普通に大遅刻しました、すいません。色々と忙しく小説を書く時間が取れませんでした。
クリスマスとは名ばかりの謎編です。
ミニスカサンタ最愛ちゃん、作者の語彙力では表現しきれなかったので、各自の頭の中で想像してください。
クリスマス。
それはキリストの降誕を祝う日だ。
非リアは家族か友達、それかソロでモソモソとケーキを食べ、リア充は痛いセリフを吐きながらベットでギシギシと性夜を過ごす。
子供はサンタさんを夢見て早く寝て、朝起きてプレゼントがあれば喜ぶ。
子供が喜んでいる時に、性夜を過ごしたリア充は「きゃっ、なんで全裸?」「気持ちよかったかいベイベー」と言っている。
中指を立てて皆さんご一緒に。せーの、ファ◯ク。
✴︎ オリ主視点 ✴︎
クリスマス。
非リアは悲しみに暮れ、リア充はテンションが爆上げする日。
去年までなら街中で恋人を見つけると睨みつけ、ペッ!と唾を吐くフリをする。
そして男友達と暑苦しいパーティ。
そんな空虚なものだった。
しかし、今年の僕には最愛という彼女がいて、いつもと違う……はずだった。
あれは2、3週間前に最愛と映画館で『僕と彼女の500兆時間』という映画を見ていた時だ。
宇宙人の恋人のキスシーンが始まって良い雰囲気だと思い、最愛にクリスマスに予定があるか聞いて、
『毎年麦野達と遊んでるんで、今年もそうするつもりです』
という返事を頂いたからだ。
なら仕方ない、と返事はしたが、内心は体の穴という穴から血が出るかと思うくらい辛かった。
フラフラとしなが家に帰り、枕を鼻水と涙で濡らした。
朝起きると何もする気が起きず、これが虚無なのかと悟りを開いた。
そんなこんなで心を無で満たして高校生活を過ごし、気付けば冬休みに突入。
カレンダーを見れば今日がクリスマスという事に気づく。
しかし部屋を見ても最愛の姿はなく、鏡を見ても目が死んでいる男が一人しか見えない。
心なしか頬が痩せた気がする。
僕が思い描いていたクリスマスはこんなものではなかったはずだ。
もっと華やかな……あれ?ミニスカサンタのガチムチの友人が見える。うふふ、可愛いな。チキンナゲットも喜んでる。
なんでチキンナゲットが喜んでいるんだ。そこは七面鳥だろ……?
✴︎ 最愛視点 ✴︎
麦野達と拠点でクリスマスパーティといいながらダラダラと話し、いつもより超豪華な夕食とケーキを食べて、またダラダラと話して楽しんでいました。
「そういえば私たち、絹旗の彼氏とはまだ会ったことが無いって訳よ」
フレンダの突然の話題転換。
さっきまでシャケと鯖のどっちがケーキに合うか話してたのに、どこから■■が出てきたんですか。
麦野が実力行使に出ようとしたから逃げたんですかね。
「そうなんですか?私のいないところで何度か会ってると思ってました」
「いやいやいや、知り合いの彼氏に勝手に会うわけにはいかないって訳よ」
やれやれですね。フレンダは私が嫉妬するとでも思っているんでしょうか。
まぁ、全く知らない赤の他人の女性が彼にくっついてたら嫌な気持ちにはなるでしょうけど。
しかし、
「言っちゃなんですが、■■は私に超一途なので他の女性に取られるとかそんな心配してませんよ」
「ひゅー、お熱いねぇ。でもクリスマスなのに会わないとか彼氏もかわいそうよね」
ジュースを片手に麦野が茶化してきます。
まぁ、麦野の言う通り、クリスマスに会わないカップルというのは超珍しいかもしれません。世間一般的なカップルがどんなものか知りませんが。
「そういえば、ちょうど数週間前くらいに彼にクリスマスに遊ぼうって誘われましたよ」
「ふーん、じゃあ絹旗はそれに何て言った訳よ」
「毎年麦野達と遊んでるから〜って断りましたよ。クリスマスに何していいか分かりませんでしたし」
そういえば「うっわ…」と引いた顔のフレンダと麦野。
え、どうしてそんな反応するんですか。
「絹旗の私たちへの友情が重いって訳よ……」
「……んで、それに彼氏はどんな反応をしたんだ?」
いや、別に毎年クリスマスは一緒に遊んでるから、今年も遊ぼうと思っただけなんですけど。
えーと、確か彼は……。
「『なら仕方ない』って言って苦笑いしてましたよ」
そういえばまた「うっわ…」と反応する麦野。
フレンダに関しては泣き始めました。なんで貴方が泣くんですか。
「……正気?」
「うっ……うぅ……か、彼氏が超可哀相って訳よ……絶対心の中では泣いてるって訳よ……」
え、そんなですか。
何かえげつないことしちゃいましたか、私。
「はぁ……滝壺は寝ちゃったし今日は解散ってことで。今からでも彼氏のところに行ってきたら?絶対悲しんでるから」
「今からでもまだ間に合うって訳よ……ほら、余ったケーキ持って行っていいから……」
余った2つのケーキを紙箱の中に入れるフレンダ。
どうしてこの2人はこんなに優しいんですか。
キャラ崩壊にも程がありますよ。
「そんなに言うなら今から行きますけど……」
「……あ、そうだ。ちょっと待って欲しい訳よ」
何か閃いた顔をしてタンスをゴソゴソと漁るフレンダ。
タンスから取り出したものを私に隠すように紙袋に入れて持ってくる。
「はいこれ。いざと言う時はこれでどうにかなるって訳よっ!」
袋の中身はなんなんですかね。でもタンスを漁ってたって事は服?
