【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
コゼが戻ってきた。
ここは、第三神殿内のスクルズの私室だ。
「スクルズは筆頭巫女の執務室ですね。この時間なので廊下を歩いている神官はまばらです。問題なく侵入できると思います。神殿内そのものには、特に警戒の魔道具のようなものはありません」
偵察結果を一郎に伝えると、コゼはその場に気だるそうにしゃがみ込んでしまった。
一郎は苦笑した。
まだ、さっきの性交の余韻が残っているようだ。
ふと見ると、コゼだけでなく、エリカもシャングリアも少し身体がだるそうだ。
それぞれに床にしゃがみ込んで壁にもたれている。
緊張感のない彼女たちの姿に一郎は苦笑してしまった。
すでにかなりの夜更けになる。
部屋には明かりもなく、真っ暗であるが、窓からの月明かりで、なんとか部屋の様子はわかる。
室内は乱れた感じはなく、こっちには朝からずっと戻っていないような感じだ。
さっきのベルズによれば、第三神殿は、近く、死んだ神殿長や副神殿長たちを弔う慰霊祭を行うのだそうだ。スクルズは筆頭巫女として、この神殿では第三位の地位だったが、いまは上ふたりが同時に死んだため、暫定の神殿長代理になっているはずだ。
それで忙しいのだろう。
しかし、いずれにしても、息抜きは必要だ。
まだ、仕事中であろうが、一郎は計画を変更するつもりはない。
一郎は、この私室でスクルズを襲ってレイプするつもりだったので、その場所が執務室になったのはむしろ都合がいい。
しかし、うちの三人娘は、あまりやる気はなさそうな感じだ。
とりあえず、アサシンとしての能力の高いコゼを偵察に行かせたが、いまは待っていたふたりと同じように座り込んでしまった。
ひとりで行くかな……?
そんなことを考えていると、この部屋に誰かが近づくのを魔眼で感じた。
だが、少なくともスクルズの気配ではない。
また、この部屋は、巫女たちの寝泊りする場所の中で突き当りになる。
その人物がここに向かっているのは、この部屋でしかありえない。
「……誰か来る。隠れろ」
一郎は小声で言った。
三人はすぐに反応して、戸棚の陰やカーテンの後ろなどにそれぞれに身を隠した。
さすがに素早い。
さっきまでのだるそうな雰囲気など微塵もない。
一郎も隠れようとして、部屋にやって来る人物の正体がわかって、ほっとした。
「……大丈夫だ……。ミウだった」
一郎はそう言って、扉の横に移動した。
ミウは、あのクライド事件で両親を殺されて、クライドに連れまわされていた十歳の童女であり、スクルズが預かって、神官見習いとしてここで神官修行をすることになった童女だ。
一郎も数回会っているので、ミウであれば、もうすっかりと打ち解けているので問題ない。一郎とスクルズの関係も知っている。
また、ミウは、スクルズ付きの世話係になったと言っていたので、寝所の支度でもしにきたに違いない。
扉が開いた。
手に燭台を持っている。
一郎は、その燭台をさっと取りあげるとともに、片手でミウの身体を横からぎゅっと掴んだ。
「静かにしろ、強盗だ」
腕の中のミウに小声でささやいた。
ミウは一瞬、恐怖に包まれたように目を丸くしたが、相手が一郎だとわかり、すぐににっこりと微笑んだ。
「ロウ様──」
ミウが嬉しそうに叫んだ。
一郎は、微笑んだまま指を立てて、口の前に当てた。
ミウは慌てたように口をつぐむ。
よかった。元気そうだ……。
あの事件で最初に会ったときは、心を失ったように無表情だったが、いまは十歳の童女らしく、ちゃんと喜怒哀楽をしっかりと取り戻している。
まだ、数日だが、ミウがだんだんと立ち直りつつあることを改めて確かめられて一郎も安心した。
ただ、前回に、一郎とスクルズの関係を教えたとき、とても暗い顔になったので、すごく気になっていた。
でも、もう元気そうだ。
よかった。
「……やあ、ミウ」
「元気か?」
「おじゃましてます」
エリカ、シャングリア、コゼがそれぞれに隠れていた場所から姿を現した。
「皆様、こんばんは……。でも、どうしたのですか、こんな時間に……?」
まだ、一郎の腕の中にいるミウが言った。
「なあに、スクルズをレイプしに来たんだよ」
一郎は冗談めかしく応じたが、その直後にしまったと思った。
クライドに両親を殺され、まだ息のある母親の前でクライドにレイプされたミウに、「レイプ」という言葉はご法度だろう……。
一郎は、自分の無神経さに腹が立った。
「まあ、だったら、お呼びしますか?」
だが、ミウは気にした様子もなく、朗らかに応じた。
一郎はほっとした。
いずれにしても、ミウはすでに、一郎が密かにスクルズの「恋人」であることを承知しているから、一郎が「レイプ」といっても、ちょっとした遊びのように思ったのだろう。
だが、そのとき、一郎ははっとした。
魔眼で垣間見れるミウのステータスのうち、性的興奮の度合いを示す「快感値」の数字がさがり始めたのだ。
初期値は「500」だったが、だんだんと数字が降下し、いまは「300」くらいだ。
まさか、十歳で……?
