【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
1022 女王たちと妖魔童女(1)─運動責め
幽霊屋敷と呼ばれている一郎たちの屋敷は、地上二階に加えて、地下層を加えた三層の建物である。もともとは、ここに幽霊が棲み着いて度々騒動を起こしていたことから「幽霊屋敷」と呼ばれていたが、いまは外観は焼け落ちた残骸の見せかけで、シルキーが認めた者しか内側には入れない結界に包まれているので、外からは見えないのに実体があるという正真正銘の「幽霊屋敷」だ。
そして、地下層については、完全に一郎好みに改装されている。
すなわち、広い大浴槽と幾つかに分かれている「調教ルーム」である。
一郎は、そのうちのひとつに来ていた。
これまで女たちと大浴場で過ごしてきたので、裸身にバスロープだけを羽織った格好である。
屋敷の中ということで、連れの女性たちはいない。十人ほどいた相手は、ことごとく抱き潰してやった。いまは、浴場内にある寝椅子に横たわり、あられもない格好で休んでいる。
一応、拘束は解いてきたし、シルキーに世話を任せたから大丈夫だろう。
「ほら、ほら、もっと這い動きな──。電撃が尻穴に炸裂するよ。それとも、エルフ族の女王どもは、尻に電撃を喰らうのが好きなのかい?」
その調教ルームを覗くと、こちらに背を向けている童女姿のリリスの嘲笑の声が聞こえてきた。
そのリリスの先には、やはり、こちらに背を──いや、尻を向けているガドニエルとラザニエルの姿があった。
ただし、ふたりとも首輪と四肢の手首と足首に魔道封じの腕輪と足環を装着した四つん這いである。
その恰好で、息も絶え絶えの汗びっしょりになって、かなりの速度で床を駆けているのである。
ふたりの足もとの床は、逆向きに移動しており、同じ場所に留まるためには、床が逆に移動する速度以上の速さで進まなければならないということだ。
ここは、いくつかある調教ルームの中で、いわゆる「運動責め」という「プレイ」をする場所だ。一郎がイメージを説明し、シルキーがその通りに作ってくれたのである。
さまざまな仕掛けがあり、壁の制御盤ひとつで趣向を凝らした運動を選択できるのであるが、リリスが選んだのは「
つまりは、「ランニング・マシン」だ。
すなわち、一ぺス、つまり、一メートルの幅で約五ぺス、つまり、五メートルほどの長さの切れ込みが床にあり、その床が一郎の元の世界にあったベルトコンベアのように、魔道で動くのである。
無論、責めのための細工もある。
移動する床の周りは、完全に金属の棒で囲まれており、その周囲の金属棒には電撃が走っているのだ。
つまり、床の移動に逆らって進まなければ、金属棒に当たって電撃が身体に加わるという仕掛けだ。また、周囲の棒は天井まで届いているので、どんなに高く跳んでもそれを越えることはできない。
この
長くやらされれば、かなり苛酷な責めなのは間違いない。
一郎も、時折、プレイの一環として、淫具を装着させてこの上で女たちを走らせたりする。うちの女たちは、体力も根性もある者が多いので、なかなかに面白い。
毎朝のマーズとのトレーニングは、駆け足や筋肉運動を終えた後に、マーズをこれに乗せるのが、最近の一郎のマイブームだ。
あの筋肉少女が股間の淫具に翻弄されながら、電撃に怯えて駆け続ける姿は、かなり一郎の嗜虐心を刺激する。
今度は、王都にできたエルフ王家の公使館に駐屯しているブルイネン以下の親衛隊を数名ずつ呼んでやらせようとも思っている。
まあ、まずは隊長のブルイネンだろう。
本来はガドニエルに密着していないとならないくせに、一郎に構われるのを嫌がって、公使館業務を口実に最近は離れがちだ。
今日もそうだ 絶対に今度、無理矢理に呼びつけてやろう。
「そら、また遅れてるよ。へばってる余裕はないよ──」
リリスが嬉々としている。
元来、エルフ族と魔族は犬猿の中だ。そのエルフ族の頂点である女王と副女王を責める機会を得られて、心から悦んでいるみたいだ。
リリスには、突然やってきてひと騒動を起こしたラザニエルと、騒動の原因を作ったガドニエルを懲罰調教するように命令していたのだが、リリスが連れて行ったのがこの調教ルームであることは知っていた。
そして、あれから数ノスが経過しているので、ちょっと覗くと、この状況ということだ。
もしかして、そのあいだ、ずっと運動をさせているのだろうか?
