【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「んんっ、あっ、うんんっ」
穴あきのボールギャグから唾液の塊を噴き出しながら、エリカが台上に仰向けに拘束されている裸身を激しくうねらせる。
しかも、ただの仰向けではない。
エリカは手術台のような大きな台に両腕を頭上にあげるようにして仰向けにされていて、上半身については胸の上下を腹部にしっかりと革ベルトが台にエリカの上半身を密着させている。だが、台は腰の下までであり、腰から下には台はなく、その代わり左右の足首に革枷をつけて、開脚で天井から吊っているのである。
局部も尻穴も曝け出している圧巻の光景がそこにあった。
そんな恥ずかしい格好をエリカをはじめ、女たちに強要しているというわけだ。
婚姻式を明日に控えた前夜だ。
場所は、屋敷妖精のシルキーの管理する一郎のいつもの屋敷であり、そこに王族の三人を除く、明日の婚姻式の花嫁たち六人を集めさせていた。
すなわち、エリカと同じような恰好になっている女がほかに、コゼ、シャングリア、ミランダ、イット、マーズの六人である。ほかにも、二十五人の新教団の令嬢たちがいて、一郎の屋敷の大広間は、女の匂いでむんむんとしている。
「ほら、こっちはどうだ?」
「んぐうっ」
一郎はそのエリカの足側にいたが、太腿の付け根をしばらく刺激してやっただけで、エリカは身体のぶるぶると痙攣させて、股間からまとまった愛汁を噴き出した。
もう夕方前から始まり、そろそろ夜半近くになったいままでの半日以上も続けている連続責めだ。
こうやって、六人が容赦のない連続刺激を与え続けられているわけであるが、絶頂だけはしてない。
彼女たちの身体には絶頂防止の淫紋を刻んでいて、どんなに快感がせりあがっても、絶頂寸前で快感が寸止めとなり、それがしばらく維持するようになっている。
そんな仕掛けをさせられて、本来であれば、何十回も連続絶頂するほどの快楽を与え続けられている女たちは半狂乱だ。
さすがに哀願や怒りの声を叫びだしたので、全員に穴あきのボールギャグを装着させている。うるさいことには変わりないが、少なくとも意味のある言葉は叫べなくなった。
まあ、そういう感じだ。
そもそも、なんでこんなことをしているのかと言うと、それほどの理由があるわけではない。
紆余曲折あり、王族のイザベラ、アン、ガドニエルはともかく、ほかの女たちに王族も含めた合同の婚姻式に相応しい花嫁衣裳を揃えるのは、尋常な手段では無理であり、それで一郎が「創始の術」という無から有を生み出す能力で作ることにしたというわけだ。
ところが、便利な能力なのだが、一郎の術はすべて淫靡なものでなければならないという制約がある。つまり、創始の術で作れる衣装も淫具として作る必要があるのだ。
そうでなければ、想像を現実化できなかった。
衣装そのものは、一郎が前の世界で結婚式場の派遣社員をしたことがあるし、衣装屋の経験もある。頭の中にはこの世界よりも清廉されたデザインの花嫁衣裳の記憶もある。
しかし、普通に衣装を出そうと思っても、創始の術が発揮しなかったのだ。
だから、今度は裏地を柔らかい羽根が全身をくすぐるように細工をしたものにすると想像し、それを沸騰するくらいに寸止めで追い詰めた女たちの裸身に直接着させるとして想像してみた。
すると、見事に現出できたのだ。
一郎の淫魔師としての能力が、それを衣装ではなく、淫具として認めたということである。
裏地が鳥の羽根でも外観に問題はない。
明日の着つけを任せる侍女たちに見せたが、イザベラたちの衣装に勝るとも劣らないものと感嘆をしていた。
だが、そういうものである以上、それを身に着ける女たちには、実際に沸騰するくらいの快感を身体に集めてもらう必要がある。
それで、六人を呼び出し、令嬢たちの手伝いも受けて、寸止め責めを継続しているというわけである。
なにしろ、創始の術というのは厄介なものであり、淫具限定で作ったものをそれ以外の用途で使用すると、消えてしまう可能性があるのである。
それはそれで面白いかもしれないが、そうならないために、こうやって女たちに寸止め責めを受けてもらっているということである。
「んぐううううっ」
目の前のエリカが涙をぼろぼろと流しながら、一郎に慈悲を縋るかのように首を横に振って視線を向けた。
だが、まだまだだ。
一郎はすっとエリカの上半身側に移動して、亜空間から取り出した二本の筆を左右に持つ。
とりあえず、右の乳首を軽く筆先で擦る。
