※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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1040 南方総督の失敗(6)─浣腸か、張形か?

 浣腸袋に自分の両手の力が加わるのを感じた。

 知識としては知っていて、浣腸袋には腸内洗浄の魔道紋が薄く描かれており、握った瞬間にあとは自動的に腸の中に液剤が注ぎ込まれる仕掛けだ。

 注がれてしまえば、あとは大きな排便感に襲われてのたうち回るしかない。

 

「いやあああっ」

 

 そのおぞましさにエルザは、激しくかぶりを振った。

 

「待て──。そのまま待機──。まだ浣腸袋に力を入れなくて、結構です──」

 

 だが、レスが寸前で声をかけた。

 エルザの両腕は、浣腸袋の両手で握りしめたままとまった。

 

「説明を忘れてましたよ。嘴管を挿したまま、こっちを向いてください。あっ、そうそう。奴隷妻の正しい“立て”のポーズは、両膝を左右に開いたがに股です。これから、“一番の姿勢”と言われたら、例外なく、どんな場所で、周りに誰がいようとも、膝を直角に曲げて左右に拡げるのです。これは特別に、刷り込みという操心術を使ってあげましょう。暗示が刻まれますから、二度と解けませんよ。この紙を凝視して……」

 

 レスがいつの間にか準備していた黒い紙を取り出して、エルザの顔の前にかざす。

 さっきとは似ているが微妙に魔道紋の形は違う。

 見ては駄目──。

 そう思うが、逃れる手段はない。

 エルザは自分の頭の中になにかの縛りのようなものが注ぎ込まれるのがわかった。

 

「くっ」

 

 口惜しさに歯噛みする。

 

「ふふふ、しっかりと擦り込まれたようですね。やってみますか。奴隷妻のポーズの“一番の姿勢”──」

 

 レスが微笑みながら言った。

 エルザは両手でお尻に挿さっている浣腸袋を支えながら、左右に脚を開いてがに股になった。

 屈辱だけでなく、かなり体力的につらい姿勢なので、エルザの膝が震えるのがわかる。

 

「あまり鍛えてはいないようですね。これから、奴隷妻として長く俺の奉仕してもらうためには、体力も必要になりますよ。少しずつ鍛えていきましょうね」

 

「だ、誰があんたみたいな卑劣な奴に──」

 

 エルザがレスを睨みつけた。

 視界が歪んだので、どうやらあまりの口惜しさに、自分が涙を流しているということがわかる。

 一方で、レスは余裕綽綽(しゃくしゃく)の表情でにやついている。

 口惜しさに腹が煮えかえる。

 

「まず最初に言っておきます。浣腸袋の嘴管(しかん)がしっかりと嵌ったようですが、わかるとおりに、そんなものでも魔道がかかってますから、もう、片手で支えるだけで外れることはありません。両手を離しても、尻穴から抜けません。ですから、持つのは左手でけで結構です、右手は頭の後ろに置きましょう」

 

 その言葉が終わると同時に、エルザの両手は言われた通りに動く。今度は右手が頭の後ろに張り付いて動かなくなった。

 

「うっ」

 

 さすがにあまりもの屈辱的な姿勢に気が遠くなりさえする。

 

「もうひとつ付け加えておきますが、中に入っている薬液は特別性のものを準備させてもらいました。あっという間に排泄感が襲い掛かってきますから、覚悟をしてください。それとも、どうしても浣腸液を受け入れたくないなら、ひとつ条件を出しましょう。それをすれば、浣腸袋を抜く命令を出してあげましょう」

 

 レスが微笑んだまま言った。

 エルザはかっとなってしまった。

 

「条件ってなによ──。言っておくけど、あんたなんかと結婚なんてお断りよ──。最初からその気なんてないわよ──。あんたとの見合いを受けたのは、それを切っ掛けにして、侯爵家に政策を呑ませるためよ──」

 

 エルザは怒鳴りあげた。

 だが、レスは軽く肩を竦めただけだ。

 

「そんなことはわかっておりましたよ。だから、最初から罠をかける道具をたくさん仕込んできたんです。それに、結婚なんてものは条件には出しませんよ。それは操心術で承諾させますしね。条件というのは、この特別に準備してきた淫具で自慰をしてもらうことです。これで俺の眼の前で昇天してください。そうすれば、浣腸以外のいたぶりに変えてあげますよ。ここで糞便をさせるのもいいのですが、実際問題として片付けが大変そうでしね」

