※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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136 恥辱の向こう側

「ううううっ、お尻も……。お尻もして……。ち、ちんぽも…。お願い──。お願いようっ」

 

 アネルザは泣き叫んだ。

 恥も外聞もない。

 発狂するようなこの痒みには、すべてを捨てて屈するしかない。

 

「ふふふ、じゃあ、サキ、交代して」

 

 背後からアネルザの乳房を揉んでいたコゼが手を離して、アネルザの前に回ってきた。

 

「尻にちんぽとはな……。この年増も相当に、主殿(しゅどの)の鬼畜が頭にきているようだな。どれっ、これでいいか、コゼ?」

 

 コゼと入れ替わるように、アネルザの後ろに回った雌妖のサキが、親しげな口調でコゼになにかを示した。

 しかし、アネルザには見えない。

 

「いいんじゃない。きっと、この王妃様は狂ってしまうわね」

 

 コゼが意味ありげな口調で言った。

 だが、それについてなにかを勘ぐることはできなかった。

 ふたりが乳房と膣をいたぶるのをやめてすぐに、またもやそこから苦しい痒みが襲ってきたからだ。

 

「ううっ、うぐううっ」

 

 アネルザは歯を食い縛った。

 

「ちょっとでも、やめられると痒いですよね。わかりますよ、王妃様。あたしたちは、みんな、ご主人様のそんな責めをいつも受けているんです。多分、もう少しすれば、ご主人様が王妃様に精を注いでくれますよ。そうすると、全身を襲っている痒みが嘘のように消滅して気持ちよくなります。そういう掻痒剤なんですよ、これは」

 

 コゼが言った。

 その言葉を耳にして、アネルザは目の前でシャングリアとエリカをいたぶっているロウという男に視線を向けた。

 相変わらず、アネルザを無視したように、自分の女に集中している。

 

 本当に恨めしい。

 しかし、思考はそこまでだ。

 コゼがアネルザの股間の前で勃起している疑似男根をゆっくりと擦りだしたのだ。

 

「ふわあああっ」

 

 アネルザは雄叫びのような声をあげてしまった。

 おかしな魔道具で男の子の性器のように変形させられているとはいえ、元はといえば、アネルザの陰核だ。

 凄まじいまでの快感が襲いかかる。

 

「ほおっ、ほっ、ほっ」

 

 馬鹿みたいな声が出てしまう。

 恥ずかしいとか、みっともないとか思うこともできない。

 ひたすらに火花が散るような快楽の衝撃が繰り返す。

 

「本当にはしたない人間族の女だな。ほれ、狂え」

 

 サキの声がした。

 次の瞬間、ただれそうな菊座に圧倒的ななにかが挿入してきた。

 

「うはああっ」

 

 さすがにアネルザは震えあがった。

 

「結構、この感じだと、ここになにかを入れるのは初めてだな。それにしては、思ったよりも簡単に張形を飲み込むのう。まあ、わしの仮想空間だし、たっぷりと油剤を塗っておるからな」

 

 サキが張形を尻穴に挿入して、ゆっくりと前後しながら言った。

 

「そうなの? 初めて? だけど、だったら、仮想空間の外ではもう一度、慣れるところから調教受けないとね。羨ましいな。ご主人様から、これからお尻を開拓してもらえるなんて」

 

 コゼがけらけらと笑いながら、アネルザの小さなペニスを力強く押し揉むように刺激する。

 

「あはあっ」

 

 その瞬間、身体の芯から強いものが込みあがり、アネルザの股間に作られたペニスの先端からぴゅっと白濁液が飛び出た。

 快感が襲ったが、それは一瞬だけだ。

 すぐに、切ないようなもどかしさが襲う。

 

「精を放っても、男の子の方の場合は焦燥感で苦しいだけじゃ。女の股でいかされなければ、身体は癒されん。女の身体だからな」

 

 サキが背後でアネルザのアナルを犯しながら言った。

 

