【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
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「あなたたち──。なにをしたのです──。この者たちを拘束しなさい──」
アンテローナがリィナを抱えたまま、護衛たちに向かって叫んだ。
ユイナたちふたりに話しかけられた直後に急に倒れかけたのだから、当然、彼女たちがリィナになにかをしたと判断したのだろう。まあ、実際そうなのだが……。
一方で、そのときには、股間で暴れ回っていたディルドの振動はとまっている。リィナは足を踏ん張って身体を伸ばす。
さらに、アンテローナの手を払いのけた。
「不要よ──。なんでもないわ。ちょっとした立ちくらみよ。なんでもない──」
リィナは怒鳴った。
まさか、ロウからの使者という女ふたりを捕縛させるわけにはいかないのだ。
「し、しかし……」
アンテローナも護衛たちも戸惑った様子だ。
一方で、ユイナという少女は、不敵な笑みを浮かべたままだ。だが、リィナはその右手に手の平に隠れるくらいの小さな板のようなものが握られていることに気がついた。
もしかして、あれが股間の淫具を動かす操作具?
すると、その板を握っているユイナの指がすっと動いたのがわかった。
「んんっ」
リィナは腰をぶるぶるとかすかに動かして目を閉じた。
今度は、股間のクリトリスに当たっているディルドの小枝の部分が静かに振動を開始したのである。
女にとって、もっとも感じやすい性感の場所であることは当然だ。
リィナは歯を喰いしばった。
「リィナ様?」
アンテローナもリィナの異変に気がついたのだろう。
再び、慌てた様子を示す。
「ロウからの言いつけを受け入れるの? それとも、拒む? はっきり言って受け入れてもらわないと困るのよね。なんだかんだで、あいつは、こういう無茶なことを要求しては、失敗するのを手ぐすね引いて待って、女にお仕置きするんだから」
ユイナは苦悶するリィナの姿を眺めて微笑んでいる。
リィナはむっとして歯を喰いしばった。
それはともかく、この少女は周りの者たちに聞こえるように、赤裸々な物言いを堂々をした。そのことに愕然とした。いまのユイナの言葉は、性的なことを彼らに連想させるのには十分なものだ。
リィナは困ってしまった。
「だ、黙って……」
リィナは、ユイナを睨んだ。
「えっ?」
すると、アンテローナがちょっと困惑したように硬直した。
隠してはいないので、リィナがロウの愛人であることについては周りの大部分が承知しているが、アンテローナにだけは、さらに、ロウの特殊な愛し方について教えていた。
以前にロウがここを立ち去るときに、身近な者に対しては、ロウとリィナの具体的な性関係について教えておくように申し渡されたのだ。
「調教」を仕掛けているときに、危害を加えていると間違って判断されては困ると笑いながらだ。
ロウの言いつけは絶対なので、リィナはアンテローナには、リィナがロウの「雌犬」であることを教えていた。
男関係に乏しい女であるので、調教だの、嗜虐などという行為を通じた男女関係というものにちょっと驚いた感じで、珍しくも顔を赤くしたのを記憶している。
このアンテローナが顔色を変えたのは、後にも先にもこのときだけだったので、よく覚えていた。
「……も、もしかして、あの……英雄公の……ご調教……?」
リィナを支えているアンテローナが耳元でささやいた。
「どうするの、おばさん。わたしたちを部屋に入れる? それとも追い返す? どっちでもいいわよ。もちろん、あいつには言いつけるけどね。あんたがあいつの言葉を無視したってね」
次の刹那、クリトリスに当たっている突起だけでなく、前後のディルドが一斉に激しく動き出した。
「あうっ」
さすがに、リィナはがくがくと膝を弾ませて、その場にしゃがみかけた。
衝撃は強い感覚となって、脳天を突き抜ける。
「おっと、では、リィナ様を預かります。それでいいですね」