 

 すると、レスが今度は懐からなにかを取り出した。

 レスが取り出したのは、細長い箱だった。

 だが、レスがその箱を開いて中を取り出したとき、エルザはぎょっとしてしまった。

 

 中身は一本の張形だ。

 しかも、小さな触手のようなものが表面にたくさんうごめていて、触手の表面からはねばねばとした粘性状のものが噴き出している。さらに、全体的にうねうねとゆっくりと振動しており、根元の部分にはぐるりと突起がついていて、それもまた振動をしている。

 

「な、な、なによ、それ──」

 

 エルザは叫んだ。

 

「凄いでしょう。特別に準備したんですよ。表面のねばねばしているものは媚薬です。これもまた魔道具なのですが、なかなかの高額でしてね。まあ、俺には貢いでくれる女が大勢いるんで大丈夫なんですけど」

 

「そ、その女たちも、こんな卑劣なやり方で支配しているの──?」

 

「さあ、どうでしょう。まあ、よろこんでもらっているからいいんじゃないですか。ところで、どうするんです? 選ばせてあげましょう。浣腸袋三袋を受け入れるか、この触手張形で自慰をするかです。さあ、総督閣下、どうしますか?」

 

 レスがにやにやと微笑んで、触手張形をぐいとエルザの顔に近づける。

 エルザはぞっとした。

 

「え、選べるわけないでしょう──。ど、どっちもいやよ──」

 

「選ばなければ両方にしますよ。浣腸液を注いでから、この張形で自慰を命令します。操心術でね……。あなたには逆らえませんよ」

 

 レスが触手張形の表面をエルザの乳首に擦りつけるようにした。

 瞬時に乳首に触手が絡み動かしだす。

 

「ひあああっ、やめてええ──」

 

 エルザは激しく狼狽して身体を打ち振った。

 おぞましい刺激だ。

 これを股間に自分で貫くなど、想像しただけで気が遠くなる。

 

「いやああっ、離して──。離して──」

 

 エルザは泣き叫んだ。

 レスが張形を離す。

 

「どっちにするんです? 浣腸か、張形か?」

 

「ど、どっちもいやよ──」

 

「じゃあ、仕方ありません。両方です。浣腸をしてから、触手張形ですね。ここで糞便をまき散らさないでくださいよ。さすがに掃除まではしませんからね。排便をした言い訳は自分で考えてください」

 

 レスがソファ側に離れていき、座っていた席の横に置いてあった鞄から追加の浣腸袋を取り出してテーブルに並べていく。

 全部で五個あった。

 いま挿しているのと併せて六個──。

 三個だけでなく、追加もあると言ったのは嘘ではないのだ。

 エルザは自分の顔が蒼くなるのがわかった。

 レスが左手で追加の浣腸袋二個、右手に触手張形を持って戻ってくる。

 

「じゃあ、最初の一個目です。握りつぶしてもらいましょう。いいですね。これが最後のチャンスですよ。張形か、浣腸か──。それとも両方ですか?」

 

「ああ、もうやめてえ。お願いよお──」

 

 エルザは完全に追い詰められた気分になった。

 どう考えても、この男は狂人だ。

 理屈ではない。

 常識で考えれば、南方総督であるエルザにこんなことをして、ただで済むわけもないし、操心術で結婚をするなど成功をするわけもない。

 しかし、この男はそれを繰り返しても、意にも返す様子もない。

 理屈が通じないのだ──。

 つまりは、狂人だ。

 その手の相手には、一切の交渉など無意味であることをエルザは知っていた。

 ここは、もうこの場だけのことを考えるしかない。

 そして、助けを待つしか……。

 ならば……。

 

「わ、わかった。浣腸は許して」

 

 エルザは決断した。

 とにかく、浣腸液など受け入れてしまったら終わりだ。

 それだけは避けなければ……。

 

「もっとはっきりと選んでください。両方させますよ。次が泣きの一回です。次で選ばなければ、浣腸と張形の両方をさせます」

 

「うう……」

 

 そんな恥辱的なことを……。

 

「言わなければ、両方ですね」

 

「……張形を……」

 

 火を噴かんばかりの恥辱感ととももに、エルザは唇を震わせた。

 それだけで、全ての誇りをむしり取られた気持ちになる。

 がに股の姿勢のまま、がくりと首を垂らしてしまう。

 

「張形でなにをするんですか? おまんこをするんですか? はっきりと言ってください」

 

