【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
123 玉子割りの洗礼
「いい子だから、大人しく気をするんですよ、ベルズ殿。ここを柔らかくしないと、玉子を入れられないじゃないですか。ほら、ほら」
そんなことを言いながら、ロウがベルズの太腿の付け根あたりを揉みほぐし、本当に優しい触り方でベルズの股間の繁みを手のひらで擦りあげてくる。
とにかく、わけがわからない。
突然のことであり、どうしてこうなったのか、ベルズは完全に混乱していた。
ベルズは、ロウたちが暮らしている王都郊外の屋敷に連れて来られ、その地下の調教室と称する場所で、全裸にされ、太い柱に背を密着して立たされ、大股開きに拘束されている。
これをしたのは、スクルズとロウだ。
いつものように、神殿の一日の務めを終えたところで、ベルズがウルズの世話をするためにひそかに準備した家に移動ポッドで行き、幼児返りしたウルズの世話をしたところだった。
そこに不意に第三神殿側からの移動ポッドで現れたスクルズに、ロウの屋敷に来てくれと言われたのだ。
理由は言わないが、とにかく、急ぎということだったので、この家でスクルズに仕えている屋敷妖精のブラニーにウルズのことを託して、スクルズとともに、移動ポッドでロウの屋敷に向かった。
この家の中心となる大きな部屋には、スクルズが施した三箇所への移動ポッドがあり、第二神殿のベルズの私室、第三神殿のスクルズの寝室、そして、ロウの屋敷の広間に繋がっている。
移動ポッドというのは、あらかじめ移動術が刻まれている魔道設備であり、移動術という高等魔道で、魔道師の介入なしで自由に瞬間移動ができるようになっている設備だ。
スクルズは、この家にそれを設置して、ロウとロウの愛人に限り、共同で使用ができるようにしているのだ。
また、この家は、郊外にある本来の住まいを隠したいロウの思惑で、本来の持ち主はスクルズだが、表向きはロウの家ということになっている。
それはいいのだが、とにかく来てくれというスクルズの焦ったような言葉で、取るものも取らずに、ここにやってくると、移動先が繋がっていたのは、いつもの広間ではなく、地下調教室と呼ばれる場所になっていて、ロウといつもの三人の愛人が素っ裸で待ち受けていたというわけだ。
そして、到着するなりスクルズに魔道を封じられ、ロウとスクルズだけでなく、ロウの愛人の三人まで加わり、素っ裸に服を剥がれて、こうやって柱に脚を開いて縄で拘束されてしまったのだ。
その後、ロウから、これからベルズに股間で玉子を割る調教を施すのだと言われた。
突然のことで、頭が働かなかったが、あまりのことに、とにかくベルズは、思いつく限りの悪態と怒声を浴びせた。
しかし、ロウは愉しそうに笑うだけで、抵抗の出来ないベルズの股間を愛撫するだけで、ベルズをいたぶるのをやめてくれない。
また、エリカたち三人は、ロウの命令によりベルズから服を剥ぎ取ると、もう関心がなくなったかのように、この部屋の隅に集まって雑談をはじめただけで助ける雰囲気は皆無だし、スクルズに至っては、助けるどころか、自ら素裸になり、ロウの隣でベルズがロウに悪戯されるのをにこにこと見守る態勢だ。
とにかく、冗談じゃない。
「ああ、いやあっ、やめよ、やめるのだ……。ス、スクルズ、た、頼む。こんなことやめさせてくれ、あああっ」
ベルズは悲鳴をあげた。
だが、ベルズの股間を愛撫しているロウはせせら笑うだけだ。
「スクルズに助けを求めてどうするんです。ベルズの魔道を封じて、俺に協力しているのはスクルズなんですよ。とにかく、一度、俺の屋敷に悪戯をされに来いと何度も誘っているのに、先日の乱交パーティ以来、ちっとも相手をしてくれないし、だから、これは罰ですよ。これに懲りたら、ちゃんと定期的に、俺のところに調教を受けにくるんです。スクルズなんて、毎日どころか、日に数回くることがありますよ」
「ば、馬鹿な……。し、しかも、スクルズ、お前、日に数回だと……? うあっ、な、なにを……あ、ああっ、そ、そこはいや……。んふうううっ」
ロウの指がクリトリスの皮をめくり、ゆっくりと揉みあげだす。
ベルズは込みあがった大きな快美感に、腰を揺さぶって悲鳴をあげてしまった。
