【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ただ、折角なので、話のあいだはスカートでもめくってもらいましょうかね。さあ、立ってスカートをめくってください」
レスがにやにやしながら言った。
すると、エルザの意思とは無関係に、エルザの両手がスカートの裾を掴む。
そして、ゆっくりと上にあげ始めた。
「わっ、ちょっと待って──」
驚いて声をあげた。
だが、エルザの身体はまったく自由にならない。まるで他人の身体であるかのようにスカートをあげ続ける。
いずれにしても確信した。
これは間違いなく魔道だ。
隷属魔道──?
操心魔道──?
どういう魔道なのかは検討もつかないが、間違いなく、あの黒い紙にあった魔道紋様を凝視した瞬間に、身体の自由を失っている。
「誰か、助けてえええ──。早く、来てえええ──」
じわじわとスカートを手がまくりあげる一方で、エルザは力の限り絶叫した。
さっき、「静かにしろ」とささやかれた直後には声を出すことはできなかったが、いまはできた。
おそらく、人払いをしろと、別の命令を与えられたせいだろう。
そして、はっとした。
だったら──。
エリザはスカートをめくったまま、身体を反転して扉に向かった。
そして、動いた──。
やっぱりだ──。
最初に告げられた“動くな”という言葉の縛りは、“スカートをめくれ”という言葉を上書きされたことで、無効になっているのだ。
エルザは扉に向かって体当たりしようとした。
「止まるんです──。一切の動作を静止しなさい。そのまま、こちらを見て、静止」
レスの言葉が後ろから届く。
その瞬間、エルザの身体は硬直して動かなくなった。
そして、反転して、ソファに座っているレスに身体を向ける。
すでに、スカートは上まであがっているので、身に着けていた下着まで露わになっている。
「くっ──。み、見ないでよ──」
羞恥に耐えかねて、せめて脚を折って隠そうとするが脚も動かない。
「くくく、見せているのは、総督閣下の方ですよ。でも、そろそろ、掛けられている魔道の効果がわかったんじゃないですか。俺の言葉には逆らえません。文字通り、言葉の通りに身体が操られる魔道です……。ただ、命令を解除しない限り、命令を継続させることまではできません。それが隷属魔道よりも扱いにくいところでしてね。その代わりに、こうやって簡単にかけられることができます」
レスが立ちあがって、ゆっくりとこっちにやってくる。
恐怖が身体を包む。
でも動けない。
目の前にレスが立つ。
そして、気がついた。
机の上に小さな箱がいつの間にか置いてある。
このあいだまでタリオの大公妃だったエルザには、それがタリオ公国の使う「防音箱」だとすぐにわかった。
魔道具であり、簡易的な防音魔道を掛ける道具だ。
だから、さっきのエルザの絶叫にもかかわらず、誰も来ないのだと思った。
「……タリオ? まさか、ロームと繋がりがあるじゃないでしょうね?」
思わず、言った。
あり得ることだ。
このあいだまでなクロイツ領を席捲していたドピィの叛乱は、その背景にタリオがついていたことはエルザも知っている。
そういうロームの諜報を南方から排除することも、エルザの役目だ。
そもそも、事前情報では、愚物の噂はあったが、このレスにはこんなことをしでかす度胸も実行力もないはずなのだ。おかしすぎる──。
「どうかな? もしかしたら、さっきの操心の魔道紙もタリオ産かもね。ところで、面白い下着だな。王都ではそんな色っぽい女の下着が流行っているのですか?」
レスが手を伸ばして、エルザが身についている下着の横の紐を指でつまむ。
エルザは身体をびくりと反応させた。
しかし、どうしても、これ以上は、金縛りにあったかのように、身体は動かない。
紐がすっと解かれて、片側だけ下着が垂れ落ちる。
「あっ、いやっ」
屈辱でかっと身体が熱くなる。
こんなところで、こんな男に裸にされるなど──。
しかし、エルザの両手はスカートをたくし上げたまま動かないし、両脚もわずかに震わすことができるだけである。
「いい身体をしてましすね。南方総督様がこんなにいい身体をしているなどとは思いもしませんでしたよ……。両脚を肩幅に開いて静止。両手は力を抜いて自分では動かさない」
レスの言葉でやっと恥辱的なスカートのまくり上げから解放された。
だが、それだけだ。
肩からばさりと装束全体が足元に落ちた。
内衣の紐も外され、剥ぎ取られる。
続いて、乳房を巻いている布も解かれて床に捨てられた。
「こ、こんなことをして、ただで済むと思っているの……」
だんだんと裸にされていく屈辱に歯噛みしながら、エルザは目の前のレスを睨みつけた。