アンテローナに代わってリィナを抱き支えたのは、ユイナと一緒にいた大柄の獣人女だ。名前は確か、ルカリナか……。
それはともかく、まさか、こんなことを部下の前で……。
リィナは初めて味わう強烈な快感と刺激に狂いそうになった。
「わ、わかったわ──。へ、部屋に入って──。アンテローナ──。問題ないわ──。か、彼女たちは信用できる……。つ、つまり、そういうことなの……」
リィナはなんとか声を絞り出した。
言葉の最後は、アンテローナにしか聞こえない声でささやいた。ロウとの特別な性関係を認識している彼女ならわかってくれるだろう。
アンテローナは迷った感じだったが、すぐに護衛たちを遠ざけてくれた。
リィナはとりあえず、ほっとした。
そして、心配そうにしているアンテローナを残して、リィナはユイナとルカリナだけを連れて、再び執務室に戻る。
「と、とめなさい──。す、すぐによ──」
三人だけになると、すぐにリィナはふたりに言った。
「じゃあ、夕方まで、わたしたちに従うって誓ってくれる? それとも、この鈴で呼んじゃおうか。あんたの部下さんをね」
いまだに股間に嵌まっている淫具の激しい振動は続いている。
リィナは立っていられなくて、床にしゃがみ込んでしまった。
また、ユイナはリィナの執務用の机にある鈴を手に取った。
それは、外から部下を呼ぶための鈴であり、それを鳴らせば、おそらく、またアンテローナたちがやってくるだろう。
リィナは両手で股間を押さえつつ、顔が真っ赤に染まるのを自覚した。
「わ、わたしを愚弄するのはやめなさい──。こ、こんなことすぐにやめるのよ──」
「わかってないわねえ。これは、あいつの命令で仕方なくやっていると言ったでしょう。文句なら、後で顔を出すと言っているあいつに言いなさいよ」
「うあっ」
リィナは脚をぺたんと床につけたまま、身体を弓なりにして突っ張らせてしまった。
股間の淫具がさらに振動を強めたのだ。
突き抜ける快感に、リィナは一気に昇天しそうになってしまった。
「あっ、ああっ、あううっ」
感極まってしまって、ついにリィナは絶頂に追い込まれた。
もうどなってもいい。
身体をがくがくと痙攣させ、抵抗するのをやめて、リィナは強烈な甘美感に身を委ねた。
だが、突然に全部の刺激が一斉になくなる。
リィナは大きな焦燥感とともにがくりと脱力してしまった。
「誓うわね、おばさん? それとも、外にいる怖そうな女を呼ぶ? あいつの前で無理矢理に躾けられたい? それとも、あの女を巻き込んじゃう?」
ユイナがリィナに見せつけるように、操作具を持ってひらひらと振る。
リィナは諦念した。
「わ、わかったわ……。本当にロウ殿のご命令なのね……? あんたたちに従うことが……」
リィナはふたりを見あげる。
「当然でしょう。じゃあ、夕方まで、あんたはわたしたちに躾けられる犬よ。服を脱ぎなさい。さっき自分で身につけた革の下着以外の全部を脱ぐのよ」
「い、犬? なにを言って……」
かっとなった。
ロウ自身ならともかく、その伝令だという小娘に、“犬”呼ばわりなど──。
「おごおおおっ」
だが、次の瞬間、凄まじい衝撃がアナルで沸き起こり、リィナはひっくり返ってしまった。
「あがああああ、んごおおお──」
お尻を押さえてのたうち回る。
なにが起きたかをすぐに理解することはできなかったが、アナルに挿入しているディルドに電撃を流されたのだとわかった。
激しい電撃の痛みがお尻の穴に襲い続ける。
「や、やめてええ──」
リィナはスカートの上からお尻を押さえたまま絶叫した。
だが、はっとした。
おそらく、アンテローナはリィナを心配して、廊下で待機しているだろう。こんなに大声を出せば、すぐに強引に押し入ってくるだろうと思った。
だが、リィナが悲鳴をあげ続けても、一向に扉が開く様子も外からかけられる奴大声も聞こえない。
「あっ、もしかして、外に悲鳴が漏れることを心配しているんだったら大丈夫よ、おばさん。この部屋には、防音だけじゃなくて、普通に会話をしている声がしているように聞こえる魔道具を置いてるの。わたしの作ったものでね。だから、悲鳴はあげ放題よ。いくらでも叫んでいいわよ、おばさん」