とにかく、一郎は慌てて手を離した。
ミウは顔を赤らめたまま、にこにこと一郎を見ている。
なんだか、あまりにも純真そうなその視線に、逆に一郎の方がたじろいでしまいそうだ。
さらに、ミウのステータスには、もうひとつ驚くことがあった。
魔道遣いのレベルだ。
“ミウ
人間族、女
巫女見習い
年齢10歳
ジョブ
魔道遣い(レベル4)
生命力:30
直接攻撃力:5(素手)
魔道力:***
経験人数
男1
淫乱レベル:C
快感値:300↓”
魔道遣いのレベルが4?
ほんの数日前まで、魔道遣いとしてのジョブはなかったはずであり、この神殿に引き取られてすぐに修行を開始したとしても、数日しか経っていないはずだ。
確かに最初に会ったときに、異常なまでに魔力が高いとは思ったが……。
だが、いまは一郎の魔眼では魔道力が表記されてない。
「では、スクルズ様に皆様が来られたことをお伝えしてきます」
ミウが部屋を出ていこうとした。
一郎は、それを制した。
ミウがきょとんとした顔で一郎を見る。
「スクルズを驚かせたいんだ。俺をこっそりと案内してくれるか、ミウ」
一郎がそう言うと、ミウは「わかりました」と頷いた。
「じゃあ、行ってくる」
そして、一郎は三人娘に声をかけた。
「はい、お気をつけて……」
エリカが三人を代表するように応じた。
そして、小さなあくびを手で隠しながら噛み殺すような仕草をした。
さらに、一郎が部屋を出ていこうとすると、三人はさっきのようにそれぞれに座り込んでしまった。
なんだか笑ってしまった。
ミウの先導で生活居住棟から神官たちが働く施設などがある棟に移る。
そこには、儀礼のためのホールや神官たちの執務室もあり、もちろん、筆頭巫女であるスクルズの執務室もそこだ。
誰にも会うことなく、スクルズの執務室の近くまで辿り着いた。
「お待ちください」
ミウが一郎を待たせて、ひとりで執務室に入っていく。
そして、すぐに出て来た。
「どうぞ、ロウ様。スクルズ様はおひとりです……。では、あたしは、もう自室で休むように命じられたので行きますね……」
ミウがぺこりと頭をさげた。
ふと見ると、ミウは顔を赤らめている。
“ミウ
快感値:200↓”
やっぱり、さっきよりも、快感値がさがっている……。
それがわかって、一郎はちょっと戸惑ってしまった。
まあいい……。
とにかく、今夜はスクルズだ。
「まあ、こんな夜更けにどうしたのですか? 嬉しいですわ。今日はお会いできないと思ってましたから」
一郎が部屋に入っていくと、スクルズはすでに机に向かう椅子から立ちあがっていた。
顔に満面の笑みを浮かべてにこにこしている。
それはともかく、机上には、いくつかの書類の束がある。
やはり、仕事をしていた気配だ。
ただ、忙しくしているような気配も見せずに、にこにこと微笑んでいるのは、やっぱりスクルズらしい。
一郎は机の向こう側に回り込むと、スクルズを抱き締めて、いきなり唇を重ね合わせた。
スクルズは、驚いたような仕草をしたが、すぐに真摯で情熱的な口づけを返してきた。
一郎はいっそうの激しさで唇を擦り合わせながら、スクルズの両手を背中で服のまま水平に重ね合わさせて、淫魔の力で出現させた粘着剤で密着させてしまう。
そのあいだも、しつこいくらいにスクルズの口の中の性感帯を舌先で擦り回す。
だんだんと、スクルズの身体から力が抜けていくのがわかった。
やっと一郎が口を離すと、スクルズは後手に拘束されたまま、ぐったりと一郎の身体にもたれかかってきた。
「はあ、はあ、はあ……」
筆頭巫女の装束を身につけているスクルズは、すでに肩で息をしている。