「思ってますよ。あなたが思っている以上に、操心術というのは融通の利く魔道なんです。隷属魔道とは異なり、鑑定術などでは探知できませんしね。ハロンドールでは隷属魔道が主流ですが、おそらく、これからは操心術が操り術の主流になるかもしれません。高位魔道遣いにはかかならないなどという面倒な縛りも少ないですし……」
レスの片手が剥き出しになったエルザの乳房に触れた。そして、乳首を摘ままれる。
「ひんっ」
エルザは思わず甘い声をあげてしまった。
鋭い刃のような疼きがレスに触れられたところから全身に迸ったのだ。
「敏感な身体ですね」
レスが揶揄するように、指をすっと乳房から脇腹におろしていく。
そわぞわとした得体の知れない感触がそこから拡がっていく。
「ひあっ」
淫らな感覚が全身を席捲して、エルザは激しく狼狽した。
指一本だ。
それなのに、こんなに翻弄されるなど──。
また、エルザは別の意味の恐怖を感じてしまった。
エルザの想像以上に、このレスの愛撫が上手なのだ。的確にエルザの弱い場所を突いてくる。
まるで、エルザの性感帯がどこであるかを熟知しているかのようであり、そこに最適の刺激を加えてくる。
だからこそ、エルザは怖くなった。
まだ指一本だし、レスからすれば、まだ遊んでいるような愛撫だろう。
でも、早くもエルザは追い詰められかけている。
おそらく、あっという間にエルザは、このレスの前で醜態を晒しそうだ。
エルザが人払いを命じたとはいえ、いくらなんでも一ノスも経てば、侍女たちの誰かがこの部屋の様子を覗くとは思っている。
それまで耐えればいいと思っていた。
だが、おそらく、そんなに時間をかけずに、エルザは追い詰められてしまうだろう。
そんなことには耐えられない。
「か、考え直しなさい──。いまなら間に合う──。わ、わたしの周りには高位魔道遣いがいる──。あなたの想像以上の魔道遣いよ。神の眼を持つ鑑定術を持った男も──。あなたが掛けられた操心術など一目で見抜かれて、解除される。そうすれば、わたしはあなたを含めた一族を極刑にするわ。この言葉に嘘はないわよ──」
鑑定術では、操心術にかかっていることを発見しにくいかどうかなど知らない。
だが、間違いなく、ロウはどんな異常状態であろうとも、エルザの異常を見抜くことができるだろう。
エルザは叫んだ。
「そうなれば、そうなったときのことです。でも、もうわかっているでしょう。俺は、あなたにどんなことも喋らせることができるんですよ。愛の告白でも、結婚の承諾でも……。あなたは俺の妻になるんですから、その夫を処刑などできないでしょう」
レスの指が股間に引っ掛かっていた紐パンの反対側の紐を解く。
布切れになった下着が床に落ちる。
レスが改めてエルザの裸身に両手を伸ばした。
乳房と股間に手が触れる。
「ひんっ」
乳房が粘っこく揉まれ、太腿から内腿をさすられる。
びりびりとする快感の衝撃が走りまわる。
やっぱり、このレスの愛撫は危険だ。
エルザは必死に歯を喰いしばった。
「あなたには、奴隷妻になってもらいますよ。さっそく、その陰毛は剃ってしまいましょうね。奴隷妻の股間に毛は相応しくありませんから」
レスが繰り返し柔らかい陰毛をまさぐり、その内側の粘膜を愛撫する。
全身が火柱のように燃えあがるのを感じる。
「あっ、ああ……」
懸命に口をつぐむのだが、どうしても生々しい喘ぎ声が出てしまう。
「濡れてきましたね。でも、簡単には犯しませんよ。こうみえても、ねちっこい性格でしてね。俺に後ろを向けなさい。尻たぶを両手で持って、尻穴を見せるんです。お尻は突き出すようにしてね」
レスがエルザの身体から手を離した。
エルザは耳を疑った。
「あっ、いやああ──。こんなのいやああ──」
エルザは絶叫してしまった。
身体がレスに対して反転してお尻を見せ、上半身を前に折り曲げるようにして、レスにお尻を突き出す格好になったのだ。
しかも、両手がお尻にかかり、自分のお尻の穴を拡げるようにしてしまう。
「いやあっ、なんてこと命令をするのよ──。やめなさい──。やめなさいってばあ──」
エルザは悲鳴をあげた。
だが、レスの言葉に逆らえないエルザの四肢は、告げられたとおりのことをしてしまう。
自分で自分のお尻の穴を開いて見せつけるようにしているのだ。
逃れる術はない。
「なるほど、これが総督閣下の尻穴ということですね。可愛いものだ」
レスがくすくすと笑う。
そして、背後は見えないのだが、レスの顔がエルザのお尻に接近してくる気配を感じてしまって、エルザは怯えた。
息がかかるくらいに、お尻に顔を近づけられたのがわかった。
おぞましい視線と、鼻がくっつくばかりの熱い息が感じとれてしまい、エルザは屈辱で気が遠くなりそうになる。
「や、やめるのよ──。やめなさい──」
エルザは絶叫した。
すると、お尻の穴に強く息を吹きかけられた。
「ひああああ」
エルザは悲鳴をあげてしまった。