いや、そんな感じだ。
それはともかく、広間から連れていくときには、ふたりに拘束衣をさせていたが、それは脱がせたようだ。その代わりにされているのが、四肢の腕輪を足環と首輪の五個の環であり、実は、あれは折檻用の能力封じの魔道具であって、どんな能力者であっても一切の魔道が使えなくなるだけでなく、普段の力の十分の一ほどの筋力に抑えられるという道具だ。
それを装着させられている。
また、内側に二本のディルドがついている貞操帯も装着させていたが、それも外されている。
ただし、尻からは長い尻尾が外に伸びているのはそのままだ。
その尻尾は、尻穴に挿入しているアナルディルドに直結していて、尻尾を引っ張ったり、強い衝撃を与えれば、尻穴に強い電撃が加わる仕掛けにもなっている。
つまりは、ふたりは、尻穴に長い尻尾付きの淫具を挿入されている全裸なのだ。
四つん這いで駆けているふたりの乳房が激しく揺れている。
しかも、リリスはふたりの尻穴から出ている尻尾をふたりの頭側に引っ張って、さらにロープを使ってふたりが進む側の壁に繋いでいる。だから、一定以上、前側の壁から離れると、自動的に尻穴に電撃が走るということだ。
「よし。もう少ししたら、また休憩をさせてやるよ。水飲みと小便休憩だ。その代わりに、その前に速度を上げるからね。気合い入れな──」
「んんんっ、んんっ」
「んんっ、んんっ」
懸命に四つん這い走りをしているふたりが文句のような言葉を口にしたのが聞こえた。
だが、その口には、穴あきのボールギャグが嵌められており、言葉にはならない。
ただ、涎が迸るだけだ。
その涎も物凄く、ふたりの口のボールギャグからは、白い唾液が何本も出て、それらが床まで届いていた。
また、流れているのは涎だけじゃなく、涙も鼻水もだ。
それだけ、苛酷な運動責めということなのだろう。
「ほら、女王──。速度が落ちているよ。気を抜くのは早いよ──」
リリスは腰に丸めた長い一本鞭をつけていたが、それを抜いて金属棒のあいだから鞭を入らせて、ガドニエルの尻に叩きつけた。
「んんんっ」
ガドニエルの尻に赤い筋が入る。
ふたりの尻にはたくさんの鞭痕があるので、散々に打たれたであろうというのがわかる。
「ははは、鞭は真っ直ぐに尻尾に向かっているからね。当たったら衝撃で尻穴に電撃だけど、それが嫌なら、必死に尻を振りな。尻振り踊りをする限り、尻尾には当てないでやるよ」
リリスが笑いながら、器用に鞭をくるくると戻し、すぐさま再び打つ。
「んんんっ」
ガドニエルは半泣きの声を出して、四つん這い駆けをしながら右に左にと尻を横に振る。
その尻たぶに交互に鞭が当たり続ける。
なかなかの技術だ。
一郎は感心した。
「じゃあ、次は副王だ。尻を振りな──」
今度はラザニエルに向かって、鞭を連続に打ち始める。
吠えるような怒りの声を出しながら、ラザニエルが左右に尻を振る。おそらく、これもまた散々にさせられているのだろう。
あのラザニエルがリリスの与える理不尽な命令に従っているようだ。
「よし、じゃあ、休憩前の負荷運動の時間だよ──。準備はいいかい、奴隷女王ども。今度は速度だけじゃなく、坂道もだ」
リリスが鞭を腰に巻き直して、ふたりを後ろから見る位置から、頭側の位置に移動する。
そちら側の壁に、この「
リリスが壁の操作具に触れる。
すると、床の移動速度があがっただけじゃなく、床全体がふたりの頭側だけ少し斜めに持ちあがった。
