【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ロ、ロウ様、あ、ありがとうございました」
たったいま、ロウに女にしてもらったルカリナが、正座のまま、うっとりとした視線でロウを見あげている。
ルカリナのあんな表情は、初めてだとロクサーヌは思った。
まさに、女の顔だ──。
そして、いま、この瞬間において、ルカリナの頭には、ロウ以外の一切ものが存在しないに違いない。
それくらい、微笑みとともに、一心不乱にロウを見つめている。
ロクサーヌは、もやもやとした黒い感情が心に込みあがるのを感じた。
「愉しかったか、ルカリナ? 俺は十分に愉しかった」
ロウが笑う。
すると、ルカリナがさらに嬉しそうな顔になった。
「た、愉しかった……。お、お前は、あたしのつがいだ。つがいの忠誠を誓う」
そして、ルカリナが正座の腰をあげて、ロウの足先に口づけをした。
「つがい?」
ロウはきょとんとしている。
「レオ族は、強いオスに雌が集まる。これまで、あたしよりも強いオス、なかったから、つがいを探すの、諦めてた。でも、ロウ様は強い。つがいにする。ロウ様にはなにも必要ない。ただ、あたしが心からの忠誠を誓うだけ」
「つがいか? それはいいけど、俺は強くないぞ。いまは縄で縛っているが、解いてしまえば、ルカリナは片手で俺を殺せる」
ロウが笑い声をあげる。
「無理……。あたしにはわかる。多分、かなわない。ロウ様、強い」
「わかったよ。ご主人様でも、つがいでも、主殿でも、旦那様でもなんでも気に入るようにしてくれ。でも、もうルカリナは俺の女だ。二度と離れられと思うな」
「よかった……。あたし、運がいい。つがいに巡り会えた」
ルナリナが心からほっとした顔になった。
やっぱり、ちょっと妬ける。
ルカリナは、ロクサーヌに慈母のような、あるいは、親友のような目を向けることはあっても、いまのロウに向けるような表情を見せたことはない。あれは、ルカリナが初めて見せる顔だ。
「へえ、つがいねえ……。そういえば、あの女王様も、ご主人様のことをつがいって、言っていたわねえ」
コゼだ。
「エルフ族のつがいと、獣人族のつがいは違う性質ものね。獣人族の場合は、伴侶というよりは、強い種を残すために、子種をもらう強い個体に対するものと聞くわね。種族によって異なるらしいけど、多分、ルカリナの種族は、強いオスに多くのメスが集まるハレムの風習があるんだと思うわ」
ケイラ=ハイエルが付け加えた。
すると、ルカリナは大きく頷いた。
「レオ族は、まさにそういう種族。強いオスに、メスが忠誠を尽くす。食べるもの、着るもの、住む場所……。すべてをメスたちが準備する。つがいのオスはその代償として、囲んだメスに子種を提供する」
ルカリナは満面の笑みを浮かべている。
さっき見ていたが、ロウはルカリナとの性交の最後に、男根を舐めさせ、精を口に放ち、おしっこまでルカリナの口に放っていた。
そんなことをされても、ルカリナは嬉しそうだ。
むしろ、精液やおしっこを愛おしむように、いまでもぺろぺろと自分の口の周りを舐め続けている。
「とにかく、これからよろしくね、ルカリナ。今日からあなたも、わたしたちのファミリー。ロウ様一家の一員よ」
エリカが言った。
「あっ、よろしくお願いします、エリカ様」
ルカリナが慌てたようにエリカに頭をさげた。
そういえば、心なしか、いつもよりも、ルカリナの喋り方が流暢な気がする。ロウは、抱いて支配した女の能力を上げることができるみたいなことを口にしていたから、その影響なのだろうか。
そうだとしたら、やはり、不思議な人物だと思った。
それにしてもだ……。
ロクサーヌは、湯の中に半身を沈めながら、激しくなる心臓の鼓動とじわじわと追い詰められていくような強い圧迫感に苛まれていた。
肌を締めあげる縄は、自由を奪われているという現実と、なにをされても抵抗のしようがないという不安と緊張感をロクサーヌに与え続けている。
ロクサーヌにとって、不安と緊張感は快感だ。
自分がそういう性癖であり、縛られて苛められることで悦ぶ変態であることはもう認識している。
だから、どうしようもなく、身体が疼くのだ。
なによりも、股間を締めつけている股縄──。
硬い縄瘤に圧迫されているクリトリスと花芯とアナルから拡がるどうしようもない痺れとも疼痛ともつかない異様な感触を心から締め出すことができない。
「あっ……」
湯の中で身じろぎをしてしまい、股縄が股間を擦りあげてロクサーヌはわずかな喘ぎ声を洩らしてしまった。
いずれにしても、ルカリナはロウの女になった。
次は、ロクサーヌの番……。
ロクサーヌは、熱い吐息をした。
「だ、だめだ──。これ以上は無理いいっ──」
そのときだった。
浴室の床を童女のように背の低い女が出口に向かって駆け出した。
ドワフ族のミランダだ。
すると、ロウがそっちに視線を向ける。
ロクサーヌには、そのロウが満面の笑みを浮かべていることに気がついた。
「きゃああ」
次の瞬間、そのミランダの裸身が前のめりに突然に傾いた。
驚いたが、走っているミランダの両脚の膝から下が半透明のもので包まれている。それでつんのめったのだ。
だが、ミランダの両手は後手に手錠を嵌められている。
顔面からミランダが床に落ちていく。
ロクサーヌは息を呑んだ。
「えっ?」
だが、床からなにかが噴きだした。
ミランダの足を包んでいるのを同じ半透明の不思議な物質だ。それが倒れようとするミランダの身体を支えるように包む。
ウーズというスライム状の魔生物の存在を耳にしたことがあるが、ロクサーヌはそれを連想した。
「な、なにするんだよ、ロウ──。危ないだろ──」
倒れようとしていたミランダを支えた半透明のスライム状のものは、ミランダをその場にしゃがませる姿勢をとらせると、宙に消えるように消滅してしまった。
いまのは、ロウの術?