中身の内容を聞こうにも「彼氏の家に着くまでは絶対に見たら駄目」と言われただけでした。
まぁ、先月遊んでから■■からの連絡が無いってのも気になりますし。
せっかくのクリスマスですし、行きますか。
彼、悲しんでますかね。
案外友達と遊んで楽しくしてそうですけど。
窒素を足に纏い、車並みの速さでビルの屋上を飛び跳ねる。
「うわっ、とと……超危ないですね」
雪が積もってて危ないですね……。屋上…滑る……うっ、頭が……。
ここで滑って落ちて、そこに■■がいたら超面白いな、と考えながら慣れた道を進む。
気付けば彼が住んでいるアパートの部屋の前に着きました。
呼び鈴を数回。
反応なし。
携帯を開いて時間を見てもまだ午後7時。まだ寝るような時間じゃないですし……もしかして外出してるんですかね。
「おーーい、■■〜。最愛でーす。超開けてくださーーい」
ドンドンドンと強めのノック。
あっ、窒素纏ってたせいでドアが少し凹んじゃいました。反省反省。
それでもやっぱり反応はなし。やっぱり外出中ですかね。
ドアノブに手を掛けて捻るとガチャリとドアが開きました。
「え、超不用心ですね。泥棒が入っちゃいますよ」
ドアを開けて隙間から中を覗くと真っ暗。
やっぱり外出中かと思い、ドアを閉めようとするとガサガサと室内から物音。
まさか本当に泥棒!?
「何してるんですか!超ぶっ殺しますよ!」
バンっ!とドアを開けて玄関近くにある電気のスイッチを押す。
まるで閃光のように明るくなり目を細めてしまう。
目が慣れ始めて見えた先には……。
「メリークリスマース」と言いながらモヤシを食べている彼の姿。
「えっ」
玄関で突っ立ったまま呆然としていると「ケーキおいし〜い」と言いながらモヤシを口に詰めている■■。
「えっ、ちょ、超何してるんですかっ!?」
ドアを閉めて急いで靴を脱ぎ、リビングにいる彼のところに近寄り、彼の肩を掴んで揺らす。
「大丈夫ですか!?しっかりしてください!」
一ヶ月ぶりに見た彼の顔は痩せてしまっていて、目にはクマが出来ています。
顔色も青白くなってしまっていて、健康体とは言えません。
「さむっ……」
えっ、寒い。冬でも室内ならまだ暖かいはずなのに。
ハッとなり、室内を見回せばストーブがあるのに電源が付いていない。
「貴方もしかしてこの寒い中ずっと部屋にいたんですか!?」
改めて彼の服を見てもいつもの寝巻きなのか2枚ほどしか着ていないように見える。
私が着ていたモコモコのパーカーを着せてやり、ストーブの電源をオンにする。
「………ん?……あぁ、最愛。久しぶり。どうしたんだ?」
やっと私の存在に気づいたのかこちらを見てくる■■。
「……えぇ。お久しぶりです。ところで、なんで超寒い部屋でケーキと言いながらモヤシを食べてたんですか?」
「え、ん、ん?モヤシ?ケーキ……クリス…うっ、頭が……」
「落ち着いてください。いつからこんな状態になってたんですか?ゴミ箱を見た感じ、1日や2日じゃないと思うんですけど」
横目でゴミ箱を見てみれば、モヤシの袋が積み重なっているのが確認できます。
「……た、たしか、2、3週間前かな。なんかもう全てがどうでもよくなって…」
2、3週間前って私にクリスマスの予定を聞いてきた日じゃないですか。
そんなに私とクリスマスを過ごしたかったんですか……。
「えっと、その…すいません。私だけ楽しんじゃって…」
まさかここまで気にしてたなんて。
彼なら大丈夫でしょう、なんて言っていた自分をぶん殴ってやりたいです。
「あぁ、いや。別に気にしなくていいよ。最愛が楽しんでたならそれが一番だし」
彼、健気すぎませんか……?
