「セックス……しましょうか」
そう言った彼女の顔はやっぱり赤くて、 緊張しているのか声も少し硬い印象を受けた。
彼女の口から出てきた言葉は否応なく直接股間に響く。
あぁ、でもちょっと待ってほしい。こんなこともあろうかと数日前にゴムを買っていたのだ。
それを付けさせてほしい。そう口に出してみたが、
「いえ、ゴムはいいです。今日は安全日ですし、初めては生の方が痛くない、と聞いたので」
そう、なのだろうか。
童貞だから色々わからないが、無理にゴムを付けて最愛を下手に傷つけたくない。
それに射精する時は外に出せばきっと大丈夫。
なんて自分自身への言い訳をしてしまう。
「あぁ、でも少しだけ待ってください。心の準備をしますので」
胸に手を当て、スーハーと深呼吸を繰り返す最愛。
息を吸うたびに慎ましい胸も強調してくるのだから股間に悪い。
「ふぅ。大丈夫です。超待たせました。でも最初に一言だけ言わせてください」
なんだろうか。
ここに来て帰らせてもらいます、なんて言われても我慢できる保証はないんだけど。
「私は貴方のことが好きです」
……ふぅ……やっぱり卑怯だなぁ。
あざとすぎる。
「……あと超優しくしてくださいね。私、初めてなのきゃぁ!」
気づけば抱きしめていた。
顔を近づけて、啄ばむようなキスをして。
ゆっくりとベッドに押し倒す。
「ふふっ…いいですよ。きてください」
なんて言われて、肉棒を最愛の秘裂に挿入しようとする。
しかし初めてだからか、上手く入らない。
ぬるぬると、最愛の秘裂を擦るだけで終わってしまう。
「ちょっと…ここに来て焦らすんですか?」
本当に申し訳ないが、僕だってこういった行為は初めてなのだ。
緊張しているのもあるが、なかなか肉棒を挿入することができない。
「はぁ…全く、しょうがないですね」
大きなため息を一つ。
失望されたか、なんて後ろ向きに考えてしまう。
最愛は自身の指を自身の秘所に持っていき、くぱぁ、と広げた。
「どうぞ、ここですよ。落ち着いて、ゆっくりと入れてください」
相手にここまでさせるなんて男として恥ずかしいな、なんて思ってしまう。
こんあことになるのならもっとAVを見て勉強するべきだったかな、とも。
「どうせ貴方のことだから失望されたー、なんて超ふざけた事を考えてるんでしょうね」
思っていたことが言い当てられ少しビクリとしてしまう。
「でも」
……。
「お互いが初めてなんですし、こんなこともあるでしょ?」
なんて軽く答えてしまう彼女をみて、やっぱり最愛は可愛いし、カッコいいなぁ、とも思う。
男の僕より男らしいし、超可愛い。
「ほらはやく入れてくださいよ。超恥ずかしいんですから」
「柄にも無いこと言いました……」なんて顔を赤くして呟く最愛。
……本当に彼女は。超可愛いなぁ。
耳元に口を持っていき、好きだよ、と言ってみれば、
「…知ってます」
という反応。
さてこれ以上待たせるわけにもいかない。
彼女が開いてくれている場所に狙いを定め、ゆっくりと肉棒を挿入していく。
きゅむきゅむと、亀頭を抑えてくる彼女の膣。まだ亀頭しか入っていないのに気持ちがいい。
そのままゆっくり、ゆっくりと挿入していき、なにか柔らかい、道を阻んでくるものがあった。
これが処女膜なのだろうか。
「……いいですよ。覚悟は出来てます。一息にやっちゃってください」
こちらの背中に手を回してくる最愛。やはり怖いのだろうか、手に少しだけ力が入っている。
ゆっくり破いても痛いだけだろう、と思った僕は一息にしてしまうことにした。