「可哀想……。じゃあ、苦しみが増すように、もっと出しましょうね」

 

 コゼがさらにペニスを擦る。

 もう、わけがわからない。

 痛快なまでの快美感が脳の奥まで焼き尽くす。

 アネルザはしばらくのあいだ、我を忘れて声をあげ続けた。

 そして、どれくらいの時間が経っただろうか。

 突然、コゼとサキがすっと離れていく。

 刺激を中断された瞬間に、あの痒みが襲ってくる。

 

「な、なにっ? いやあっ、もう苛めないで──」

 

 アネルザは叫んだ。

 

「待たせましたね、王妃様。やっと王妃様の番になりましたよ」

 

 声はロウの声だった。

 そのロウの手ががっしりとアネルザの尻を横から持った。

 

「んふうううっ、ああああっ」

 

 アネルザは悲鳴をあげていた。

 いままで襲っていたサキの操っていた張形に代わり、ロウの怒張がアネルザの菊門を貫いてきたのだ。

 アネルザは宙吊りの背中と首筋を弓なりにして、大量の涎とともに声を絞り出した。

 

「頑張った王妃様へのご褒美ですよ。最高の快感をあげますね。まずは尻です。サキが調教後の尻穴にしたそうですね……」

 

 サキとぼそぼそとなにかを話していたロウが言った。

 そのときには、ロウの一物はそのままアネルザの尻穴に最深部まで一気に達していた。

 そして、動き出す。

 

「んふううっ、はあああっ」

 

 それは予想を遥かに越える衝撃と歓喜だった。

 しかも、おそらく人生で味わったことのない快感だと思うのに、一瞬後にそれが覆り、さらに大きな愉悦がアネルザに襲い掛かってくる。

 

 なんだ、これ──?

 アネルザはあまりの快楽に恐ろしささえ感じてきた。

 これほどまでに気持ちよくされたら、おそらくアネルザは、もはや、これなしでは生きていけなくなるのではないか……。

 そんな恐怖だ。

 

「ああ、あああっ、あああっ」

 

 脳が溶ける……。

 身体が焼ける……。

 

「はあああっ」

 

 わけもわからず、アネルザはがくがくと身体を震わせていた。

 どうやら尻を犯されて達したのだとわかったのは、昇天の快感の中を途切れのないロウの怒張の律動を続けられて少ししてからだ。

 

 そして、また達する。

 怖い……。

 感じすぎるのが怖い……。

 なんという快感……。

 なんという愉悦……。

 

「ふんんんんっ」

 

 やがてアネルザは三度目の昇天をした。

 こんなに短い時間で連続で達するのも、その深さも、アネルザの知っていた過去の性交の快感とは桁違いだ。

 そのとき、アネルザの尻の中で、ゆっくりと規則正しい動きをしていたロウの一物がにわかにさらに大きくなり、そして、ぶるりと震えた気がした。

 

「気持ちいいですよ、王妃様。素晴らしい尻穴です。この快感もすぐに現実空間側で本物にします。あとでスクルズも連れてきますから、移動ポッドを俺の屋敷の調教部屋に繋げてもらってください。毎日、調教されに来るんですよ、王妃殿下」

 

 ロウが愉しそうに言った。

 スクルズ?

 しかし、そのとき、アネルザはお尻の中でロウの精がはっきりと迸るのを感じた。

 アネルザの思考は吹き飛んでしまう。

 

「ああっ、はあっ、あああ? なに? なんなの? なに、これ?」

 

 なにかがアネルザを覆い尽してくる。

 理解できないものがアネルザを包み込んできた。

 それは、快楽そのものだ。

 快楽の化け物が、アネルザの心に入り込み、そして、アネルザに取って代わって支配しようとしている。

 だが、一方でアネルザは、それを少しも跳ね除ける気にはなれない……。

 むしろ、心からの悦びとともに、その支配を受け入れる……。

 そんな不思議な感覚に襲われていた。

 

