【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
形だけとはいえ、大公となったロクサーヌだ。
タリオ軍が略奪をしながら公都に進軍してくるというこの国の未曾有の危機に際し、この国の民衆のためになにかができないかと頑張ろうとしたが、公都防衛のための枢密院の会議では、発言の機会はほとんど与えられず、発言したとしても全く無視され、結局は、枢密院貴族たちから侮蔑ととともに小馬鹿にされた態度をとられるだけで終わってしまった。
ロクサーヌは、改めて自分の無力さを悟った。
枢密院の会議が終わったのは、すでに夕刻を過ぎた夜のことであり、私室に戻ったロクサーヌは、そこで運ばれた夕食をすませて、湯浴みをすることにした。
だが、湯浴みを終えて、身体を拭いて髪を乾かしてもらうと、着替えの部屋着も下着も渡されることなく、侍女たちは一斉にロクサーヌの前からいなくなってしまった。
そして、困惑したロクサーヌが裸身に大きな布だけを巻いた格好で部屋側に戻ると、そこにいたのは、エルヴェラとルカリナだけだったのだ。
すると、ふたりから両脇を持たれて、奥側の寝室に連れていかれる。
そこには、寝台の横に椅子が準備されていた。
だが、その椅子を見て、ロクサーヌはぎょっとしてしまった。
その椅子には背もたれの上部分と、手摺りの部分に、たくさんの革ベルトが付いていたからだ。
「ふふふ、頑張った大公様に、ご褒美をあげるわ。あたしとルカリナからね。そこに腰掛けてちょうだい」
「あ、あのう、なにを……」
「ローヌ、頑張った。だから、エルヴェラに相談したら、嫌なこと忘れて、寝るのがいいと、いうことになった」
ルカリナもロクサーヌの腰を抱いて、ロクサーヌをその椅子に誘導する。
そして、腰をおろそうとする瞬間に、身体に巻いていた布を剥ぎ取られてしまった。
「あんっ、なんで……」
さすがに、ロクサーヌはとっさに両手で裸身を隠そうとした。
しかし、ルカリナに強引に椅子に座らされて、押さえつけられる。
「まあまあ、そういうことよ。ルカリナから、あんたが気疲れしているんじゃないかって相談を受けてね。それでよく眠れるように、徹底的に疲れさせてあげようと思ったわけよ。なんか、耳にしている限りでは、タリオの侵攻をなんとかしたいと頑張っているみたいだけど、あんたはただの雇われ大公なんだから、そんなこと気にしなくていいの。あんなのは、ガット兄さんたちに任せておけばいいのよ。やれることないのに、やろうとしないの」
エルヴェラも来た。
ふたりによって、両手を椅子の背もたれの上にあげさせられて、両手を上にあげた格好で革ベルトで両手首を拘束される。
さらに、胸の上下とお腹にも革ベルトを巻かれて椅子に密着させられる。
「ああ、そんな……。こ、今夜はなにをさせられるのですか?」
抵抗はするつもりはない。
「まあ、題して、“仔猫たちの
なんだかんだで、このところ目の前のルカリナとエルヴェラから性的遊戯を受けるのは、ロクサーヌの日常になってしまった。
遊戯といっても、一方的にロクサーヌがふたりから性的にいたぶられるというものだが……。
ともかく、だから、苛められるのは諦めているし、正直、ロクサーヌの身体がそれを求めるところもある。
だが、今夜はなにをされるのだろうかと考えると怖い。
ルカリナにしても、エルヴェラにしても、なにかを企んでいる様子である。
「庭園を管理する庭師の家族たちが逃げたのよ。一斉にね」
「えっ、庭師?」
エルヴェラの言葉に、ロクサーヌは首を傾げた。
だから、なんだというのだろう。
もっとも、いよいよタリオ軍が公都に接近してきたこともあり、この大公宮からも人がどんどん逃亡をしているというのは耳にしていた。
貴族たちでもそうだ。
今日の枢密院会議でも、半数以上は欠席していた。領地を持つ貴族は自領の防衛のために戻る必要があるというのもあるが、姿を見せていない枢密院議員の中には、領土を持たない貴族も結構いたと思う。
ただ、庭師にしろ、貴族たちにしろ、逃げ場がある者はいい。
しかし、大部分は、暮らしている場所以外にどこにも行き場のない者がほとんどだ。彼らは逃げたくても逃げられないのである。
それを考えると、心が痛む。
しかし、それはともかく、庭師が逃げたからなんだというのだろう?