 しかし、レスはどこまでも執拗で、ねちっこかった。

 エルザは歯噛みした。

 

「も、もういい加減にしてよ──」

 

 絶叫した。

 すると、レスは目の前にかざしていた張形を引く。

 

「なるほど、それが閣下の答えですね。わかりました。じゃあ、浣腸袋三個のあとに、張形自慰といきましょう。浣腸袋をつぶし……」

 

「わあああっ──。おまんこ──。張形でおまんこをします──」

 

 慌てて叫んだ。

 レズがくすりと笑うのが聞こえた。

 

「わかりました。では、張形で達してください。この張形を右手で持って、自慰をするんです」

 

 差し出された触手張形をエルザの右手が掴んだ。

 うねうねを動く張形を右手が媚肉に持っていく。

 

「ひいっ、いやあっ、こんなのいやああ」

 

 必死で腰を動かして避けようとする。

 しかし、いまのエルザの身体は、レスの言葉の操りのままだ。

 触手張形の先端が股間に当たり、その表面の潤滑油を利用して、くねりながら埋めてくる。

 挿入による膣全体が一斉に触手によって掻き回される。

 クリトリスをはじめとして局部の周りのすべてが振動で刺激されていく。

 望まない快感がエルザを駆け抜けた──。

 

「いやああ、やめてええ──。許してええ──」

 

 のけぞった喉から悲鳴が噴きあがる。

 がに股煮なっている腰が勝手に淫らに踊りだす。

 とにかく凄まじい刺激だ。

 息もできないような快感で一斉に脂汗が噴き出た。

 

「自分で張形を挿しておいて、やめてはないでしょう。どっちにしても、いくんですから、どうせなら気分よく達してください」

 

「ああ、いやああ……」

 

 あっという間に込みあがってきた。

 張形が奥まで達する。

 子宮の入口から膣の出口の外まで、ありとあらゆる場所が触手で刺激されていく。

 クリトリスまでもだ──。

 こんなもの耐えられるわけがない。

 すぐに絶頂感が襲い掛かってきた。

 

「あああああっ、あああっ」

 

 エルザは腰を激しく震わせて、身体をがくがくと震わせる。

 

「少し休みましょう。手を止めてください。触手の振動もとめてあげます」

 

 だが、レスの操心術により、突然に手の動きを静止させられてしまった。触手のうごめきも、張形の振動もぴたりとなくなる。

 エルザは昇りつめかけたところで、突如として快感をとりあげられてしまった。

 

「ああ……」

 

 思わずエルザはがくりと脱力してしまった。

 知らず、手で張形を動かそうとしてしまう。だが、操り状態のエルザの手はもう動かない。

 昇りつめかけていた快感がじわじわとさがりだす。

 

「では、再開しましょうか。続きをしてください」

 

 レスの言葉でエルザの右手が再び張形を操りだす。張形全体と触手もまた振動を再開した。

 前後に動かされながら、膣全体が激しく刺激される。

 

「あああああっ」

 

 再び、エルザは頂上を極めかけた。

 

「はい、そこまでです」

 

 ところが、またしても、ぎりぎりで止められた。

 エルザは口惜しさに歯を喰いしばった。

 

「こ、こんなことしてなにが愉しいのよ──。ふざけないでよ──」

 

 怒りが込みあがって、エルザは絶叫していた。

 

「再開してください」

 

 今度はすぐに張形が動き出し、エルザの右手も動き出す。

 一瞬にして、またもやエルザは昇りつめかけた。

 

「あああっ──」

 

 ぶるぶると全身を痙攣させた。

 

「停止──」

 

 ところがまたしても、ぎりぎりでとめられる。

 口惜しさで頭に血が昇る。

 

「こ、こんなことって──」

 

 エルザは狂ったように頭を左右に振った。

 

「達したいなら、お願いするんですよ。いかせてくださいってね……。じゃあ、再開してもらいましょう。はじめ──」

 

 またもや張形の責めが再開──。

 甘美な疼きが巨大になり、それを拡大しようと腰が勝手にうねる。

 張形の先端が子宮口にあたり、淫らな刺激を触手が作る。

 

「ああっ、あふううっ」

 

 がに股のまま身体がのけぞった。

 

「はい、やめっ──」

 

 またしてもぎりぎりの寸止め──。

 

「ああっ」

 

 エルザは髪を振り乱した。

 