「も、もっと……。もっとっ──」

 

 アネルザは叫んでいた。

 未知への快楽の飢え──。

 それがアネルザに襲い掛かっていた。

 なにかに、支配される……。

 いや、ロウに……。

 アネルザは心からそれを欲している。

 

「じゃあ、次は前をいただきましょう。ところで、お前たち、王妃様に奉仕してさしあげろ。シャングリアもエリカも、呆けていると罰を与えるぞ」

 

 ロウが愉しそうに言った。

 四肢を吊っていた鎖が動き、宙吊りを仰向けの体勢に変化させた。

 すぐに、コゼと雌妖のサキがアネルザに身体に手を伸ばす。愛撫が始まる。

 床でぐったりとしていたシャングリアとエリカも起きあがった。

 

「ね、ねえ、ロウ様、わたしはまだ手が……」

 

 そのとき、エリカがアネルザの前に回ってきたロウに声をかけた。

 シャングリアはもう拘束が解けていたが、エリカだけはあの布の「拘束具」によって、首の後ろに両手を固定されたままだったのだ。

 

「エリカ、お前は苛められるのがよく似合うよ。俺が王妃様を犯したら、その接合部に舌を這わせるんだ」

 

 ロウが言った。

 エリカが泣きそうな顔になったが、口ごたえのようなものはしない。

 そして、ロウがアネルザの股間を貫く。

 

「うぐうううっ、はあああっ」

 

 アネルザは声をあげた。

 またもや、全身に快楽の大波が襲ってきた。

 巨大な淫情の情念のようなものが、はっきりとアネルザの体内に宿ったと思った。

 そして、ロウが貫いている股間にエリカが舌を這わせだす。

 

「わたしも奉仕するぞ」

 

 すると反対側からシャングリアがアネルザの股間に作られたペニスを口で含んだ。

 乳房をコゼ──。

 アナルをまたもやサキ──。

 屈従の歓喜をはっきりと覚えながら、アネルザは頭が真っ白になるのを感じた。

 

「ああああっ」

 

 すべてが霧のようなものに包み込まれる。

 アネルザは大きな嬌声をあげ、たまらずにがくがくと身体を振った。

 そのアネルザにロウがまた精を放った。

 アネルザは、限界を超えた快感により、自分の意識がすっと消えていくのがわかった。

 

「王妃様、ところで、イザベラが要求している私設軍の創設の要求……。王妃騎士の件です……。これは賛成してくださいね。資金援助も……。悪いけど、これについては、しっかりと暗示をかけさせてもらいます。その代わり、それ以外は暗示は最小限です。王妃が俺から離れられなくなるのは、快楽によってです」

 

 ロウがアネルザを犯しながら、耳元でささやいた。

 そして、なにもわからなくなった。

 

 

 *

 

 

「無礼者──、とにかく、早くしまえ──」

 

 横で大きな声がした。

 はっとした。

 一瞬、ここがどこだかわからなかったが、アネルザは自分が王妃の椅子に座っているのを悟った。

 

 ここは、アネルザの居城である王妃宮だ。

 王であるルードルフの正殿と並ぶように建てられているアネルザの住まいだ。

 アネルザは、その一室でふたりの奴隷を売りに来た奴隷商人と向き合っていた。

 

「な、なに?」

 

 混乱した。

 これは、どういうことだ?

 さっきのは……?

 

「殿下?」

 

 声をかけたのは、王妃の警護のために横に立っている女将校だ。アネルザの周りには四人の女兵がいるが、その四人の長となる女衛兵になる。

 どうやら、アネルザの様子に不審を抱いたようだ。

 

「これはお見苦しいものを……。おいっ──」

 

 奴隷商人が男奴隷を叱咤した。

 すると、目の前に立っていた男奴隷が、にやりと笑って、膝まで下げていた革の半ズボンを腰にあげて、元のように跪く。

 

 これは……?