「ええ、そして、その庭師が召使い長屋に飼い猫の仔猫を置いていってねえ。仕方ないから、侍女たちが預かって面倒を看ることになったということよ。せめて、ひとりだちできるまではってね。今夜はそれを預かってきたのよ」
エルヴェラが言ったが、まったく意味がわからない。
仔猫を預かったということと、ロクサーヌが椅子に拘束されたことの関係が不明だ。
「まずは準備。力を抜いて」
すると、ルカリナがロクサーヌの右脚を抱えあげた。
エルヴェラは左脚だ。
手摺りの上に両脚を載せられて、革ベルトで固定させられる。
さらに背もたれの部分もさげられて、椅子全体を寝椅子のような状態にさせられてしまった。
しかも、椅子の傾きが調整され、股間とお尻の穴を天井方向に向けたような恰好になった。
「あっ、いやっ」
さすがに、ロクサーヌも羞恥に身悶えした。
一糸まとわぬ姿を大股開きにさせられ、股間もお尻も天井に向かって曝け出されてしまったのだ。
「いい格好ね……。やっぱりあんたって、責められるときの顔は可愛いわねえ……。ルカリナ、準備をお願いしていい? あたしは仔猫ちゃんたちの準備をしてくるわ」
「わかった」
ルカリナが股間が上を向いたロクサーヌの腰にも革ベルトを巻いて固定しながら応じる。
よくわからないが、このふたりは、このところずっと仲がいい。
毎日毎晩、ロクサーヌをふたりがかりで責めているうちに、すっかりと打ち解けた感じである。
それはともかく、ルカリナが天井に向かって手を伸ばして、ロクサーヌの腰に向かって持ってきたものに眼をやり、はっとした。
糸だ──。
しかも、糸の端末に小さな金属の輪っかがついている。
それがロクサーヌの股間に向かって、天井側から近づけられていく。
「やん、ルカリナ──。それはいやよ。やめて──」
なにをされるのか悟り、ロクサーヌは怯えてしまって身悶えする。
幾度か同じような責めを受けたことがあるのだ。
必ず決まって、泣きじゃくるほどに苛められてしまったものだ。
だが、これだけ身体を雁字搦めにされていると、身体はびくともしない。椅子自体も床に固定されているのか、こゆるぎもしなかった。
「大丈夫。ローヌ様は、嫌がっても、心は違う。悦んでいる。いまも、もう、濡れてる」
ルカリナがロクサーヌの女の部分に指を這わせだし、付け根の豆の部分を摘まむようにして指で揉み始めた。
「ひゃああん──。いやああ、ルカリナ──。そんなことされたら、おかしくなるの──」
ロクサーヌは悲鳴をあげた。
すでに濡れているというルカリナの言葉は正しいのだろう。
股間を愛撫するルカリナの指には、たっぷりのロクサーヌの愛液がまとわりついているらしく、それが潤滑油となってクリトリスをしごくルカリナの指が気持ちよすぎて仕方がない。
ロクサーヌは、あっという間に、達しそうになってしまった。
「ああん、ルカリナ──。いくの──。いきそうよ──。とってもいい気持ち──」
「もっといい気持ちになって、おかしく、なって──。ローヌ様、可愛い。あたしを、こんなに淫乱にした、責任、とってもらう」
「せ、責任って──」
ルカリナの指がロクサーヌのクリトリスを愛撫し続ける。
大きな波が襲い掛かり、快感の槍が一気に股間から脳天に貫いた。
「いぐううっ──」
ロクサーヌは全身を突っ張らせて硬直させた。
しかし、ぎりぎりのところで、ルカリナの手は離れてしまう。
「ああ……。ル、ルカリナの意地悪うう──」
ロクサーヌは身悶えして、ルカリナに向かって口を尖らせる。
「本当の、意地悪、これから」
すると、ルカリナの頬がにっこりと微笑んだ。
そのとき、股間に大きな刺激が走った。
「ひゃん──」
絶頂感を逃がされ、焦燥感にがっくりとなってしまったロクサーヌのクリトリスの根元がぎゅっと強く締まったのだ。
びっくりして顔を向けると、天井から垂れている糸の端末のついていた極細の金属環がロクサーヌのクリトリスの根元に喰い込んでいた。
なにかの仕掛けがあったのだろう。