「どうですか。焦らし抜かれて、おかしくなりましたか? 絶頂したいですか? それとも、まだまだ焦らされたりないですか? 選んでください」

 

 レスが笑いながら言った。

 

「もういやああ──」

 

 エルザは泣き叫んだ。

 しかし、絶頂させてくれなどとは言えない──。

 どうしても言いたくない──。

 エルザは激しく頭を振り続ける。

 

「仕方ありませんね。じゃあ、別の張形で達してもらいましょうか。今度は本物の男根そっくりの張形ですよ。また右手で挿してもらいます。腰は逆に前に突き出すようにして……」

 

 レスに触手張形を返すように指示され、新しい張形を自分で挿入するように言われた。

 触手張形を手渡す。勝手に腰が前にでる。

 

「その前にこれを見て……。さあ、今度は本物の男根そっくりの肉張形ですよ……」

 

 さっき見せられた“刷り込み”のための魔道紋を描いた紙だ。

 なぜか、それを顔の前に突き出されて、凝視させられる。

 またもや、強い力で頭を掴まれたような感覚が一瞬だけ発生する。

 

「では、これが次の肉張形です」

 

 新しい張形が股間の前に持っていかれた。

 それを持つ。本当に本物そっくりの感触だと思った。

 右手で掴んだ張形がエルザ自身の手により、挿入されていく。

 

「ああっ、ああっ」

 

 いまいましいことに、気持ちのいいところに張形が当たる。大きな疼きがまたもや襲い掛かる。

 

「ぐいぐいと締めつけてきますね。挿さったらもういいですよ。今度は俺が動かしてあげましょう。右手はお尻の浣腸袋を支えるように持って」

 

 エルザの右手が左手とともに、浣腸袋を支える体勢になった。

 レスによって、張形が前後に動かされる。

 ロウの淫紋による貞操の守りがあるはずだが、自ら挿してしまってからは、その護りが無効になるのか、レスは一切阻まれることなく、エルザの股間を張形で責め始めた。

 触手張形で弄ばれたエルザが、その仕打ちに耐えられるわけもなく、快感がどんどんとんと駆けあがっていく。

 憤怒で爆発しそうなのに、身体に加わる快感には抵抗できない。

 またしても、強烈な快美観が襲い掛かる。

 

「あああ、も、もうやめないで──。いかぜてええ──」

 

 なにを口走ったのかもわからない。

 肛門に挿さってる嘴管に肉一枚を隔てて張形がこすれる、

 すると、快美の衝撃に身震いして、エルザはあられもない声を抑えられないでいた。

 

「あああっ、許してええ──。もう許してえ──」

 

 絶頂に向かって駆けのぼる。

 今度は寸止めされない。

 

「んぐううっ──。あはああっ──」

 

 エルザは身体をのけぞらしたまま、股間をぎゅうぎゅうと締めつけながら絶頂した。焦らし抜かれた分だけ、絶頂感も巨大だった。

 大きな脱力感が襲い掛かる。

 

「ふふふ、暗示を解きますよ。肉張形の正体を見てください」

 

 レスがエルザの身体を掴んで、耳元でささやいた。

 一気に頭の霞が晴れる。

 はっとした。

 張形だと思っていたのは、レスの怒張であり、エルザはレスに犯されていたのだ。

 そして、その瞬間、エルザはレスによって子宮に射精をさせられた。

 

「ああっ、いやああ──」

 

 なぜ──?

 どうして──?

 混乱と汚辱で気が遠くなる。

 レスに犯されていた?

 

 もしかして、エルザがただの張形だと暗示をかけられたので、ロウの貞操の護りを突破されて犯されることを許したのか──?

 いずれにしても、明白なのは、エルザが犯されたという事実だ──。

 エルザは狂乱しかけた。

 

「浣腸袋を絞れ──。力いっぱいにな──」

 

 だが、その瞬間、非常な指示がエルザにかけられる。

 操心術の力により、エルザの両手が浣腸袋を握りしめた。

 一気に薬液が腸内に注ぎ込まれていく。

 

「ひいっ、いやああっ、約束が違うわ──。卑怯者おおお──」

 

「そう言わないでください。閣下の膣の締め付けが気持ちよかったですからね。これはお礼です」

 

 レスがエルザの股間から男根を抜く。

 そのあいだも、液剤はお尻の中に注ぎ込まれ続けていき、もはや流入をとめる手段のないエルザが、汚辱感で気が遠くなりそうになった。





 *

 もう少し、続きます。
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