 アネルザは呆然としてしまった。

 このロウという男奴隷が余興でやった行為により、その怒張から放った精を髪にかけられた。

 次の瞬間、不思議な場所に転送されてしまい、このロウという男と女たちから、屈辱的な凌辱の限りを尽くされた。

 

 だが、それは白昼夢だったのか?

 まるでそんなことなどなかったかのように、いま、アネルザは奴隷商人に対面している。

 時間だってかなり経っているはずなのに、どうやら、男奴隷のロウがあの余興をした直後のようだ。

 

 あれは、夢?

 

「あっ」

 

 そのとき、アネルザは声をあげてしまった。

 

「どうかしましたか、殿下?」

 

 今度ははっきりと、さっきの女将校がアネルザに声をかけた。

 

「な、なんでもない」

 

 アネルザは強い口調で言ったが、胸で大きな鼓動が鳴りだすのと、全身がかっと熱くなるのがわかった。

 アネルザのスカートの中では、間違いなく勃起した小さな性器が存在している。

 それがわかったのだ。

 

 つまり、あれは夢ではない……。

 アネルザは、目の前に跪いている者の中で奴隷商人ではなくロウに目を向けた。

 さっきのことが現実のことであるならば、中年の男の姿の奴隷商人は、女騎士のシャングリアの扮している変装であり、この一行の本当のリーダーは、男奴隷のふりをしているロウのはずだ。

 

 ロウ……?

 

 いや、そもそも、自分はこのロウという奴隷の名は知らないはずだ。

 アネルザがそれを知ったのは、あの不思議な空間における凌辱のあいだのことだ。

 この宮殿において、この男奴隷はまだ名を名乗っていないはずなのだ。

 

「……ロウ」

 

 アネルザは呼んでみた。

 

「はい」

 

 ロウがにやりと笑った。

 アネルザはどきりとした。

 やはり、あれは夢ではない。

 ロウの表情で、アネルザはそれを確信した。

 だから、言葉に詰まってしまった。

 

「殿下……」

 

 すると、今度はロウが口を開いた。

 

「こ、こらっ、お前」

 

 叫んだのは女将校だ。

 奴隷の身分で王妃のアネルザに自分から声をかけるのは許される行為ではない。

 だから、たしなめの言葉を発したのだ。

 

「よい……。直答を許す。なにか?」

 

 アネルザはそう言ったが、自分の声がやや引きつったようになっているのがわかった。

 さっきのは夢でも幻でもない。

 このロウは、アネルザは容赦のない力で圧倒し、押しつぶし、そして、征服した。

 あの途方もない快感をアネルザの身体ははっきりと覚えている。

 それは忘れようもない。

 

「……はい、王妃様。よろしければ、別室で味わいませんか? お人払いしていただいてね。俺の価値はそれからお決めください。金貨五十枚ということでしたが、あるいは、それほどの価値はないかもしれないし、それ以上かもしれない……」

 

 ロウが言った。

 そういえば、金貨五十枚であがなうと口にしたような気がする。

 このロウから不思議な場所に連れ込まれる前の話だが……。

 

「お、お前、無礼な──」

 

 女将校がいきり立ったが、アネルザはそれを制した。

 

「よかろう。お前がわたしの相手をしてくれるというのだな? だったら、地下に部屋を用意する。人払いもしよう」

 

 アネルザは答えていた。

 横で女将校が驚くような表情をしているのがわかったが、アネルザが考えていたのは、ただひとつのことだ。

 

 あの快楽を引き続き味わえる……。

 その誘惑に勝るものなど存在しない……。

 アネルザは、ロウが誘う言葉が耳に入っただけで、ロウが与えるだろう凄まじいほどの恥辱の快楽に期待して、自分の股間が愛液を漏らし始めるのがわかった。

 

 

 *

 

 

「んっ、あああっ、あああっ」

 