「ううっ、うふうっ」
エリカが反射的に筆を避けようと、拘束されている身体を可能な限り左に振る。
だが、そこには一郎が手にしているもう一本の筆が待ち構えている。
その筆が左側からエリカの乳首に襲い掛かる。
エリカの弱点は、一郎がエリカだけに装着させている乳首ピアスだ。それを刺激すれば、一気に快感が爆発するように仕掛けている。
それを強く筆で弾いてやる。
「んぐううっ」
エリカが大きく眼を見開いて、今度は右に身体を振る。
だが、そこにも筆が待ち構えている。
左右から筆が襲い掛かる。
「んんんんっ」
右にも左にも逃げられないエリカは。涙を流しながら、胸を天井にあげるように上体を反らした。
「ははは、いやらしいぞ。じゃあ、ご褒美だ。犯してやろう。もっとも、絶頂できない身体で犯されても苦しいだけだろうけどね。まあ、明日までの辛抱だ。我慢してくれ。こうすることが俺の準備する衣装を身に着けるために必要なんだ」
両脚を天井に吊りあげているエリカを犯すのは簡単だ。
どろどろに濡れているエリカの腰を軽く持ちあげ、股間に怒張を貫かせる。
「んっ、んんんっ」
挿入しただけでエリカは絶頂するだけの快感を拾ってしまったようだ。エリカが激しく反応して絶頂の姿を晒す。
だが、いけないのだ。
快感の姿が苦悶の表情に変化する。
そのエリカにしばらく律動を続け、おもむろに精を放った。
おそらく、本来であれば、いまの短い律動だけでも三、四回は絶頂したと思うが、そのすべてで寸止め状態になっているエリカは、精を放たれても苦しそうに痙攣を続けていた。
そのエリカから離れて、一郎は部屋の中に待機している新教団の令嬢たちに声をかけてから、今度はコゼのいる台に向かうことにした。
「エリカについては、また一組が対応してくれ。徹底的に筆責めを続けろ……」
令嬢たちに声をかけると、六組に分かれている下着姿の令嬢たちのうちの一組の三人がくすくすと笑いながら、エリカに群がり直す。
一郎の手伝いをするこれらの令嬢たちが、今日から明日の婚姻式のための花嫁たちの「前夜祭」のためにフラントワーズから借り受けている二十五人だ。
エリカの横にやってきた一組目の組長は、筆頭性奴隷ことアドリーヌであり、エミールとカミールの姉妹が組員だ。性技はすでに熟練の域に達していて、この三人揃っての筆責めには、さすがのうちの女傑たちもかなり苦しんでいる。
「んんんっ」
エリカが必死の様子で、ボールギャグを嵌められた口で拒絶の声をあげた。
そのエリカにアドリーヌたちが笑いながら、筆で襲い掛かっている。
「アドリーヌお姉さま、わたしはエリカ様の脇の下にいきます。あと首と耳を……」
「じゃあ、わたしはお尻の穴にするわ。それでいい、アドリーヌ?」
「わかりました。では、わたしはあちこちを遊撃的に責めます。ちょっとでも反応があれば、しつこくいきますので、場合によってはそこの責めに代わってくださいね」
アドリーヌが清楚な性情の外見には相応しくない淫靡な笑みを浮かべて、ふたりに指示をしている。
その三人の筆が一斉に襲い掛かり、エリカは激しくのたうち、そして、大きな悲鳴を迸らせた。
「さて、次はコゼだぞ。どうだ、調子は?」
コゼには六組のうち、四組があたっていた。四組の三人には、一郎が仮想空間で作り、「創始の術」の能力で現実世界に現出させた「電気あんま」を持たせている。まあ、動力は魔石なので、「魔石あんま」というのが正しいのかもしれないが、それで全身の好きな場所に当てるということをしている。
一郎がひと回りをするあいだは、特に指示がなければ、同じ責めを令嬢組から受け続けるので、もしかしたら、かれこれ一ノス以上もコゼは、電気あんまを当て続けられているかもしれない。
一郎がやってきたときには、三個とも股間とアナルに当たっていたが、コゼは拘束している革ベルトを引き千切らんばかりに、暴れ続けていた。
「どうだ?」
一郎はコゼの前に来て、令嬢たちに声をかけた。
コゼについては、一郎がそばに来てもわからないくらいに狂乱していて、吠えるような絶頂をボールギャグ越しにあげ続けている。
この様子では、声をかけても一郎のことを認識できないかもしれないので、それで、令嬢に声をかけたのだ。
「ふふふ、天道様が前回お越しになってから、二度失禁なさいましたわ。とても可愛らしいです」
四組長はエリザベスである。
彼女の操る電気あんまは、コゼのお尻に強く当たって動かない。ほかの二個はクリトリス付近を両側から押すように接している。