「そうよ、ベルズ、あなたも本当はロウ様にもっともっと愛されたいくせに、どうしても積極的になれないんだから……。だから今夜はとことん遊んでもらうといいわ。この玉子割りのご調教は、わたしもロウ様に受けたのよ。他の方も体験済みだそうよ。みんなやるの。あなたも昨夜来れば、こんな風にひとりだけ、やられないですんだんだから」
「な、なにを阿呆な……。はあああっ、ああああっ」
ロウの指が股間をいたぶる刺激はそのままに、反対の手でベルズの胸を揉みだす。
とにかく、このロウの愛撫は神がかり的に上手だ。
あっという間にベルズは追い詰められてしまった。
しかし、達すれば、今度は玉子を膣に入れるのだという。
だから、いくわけにはいかない。
ベルズは懸命に込みあがる快感に抵抗した。
「あんまり我慢すると、反動が大きいですよ」
一郎がベルズの股間の陰毛を淫靡に刺激しつつ、相変わらずねちっこく胸を揉んでくる。
ベルズは歯を喰いしばった。
しかし、ロウがベルズの股間に指を入れて激しく動き始めると、もうなにも考えられなくなる。
大きな愉悦が股間が突きあげる。
すると、ロウが指を抜き、立ったままベルズの股間に怒張を貫かせてきた。
ロウが立ったまま律動を開始する。
「んふうううっ」
ベルズは柱に拘束された裸身を弓なりに反らせた。
あっという間に絶頂に向かって快感が飛翔する。
もうだめだ……。
ベルズは気がつくと、いつの間にか無心になって腰をロウに合わせるように動かしていた。
「ああっ、ロ、ロウ殿、あああっ」
ベルズは大きな快感の頂上に押し上げられる自分を自覚し、狂おしく首を揺さぶった。
「ほら、舌を吸わせてください。こっち向いて」
ロウがベルズの股間を下から上に突きあげながらベルズの顔に唇を近づける。
ベルズは、込みあがる炎のような快感に押されるように、ロウの唇に自分の唇をぴったりと押し当てた。
舌を強く、弱く吸われる。
ロウの片手はベルズの乳房を揉みほぐしていて、ベルズはついに絶頂を迎えそうになった。
腰が激しく揺れ、全身が痙攣したようになる。
だが、ロウの股間の律動が突然にぴたりととまってしまった。
「ああ、なんで──?」
ベルズは悲鳴をあげてしまった。
「この続きは、ベルズ殿が調教を受け入れることを口にしてからです。玉子割りの調教を受けたくなったら教えてください。俺はいつまでも、これを続けられますよ」
ロウがベルズに挿入をしたまま意地悪く言った。
「そんなあっ」
ベルズは泣き声をあげてしまった。
やがて、しばらく休んでから、再び律動が始まる。
そして、ロウはやはり執拗だった。
またしても、その律動を寸止めでやめてしまったのだ。
それからは、徹底的に同じことを繰り返された。
絶倒寸前で快感をとめられてしまった焦燥感が少し鎮まると、再び怒張の律動を開始し、また頂上を極めかかると、動きをとめ、それでいてわざと指でお尻の穴を優しく愛撫したりする。
ロウの技巧は相変わらずの卓越したものであり、ベルズは言語に絶する切なさと快感に対する痺れを感じてしまう。
「さて、また繰り返しますか? まだ音をあげる気になりませんか」
「ほら、もう降参しなさい、ベルズ。ロウ様にお願いするのよ」
ロウに続いて、スクルズまでもが耳元でささやいてくる。
そして、ロウの十回目くらいの律動が再開する。
だが、またもや九合目をぐっとすぎた、残りほんのちょっとの刹那のところで律動を中断されてしまった。
ベルズは狂いそうになった。
「もういやああっ、調教を受けます──。だから、やめないで──」
ベルズは狂ったように号泣してしまった。
「約束ですよ」
ロウがにっこりと微笑むと、律動を激しくする。
「ああ、いくうううっ」
大きなものがやって来た。
今度はロウは意地悪をせず、ベルズは巨大な快感のうねりに巻き込まれ、何度も我慢させられた分を帳消しにするような凄まじい絶頂感に見舞われた。
全身ががくがくと震える。
しかも、ロウがベルズの子宮に熱い精を放ったのがわかった。
ベルズはがっくりと身体を脱力させた、
「はあ、はあ、はあ……」
激しすぎる絶頂の余韻に、ベルズが縛られた身体を縄に委ねて、がくりと脱力させた。
そのベルズの頬を、怒張を抜いたロウが軽く叩く。
「呆けている余裕はありませんよ。さあ、約束通り調教です。さっそく始めましょう。この玉子を股間で割ってもらいます。もちろん、落としては駄目ですよ」
いつの間にかロウは白い玉子を手に握っていて、たったいま精を放ったばかりのベルズの股間に、つるりと指で押し入れた。
「ああっ」
