うかどうかでうじうじと悩み、麦野さんに家まで運ばれるという醜態を晒し、最愛に起こされるまで寝てしまっていた。
あ、そういえば麦野さんがいない。僕が寝てしまった時に帰ってしまったのだろうか。
今度出会ったらちゃんとした礼を言おう。
「ちょっと!いつまで匂い嗅いでるんですかっ!?超キモいです!」
あぁ、待って離そうとしないで!この甘いミルキーな匂いをもっと堪能していたいし、柔らかな太ももに頬ずりをしていたいのに!
そうやってスーハースーハーと深呼吸をしていれば頭を拳骨でゴチンと殴られた。
暫く痛みに悶える。窒素を纏っていないのは最愛の優しさか。まぁ、纏っていたら頭が弾けるが。
「はぁ……最近元気がなかったから心配して来てみれば……超元気じゃないですか。心配して損しましたよ」
「……ごめん」
やはりというか、心配させてしまっていた。今日会っただけの麦野さんにも気づかれるし、元々勘の良い最愛にバレない訳がなかったか。
いくら自分勝手で変態な自分でも申し訳ないことをしたと思っている。
何日間も女々しく悩み、麦野さんに相談をしていなければ未だにあーだこーだと無駄な考えをしていた。
本当に麦野さんには頭が上がらない。
「まぁ、いいです。■■が何に悩んでいたのかは知りませんし、聞きません。私に対する悩みだろうとは思ってましたし、そう思わせてしまった私にも多少は責任があるでしょう」
いやいやいや、最愛は全く悪くない。無駄に考えていた自分のせいだ。
今回のことで最愛が悪いなんて言える奴は頭がどうかしている。
「ま、これ以上話していても自分で自分が悪かったというだけになりそうですし、ま、今回のことは水に流しましょう!」
にこりと笑う最愛を見て、本当に敵わないなと思う。
それなりに心配をかけただろうに、それでも自分も悪いから、と許せる最愛はやっぱりかっこいいし、最高に優しい。
こんなに素敵な彼女を持てたことは人生の中での最大の幸運だろう。
「あ、そういえばお風呂にお湯を張っておいたので入って来たらどうです?もう夜ですし」
もうそんな時間かと時計を見れば午後9時。いつもならとっくにお風呂を上がってくつろいでいる時間だ。
というかわざわざお湯を入れてくれるなんて……ありがてぇ…ありがてぇ……。
✴︎ ✴︎
どっこいしょ、とジジくさい言葉を吐きながらバスチェアに座りシャワーを浴びる。
今に思えばどうでも良いことで無駄に悩み、まともな休息が取れていなかった。そのせいか、ゆっくりとシャワーを浴びれるのがとても素晴らしいことに思える。
相談させてくれて、解決もしてくれた麦野さんには感謝が尽きない。
次にいつ出会えるかは分からないが、その時はどうにかしてもお礼しよう。
そんなことを考えていた時だった、
「だ〜れだ」
という声とともに視界が手で塞がれたのは。
「ふぁっ!?……さ、最愛?」
「超正解でーす。よく分かりましたね?」
いや分かるも何もこの家には最愛しかいないし……って、え、さ、最愛?
「貴方に聞きたいことがありますし、超お疲れのようなんで背中を流してあげようと思ったんですよ」
「聞きたいこと?」
「えぇ、聞きたいことです」
数秒前までの楽しげな空気がガラリと変わり、重たい空気が流れ始める。
学園都市製の曇らない鏡越しに見える最愛の顔は少し赤みがかっていたが、その目には光が灯っていなかった。
あ、あれ?……この短い会話のどこかに地雷あった……?
「まぁ、単刀直入に聞きますけど………」
「女、連れ込みました?」
「ひぇ…」
「部屋に入った時に知らない女物の香水の匂いがしました。私、そういうのには超敏感なんですよ。ほら、正直に答えてください。女、連れ込みましたか?」
「いや、連れ込むってのは誤解がーー」
「連れ込んだんですね?」
「………………いや、連れ込んではーー」
「連 れ 込 ん だ ん で す ね ?」
背後にいたはずの最愛が気付けば耳元で囁くけるレベルで近づいていた。
お風呂にいるはずなのに冷や汗がたらりと背中を滑り落ちていく。
「…はぁ……ま、■■のことなんで手は出していないんでしょう?超チキンですし」
「………チキン……でも、本当に手は出してないよ。ただ外を歩いていてフラついていたのを助けて貰っただけで…」
「やっぱりそうですか。そんなことだと思いましたよ」
「やっぱりって……分かってたのか。もしかして見てたとか?」
「いえいえ、女の勘ってやつですよ。特に私のは超当たるんです」
女の勘……あれ、本当に存在してたのか。
ドラマだけかと思ってた……。
「でも、自分の彼氏が他の女に手を出していないと分かっていてもーー」
スルリと、しっとりとした腕が腰の辺りから伸びてくる。
そのままその手はタオルなど被せていない己の逸物に伸びていき、
「嫉妬は、するんですよ?」
耳の穴に息を吹き込むように、小さな声で囁いてくる。
それと同時に、柔らかな手で、股間を柔らかく包み込んできた。
「っ!?」
突然の性的な行動に、びくりと肩が跳ね上がる。
そんな雰囲気じゃなかったのに、急になんで?