そういえば、ルカリナを犯していたときにも、ルカリナを高尻の姿勢にして固める粘性体のようなものが床に出現したような気がしたが……。
「危ないのは、ミランダだろう。どこに行くんだ? おしっこは後でさせてやるから、大人しく浴槽に入ってろって言わなかったか?」
ロウがミランダに近づいていく。
「承知してないよ──。とにかく、お前らの馬鹿騒ぎにあたしを巻き込むんじゃないよ──。離せ──。離しておくれったら──」
しゃがんでいるミランダが一生懸命に自分の脚を引っ張る仕草をしている。
それで気がついたが、さっきの粘性体のようなものが、ミランダの左足側の膝から下だけに残っている。
それが床に貼り付いているので、ミランダがそこから動けないのだ。
「だから、待てというのに。この浴室に新しい施設を作らせたんだ。それを披露しよう思ってね……。シルキー──」
ミランダの前まできたロウが叫んだ。
「お披露目の準備はできております、旦那様」
すると、ロウの前に屋敷妖精のシルキーが出現した。
しかも、全裸である。
美少女人形のように美しい身体だ。
「みんな、上を見てくれ」
ロウが言った。
「上?」
「なんですか?」
「あれ?」
ほかの女たちも怪訝な感じで上を見る。
ロクサーヌも見た。
すると、天井から四本の鎖に吊られているなにかがおりてくる。
透明の箱のようなものだと思った。
その箱に向かって階段のようなものが下側についている。その階段も透明だ。とにかく、それが、ロクサーヌたちのいる大浴槽に向かっておりてきている。
「あっ、お、お前、まさか……」
だが、ミランダがはっとしたような声をあげた。
顔を向けると、ミランダの顔色が変わっている。ミランダからは横から見る角度なので、その透明の大きな箱がなんであるかわかるのだろうか。
「特別製の厠だ。この浴場でももよおすこともあるだろう。そのときに、自由に粗相のできる厠を準備したんだ、遠慮なく使ってくれ。ミランダには、最初に使ってもらおうと思ってね。日頃、お世話になっているお礼だ」
ロウが笑った。
そして、宙から細い鎖のようなものを出現させて、ミランダに手を伸ばす。
「や、やだ──。やだだからね──。絶対にやだ──」
「なんだ、それは“ふり”か? わかった。じゃあ、承知だな」
「い、言ってることがわかんないよ──。嫌だって言ってるだろう──」
「そうか。そんなに愉しみか」
ロウがミランダの股間に手に持っている細い鎖を伸ばした。
「ひいっ」
ミランダが必死にロウの手を脚で払おうとする。
しかし、またもや粘性体が床から現れて、ミランダの抵抗を阻止して、しゃがんだ状態でミランダの脚を開かせてしまった。
そのとき、ロクサーヌは鎖の先に透明の糸のようなものが出ていることに気がついた。ひらひらと動いていたので辛うじてわかったのだ。
それが伸びて、ミランダの股間に巻きつく。
さらに、きゅっと密着して細い鎖が股間に吸いついたようになった。
もしかして、クリトリスに巻き付いた──?