体内に玉子を入れられる気味の悪さに、ベルズは絶頂後の恍惚感に浸ることも許されずに、ぶるりと身体を震わせてしまった。
「じゃあ、割ってください。それと言い忘れてましたが、割れなかったり、玉子を落としたりすれば、罰として浣腸です。全員の前で浣腸をしますね」
ロウが何事でもないかのように言った。
ベルズは全身が恐怖に包まれるのがわかった。
*
「じゃあ、割ってください。それと言い忘れてましたが、割れなかったり、玉子を落としたりすれば、罰として浣腸です。全員の前で浣腸をしますね」
一郎はできるだけさらりと言った。
絶頂で火照っていたベルズの顔がみるみる蒼くなるのがわかった。
「あれっ、始まったんですか?」
「なんだ? ああ、昨夜の玉子割りの洗礼か? ロウも好きだなあ。また、あれをやっているのか」
「本当にしているんですか? お気の毒では?」
コゼ、シャングリア、エリカが気がついて、ぞろぞろとやってきた。
玉子割りの洗礼というのは、この三人は体験済みだから、なにを一郎がしているのかはわかっている。
昨日はスクルズがこの洗礼だった。
まあ、一郎の女が一回は受けることになっている儀式のようなものだ。
「み、みんな、助けてくれ──。こいつをとめてくれ。も、もうくたくただ」
ベルズが集まってきた女たちに哀願の言葉を放つ。
「無理ですよ、ベルズ様。ご主人様の意地悪にあたしたちが逆らえるわけないじゃないですか。そんなことをすれば、あたしたちが罰を与えられます」
「コゼさんのいうとおりよ、ベルズ。それよりも、早くやった方がいいわよ、ロウ様は本当に浣腸をなさるわよ」
昨夜は泣き叫びながら同じことをさせられたスクルズがくすくすと笑っている。
悪い女たちだ。
まあ、一番の悪人は自分だけどな……。
一郎はほくそ笑みながら、シルキーを呼んだ。
すでに指示をしていたので、シルキーは車輪の付いた台車に、浣腸用の薬剤と道具一式を乗せて、一郎の横に出現する。
「お待たせしました、旦那様」
シルキーが台車を一郎に渡しながら頭をさげる。
「さあ、浣腸の仕度は整いました。みんなの前でうんちをするのが嫌なら、さっさと股間で玉子を割るんです」
一郎は鬼畜に言った。
「ひっ、ひいっ──。だ、だけど、どうやって……」
ベルズが狼狽えた声をあげる。
「ベルズ、つらいでしょうけど、頑張ってね。お尻に力を入れたらいいわ。それがこつよ。それで腰を振るの。だけど、脚を開いているから、締め続けていないと、玉子が外に出ることがあるから、それに気をつけてね」
スクルズがにこにこしながら言った。
「ああっ」
ベルズは全員に囲まれて、観念したようにやっと腰を振り始めた。
だが、簡単に割れるものじゃない。
次第に苦痛の表情を示し始めたベルズを確認し、一郎はこれ見よがしに浣腸の準備を目の前で開始した。
「早く割ってくださいよ。割れないと、浣腸ですよ」
ポンプ式の浣腸器に薬液を充満させて、ベルズの顔の前で先端から薬液を少し噴き出せて見せる。
ベルズの顔がますます蒼くなる。
「ああ、割れない。割れないわ──。ね、ねえ、どうしたら割れるのよ。ね、ねえ──」
ベルズが泣きそうな声で大声を出した。
そのあいだも、懸命のベルズの腰は前後に振られている。
なかなかに卑猥な光景だ。
「ベルズ、お尻をもっと締めて。お尻を締めれば、股間が締まるのよ」
昨夜、一郎たちに同じように言われたことをスクルズがベルズに繰り返している。
「さて、無理そうだな。じゃあ、浣腸といくか」
ロウは一度台車に戻していた浣腸器を手に取る。
そして、わざと、ベルズの後ろに回る。
「わあ、待って、待ってください、ロウ殿──。いま、いま、します──。あああっ、ああああっ」
「締めて、もっと、もっとよ」
ベルズの声が大きくなるので、自然とそれを励ますスクルズの声も大きくなる。
「ねえ、割れないわ、割れない。ね、ねえ、どうしたら、どうしたらいいのよう──」
ベルズも必死だ。
激しく息を弾ませて、お尻を前後に懸命に揺さぶっている。
絶頂したばかりの力が抜けきっているところでこれをやらさせれるのは、本当に大変なのは知っている。
一郎は浣腸器を台の上に戻した。
「もういいですよ。みんな、ベルズ殿の縄を解いてやれ」
一郎が声をかけると、まずはスクルズが縄を魔道で解き、エリカたち三人もくすくすと笑いながら、汗まみれになってしまっているベルズを抱き座らせる。
いきなり、拘束が解かれたことに、ベルズがきょとんとなっている。