「やっぱり、こういうスキンシップが超足りないから他の女を家に連れ込んじゃうんですかね」
両手で竿の部分を包むようにし、ゆっくりと上下に動かしてくる。
「■■は超変態って分かっていましたし」
少しずつ手の動きは増していく。
時々裏筋を指の腹でくすぐるように撫でられる。それをされる度、快感によって自身の肩が跳ね上がる。
「今までもこういう行為をしていたはずなんですが、これからはもっと増やすべきですかね?」
「……っぁ…出そう……っ!」
射精意欲が高まってきた。
根元からふつふつと精液が登っていくのを感じた瞬間、
「まだ、だめです」
ギュッと、指で根元を抑えるようにして精液が出ないようにしていた。
「……っ、なんで…?」
「何言ってるんですか、これ、お仕置きですよ?そんな簡単に射精させるわけないじゃないですか」
指で根元を抑えていた手を外し、「よいしょっ」と言いながら僕のお腹を跨るように座る。
下から最愛を見上げるような姿勢になる。
視界に入る最愛の顔はお風呂場という暑さのせいか赤くなり、茶色い髪はしっとりと濡れている。
最愛は自身の体をよじるように後ろに下がっていき、僕の股間の上に秘所を被せるように座り込む。
これは……騎乗位、だろうか。
「初めてなんで気持ちよくないかもしれませんけど、許してくださいね?」
最愛は僕の股間を手で支えるように持ち、ゆっくりと、挿入していく。
ガニ股のように足を開くようにしており、毛の生えていない最愛の膣内に逸物が入っていくのがよく見える。
少しずつ入るたびに膣壁がねっとりと絡みついてくる。
「…んっ……ふぅ、やっぱり■■の超大きいですよね。入れるのに時間が超かかります」
僕のお腹に手をついて体を支え、ふぅ、と息を整える最愛。
「……よしっ、じゃあ、動きますね……」
ゆっくりと、初めてだからかとても緩慢な動きで腰を動かしていく。
最愛の柔らかなお尻が僕の腰にペタリと落ちて、形を歪める。
「…んっ……こんな…んっ……感じ、ですかね?」
見下ろすように潤んだ瞳で見られるが、されるがままの僕にはコクコクと頷くことしかできない。
こちらも射精しないように耐えるので精一杯だ。
「……良かったです。……なら、もう少し…!」
ゆっくりとしていた動作が少しずつ早さを増していく。
ペタリペタリ、となっていた優しい音がパンッパンッパンッ!と激しい音に変わっていく。
その度に、締まりの良い膣壁がゾリゾリと股間を擦り上げ、最愛の子宮口と息子の先っちょがキスをする。
「………ふぅっ!……んん…っ!…!」
僕のお腹に手をつき、支える腕の間には柔らかそうな胸と、硬くなった乳首が見える。
元々射精欲が溜まっていた分、すぐに射精してしまいそうになる。
激しい動きに思わず射精しそうになると、気付けばまたゆっくりとした腰の動きに戻っていた。
「……っ……あぁ、そういえば言うの忘れてましたけど…………
「今日、危険日……なんですよね」
突然の発言に思わず思考が停止する。それが回復したのは5秒後だった。
……え、危険日?危険日って、あの?妊娠しやすくなるとか、そういう……。
「まぁ、安全日だからといって妊娠しない訳ではないですが、いつもはそういう日にセックス をしてアフターピルを飲んでるんですけど、今日はそんなことは超ありません」
にっこりと、小悪魔のような笑顔を浮かべる最愛。
「今日は超妊娠しやすい日で、ピルなんかも用意してません。中出しをすれば、ほぼ確実に妊娠します」
……今までほぼコンドームを着けずに中出しをしていた。
ピルを飲んでいると言っても必ず妊娠しない訳ではないし、今までは運良く妊娠しなかっただけ。
もっと言えば射精なんかしなくても先走りのカウパー液なんかでも妊娠するらしい。
まぁ、つまり、何が言いたいかというと、
「覚悟は、とっくに出来ている」
「……え」
「今は高校に通っているけど卒業すればすぐに働く気でいたし、今までも少しずつ貯金はしていたんだ。雑草を食べて凌いでいたのは少しでもお金を貯金するためで、もう少し待って貰えれば将来的に最愛を養うお金も溜まるし、働き始めればなんとしてでも子供と最愛だけでも幸せに出来るようにお金はどうにかする。でも今子供が欲しいのだったら学校を辞めて無理やり働くのも吝かではんぐっ…」
突然、口を抑えるように柔らかく手で押さえられる。
それをしたであろう最愛の顔を見ると、その顔には怒りの感情が混ざっていた。
「……貴方の子供が欲しいのは否定しませんし、超幸せにもなりたいです。でも……」
「貴方の頭の中での将来で、貴方は幸せそうにしていますか?」