「そうだ!そういえば私の友達が■■にケーキを食べさせてあげてって言って余ったのをくれたんですよ!」
紙袋を漁れば個別包装のしてあるコンビニで買ったケーキ。
それと……ん?
「なんですか?これ……サンタの服?」
紙袋から取り出してみれば赤と白の典型的なサンタの服。
「えっ、うわ、これスカート超短いですね」
広げてみれば超短いスカートに冬場に着るとは思えないほどに短い袖。
「こんな服誰が着るんでしょうね……■■はどう思いますか?」
服を広げたまま彼の方を見てみれば、
「お、ぉ…おぉ……」
サンタ服を感動したかのような目で見つめていました。
「え、どうしたんですか?……ちょっと気持ち悪いですよ?」
「あのな、最愛……ミニスカサンタっていうのはな、男の夢なんだ」
「えっ」
「しかも最愛みたいな超可愛い女の子が着てそれを見れば、もう幸せなんだ。死んでもいい」
「えっ」
「だからな……」
呆然としていると彼は流れるような仕草で土下座の体制に入り、
「ミニスカサンタお願いしますッッッッッッ!」
あぁ、やっとフレンダが言っていたことが分かりました。
本当にミニスカサンタは男は元気にするんですね…。さっきまで今にも死にそうな元気の無さだったのに。
ま、超仕方ないですねぇ……。彼をモヤシ生活に叩き込んだのは私ですし、罪滅ぼしということで……
「超可愛い最愛ちゃんが貴方だけのサンタになってあげましょうッッ!」
WOOOOOOOOOOOOOO!!!
両手を高らかに掲げて叫ぶ■■。ここまで喜ばれると流石に引きます……。
き、急に超恥ずかしくなってきました……。
✴︎ オリ主視点 ✴︎
「……着替えるので後ろを向いてください」
少し顔が赤くなった最愛に言われて後ろを向く。
服を脱いでいるのか服が擦れる音がする。
ほぼ覚えてないけどモヤシばかり食べてて良かった…。
2、3週間の間の僕、本当によくやった…。
「……■■はどうしてそんなにミニスカサンタが好きなんですか?」
後ろを向いているとふと最愛の声がした。
どうなんだろうか。僕はミニスカサンタが好きというか、ミニスカサンタになった最愛が見たかったんだと思う。
きっと母親のお腹の中にいた時からの僕の望みだろう。
「えっ、あ、そ、そうですか……」
照れているというか、ドン引きしているような声。
やめてください興奮してしまいます。
「……ふぅ、着替え終わったんでこっち見てもいいですよ」
ゆっくりと後ろを向き、そこにいたのは………天使だった。
「ちょ、ちょっと、何か言ってくださいよ……」
恥ずかしいのか真っ赤になった顔、袖の短いせいでよく見える女性らしい細い腕、スカートは短いせいでハリのある美しい太ももが露わになっている。
率直に言えば、可愛すぎる。やばい。
「あ、ありがとうございます…?ってうわ、鼻血出てますよっ!」
鼻を手で擦ると血が付いていた。
興奮すると鼻血が出るというのは嘘だと思っていたけど、本当だったのか。
「ほら、どうですか?夢は叶いましたか?」
はい、叶いました。これでいつでも死ねます。
「いや、死なないでくださいよ。貴方が傷ついて嫌なのは私なんですから。やめてくださいよ?」
めっ!と人差し指を立てて言ってくる最愛。
腰を折った体制でこちらを向いているせいで服が重力に従って下に垂れ、最愛の可愛らしいおっぱいが……。
え、おっぱい?
……もしかして、最愛、ブラジャーを付けていない?
そう聞くと、今の自分がどういう状態になっているのか理解した最愛の顔がボッと赤くなる。
「ぁ、え、ぃや、だって……サンタ服ってそういうものじゃないんですか?」
よく浴衣を着るときに間違えて下着を着ない人が多いらしいが、最愛もそういう感じの間違いをしてしまったのだろう。
まぁ、仕方ない。
あ、でも……ムラムラが止まらないから……ね?
股間を見ればテントを張ってしまっている。
それに気づいたのか最愛が真っ赤な顔のままで大きなため息を吐く。
「はぁ……もう、超仕方ないですね。大きくさせた責任とりますよ」
あ、もちろんミニスカサンタのままでお願いします。
「……超了解です」
ふと窓を見ると雪が降り始めた。
最愛と手を繋ぎ、寝室に行く。
そうやって、僕と最愛はホワイトクリスマス(意味深)を過ごしたのだった。
この後めちゃくちゃセックスした。
R18なのにエロを書かない罪深き行為。
めちゃくちゃ雑な終わり方になってしまいました。
とりあえず、これが今年最後の投稿になります。
次回書くとしたら正月編ですかね。
いつ投稿できるか分かりませんが楽しみに待ってもらえると嬉しいです。
それでは、良いお年を〜!