これはつらいだろう。
「んごおおおっ」
すると、次の瞬間、コゼの股間から失禁が迸り、電気あんまの表面に阻まれて、そこら中にコゼのおしっこが飛び散った。
一郎は声をあげて笑った。
「こっちも失禁だ。こんにゃく組の六組、コゼを掃除だ」
一郎は六組に声をかけた。
六組はイットに当たっていたが、一郎の指示を受けてそこからこっちにやってくる。
こんにゃく組にした六組に渡しているこんにゃくは、ただのこんにゃくではない。そもそも、この世界にこんにゃくに類する食べ物はないのだが、これもまた創始の術で現出させたものであり、人肌よりもやや温かく調整したものに、媚薬を限界まで染み込ませて、その媚薬汁を染み出させるように細工をしたものである。
それで肌を擦られると、気持ちよすぎるらしく、しばらく続けられると、必ずどの女たちも絶頂できない寸止め連続絶頂で、泡を吹いてしまう。
もしかしたら、六組中、最高の責めがこのこんにゃく洗いかもしれない。
「お前たちは、イットに向かえ。イットは尻尾の付け根が弱点だ。しっかりと刺激してやるんだぞ」
コゼから電気あんまを離した四組の令嬢に言った。
三人が同時にくすくすと笑う。
「さっきやりましたから承知しております」
「エリザベス様、今度はわたしに、イット様のお尻尾側をやらせてください。尻尾を刺激されて泣くイット様って、とっても可愛いんですもの」
「いっそのこと、全員で尻尾を責めましょうか? それも面白いかも」
「ふふふ、決まりですね」
三人が愉しそうに笑い合いながら、イットの台に向かっていく。
一方でイットについては、ほかの女たちよりも、更に両脚を天井に高く吊り上げさせており、腰が完全に浮いた状態でお尻側から尻尾を前側に持ってきて、両脚をとともに三本の鎖で持ちあげている状態だ。
さっそくエリザベスたちが、三個の電気あんまを尻尾とお尻に当てた。
「んんんんっ」
イットもまた、両脚と尻尾を引き千切らんばかりに暴れさせるのが見えた。
一郎は、こんにゃく洗いで再び暴れ出したコゼから、今度はマーズの台に向かうことにした。
「んああああっ、ああああっ」
マーズに当たっている三組はいぼ付きの手袋をしての愛撫責めだ。しかも、手袋はゴム手袋のような触感であり、さらにいぼがすべて微弱の振動をしているというものだ。
それで全身を刺激され、さすがのマーズも狂乱状態だ。
一郎はマーズについている令嬢たちに、三人でその手袋で胸責めをするように指示し、空いた下半身にまわって股間に怒張を貫かせた。
「おおおおっ」
マーズが絶叫する。
無意識だと思うが自ら腰を振り出したマーズの尻を一郎は、横からぴしゃりと叩く。
「マーズ、これも調練だ。もっと締めつけろ。そして、必死で我慢しろ。身体の気を練って快感を押し戻せ──。それが気を鍛えることになる──」
律動を始める。
もちろん、でたらめだが、一郎の言葉は耳に入ったらしく、マーズの中で気が制御され出したのを感じた。
快感を殺そうとしているのだろう。
それを邪魔するように、膣の中の赤いもやの濃い場所をこれでもかと怒張の先で押し揉んでやる。
「ほごおおっ」
マーズは嬌声をあげながら、懸命に歯を喰いしばった感じになった。
耐えようとしているのだろう。
可愛いものだ。
一郎は、マーズの気による抵抗を愉しみながら、抽送を継続した。
そして、ほかの女たちを見る。
シャングリアは二組の責めを受けている。
ほかの組は三人ずつだが、二組だけは大所帯であり、十人だ。
その十人が舌でシャングリアの身体を一斉に舐めまわしている。下着姿の十人の令嬢たちが、女騎士のシャングリアの全身を舐めまわす光景は、それはそれで、かなり淫靡だ。
令嬢たちは、きゃあきゃあと笑い合い、シャングリアは狂態を示している。
また、ミランダには各種淫具を持たせた五組が当たっていて、いわゆるローターとバイブ責めを受けているようだ。
一郎は、五組に声をかける。
「ミランダのクリトリスに糸を結んでやれ。それにローターを振動させたままぶら下げるんだ。それとミランダには痒み液を塗り足せ。次はそっちに行く」
指示だけして、目の前のマーズに意識を戻す。
そのマーズが震え出す。
絶頂の兆しを示しだす。
「んぐうううっ」
そして、絶頂──。
だが、寸止めの淫紋がそれを阻止する。
マーズが苦しそうに顔を歪めた。
「あと三回いくか……。いや、いけないんだったな」
一郎はそううそぶくと、さらにマーズを追い詰めるために、律動をもっと激しいものに変化をさせた。