スクルズが、すでに股間が濡れているほどの興奮に陥ってしまったのは一郎にはわかっている。
エリカ並みに濡れやすいのも、スクルズの特徴だ。
「……用件はね……。スクルズをレイプしにきたんだ」
「レイプ?」
スクルズが顔をあげた。
きょとんとした表情をしている。
一郎は、スクルズを机に向かって立たせると、机の上のものを端に寄せて上半身を押し倒した。
机の大きさは広い。
スクルズの上半身が完全に机に乗る。
一郎は後ろから、スクルズの巫女服のスカートを腰の上までたくしあげて、下着を引き下ろした。
さらに、スカートが下がって来ないように、裾を巫女服の帯に押し込む。
「ロ、ロウ様。こ、ここでは……。か、壁の向こうでは、まだ神官たちが仕事を……」
スクルズが困惑した口調でささやいてきた。
「それがどうかした?」
一郎はスクルズを机に押し倒したまま、うなじや肩に舌で愛撫しながら言った。
スクルズが吐息のようなものを出しながら、くねくねと身体を悶えさせる。
それにしても、スクルズは口先では抗議をするが、抵抗はしてこない。その気になれば、魔道の力で一郎の身体くらい跳ね返せるのだが、そうはしないのだ。
「スクルズが声を出さなければいいんだよ。それで気がつかれずに済む」
一郎はスクルズの耳元でささやいた。
「そ、そうでしょうか……」
スクルズが半信半疑のような応答をする。ちらりと隣室に繋がる扉に視線をやった。やはり気になるのだろう。
「そうだよ。なにか問題が?」
一郎はスクルズの耳元でささやいた。
すると、スクルズの相好が崩れて、にっこりと微笑みが浮かぶ。それだけじゃなく、すごく妖艶な表情にもなった。
どうやら、スイッチが入ったみたいだ。
「そ、そうですね……。そんなに問題ないかも……」
「そうだろう」
一郎はきっぱりと断言すると、机に潰しているかたちになっている乳房の下に両手を差し込んで、服の上から搾りあげるように揉み始める。
たちまちにスクルズがよがり始めた。
「あ、あっ、ああ……。や、やっぱり、だ、だめです……。ロ、ロウ様は……お、お上手なので……あっ、ああっ」
すぐにスクルズの口から甘い声が洩れ始める。
スクルズからすれば、無造作に一郎も揉まれているようでも、一郎はしっかりとスクルズの感じる場所と揉み方を魔眼と淫魔力を駆使して探りながら揉んでいる。
王都一の魔道遣いといえども、生身の若い女であるスクルズが我慢できなくなるのは当然なのだ。
「ぼ、防音の結界を……。ちょ、ちょっとだけ待って……」
スクルズが慌てたように魔道でこの部屋を防音しようとしたのがわかった。だが、魔道の発揮には心の集中を必要とする。一郎に愛撫されながらでは、術が刻めないようだ。
一郎は淫魔術で一時的に、スクルズの魔道力を凍結してしまった。
「な、なにを……?」
スクルズがきょとんとした表情で、下から一郎を見上げる。
「レイプだからね。魔道は禁止だ。犯し終わったら、魔道を戻すよ。それよりも、声が気になるなら、手を自由にしてやるから、自分の口を押さえたらいい」
一郎は粘性物で密着させていた両腕を自由にした。
スクルズが慌てたように、両手で口をぴったりと押さえる。
一郎は背後からスクルズの腰を掴むと、素早くズボンをおろして、勃起させた怒張をスクルズの深い狭間の奥にあてがい、ずぶずぶと押し入っていった。
「んふううっ」
スクルズは両手を口に当てたまま、背を大きく反らせて、かすれるような泣き声を洩らした。
「もっとしっかりと押さえた方がいいんじゃないか? 壁の向こうに聞こえるよ」