ユイナだ。
「ここは従った方がいい。ユイナの仕掛けた淫具は、股間にも電撃を流せる」
ルカリナという獣人女が冷静な口調で付け加える。
そのあいだも、電撃はとまらない。
「脱ぐうう──。脱ぐから──」
リィナはついに叫んだ。
すると、やっと電撃がとまる。
リィナは床に突っ伏したまま脱力してしまった。
すると、間髪入れずに、再びお尻に電撃が加わる。
「いやあああ──。やめてええ──。脱ぐって、言っているでしょう──」
リィナは再びのたうち回った。
「わたしはすぐに脱げって言ったのよ。すぐというのは、文字通り、すぐということよ」
ユイナがソファに座り直す。
電撃をアナルに流され続けながら、リィナはなんとか上体だけを起こして、服を首から抜く。
スカートもだ。
革の下着以外には、それしか身につけてなかったので、それだけで革の下着だけになる。
すると、やっと二度目の電撃がなくなった。
リィナはすでに汗びっしょになってしまっていた。
「ふふふ、じゃあ、調教といこうかしら。ルカリナ、頼むわ」
「わかった……。じゃあ、立って……」
ルカリナが寄ってきて、リィナを部屋の真ん中に立たせた。
すると、いつの間にか、獣人女は奇妙なものを持っていて、それを嵌めようしてきた。
つまりは、まずは革の顎枷であり、棒状のものを口に咥えさせられる。
次いで、乳首への固定具だ。穴あきの胸の下着から突き出ている乳房の先端の乳首に小さな二枚の板をねじのようなもので挟んで固定される。その板には鎖がぶら下がっていて、乗馬に使う
「んぐうっ」
それだけで、かなりの重みであり、乳首でそれをにぶら下げられたリィナは思わず呻いて、それを外そうとした。
だが、その手を掴まれて、強引に背中で革手錠を両手首に嵌められてしまう。
「では、リィナ様、雌犬調教です……。あたしを乗せて、歩いてください」
すると、ルカリナが強い力で強引にリィナを跪かせて、驚くことに両肩に乗ってこようとした。
リィナは唖然とした。
ロウの不思議な力で見た目が若返ったとはいえ、リィナもかなりの年齢だ。そうでなくても、この大柄の獣人女を肩に乗せて歩けるとは思えない。
絶対に無理だ──。
リィナは、口に嵌められている棒枷の下から激しく首を横に振る。
しかし、ルカリナは容赦なくリィナに肩車の体勢で乗ってしまった。さらに、乳首から吊られている足乗せに、自分の足を置いた。
「さあ、歩いてください。まずは、立って……」
ルカリナがぐいと足に力を入れる。
「んぐううっ」
千切れるのかと思うほごの痛みが乳首に走る。
ずしんとくる重みに耐え、その痛みを反動にして、リィナはなんとか気力を振り搾って腰を浮かせていく。
「顔をあげてください」
ルカリナがリィナの髪の毛を掴んで、顔を無理矢理にあげさせた。
その力が強い──。
「ぐうっ、ぐっ」
リィナは声を喉の奥から絞り出した。
だが、一方で驚愕することに、リィナはルカリナを肩に乗せたまま立ちあがっていた。
自分のどこにそんな力があったのか信じられない。
「やればできるんじゃないの、おばさん。あと十回くらいは、あんたの尻に気合いを入れてあげないと立てないかと思ったんだけどね。まあ、ロウも言っていたけど、あんたも、この列州同盟を支える女傑だものね。大抵の責めには耐えるだろうという、あいつの予想は本当のようね。じゃあ、歩いてもらおうか。部屋の端から端まで三往復──。行きなさい」
ユイナが怒鳴る。
だが、さすがに、リィナも歩き出すまではできない。
ルカリナの重みで押し潰されている背筋には激痛が走り続けているし、腰はいまにも崩れそうだ。
膝だって間接は外れるのではないかと思うほどの圧迫感である。
ルカリナを落とさないように立つだけで必死なのに、歩くなどできるわけがなかった。
「んぐうっ」
本当に無理──。
リィナは涙を流しながら首を横に振る。
「歩くんです。さあ、しっかり」
ルカリナが足を踏ん張った。
「んぎいいいっ」
凄まじい激痛に耐えられず、リィナは滑るように小さな一歩を踏み出した。