個人的にはフレンダが人気だと思ってたんですけど、やっぱり途中で半分こになっちゃったのが……。
それと、番外編はもうちょっと待ってください。話が中々思い浮かびませんでした。
お花見。
それは花の中でも桜を見て、春の訪れを感じるものだ。
会社の同僚や友人と桜の樹の下でブルーシートを広げてご飯を食べれば、なんとなく美味しく感じる。
場所取りのために早い時間に来いと言われる可哀想な勇者や、何か面白いことをしろと言われ恥ずかしい一発芸をする勇者。様々な人間の物語を垣間見えることができる。
そんな花見を、愛する彼女と出来たのなら、超エキサイティング!だろう。
✴︎ オリ主 ✴︎
「お花見、しませんか?」
ずずいっと机を挟んでいる僕に顔を近づけてくる最愛。可愛い。
ふわり、といい匂いも……。
って、え、お花見?あのお花見?
「………えぇ、あのお花見です。あの桜を見てきゃっきゃする、あのお花見です」
ゆっくり体をひいていかないでほしい、地味に傷ついちゃう。
お花見。そうか、もうそんな季節なのか。
通学路に桜は咲いていないし、あんまり気にしなかったんだよなぁ。
というか、なんで突然お花見?
「えぇ、実は友人たちが■■に会いたいと言い始めまして。いい季節ですし、ついでにお花見もしちゃおうという訳です」
最愛の友達、ねぇ。
何度か話には出てたけど実際に会ったことはないんだよなぁ。
話的に女性ばかりみたいだし、それに男1人でお花見なんて完全にアウェーでは……。
「貴方でもそんなこと超気にするんですね。匂い嗅ぎたい、なんて言うと思ったんですけど」
いやいやいや、最愛の中の僕はどれだけ変態なんだ。
そんなことしたら冷たい目で見られて引かれてしま……一考の余地ありか。
「本当にやめてくださいよ?私の友人達、キレたら何するか分かりませんし」
……そうか、ならやめとこう。
なんとなく、冷たい目で見られる程度で済みそうにない気がするし。例えば体が真っ二つ……いや、さすがに無いか。
「そうしてください。で、お花見はどうしますか?もし嫌でしたら私と2人きりでもいいですけど」
2人きり……綺麗な青空、美しい満開の桜、満面の笑顔の最愛……。
なんて素晴らしい。けれど、けれど……ッ!
「折角だし最愛の友達とお花見しようか。今会わなくてもこれから関わる機会は絶対あるだろうし」
最愛のことでこれから何かとお世話になるだろうし。
知り合っておいて損はないだろう。
「それなら良かったです。じゃあ行きましょうか」
「ん?どこに?」
「そりゃ、お花見ですけど」
「えっ、今すぐ行くの!?」
首の後ろの服を掴まれズリズリと引き摺られていく。
ち、ちょっと待って。心の準備ができていないんですが。
「も、もしかして初めから最愛の友達と行くこと決定してた?」
「超当たり前です。■■なら大丈夫と言うと信じてましたし。すでに超穴場の人がいないところの場所を取ってもらってます」
「じゃ、じゃあもし、2人きりがいいって言ってたら?」
「そりゃあ、こっそり2人きりでお花見しましたよ。貴方の方が超優先です」
いやー、うん。最愛ってやっぱりかっこいいなぁ。
イケメンが言うようなセリフを……それでも可愛いんだけど。
「ほらほら、早く行きますよ。貴方を超待ってる人がいるんですから」
「待ってる、か。なんだか照れるなぁ。友達からしたら最愛の彼氏に会いたいってだけでそれ以外の理由は無いんだろうけどさ」
「……………そうですね」
✴︎
適当にいろんな電車を乗り継いで1時間。
家を出た時は多くいたお花見客も電車を乗り継ぐ度に少なくなっていき、気付けば科学が発達した学園都市らしからぬ、自然が溢れた場所に来ていた。
「もう少しですからね」
別に最愛を疑っている訳ではないが、本当にこんな所にお花見ができる所があるのだろうか。
どこを見回しても緑の木が茂っているばかりで桜が見えない。
とうとう少しだけ見えていた空も完全に木で覆い隠されてしまい、トンネルを通っているかのような感覚だ。
ここが学園都市の中なのかすらも怪しくなってきた。
「あぁ、ようやく見えてきました。結構歩きましたね。超疲れましたよ」
少し先を見ればトンネルの出口のような、妙に明るい部分が見えてきた。
ここまで2キロくらい歩いたが、それなりの景色がないとやってられないな、と苦笑いが浮かぶ。
「期待してもらって大丈夫ですよ。別世界かと思えるほど綺麗ですから」
別世界ねぇ。漫画やアニメじゃあるまいし。そんな都合の良いお花見スポットがあるだろうか。
やっとこさ到着した出口を潜り抜け、久方ぶりに浴びる太陽が眩しくて反射的に腕を翳して目を守ってしまう。
じわじわと目が日光に慣れ始め、うっすらと目を開く。
「おぉぉぉぉおお!」
そして、目に飛び込んできた景色は、まさに別世界とも呼べるべき代物だった。
数キロはあると思えるほどに広がる開放的な美しい緑の草原。
更にその草原を囲うように広がる無数の綺麗なピンク色の桜。
そして何より目を引かれるのが草原のど真ん中に咲いている巨大な桜の木。他の桜が小さく見えてしまう。風が吹けば、視界がピンク色に染まる。その景色を彩っている桜が勿体ない、と思うと同時に酷く美しいとさえ思う。これが桜の醍醐味というやつなのだろう。
「おぉーーーい!絹旗ーー!早く来てって訳よぉーーー!」
ふと、とても大きな声が聞こえた。
発声源はおそらくあの巨大な桜の木の下だろうか。人がぴょんぴょんと跳ねながら大きく手を振っている。
「今行きまぁーーーーす!」
それに大きな声で返す最愛。こんな大声も出せるんだなぁ、とまた最愛の新しい一面を発見する。
少し小走りで桜の木に近寄り、そこにいたメンバーに少しだけ、驚いた。
いや、メンバーと言うよりも、1人に、だが。
「麦野、さん?」
「久しぶり、■■」
少しだけ、顔をピンク色に染めた麦野さんが恥ずかしげに挨拶をしてきた。
今書かないとお花見の時期逃しちゃうかな、と思いお花見会を書きました(手遅れ)。
次回はこの話の続きです。番外編はもう少し待っていて下さいね。
あ、それと気付いた人はあんまりいないと思いますが、R18の過去編を消しました。
詳しくは活動報告に書いてるんですが、過去編につきましては普通のR18ではない方に投稿しました。メインはこちらのR18の投稿になりますので、不定期にですが過去編の方も投稿します。
少し修正しながら書いておりますので、良ければ過去編の方も読んで頂ければ嬉しいです。
そんな感じで、この作品のタイトルも若干変えましたけど、あんまり気にしないでくれると助かります。
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