 王妃宮の地下の一室に、アネルザの甘い声が響いている。

 一郎は、全裸の王妃が四つん這いにさせて、栗毛の髪を弄りながら、一郎自身の男根を舐めさせていた。

 

「んんっ、はあっ、ああっ、はあっ」

 

 アネルザは四つん這いの姿勢で、犬の首輪をつけた首を小刻みに動かして、丹念に一郎の性器に舌を這わせている。

 顎から下を涎まみれにして口吸いをするアネルザには、怒声ひとつで周囲の者たちを震えあがらせるという傲慢王妃の面影はない。

 

 奴隷に扮してアネルザを強引にサキの仮想空間に連れ込んだ日から、三日目だ。

 その日以来、昼間と夜の一ノス(※一ノス=約50分)ずつ王妃宮にやってきて、アネルザを調教している。

 一ノスといっても、一郎の亜空間術に連れ込んでの調教になるので、そこで一回につき、三日ほどの時間をすごし、現実世界に戻るのだ。

 一郎の亜空間の中では、一郎は時間経過を好みのままに制御できる。それが亜空間術だ。

 だから、これで六回目の亜空間における逢瀬になるのだが、現実世界においては、一郎が王妃アネルザを支配してから、まだ三日目だ。

 しかし、現実世界では六ノスでも、アネルザの体感時間は延べ半月以上になる。

 これだけの時間を連日連夜、アネルザは、一郎による徹底的な調教を受けているのだ。

 アネルザは、決してマゾではなかったが、その王妃が完全に被虐の悦びを開花させるのに、十分な時間だった。

 

 一応は、今日で集中調教の仕上げということになっている。

 もっとも、当然にこれで終わりではなく、これからも、当たり前の日常として、アネルザが一郎に調教をされる日は続くだろう。

 しかし、さすがに、亜空間の中で三日をすごし、現実世界に戻るというやり方は、連発すると、アネルザもそうだが、一郎の負担も小さくない。

 やはり、亜空間時間と現実時間の流れの差異は、極端な違いを付けない方がいいように思う。

 

「コゼ、垂らせ」

 

 一郎は今日の同行者であるコゼに指示した。

 亜空間世界に一郎がアネルザを連れ込んでいるあいだ、一緒に連れてきている三人娘は基本的には、アネルザが準備した客室でお茶や菓子を愉しんでいるが、毎回助手代わりにひとりだけ、一緒に亜空間に連れ込んでいた。

 今回はコゼだ。

 エリカもシャングリアも、一郎の指示には従うが、やはり王妃に対する遠慮というものをそこはかとなく感じる。だが、コゼの場合はまったく遠慮がない。

 容赦なく、アネルザを責めるので、最後の一日である今日は、昼間の部も、今回の夜の部も、一郎はコゼを指名していた。

 

「いくわよ、王妃様」

 

 コゼが持っているのは蝋燭だ。

 その蝋燭が傾き、アネルザの背中にぼたぼたと灼熱の蝋が落ちていく。

 

「ああっ、ああああっ」

 

 アネルザが顔をのけ反らせて、甘い声で泣いた。

 悲鳴ではない。

 快感で悶えているのだ。

 亜空間調教も六回目となると、アネルザはしっかりと嗜虐の苦痛に反応する身体に変わってしまっていた。

 

「アネルザ、気持ちよくなってないで、舐めるんだ」

 

 一郎は怒張でアネルザの頬をぴしゃぴしゃと軽く叩く。

 アネルザの顔が一郎の性器の尖端についているアネルザ自身の唾液と精液の先走り汁で汚れるが、アネルザは気にする様子もない。

 むしろ、うっとりと目を細める。

 再び、口で奉仕する態勢に戻る。

 

「ほら、ほら、次はここよ」

 