一郎は意地悪く耳元でささやいてから、わざと激しく怒張を打ち込んでいく。しかも、淫魔の力で垣間見れるスクルズの膣の中で一番感じる場所を強く擦りながらだ。
「うっ、あっ、はあっ」
必死に声を洩らすまいとしているスクルズの口から、少しずつ露わな声が洩れ出る。その懸命さが一郎の嗜虐心を増幅させる。
一方で、淫らな水音をさせて絡みついてくるスクルズの熱い粘膜は気持ちよかった。
それに、スクルズといえば、いまや王都で誰もが認める魔道遣いの第一人者だ。
なにしろ、一郎の愛人にする前では、一郎だけに覗けるスクルズの魔道遣いレベルは“30”だった。それが一郎が支配することで、いまや“60”だ。
一郎の覗くステータスではただの数字だが、王都にいる魔道遣いたちの中では、この数箇月のスクルズの魔道遣いとしての能力の向上は神がかり的でもあるらしい。
これについて思うのは、以前にも、スクルズ自身も口にしていたと思うが、魔道遣いが唱える「魔力」と一郎のような淫魔師が遣う「淫気」は実は同じ性質のものではないかと思うのだ。
その証拠に、実のところ、魔道遣いというのは、性的に淫乱である方が、高等の魔道遣いである傾向にあるらしい。
つまりは、魔道遣い……魔道師とも称するが、男であろうと、女であろうと、好色である方が優れた魔道を発揮できるというのだ。
スクルズも、このところ、そんなことを仄めかし始めた。
とにかく、もともと、王都一の呼び声もあったが、いまや、第三神殿のスクルズといえば、美貌の神殿巫女というだけではなく、宮廷魔道長も遥かに及ばない魔道遣いの第一人者という評判が定着しつつあるようだ。
いずれにしても、それほどの女をこうやって、ごっこ遊びとはいえ、レイプまがいのやり方で好き放題にできるというのは、実に心地いい。
「んんっ、んん、んああっ、い、いきます……いきそうです……」
スクルズが腰をさらに激しく動かし始めた。
確かに、ステータスでもスクルズがそろそろ極まっていることがわかる。
一郎は猛然と服の上から乳房を掴み揉んで、熱く熟れているスクルズの尻の奥に怒張を突きあげた。
そのとき、扉が外から叩かれた。
はっとした。
一郎もスクルズに夢中で気を取られていたために気がつくのが遅れたが、男の神官だ。
スクルズも気がついた。
しかも、そのまま入って来そうな気配だ。
さすがに、一郎も腰の動きを止めた。
「ま、待って──。は、入ってはいけません。いまは、新しい魔道の実験中なんです。そこで待って」
スクルズが咄嗟に叫んだ。
「は、はい」
扉の向こうの男の神官が入って来るのをやめた。
とりあえず、一郎はほっとした。
一郎に怒張を貫かれたままのスクルズも安堵の顔をしている。
だが、同時に例によって、一郎の心に悪戯心が芽生えた。
「……じゃあ、用件を訊いて指示をしてあげてよ。俺は構わないから……」
一郎はささやいた。
「こ、このまま……?」
スクルズは当惑した表情になった。
なにしろ、スクルズの股間には、勃起した一郎の一物が深々と入っている。
「……魔道を戻すよ。だから、いうことをきくんだよ。さもないと……」
魔道力の凍結を解除するとともに、一郎はわざとスクルズの恥毛に手をやって、脅して引っ張るような仕草をした。
すると、慌てたように、スクルズは「言玉」を扉の向こうに飛ばした。
「言玉」とは、離れた場所の相手と会話をすることのできる魔道の煙の玉であり、一郎の元の世界における「電話」と同じようなものだ。
「あっ、で、では、用件を……」
目の前には丸い煙の塊のような「言玉」が浮かんでいるが、そこから男の声が流れ出した。