ルカリナがロクサーヌの股間に金属管を密着させると、クリトリスの根元に吸い付くように密着してしまったようだ。
「ひあああっ」
ロクサーヌはぶるりと身体を震わせえて、大きく身体をのけぞらせてしまった。
ルカリナがクリトリスに繋がった糸を思い切り引っ張ったのだ。
激痛が走り、ロクサーヌは全身を強張らせた。
「ローヌ様……。もっと指、伸ばす……」
ルカリナが今度は頭側に移動してロクサーヌに告げた。
クリトリスを引っ張られる衝撃に、ロクサーヌはなにも考えられなくなり、言われるままに、頭側にあげている両手の指を思い切り伸ばした。
すると、ルカリナがロクサーヌの左右の親指をまとめるようにして、二本併せて根元を糸で結ぶ。
「あっ」
ロクサーヌはやっと、自分のクリトリスに結ばれている糸が天井の滑車を通じて、もう一方の端末がロクサーヌの頭側に下がっていることに気がついた。
ルカリナは、そちら側の糸をさっき縛ったロクサーヌの親指の糸に繋ぎとめる。
つまりは、ロクサーヌは天井の滑車を通じて、クリトリスの根元と頭の上にあげた親指の根元を糸で繋げられてしまったということだ。
「これで、準備完了。また、悶えて……。でも、手を動かすと、クリトリスが痛くなる……。気をつけて……」
ルカリナが手首に巻いていた革ベルトを解いて、肘の上側に巻き直した。
腕自体はおろせないが、肘から先は自由になる。
とにかく、糸を緩めようとロクサーヌは手首を天井方向から真っ直ぐになるように向け直した。
だが、ルカリナは、意地悪にも、また糸の長さを調整して、滑車からさがる糸がぴんと張るように戻してしまった。
「ふふ、ローヌ様、脇を舐めてあげる」
ルカリナがくすくすと笑いながら、顔をロクサーヌの無防備な脇に近づけ、舌で脇のくぼみのところを舐めてきた。
「ひいっ、ひっ、や、やめてええっ、あ、あああ、だめええっ」
脇を舐められるくすぐったさに、思わず身体をびくりと跳ねあげてしまい、それにより糸が結ばれている親指を動かしてしまった。激痛に悲鳴をあげる。
とにかく慌てて身体を硬直させようとすが、執拗に脇を舌で刺激されて、そのたびにロクサーヌは糸を引いてしまい、さらにその刺激で狂おしく身体を揺すってしまう。
どうしていいかわからず、ロクサーヌは泣き出してしまった。
「ふふ、やっぱりローヌ様、可愛い。大丈夫、いっぱい泣いて、いっぱいよがって、嫌なこと忘れて……。今夜は、疲れて、気絶するまで、ローヌ様、苛める」
ルカリナが身体を移動させて、ロクサーヌの股間に顔を寄せてきた。
なにをされるかわかって、ロクサーヌは悲鳴をあげた。
「やめてええっ──。ルカリナ、許してええ」
「大丈夫……。ローヌ様、とっても淫乱なの、知ってる。苛められると悦ぶ」
ルカリナが輪っかと糸で吊り上げられているクリトリスの根元にゆっくりと舌を這わせる。
「ひいいっ、おかしくなるうう──。いいいいっ」
ロクサーヌはがくがくと身体を痙攣させて泣き喚いた。
だが、同時に全身を狂おしく溶かすような甘い疼きも全身を席捲する。こうやって、ルカリナやエルヴェラに苛められると、ロクサーヌの意思とは別に、ロクサーヌの身体がかっと熱くなって、被虐の快感に支配されてしまう。
もう、どうしようもないのだ。
もっと、ルカリナに苛められたい──。
もっと、ルカリナに意地悪をされたい──。
もっと……もっと……もっとだ──。
心の底からそれを欲している自分がいるのも確かだ。
とにかく、こうなってしまうと、ロクサーヌの身体はすっかりと制御を失ってしまう。
ロクサーヌは、込みあがる被虐酔いに心を支配されてしまうのだ。
「あら、やっているわね。まあ、糸を指に繋いだのね。面白い考えだわ、ルカリナ」
そのとき、エルヴェラが脚に車輪のついたトレイを押しながら、エルヴェラが戻ってきた。
トレイには色々なものが乗っているみたいだが、一番上の台には編み籠の容器がある。
中から“みゃあみゃあ”と鳴き声がしている。
もしかして、さっきエルヴェラが口にしていた、庭師たちが置いていった仔猫たちなのかと思った。