いくよ、と耳元で呟けば「……はい」と一言。
そして一息に肉棒を挿入する。
「……っぁぁ!」
ぶちり、と音が聞こえた気がした。
背中に回してある手は爪が立てられ、少しだけ痛い。けれど、それ以上の痛みが最愛を襲っているのだ。これくらい彼女に比べればなんてことはない。
彼女との接合部を見れば彼女の処女膜を貫いた証拠のように、痛々しい血が流れていた。
「……ふっ…ふぅ……ふぅ……も、もう少しだけ動かないでください」
背中に回されていた手は未だに力が込められている。
少しでも緊張が和らぐように、と優しく頭を撫でていれば少しづつ背中にある手の力強さが消えていく。
しかし、こうやって待っている間にも彼女の膣がぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
これが数の子天井ミミズ千匹、というやつなのだろうか。
ぎゅうぎゅうと締め付けてくるが痛いなんてことはなく、むしろ気持ち良すぎて既に射精してしまいそうだった。
「……ふぅ。超待たせましたね。いいですよ。あ、でも超ゆっくりでお願いします」
あぁ、よかった。これ以上待たされていたら何も出来ずに逝ってしまうところだった。
ゆっくりと、最愛の顔色を伺いながら腰を動かす。
「……んっ…あぁ……んぁ!…」
まだ若干痛そうだったので痛みが和らぐかも、と思い、腰を打ち付けながらクリトリスを優しく撫でる。
「んっ……ちょ、ちょっと待ってください!そこはっ…あああぁあ!」
先ほどよりも大きな喘ぎ声。最愛の体が跳ねる。
その瞬間、今まで以上に強く膣が締まる。
最愛はクリトリスが弱点のようだ。
被っていた皮を剥き、直にクリトリスを優しく撫でてみればさらに喘ぎ声は大きくなる。
「んっ……あぁ!…んっ……んんっ!」
自身の喘ぎ声に気付いたのか手を口元に持っていき、声を抑えるようにする、
クリトリスを片手で優しく弄り回しながらも腰は打ち付ける。
なかなか…難しいし、体力を使う。
それでも最愛の気持ち良さそうな姿を見ればもっと頑張ろうと思える。
「あっ……あぁ…っ!顔…見ないでください!超恥ずかしいですっ…」
もう片方の手で顔を隠そうとする。
せっかくの可愛い顔を隠さないでほしい。そう思い顔を隠そうとしていた手を優しく取り押さえる。
目はトロンと蕩けていて、口元からは涎が出ていた。
「はっ……はぁ……だ…めっ……イってもいいで…すか…!?」
そう答える最愛の顔にはいつもの余裕なんてなくて。愛しい、と心から思った。
僕も逝きそうになっていたし、2人で一緒に逝きたいと思ったが中出しをするわけにもいかない。
「じゃあ…っ…一緒に逝きましょ…うか!」
するとどうだろうか。
気付けば僕の腰に最愛の足が絡みついていて、腰を離せないようにしていた。
えっ、と流石に焦っていると、
「大丈夫ですよ……今日は安全日って…言ったじゃないですかっ」
初めから中出しをさせる予定だったのだろう。
今の最愛の顔は小悪魔のようだった。
焦りながらも腰を打ち付けている僕も大概だが……。
「あっ…でも子供できたらっ……責任取ってもらいますからねっ!」
……何を言っているのだろうか。
僕は彼女と付き合うことになった瞬間から責任を取るつもりでいたのだ。
それを口に出して彼女に伝えれば幸せそうな顔をしていた。
「ふふっ…んんっ…それなら良いんですよっ…そろそろ本気で逝きそうなので……ラストスパートを…どうぞっ!」
言われなくてもそのつもりだっ!