その神官は、扉の向こうの神官の前に、スクルズの「言玉」がやってきたので、それを使って話をしろというスクルズの指示を理解したに違いない。
男神官の声が喋り続ける。
どうやら、慰霊祭のときの進行手順について、複数の指示書で食い違いがあり、それを確認しに来たようだ。
その神官が扉の向こうにしっかりと立っているのは、もはや一郎も魔眼で承知している。
「……そ、それについては……」
話に耳を傾けていたスクルズが再び、言玉で返事を始める。
一郎はすかさず、静止していた怒張をゆっくりと動かしだした。
「ううっ、ま、待って──」
スクルズが手を振った。
一瞬で言玉が消滅する。
「……お、お願いです……。い、いまは許してください……」
スクルズが眉間に皺を寄せて小声でささやく。
「でも、俺は動かしたいんだよ。早く指示を終わらせて、追い払ってくれればいい」
そして、今度は本当に恥毛を一本掴んで掴んで強く引いた。
「ううっ」
スクルズが顔をしかめて、大きな声をあげた。
「ど、どうかしましたか──?」
スクルズの悲鳴を耳にして、扉の向こうの神官が、言玉ではなく扉越しに大声で叫んだ。
「な、なんでもないんです。指示を出します」
スクルズが怒鳴り声のような声をあげるとともに、もう一度言玉を投げた。
神官が入って来ないようにするためだろう。
「んっ……んあ……。い、いいですか……。そ、それは……」
スクルズが言玉に語り始める。
すると、一郎はまたもやゆっくりだが怒張を動かし始める。
さすがに、スクルズが我慢できるぎりぎりのところで抑えているものの、スクルズも息を整えながら、こっちの様子を悟られまいと懸命だ。
一郎はその苦悶の仕草と声が愉しくて仕方がない。
だが、本当にスクルズが耐えられなくて、はしたない声をあげてしまって、あの扉を開けられれば、スクルズも一郎も破滅だ。
そのぎりぎりのところで、スクルズをいたぶるのだ。
なかなかにスリルのある遊びで面白い……。
スクルズは一郎に犯されながら、必死に指示を出し続けた。
時折戻ってくる言玉からの神官の返事には、ちょっと不審気な響きもあるが、それでも、まさかここでスクルズが男と性交を行っているとまでは思っていないだろう。
一郎は片手については、さっきと同じように乳房を揉んでいたが、片手はしっかりと恥毛に当てていた。
その指をスクルズの陰核に移動させて、ぐいと押す。
「はううっ」
噛み殺した悲鳴と同時に言玉が消えた。
声が伝わらないように自ら消したのか、噴きあがった淫情で集中が途切れて消えてしまったのかは知らない。
だが、スクルズは顔を後ろに回して、涙ぐんで首を激しく横に振り、一郎になにかを訴える視線をする。
しかし、一郎は許さない。
じっくりと腰を前後させて、じわじわとスクルズをいたぶり続けるだけだ。
スクルズは諦めた感じで、息を引くような溜息をすると、言玉をもう一度出し、続きの言葉を伝えた。
最後に、しばらく誰も入って来ないようにと付け加えてから言玉を消した。
やっと神官が扉の向こうから離れていく気配がした。
「あ、ああ、い、意地悪です、ロウ様……」
目に涙をいっぱいに溜めたスクルズが一郎を恨めしそうな顔をして見た。
「性分でね」
一郎はそう言うと、今度こそ、本格的な抽送に移った。
すぐにスクルズがよがり始める。
やがて、ぶるぶると全身を震わせて絶頂した。
一郎はそのスクルズの股間に、精の迸りを一射、二射と注ぎ込んだ。
スクルズの股間から一物を抜いたときには、スクルズは精根尽きたような感じになっていた。
「ふ、ふう……。ほ、本当にロウ様は鬼畜です……。わたしは肝が冷えました……」