でも、なにをされるのだろう。
ロクサーヌは怖くなった。
「ローヌ様、これで動けない。でも、敏感だから、どうしても動く。悲鳴が可愛い」
ルカリナが顔をあげて身体を起こし、ロクサーヌの片方の脇を指でくすぐった。
「ひいいっ、ひぎいっ」
ロクサーヌは無意識に脇を隠そうと腕をおろしてしまって、股間に激痛を味わってしまった。
慌てて腕を真っ直ぐに伸ばす。
「ひゃああ、ああっ、ああっ、だめええ──」
しかし、ルカリナはくすぐりをやめてくれず、幾度も股間の糸を引いてしまい、そのたびにロクサーヌは狂おしく悶えた。
「まあ、本当に可愛い。あたしは、こっちを苛めようかな」
エルヴェラがトレイから羽先が柔らかそうな小筆を出した。
それで、吊られているクリトリスをくすぐる。
「ひびいいっ」
またしても、がくがくと全身を痙攣させてしまい、そのため、伸び切っている糸によって股間に激痛に襲われてしまう。
「もっと、苛めてあげる、疲れて眠るまで……」
ルカリナが脇をくすぐる手が両手になり、両脇が同時にくすぐられる。
さらに、股間を筆で責められていて……。
かといって、糸のために身動きすること許されず、ロクサーヌはひたすらに泣き叫んだ。
「ああ、許してええ。もうだめええ──」
「ほら、逃げなくていいの? もっと逃げなさいよ。さもないと、いつまでも筆地獄よ」
「くすっぐったがりの、ローヌ様。可愛い……。ここもくすぐったい? ここは?」
エルヴェラは執拗に、股間を小筆でくすぐり、ルカリナは脇だけでなく、横腹や二の腕などもくすぐってくる。
なにをどうされても、おかしくなる。
そして、しばらくふたりがかりで責められ、息も絶え絶えになったところで、やっとふたりが一度離れた。
ロクサーヌは全身を汗まみれにして、ぐったりとなってしまった。
「さあ、そろそろいいわね。じゃあ、いよいよ本番よ。仔猫ちゃんたちの食事の時間……。実は、この仔猫ちゃんたちは、朝から食べてなくて、とってもお腹がすいているの。侍女たちも仕事があるから、ずっと世話をするわけにはいかなくてね。だから、食事を手伝ってあげて、ロクサーヌ」
エルヴェラが今度はトレイから瓶を手に取る。
なにか液体のようなものが入っているみたいだ。
すると、それにさっきの小筆を瓶の中にどっぷりと浸してから、それをまたもやクリトリスに這わせてきた。
刃物を突き刺されるような鋭い疼きがまたもやロクサーヌを襲う。
「いぎいいっ、も、もう、許してええ」
「そんなこと言わないでよ。仔猫ちゃんたちは、とってもお腹が空いてて、この液体は仔猫ちゃんたちが大好きな栄養が溶かしてある大好物なのよ」
エルヴェラがしつこく猫の食事だという汁をクリトリスに塗り込んでくる。そして、さらに乳首と脇にも塗られた。
それこそ、たっぷりとだ。
「さあ、これでいいかな。仔猫ちゃんたちを解放するわ」
筆を手に持ったままエルヴェラが笑った。
「いや、まだ……。まだ、ここ、残っている」
そのとき、ルカリナがロクサーヌのお尻を指でちょんと突っついた。
「あっ、いやあ、そこはいやああ」
ロクサーヌは哀願した。
大公になって以来、あの白い球体を毎日のようにお尻に挿入されて刺激され、ルカリナとエルヴェラからふたりがかりで開発されて、いまや、お尻の穴は膣以上の強い性感帯だ。
そこをいじられると、絶対におかしくなる。
「ふふふ、忘れていたわ。じゃあ、たっぷりと塗らないと……」
エルヴェラが残っている瓶の中に汁をお尻の中に注ぎ込んでくる。筆先で押し込むように、汁を中に入れてくるのだ。
ロクサーヌはのけぞって苦悶した。
「じゃあ、準備はいいかな。仔猫ちゃんたち、ご飯よ」
エルヴェラがトレイの上の籠の蓋を開けて、三匹の仔猫を抱える。
それを椅子の上にあおむけになっているロクサーヌのお腹の上に、ひょいと置く。
匂いがわかるのか、仔猫たちが一斉に、汁を塗った股間と胸などに向かって動き、二匹が両方の乳首を、一匹が股間を舐め始めた。
ざらざらした仔猫たちの舌の感触に、ロクサーヌは絶叫を迸らせた。