「尻の穴を晒したくらいで、そんなに嫌がってどうするんです。いまから教えておきますが、実は俺は尻の穴を犯すのが大好きな性癖なんですよ。そのせいで、なかなか結婚できなくてですね。でも、あなたは俺に逆らえない奴隷妻になるのですし、しっかりと尻穴を調教してあげますよ」
「ふ、ふざけんじゃないよわ──。あんたなんかと結婚するわけないでしょう──。わ、わたしには恋人がいるのよ──。英雄殿よ──。ロウ殿よ──。わたしにこれ以上手を出せば、ロウ殿が──独裁官殿があんたを一族郎党皆殺しにするわよ──。いい加減にやめなさい──」
ロウのことを出すつもりはなかったが、こうなったら暴露するしかなかった。
いまや、ロウは独裁官として、英雄として大変な人気と評判を持つ。さすがに、ロウの名を出せば、こんな地方貴族の令息には手を出すことを躊躇すると思った。
「なるほど、じゃあ、俺はあの独裁官閣下の女を寝取って、尻穴の処女をもらうことになるのですね。愉しみです。もちろん、お尻はまだ処女ですよねえ?」
レスの指がエルザの排泄機関に触れる。
「いいいいっ、やめてえええ──、指をどけるのよお──」
エルザは喉を振り絞って叫んだ。
身体の芯から汚辱感と怖気の震えが走る。
「なかなかの尻穴の手触りですよ。中はどうですかね」
レスの指が指で円を描くように、お尻の中に入っていきそうになる。
エルザはすくみあがった。
「んっ? あれっ?」
だが、そのとき、急にレスが怪訝そうに唸った。
しかも、いまにも奥に突き刺されそうだった指がお尻の穴の入口でとまっている。
「おかしいな……。入っていかない……。抵抗している感じじゃなくて、なにかの魔道?」
レスがひとりごとのように呟いたのが聞こえた。
エルザははっとした。
思い出したのだ。
ロウに犯してもらって子宮に精を注がれたとき、確か、ロウ以外の者には犯されないように、魔道の貞操帯のようなものが局部に刻まれると告げられた気がする。
半信半疑だったが、それは本当だったのだ。
エルザは急いで口を開いた。
「あ、諦めなさい──。わたしの身体には魔道の封印があるのよ──。ロウ殿以外が犯すことなどできないわ。だから、わたしを妻にすることなんて諦めなさい──」
「ふうん……。まあいいでしょう。封印を解く方法はゆっくりと探りましょう。犯せなくても、愉しむ方法はいくらでもありますし、安心してください」
だが、レスは動じた様子はない。
指を挿入するのを諦めて、入口部を揉み解しだす。
ぐいぐいと粘膜側に指が押されて、エルザは思わずぶるぶると身体を震わせた。
「魔道の貞操帯とは不可思議ですが、自分では入れることはできるのですか、閣下? じゃあ、お尻の穴に右手の指を入れて、感じる場所を探して内側を愛撫してください。姿勢はそのままですよ」
レスが言った。
「ひあっ」
すると、尻たぶを掴んでいた右手が離れて、自分のお尻の中に入っていく。かなり窮屈だがぐりぐりと回し入っていく。
やがて、根元近くまで入ったところで、指が折れ曲がった。
柔らかくお尻の内側を揉み解していく。
「いやああっ」
さすがにエルザは泣き叫んだ。
「自分で犯す分は大丈夫なのですね。しばらく続けてください」
レスが離れる気配を感じた。
だが、逃げることはできない。
それどころか、エルザは信じられないような恥ずかしい格好で、自分で自分のお尻の中の愛撫を続ける。
あまりものおぞましさに、身体の震えがとまらない。
だが、一方で、レスの言葉に“感じる場所を探して愛撫をする”というものがあったため、エルザの指は快感を求めて、ちょっとでも感じる場所を揉み移動する。
自分の身体なので逃れようもない。
込みあがる快感と、指でほぐれて緩む肛門の感覚が拡がっていき、そのむず痒いような感覚に、エルザの歯がかちかちと鳴る。
「あまり不自然でないくらいに会談は引きあげなければなりませんしね。結婚の承諾は、会談終了後に全員に対してやってもらうとして、それまでに一度浣腸をしてもらいましょうね。空いている左手でこれを持ってください。あっ、右の指はそのままですよ」
戻ってきたレスに左手でなにかを掴まされる。
液剤の入った袋のようなものだ。
だが、浣腸──?
まさか……。
これは「浣腸袋」──?
知識としては知っている。
でも、もちろん、使ったことなどない。
顔が硬直し、引きつるのがわかった。
「い、いやああ、じょ、冗談じゃないわよ──。そ、そんなことさせたら承知しないわよ──」
エルザは叫んだ。
「指は抜いていいですよ。そこに管を差し込むんです。あとは握りつぶすように両手で袋部分を握りつぶすんです。すぐに排泄感が襲うように、とりあえず三袋といきましょう。全部を注入してください。足りなければさらに注入しましょう」
レスが言った。
エルザの指が抜け、後ろ手の状態で両手が浣腸袋の
「いやああああっ」
エルザは絶叫した。
自分の両手が浣腸袋にぐっと力を込めるのがはっきりとわかった。