 コゼが蝋燭をアネルザの豊かなお尻側に移動する。

 アネルザの双臀にぽたぽたと蝋が落ちる。

 この世界には、SM調教用の低温蝋燭などないから、本物の熱い蝋燭だ。蝋が落ちた場所には、赤いやけどのようなものができているが、それでもアネルザは気持ちよさそうである。

 そう感じるように、徹底的に身体を調教したのだ。

 また、いくら火傷したところで問題はない。

 一郎は、支配した女の身体を淫魔術の力で簡単に治療できるのだ。念じれば、一瞬にして、怪我だろうが、病気だろうが、一郎は女を癒すことができる。

 おかげで、一郎の女たちは誰も彼も、健康そのものだ。

 しかも、染みひとつない美しい肌を保っている。肌艶をよくするのも、「治療」の範疇になるのだ。

 

「ああっ、き、気持ちいいい、コゼ──」

 

 一郎の視界に、コゼがぴったりと尻の亀裂に蝋を垂らしているのがうつる。

 しかし、アネルザは激痛よりも、快感を覚えたようだ。腰を振って悶え泣いている。

 一郎は顔を傾けて、アネルザの四つん這いの股間を覗いた。

 淫具により作っている小さな男根がこれ以上ないほどに勃起している。

 気持ちいいのだろう。

 

「ふふふ、ご主人様、この淫乱王妃様は、秘裂をぱっくりと開けて、膣から蜜を吐き出しましたよ」

 

「気持ちいいみたいだな。一度いかせてやるか。コゼ、搾ってやれ」

 

「はい」

 

 コゼが蝋燭を下に置き、アネルザの後ろに回ると、四つん這いの脚のあいだから手を差し入れる。

 

「ああ、そこは、そこだけは嫌だ。く、狂うのだ」

 

 アネルザが奉仕の口を開いて声をあげた。

 コゼが握ったのは、陰核を魔道で膨張して作りあげている疑似男根だ。

 そこをコゼは擦っているのだ。

 

「だったら、しっかりとご主人様をお慰めしなさい、王妃──。まったく、いつまでも駄目犬なんだから」

 

 コゼがアネルザの股間の「男根」を擦りながら、一度置いた蝋燭を手に取る。

 蝋のしずくがアネルザの菊門に連続で直撃するのがわかった。

 

「んぎいいっ、ああ、いくうううっ」

 

 アネルザが四つん這いのまま小刻みに震えだす。

 そして、大きくぶるりと腰を急激に動かし、すぐにがくりと脱力したようになった。

 白濁液がアネルザの股の下を汚した。

 疑似男根から精を放ったのだ。

 

「ああ、こ、これはもう嫌じゃ……。ここで達すれば達するほどに切なくなる。ロウ、苦しい。後生だ。もう犯してくれ。お願いだ」

 

「仕方ないなあ。本当は命令を実行できないままに、あげないんだけど……」

 

 一郎は苦笑しながら、アネルザの背後に回り込んだ。

 コゼと場所を変わり、膝立ちになって、アネルザの尻たぶの脇を両手で持つ。

 ずぶずぶと亀頭をアネルザの股間に挿し入れていく。

 

「ああっ、き、気持ちいい──。あ、ありがとう、ロウ──。最高だ」

 

 アネルザが背中を弓なりにして吠えた。

 一郎はコゼに、アネルザの前に回るように指示する。

 アネルザもそうだが、一郎もコゼも全裸だ。

 この亜空間に入ったときから、すぐに三人とも素裸になっている。

 

「この後、コゼを犯す。その準備をしろ。コゼを慰めろ──。コゼ、命令だ。王妃に性器を舐めさせるんだ」

 

 すぐにアネルザはコゼの股間を舌で舐めだす。

 代わる代わる三人娘をアネルザの調教に連れ込んだのは、こういうこともして、一郎の女同士で交わることについても抵抗を失わせるためだ。

 しかし、アネルザは、大勢の女奴隷を集めていただけに、女同士の絡みには抵抗はなかったようだ。

 むしろ、男を受け入れることの方がかなりのご無沙汰だったようであり、ちまたで言われているほどには、アネルザも男狂いでもなかったらしい。

 まあ、いまでは、すっかりと、一郎の与える精のとりこにしてやったが……。

 