唖然としたが、間違いないと思う。
これでも眼はいいのだ。
「じゃあ、厠に行くぞ、ミランダ。いやなら、抵抗してみろ。ただし、この鎖も拷問用だ。強い張力がかかると自動的に電撃が走る。それがいやなら、しっかりと歩くことだ」
ロウが鎖を引っ張ってこっちに向かいだした。
ミランダの脚を包んでいた粘性体が消滅する。
慌てたように、ミランダが立ちあがり、必死の様子で追いかける。
「お、お前──。このところ、おかしな悪戯ばかりして──。こ、こんなことして覚えてなよ──」
「悪いな。このところ、柄にもない独裁官なんかして、心の疲れが溜まっているんだ。ミランダも俺の伴侶になるんだから、夫の心を癒やすのに協力してくれ」
ロウはずかずかと大股で歩いてくる。
しかし、いまロウが口にしたとおりの仕掛けがあるなら、ミランダがちょっとでも遅れれば股間に電撃が加わるということだ。
ロクサーヌは唖然としてしまう。
「厠って、あれ、厠なんですか?」
湯に浸かっているエリカが言った。エリカもまた、ロクサーヌと同じ大浴槽の中にいる。
「ああ、そうだ。真下から見えにくいけど、横からだと少しわかる。透明の床が二枚あって、上の床に跨がるかたちの便器がある。穴が開いていて、下の床に落とす構造だ」
ロウが説明した。
そのときには、ロウが大浴槽に中に入ってきていた。
天井から降りてきた透明の箱は、すっかりとおりていて、そこにあがる階段が湯に浸かっている。
なるほど、ここまで近づくと、確かに透明の便器のようなものが上にあるのがわかる。
大浴槽の前に透明の箱に設置された透明便器があり、ここからだとそれを見あげるかたちになる。
なんといういやらしい構造だろう。
ロクサーヌは顔が真っ赤になってしまった。
「ふふふ、ローヌ、自分がさせられるのを想像した? 顔が赤い」
すると、いつの間にかルカリナがそばにいて、愉しそうにロクサーヌに声を掛けてきた。
「あっ、ルカリナ」
随分と上機嫌だ。
やっぱり、獣人の女として、つがいを見つけた喜びなのか、ちょっと興奮気味かもしれない。
とにかく、ここまで機嫌のいいルカリナは珍しい。
「ローヌも、早く、ロウ様の女にしてもらうといい。世界が変わる」
そのルカリナが言った。
だが、そのとき、湯の中でルカリナの足がロクサーヌの足のあいだに入ってきて、足の指で股縄を強く擦ってきた。
「ひゃあ、ひゃああっ」
ロクサーヌは大きな声をあげて、湯の中でひっくり返りそうになった。
「大丈夫、ローヌ。湯の中で暴れない方がいい」
ルカリナが悪戯っぽく笑った。
まったく、ルカリナめ──。
ロクサーヌは、頬を膨らませて、ルカリナを睨んだ。
「ま、待てったら──。やだ。あんなところでおしっこなんてしたら、全部、下から丸見えだろう──。じょ、冗談じゃないよ」
「わかっているじゃないか。じゃあ、全員集合だ。厠の下に集まれ──」
一方で、ロウはミランダの股間を引っ張りながら階段を昇っていく。
ミランダは必死に文句を言っているが、あの鎖で股間を引っ張られている以上、ついていかないわけにはいかないだろう。
内股で尿意を我慢しているような格好で、螺旋になっている階段をロウとともにあがっていく。
「ああっ、ロウ──。わ、わたしもなんとかしてくれ──。痒いいいい──。痒いんだあ」
大きな泣き声のような声がした。
シャングリアだった。
そういえば、脱衣所で痒み液を股間に充満させられたといか言っていた。
シャングリアは中腰になって、太腿の付け根を擦り合わせるようにしている。
「あら、大変。くすぐるくらいなら、やってあげるわよ、シャングリア。それ以上をすると、ご主人様に叱られるからだめだけど。それとも、舐めてあげようか?」
コゼがシャングリアに寄っていき、後手手錠のかかっている手で指で宙を掻く仕草をする。
「お、お前はなにもするな、コゼ──。なあ、ロウ──。頼む。次はわたしを犯してくれ。痒いんだ──」
「わかった、わかった。じゃあ、ミランダの次だ。それまでは、そのままだ」
ロウが透明の厠の箱に入っていきながら言った。
「ご主人様、わたしも躾けて欲しいですわ。うんと苛められたいです」
ほかの中浴槽に浸かっていたスクルドがこの大浴槽に入ってきながら、ロウに媚びを売るように声を掛けている。
「わかった、わかった」
ロウがミランダを強引に箱の中に連れ込み、またもやあの粘性体を出して、箱の中に強引にしゃがませながら、下に向かって手を振る。
そのミランダは、ロウに向かって悪態をつき続けていて、それがここまで聞こえてくる。
「全員、見ろ──。眼を逸らした者がいたら浣腸だ。そして、大便をここでさせる。みんなに見られながらな」
ロクサーヌだけでなく、みんなの顔が一斉に引きつったり、息を呑むのがわかった。
女たちの視線が一斉に真上に向く。
箱が透明なので、しゃがまされているミランダの性器が視界に入る。
これは女として、最大の恥辱だろう。
これほどに恥ずかしい格好はないと思った。
ロクサーヌは、それをさせられる自分の姿をちょっと想像してしまった。
「ほら、準備できたぞ。始めていいぞ」
上にいるロウがミランダに声を掛けた。
あの粘性体によって、開いている脚を閉じられないのか、ミランダは嫌がっているが、しゃがんでいる姿勢を崩すことはしない。
それはともかく、尿意の限界らしく、ミランダの股間は震えていた。そして、尿道口らしき場所が苦しそうにひくひくと動いている。
あまりにも、卑猥な光景であり、ロクサーヌは自分の顔が真っ赤になるのを感じた。
「いやあああ」
ミランダが泣くような声で叫んだ。
次の瞬間、しゅっと音がするような激しい放尿がミランダの股間から迸ったのが見えた。