「では、旦那様、これは片づけさせていただきます」
シルキーが先程運んできた浣腸具一式を載せた台車を持つ。
一郎が頷くと、シルキーと台車が消える。
ベルズは呆然としている感じだ。
「ちょっと股を開いてください。踏ん張って」
一郎はしゃがませたベルズの股を開かせると、膣に指を入れて玉子の表面に指先を届かせる。
「あ、ああっ」
ベルズが悶えるような仕草をする。
一郎は玉子に届いている指先に粘性体を発生させて密着させ、外に向かって引っ張った。
「あっ、あっ、あっ」
ベルズがその刺激にびくびくと震える。
スクルズとエリカがその肩を抱くようにする。
やがて、ベルズの外に、ベルズの愛液がべっとりとついた「玉子」が外に出た。
一郎は、その玉子をぽんとベルズの手に載せてやった。
「あっ、これは──」
ベルズが気がついて声をあげた。
玉子は玉子でも、木製の偽物であり、同じような形にして色を塗っただけのものだ。
こんなもの、膣どころか、手で握りしめたって割れることなどない。
つまりは、騙したのだ。
これが、昨夜はスクルズであり、その前は三人娘がひとりずつ受けた、一郎の悪戯の洗礼だ。
「こ、これは木の偽物か──。ひどい、ひどいではないか──。こんなのあんまりだ──」
さっきまで泣いていたベルズが怒りの声をあげた。
「そんなに怒らないで、ベルズ。わたしも昨日同じ悪戯をされたし、ここにいる女たちは全員が同じことをされて、浣腸責めの恐怖でその木の玉子を締めつけさせられたのよ」
「な、慰めになるか──。じょ、冗談じゃない。わたしをお前たちの悪ふざけに巻き込むなあ」
ベルズが顔を真っ赤にして怒鳴った。
一郎は、ベルズの怒りを流して、ベルズから玉子を取り戻す。
「次はミランダだな。そのときには、ベルズ殿を仕掛け人にしてあげますから。まあ、そんなに怒らないでください」
一郎は笑った。
「ふざけるでない。わたしはやらん──。お前たちだけでやれ──」
ベルズはかなり憤慨しているみたいだ。
一郎は苦笑した。
「だけど、ミランダのことだ。それを本当に割ったらどうする」
シャングリアだ。
珍しくシャングリアが軽口を言った。
「ありそうね」
コゼが言い、全員がどっと笑った。
しかし、ただひとり、ベルズは笑っていない。
「やれやれ、じゃあ、もう一度、お詫びのセックスをしますか。それで機嫌を直してください。じゃあ、もう一度縛りますから腕を背中に……」
一郎はベルズに詰め寄った。
サキから授かった亜空間術で収納していた縄束を取りだして、ベルズに迫る。
ベルズがぎょっとした顔になった。
「い、いや、ちょっと、いまはまだ、疲れているから……」
嗜虐を積極的に迫ると、急に気が弱くなるベルズだ。
いまも、強気に出れるのは縄を見せたからだ。
こういうベルズの二面性は本当に興味深い。
そのときだった。
部屋の一部の空間が屈折するような感覚が襲った。
同時に、屋敷妖精のシルキーの気配が頭に飛び込んでくる。
次の瞬間、一郎の目の前にメイド童女姿のシルキーが出現した。
屋敷妖精のシルキーには、地下で遊んでいる一郎たちの代わりに、一階を任せていた。
「旦那様、お愉しみのところ、申しわけありません。シャーラというエルフ族の女性がお見えになられまして、旦那様に用事があるということでございます」
シルキーが言った。
「シャーラ? 耳にしない名だな」
一郎は女たちに視線を向けた。
女たちは首を横に振った。
知らない名のようだ。
「俺を訪ねてきたのか?」
一郎は言った。
シャーラというのが何者かは知らないが、王都にある隠れ蓑の屋敷ではなく、幽霊屋敷と呼ばれている城外の建物に一郎たちが暮らしていることを知っているのは多くはない。
「……それから、このようなものを抱えてやって来ました。それで、これは、お愉しみの邪魔をしてでも、旦那様にお知らせしなければならないと思いました」
シルキーは両手を身体の前に差し出すような仕草をした。
すると、シルキーの腕の中に女物の服が現われた。
「あれっ? これはミランダの服ではないか。確か、ロウがなにかのときに贈ったものだぞ」
シャングリアが声をあげた。
それは一枚の水色の上衣とスカートだ。
確かに一郎がミランダに贈ったものだ。
それだけではなく、シルキーは服のほかに、ミランダの靴も持っている。さらに、服の上にはミランダのものと思われる下着や胸当てまである。
「どういうことだ?」
一郎は首を傾げた。