これもまた、一郎がシルキーに指示して作らせた「調教道《トレーニングロード》」の仕掛けのひとつだ。
「んんんっ、んんっ」
「んがあああっ」
ふたりが四つん這いで走る速度をあげるとともに、呻き声をあげた。
しかし、その呻き声には、ガドニエルについてはは半泣きの口調が、ラザニエルは明らかに怒りの響きがあった。
リリスもそれに気がついたようだ。
しかし、やっと一郎の存在にも気がついた。
こっちを見て、かすかに目を見開いた。
だが、一郎は口に手を当てて、「黙っている」ように指示した。
リリスがかすかに頷く。
「なんだい、ラザニエル──。まだ生意気な態度をとるのかい? じゃあ、お前だけ、
なんのことかと思ったが、ふたりが四つん這いで駆けている
リリスがふたりの正面側の壁にある操作具に再び触れる。
すると、いままで、四つん這いになった背中の少し上にあった白い光の天井が、ラザニエル側だけ低くなっていくのがわかった。
これは、これまではなかった仕掛けだ。
もしかしたら、シルキーに頼んで、急遽追加させた仕掛けなのだろうか。
まあ、そうなのだろう。
だが、感心もした。
面白い──。
なるほど、おそらく、その白い光に触れても、電撃が身体に流れるのかもしれない。
だから、身体の姿勢も、その光の天井よりも低くしなければならないということか……。
「んんんんっ」
ラザニエルが手足を懸命に動かしながら、必死の様子で首を横に振って抗議する。
だが、その白い光がラザニエルの背中と腰に当たったと思った。
「んぐううう──」
ラザニエルが雄叫びのような悲鳴をあげた。
そして、一瞬身体が硬直したようになり、あっという間にラザニエルの身体だけが一気に後ろにさがっていく。
尻尾が伸び切り、またもやラザニエルが絶叫して身体をがくがくと激しく痙攣させる。
雰囲気では、アナルに電撃が流れた感じだ。
「んぐうう──、んがあああ──。んがががが──」
ラザニエルが完全に態勢を崩して、「道」の上にひっくり返った。
しばらく、尻尾で引きずられた感じになる。
ラザニエルは、悲鳴をあげ続けて暴れている。
「はははは、しっかり這わないかい──。尻穴の電撃をとめたければ進むんだ。だが、背中の白い光にも当たるんじゃないよ。それでも電撃が走るからね」
リリスは助けるわけでも、道の速度を緩めるわけでもなく、大笑いしている。
やっとのこと、ラザニエルが体勢を戻した。
だが、今度は四つん這いというよりは、手足を極端に低くし、乳房と腹を床に当たるぎりぎりまで落とした奇妙な恰好だ。
なるほど、蜥蜴か。
一郎は、ほくそ笑んだ。
ふたりについては、魔道封じの環を装着はさせているが、拘束はしていないので、どうやって、四つん這い歩きを強要しているのかと思ったが、こういう仕掛けだったのだ。
つまり、リリスは、ラザニエルだけの光の天井を低くしたのだ
だから、這うような低い視線にならざるを得ず、その恰好が「蜥蜴」なのだろう。
でも、あれは大変だ。
当然ながらラザニエルが床を這う速度が一気に低下する。
後ろから見ていると、ラザニエルは、局部も露わ丸出しにして、大股のがに股で必死にばたばたと手足を動かしている。およそ、これ以上はないというくらいに情けない格好だ。
それでも、尻尾が引っ張られがちであり、見ていると早くも尻尾がぴんと張ってしまった。
「ほごおおお」