先ほどよりも強く、何度も彼女に腰を打ち付ける。
僕も逝きそうなのだ。
そして、力強く膣が締まったと思いきや、
「んんんんんっ!っぁああぁぁああああ!」
ビクビクと震える最愛。
その膣の動きによってこちらも射精してしまう。
「っんん……はぁ…はぁ……お腹の…奥があった…かいです」
しっとりと濡れた髪、荒い息、極めつけに優しげに子宮の辺りのお腹を撫でる最愛。
あっ………やばい。
「どうしま……あっ……」
またもバキバキと硬さを取り戻してしまった息子。
チラリ、と最愛の方を見てみる。
「はぁ……もう超仕方ないですね。いいですよ。貴方が満足するまでやっちゃってください」
そんなことを言われてしまえば我慢できるわけがなく。
第2ラウンドを行なってしまうのだった。
✴︎ ✴︎
「もうっ!本当に何回するつもりなんですかっ!?」
結局あの後に3度も彼女の中に精を解き放った。
こぽり、と溢れてくる白濁液をティッシュで拭き取っていく最愛をエロい、と思うが流石に出しすぎた。
もう息子が硬さを取り戻すことはないだろう。
「もしかして絶倫なんですか…!?超変態ですねっ!」
なんてプンプン怒っている最愛も超可愛い。
でも僕は絶倫ではない。今のようにちゃんと限界は来ているし、何度も射精できたのも十数日も自慰行為をしていないからだ。
「はぁ…まぁ、いいです。なんとなくこうなりそうだな、と覚悟だけはしてましたから」
「でも」と付け加えて、
「次からは流石にこんなにしませんからね。初回の超サービスですからっ」
次回、か。
僕はその次回とやらに期待してもいいんだろうか。
こうやって最愛と付き合って、セックスをしたのも夢のような感覚だというのに。
次回を期待してしまうと、なんだか今までの最愛との関係が消えてしまいそうな気がして、少し、いや、かなり怖い。
「ふふっ、なに超馬鹿なこと言ってるんですか。
私が貴方と付き合ったのは夢じゃないし、処女を散らしたのも夢じゃないです。ちゃんとした現実です」
そう言って、ゆっくりと抱きしめてくれる最愛の暖かさは紛れもない現実で。
彼女の肌のしっとりとした感触も気持ちがいい。
何度もセックスをしたからか少しだけ眠たくなってきた。
「えぇ、今は休んでください。大丈夫ですよ。私はどこにも逃げませんので」
そうやって優しく髪を撫でてくれる感触が気持ちよくて。
気付けば意識が落ちそうになっていた。
「おやすみなさい、◾️◾️」
薄れ行く意識の中で、気持ちの良い温かい視線を受けながら眠りにつくのだった。
✴︎ ✴︎
はっ、と目が覚める。
勢いよく体を起き上がらせ、体を見てみると全裸で眠ったはずなのに服を着ていた。
最愛の姿を探すが見当たらない。
もしかして、本当に夢だったのだろうか。
そうやって不安になっていると、モゾモゾと隣から音がした。
もしや、と思い隣の毛布の山をめくってみると、最愛がいた。
体を丸くして眠っていて、まるで猫のようだと思った。
肩を揺すっていると「ん、んんぅ…」と目を擦りながら、緩慢な動きで体を起こしてくる。
「……ん、ふぁぁ、どうしたんですか、◾️◾️」
そう言って欠伸をした彼女は未だ眠そうで。
優しく抱きしめてやれば力無くこちらに体を預けてくる。
その体はレベル4の能力者といえども、ただの少女なんだと思わせるには充分だった。
頭を優しく撫でているとこちらに顔を向けてくる。
優しい啄ばむようなキスをした。
目をパチクリとさせる最愛。
「ふふっ、おはようございます◾️◾️」
そう言った彼女は先ほどまで眠そうな顔だったのに、とても幸せそうな顔をしていた。
そんな顔を見たからか、思わず聞いてしまった。
今、幸せか? と。
その質問に最愛は、
「超当たり前です」
と満面の笑みで答えるのだった。
僕も幸せだ、と。質問されてないのに言うと、
「それも超当たり前です」
と返ってくるのだった。
あぁ、やっぱり。
僕の最愛なる人は、超可愛くて時々かっこいいい最愛なんだな、と改めて認識したのだった。
とりあえずは本編のようなものは完結したということにします。
これから続きとして書くとしたら微エロの日常ものですかね。
感想評価は常に待っています。時間がある方はぜひお願いします。