「そりゃ、もちろん…」
「嘘です。どうせ貴方のことですし、私とまだ見ぬ子供が幸せそうにしてしているのを見るだけで自分も幸せだなんて思うんでしょう。でも、違うんですよ。」
「違う?」
「えぇ、ぜんっぜん違います。私は、貴方も幸せになって貰わないと私も幸せだと思えないんですよ」
「……」
「貴方の自己犠牲は貴方にとっては素晴らしいかもしれませんが、貴方を知る人は……少なくとも、私は嫌です、貴方が傷付くのを見て嬉しいわけがないし、それで幸せになんて超なりたくないです」
……また、僕は勘違いをしていた。
自分が好きな人が幸せなら自分も幸せだ、と思っていたが、それは違うと好きな人自身に言われてしまった。
「だいたい、貴方よりも私の方が超お金持ちなんですよ?能力のレベルによって貰えるお金がありますし、私の方が貴方を養えます」
それは……なんか、嫌だな…。
女性に……しかも年下に養ってもらうのは気が引けるし、男として情けない。
先ほどまで怒りが入っていた顔は優しい表情になっていた。
「だから、まぁ、幸せになるなら2人同時に、ですよ。どちらかだけが幸せになっても私は嫌ですからね」
「……ありがとう」
「いえいえ、どういたしまして」
ギュッと抱きしめ、キスを交わす。抱きしめた拍子に肌と肌とが合わさり、人間らしい温かみを感じる。
……そういえば、と思い出すのもなんだが今はセックス中だった。
「あ、あと危険日とかピルを持ってきてないとか嘘ですから」
「えっ」
下を向いていた顔を上げるとイタズラが成功したような顔をしていた。
「貴方が将来のことをどう考えているのか疑問に思ったんですよ。それがまぁ、こんな超真剣に考えているとは思っていませんでしたけどね」
そうか……なんだか少し安心した。
胸のつっかえが取れたような気持ちだ。
「じゃあ、続き、しようか」
そう言えば照れ臭そうにコクリと頷く最愛。可愛い。
抱きしめあったままセックスを再開する。
「……んんっ……んぁ……」
時々深いキスを交わす。
優しくしていたが、腰に手を回した状態だと動きづらいことが分かり、最愛の柔らかなお尻に手をやり、動かす。
最愛は僕の背中に手を回したままだが、気のせいか先ほどよりも抱きしめる力が強くなった気がする。
パンッパンッと音が少し激しくなる。
最愛は小さく達しているのか何度かびくりと肩が動き、膣内がキュッと締め付けてくる。
そんな動きに何度もお預けを食らっている僕が耐えられるわけが無い。
「最愛……出るっ……!」
無音で最愛の抱きしめる力が更に強くなる。
出そうになってからも何度も腰を最愛の尻に叩きつけるようにして、精子を解き放つ。
びゅるるる、とずっと我慢をしていた分いつもよりも射精が激しい。
子宮に精子が当てられる度に達しているのか何度もビクビクと震えている。
「……うっ……ふぅ……」
「ふぅ……っ……ふぅ……ふぅ……」
2人ともの息を整える声が響くお風呂場。
蕩けた目をした最愛を目の前に、僕は2回戦目を決意するのだった。
✴︎ ✴︎
「そういえば。■■を家に連れ帰ってくれた人の名前とか聞きました?」
激しいセックスをした後、体を洗いあった後の浴槽の中で最愛が質問してくる。
名前かぁ……勝手に言ってもいいんだろうか。
あまり言い触らさない方が良いだろうし……。
「まさか、名前も言えないようなことを……」
「いやいやいや、断じてそんなことはしてないって」
また目からハイライトが消えかけた最愛を見て焦る。
まぁ、最愛なら何か悪用とかしないだろうし、良いか。
「助けてくれたのは麦野沈利って人だよ。ウェーブがかかった長髪の……」
「………………そう、ですか。もしかしたらとは思ってましたがまさか麦野が……」
「え、今なんて?」
「……いえ、何も。ただ、もし会うことがあればお礼をしたいなぁ、と」
そうだなぁ。僕もまともにお礼言えなかったし、次会えたら是非ともお礼をしたい。
そうやって、緩やかに夜は更けていく。
僕が呑気な事を考えていた時、最愛がどんなことを考えていたかも知らずに。
最後かなり雑な感じになってしまいました。すみません。
さて、少しだけ大事な報告をさせていただきます。
実は4月からかなり忙しくなる可能性があり、いつ小説を更新できるか分からないような状況になります。
しかし、未完にするのは我儘が過ぎるのでかなり不定期になりますが、投稿はしていこうと思います。
どれだけ遅くなっても完走は絶対にするつもりなので、そこは安心して欲しいです。
誤字、感想評価等お待ちしております。