ラザニエルが絶叫して、その電撃の衝撃を生かして、なんとか前に進む。だが、すぐに遅れて、また電撃で吠える。そして、前に這う。
それを繰り返している。
「ははは、みっともないねえ。だが、わかったかい。生意気な真似をすると、こうだよ。反省しな」
リリスが操作具で白い光の高さを戻した。
ラザニエルがぼろぼろと涙を流しながら、四つん這いまで身体をあげた。
「よし、休憩していい」
床がとまる。
ふたりがその場にべたりとうつ伏せに倒れる。
一郎は、もう少し見物していようと思い、亜空間から、以前にスクルドに作成させた「遮蔽リング」を出して自分の首に嵌める。
もともとは、羞恥責め用の道具だが、このリングを首にすると、他人から存在を認識しにくくなるのだ。
「お前ら、そろそろ、水が欲しいだろう。飲ませてやるよ」
頭側にいるリリスが移動する床の縁に、亜空間収容で出した大きめの皿を置いた。
いわゆるスープ皿というものだ。
すると、床が動き出す。
激しく息をしながら倒れていたふたりが慌てたように、起きあがって歩く。
だが、大皿がふたりの身体にぶつかる位置にくると、床が再びとまる。
ふたりがボールギャグをしたままの口をその皿に突っ込む。
しかし、一郎にも見えたが、その皿の中は空だ。
ふたりがほぼ同時に、呆気にとられたかのように、リリスに向かって顔をあげる。
その様子から、余程に喉も渇いているのだろ思う。
「ははは、その前に小便だよ。その皿にしな。もう数ノスもさせてないんだから、頑張れば出るだろう。ちゃんと皿に小便ができれば水をやるよ。ただし、拒否すれば、次の運動のときには、尻に電撃を流しっ放しにしてやる。それだけじゃない。尻尾を突き刺している尻穴に、浣腸液を注いでやるよ。浣腸液を注がれた尻に電撃を流して欲しけりゃ、拒否してみな。このリリス様には、二言はないよ。ほら、始めな──」
リリスが浣腸袋を二個出して亜空間から取り出して床に置く。浣腸器であり、ポンプ式よりも簡単で、注入部分を尻穴に挿し、袋部分を握りつぶせば、あっという間に液剤が腸内に注ぎ込まれるというものだ。これも魔道具だ。
背中越しだが、ラザニエルとガドニエルのふたりが鼻白むのがわかった。
さて、どうするだろう?
一郎は微笑みながら見守った。
リリスのことを知っている一郎には、拒否すれば、本当に言葉の通りのことをリリスがするだろうとわかる。
だが、
ガドニエルも、一郎には真性のマゾぶりを発揮するが、一郎以外に屈服して言いなりになる女ではない。
さあて……。
とりあえず、後ろからじっと見守る。
ふたりとも、すぐには動こうとはしなかった。
すると、リリスがわざとらしく大きく嘆息した。
「いまだけでも、従った方がいいと思うけどねえ……。まあいい。糞を垂れ流しながら、四つん這いで駆けたければそれもいいさ」
リリスが立ちあがって、壁に触る仕草をする。
「んんっ」
すると、ラザニエルが立ちあがった。
四つん這いで歩いて、運ばれてきた大皿を股で挟む位置に進む。
すると、ガドニエルも少し遅れて、同じような格好になった。
リリスが壁から手を離す。
「そうだよ。格好つけたって、苦しいだけだ。とりあえず、いまは命令を聞くべきだろうね。ところで、犬の小便は片脚あげと決まっている。片脚をあげて小便だ。逆らえばわかってるね」
リリスが大笑いした。
ふたりの身体がびくりとなるのがわかった。