スクルズはスカートの裾を帯に押し込まれて尻をめくりあげた格好のまま、脱力してぺたりとお尻を床につけた。
「だって今夜はレイプだよ。怖がらせないとレイプにはならないだろう」
一郎は服装を整えながらうそぶいた。
そして、まだ腰が抜けたようになっているスクルズのスカートをとりあえずおろしてやる。また、床に下着が丸まって落ちていたので、それを拾って渡した。
「そういえば、あのミウですが大した成長だね。まだ、数日しか経ってないのに、魔道遣いとして驚くべき成長だ。どんな修行をしたんだ?」
一郎は訊ねた。
すると、スクルズは驚いた表情になった。
「えっ、ミウにはわたしの前以外で魔道を遣うことはまだ禁止しているのです。魔力が安定していなくて、まだ、時折暴走したようになり危険なのですよ……。それにもかかわらず、ミウはロウ殿の前でなにかの魔道を遣ったのですか?」
スクルズは眉間に皺を寄せた。
一郎は慌てて、それを否定した。
ミウのことはなにも言わず、ただ、わかっただけだと言った。
スクルズは不思議そうな顔をしたが、とりあえず納得した。
「……そうですか……。確かに、ミウは魔道遣いとして大きな才能があるかもしれません。逸材です。いままで埋もれていたなんて信じられないほど……。でも、このままでは……。そうですねえ……。もしかしたら、ロウ様にそれについて相談するかもしれません……」
スクルズがまるでひとり言のような口調で呟いた。
一郎はさらにミウについて、スクルズが言及するのを待っていたが、これ以上はなにも語るつもりはないようだ。
一郎はミウについての話題を終えることにした。
そして、明日、内輪のパーティを屋敷でするということをスクルズに説明した。
「……そうですか……。でも、このところ忙しくて。丸一日、神殿を空けるというわけには……」
スクルズは困ったような表情になった。
一郎は頷いた。
無理矢理にでも誘おうと思ったが、無理して来られるようなら、スクルズは来る。
スクルズが難しいと口にするのであれば、本当に明日屋敷を訪問するのは難しいのだろう。
「……わかったよ。じゃあ、スクルズは勘弁してあげるよ。その代わり、朝一だけはお願いするよ。明日の早朝に、姫様とシャーラのいる宮殿施設内の小離宮に侵入して、ふたりをレイプします。それだけは手伝ってくれ」
一郎は言った。
「姫様? イザベラ王女殿下のことですか? レイプ? まあまあ……」
スクルズは目を丸くしている。
「その後で、おマアにも呼ばれていてね。そっちは帰りに送って欲しいんだ」
「まあ、ロウ様もお忙しいんですね。もちろん、ご一緒します」
スクルズがにこにこと微笑んだ。
「とにかく、頼んだよ、スクルズ」
「はあい」
スクルズがおどけて笑った。そして、魔道の杖を手に取る。
とりあえず、一郎を移動術、つまり、瞬間転送で送り届けるためだろう。
一郎は、スクルズの私室に、エリカたち三人が待っていると伝えた。
「そうですか……。では、そっちにお送りします。そこからは、移動ポッドでよろしいですね。それと、今夜は本当にありがとうございました」
スクルズがまた微笑んだ。
別に礼を言われることではないのだがなあ……。
ただ、突然に神殿に押しかけて、ほかの神官が壁一枚向こうにいる場所で、鬼畜にスクルズを犯しただけだ。
まあいい……。
一郎は、愉しんだお礼に、スクルズの口に唇を当てて口づけをした。
するとスクルズは、魔道を刻む手を休め、嬉しそうに一郎の口づけを返し、ちょっとだけ興奮したように舌を一郎の口に差し込んできた。