「あっ、はっ、ああっ、ああっ」

 

 コゼが赤い顔をして悶え始める。

 一郎は本格的に、アネルザを責めることにした。

 アネルザの子宮に亀頭を押し込むように、勢いをつけて律動する。もちろん、アネルザの膣内に感じる赤いもやを抉るようにして、アネルザに最高の快感を与えながらだ。

 

「ああ、ふわあっ、あああ、これはっ、ああ、気持ちいいい」

 

 アネルザがぴんと背筋を伸ばすようにして、大きな嬌声をあげる。

 一郎は激しくアネルザを犯しながら苦笑した。

 

「いちいち、奉仕をやめないんですよ、王妃──。コゼ、顔を押さえつけてやれ」

 

「は、はい」

 

 コゼがアネルザの頭に手を置き、自分の股間にぎゅっと押しつけるようにした。

 しばらくすると、アネルザががくがくと身体を震わせる。

 そして、あっという間に女の股間で達してしまった。

 

「んんんんっ」

 

 コゼに顔を押しつけられたまま、アネルザが吠えるように声を出した。

 一方で、一郎については、まったく変わらぬ調子で律動を継続している。一郎が女を抱くときに、女側が達し続けるのは普通のことだ。

 最近では、どんなに早くても、女が三回目か、四回目に絶頂したときくらいにしか精を放たない。

 ただ、これをすると、女があっという間に失神したように、もう続けられなくなるのが困るのだが……。

 

 結局のところ、一郎がアネルザに精を放ったのは、アネルザが四回目の絶頂をしたときだ。

 アネルザの股間は、一郎の精液に反応したかのように、狂ったようにうごめく。

 そして、貪欲に一郎の精を子宮に納めようとでもするように、蠕動をしている。

 一郎は男根を抜いた。

 アネルザの身体が完全に脱力して横倒しになる。

 

「終わったら、現実空間に戻りますよ、王妃……。さて、じゃあ、コゼ、来い。手伝ってくれたご褒美だ。仰向けになれ」

 

 一郎はアネルザの横にコゼを横たわらせる。

 嬉しそうなコゼが仰向けになると、一郎は淫魔術を遣って、コゼの手首を足首に装着している腕輪とアンクレットを密着させる。

 一郎が贈り物をした装飾具だが、淫魔術が刻まれている拘束具だ。首輪もあり、五個の装飾具を淫気を注ぐことで、好きな組み合わせで密着させることができる。

 いまは、コゼの右手首と右足首、左手首と左足首をそれぞれに密着させた。

 コゼが白い腹を見せて寝る蛙のような恰好になる。

 

「あん、これ、恥ずかしいです、ご主人様」

 

 コゼの顔が真っ赤になった。

 

「どうせ、時間の関係のない亜空間の中だ。コゼもしっかりと犯させてもらうよ。最初に股に三回、次にお尻に三回、そして、口に一回、仕上げにもう一度股間に一回だ。言っておくが、俺が達する回数だからな。コゼがそのあいだ、何回達するか知らん。しっかりと意識を保てよ」

 

 一郎はずぶずぶとコゼの股間に怒張を突きたてた。

 

「ああ、そんなにされるのは怖いです──。で、でも、嬉しいです。コゼはご主人様に滅茶苦茶にされるのが、本当に好きです。ああああっ」

 

 コゼが泣くような声で叫んだ。

 そして、一郎が律動を開始すると、それほどの回数も擦っていないのに、さっそく、一度目の絶頂をしてしまった。

 これは、さっきの回数をこなせるかな?

 一郎は苦笑しながら、コゼの股間に一郎の股間を叩きつけ続けた。

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