【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
女たちから悲鳴があがったが、とりわけ、イザベラとシャーラの声が大きかった。
現れたのは、一郎がこの仮想空間に待機させていた最後の女ふたりである。もちろん、ふたりのうちのひとりはハロンドール王国の正王妃であり、イザベラの義理の母親になるアネルザである。もうひとりは妖魔将軍ことサキだ。
それはともかく、女たちの驚きの大部分はアネルザである。
なにしろ、アネルザは素っ裸だ。
さらに、アネルザの目にはしっかりと目隠しをしている。また、ついでに聴覚も、いまはサキと一郎の声以外は遮断されるようにサキの力で細工をさせていた。
そして、両手は一郎の粘着物で腰の後ろで腕を水平に重ねて、後に拘束している。
圧巻なのは股間だ。
アネルザの股間には、一郎の性調教と淫魔術を駆使した「疑似男根」があり、実は陰核を肥大化させたものなのだが、六、七歳の男児程度の大きさとかたちをしており、しっかりと亀頭もあって尿道口も存在する。
一郎は、その疑似男根の根元に金属のリングを嵌めていて、リングに繋がった鎖を引っ張って、サキにアネルザを連れて来させたのだ。
狂気じみた短気で有名な正王妃の変わり果てた姿に、女たちが騒然となるのは当たり前だ。
また、サキは頭の角も房耳も消し、妖魔らしい外見を完全になくして、人間族の絶世の美女の姿になっていた。
服装は一郎の感覚だと水着のような革のボンデージスーツだ。この世界だと、そんな服装は人族はしないので、それだけでかなり破廉恥な格好だと見なされると思う。
サキのことは三人娘以外は知らない。
とにかく、アネルザについては、一郎が王妃を性奴隷にしていることは、知っている者は半分というところだが、どんな扱いをしているかを承知していたのは、やはり三人娘くらいだ。
アネルザの登場と哀れな姿に、ミランダとスクルズとベルズは、口を大きく開いてあんぐりしているし、イザベラとシャーラに至っては、衝撃のあまり思わずふたりで抱きつき合っている。
「サ、サキ、どこに連れていくのだ? も、もしかして、誰かおるのか? ね、ねえ、なんとか言ってくれ」
アネルザが不安そうな声をあげた。
「ふふふ、もちろん、お前のご主人様のところだ。半日愉しかったが、やっぱり調教を受けるのは、
サキがわざとアネルザの擬似ペニスに繋がった鎖をぐいと引っ張って揺する。
「ひ、ひいっ、や、やめてくれ。い、いい加減にせい、サキ。ロ、ロウ、そこにおるのか? 一体全体、今度はなにさせるつもりだ。いい加減に解放してくれ。いつまでわたしを拘束するのだ?」
「いつまでだって、いいだろう、アネルザ。お前は、黙って言うとおりにしていればいいんだ。ところで、俺が戻るまでペニスをずっと勃起させておけと命じただろう。萎えてるじゃないか」
アネルザの擬似ペニスは、根元を縛られて半勃ちというところだったが、完全に勃起するには至っていない。
昨日の昼間から誘拐同然に仮想空間に連れ込んだものの、サキには本格的に責めることは許可してない。一ノスに一回の割りで射精させるように指示したくらいだ。
今朝は、朝起こしてからはなにもさせてないはずなので、欲情状態とはいえないのだろう。
「お、おう、ロウか……。だ、だが、ずっと王妃宮を開けっ放しだ。大丈夫なのか? 調教は嬉しいが、お前に迷惑が……」
「問題ないよ。サキに処置させている。大きな声じゃ言えないけど、身代わりを立ててる。心置きなく遊んでいってくれ」
身代わりというのは、サキに連れてきてもらった物真似妖魔だ。知能は低いが姿や声をそっくりになれる妖魔だそうだ。一郎もちらりと見たが、確かにアネルザにそっくりだった。宮廷に妖魔を連れ込むなど、どうなるか多少心配だったが、いまのところ、ばれてもいないし、騒ぎにもなっていないようだ。
「み、身代わり?」
「いいから。それよりも勃起だ。ほら、アネルザは俺のなんだ? 大きな声でみんなに言うんだ」
サキからアネルザの股間に繋がっている鎖を受け取った一郎は、さっきのサキよりもわざと男根の根元に繋がっている鎖を乱暴に引いてアネルザに悲鳴をあげさせ、さらに男根を手で掴むとごしごしと擦ってやった。
アネルザの疑似男根が逞しく勃起する。
「み、みんなだと……? うわっ、あっ、いやあっ」
「いいから、質問に答えろ。アネルザ、お前は俺のなんだ?」
「あ、ああ……。そ、そこはもう刺激しないでくれ……。わ、わたしはロウの性奴隷じゃ。な、なにをされても文句を口にしてははならん淫乱奴隷じゃ。だ、だが、周りに誰がおるのか、それだけは教えておくれ。ああっ、あっ、だ、だめ、ああっ」
男根を刺激されるアネルザが腰を左右に振って悶える。
だが、一郎は鎖を思い切り引っ張り、さらに腰を前に突き出すような姿勢にさせる。
一郎はちらりと女たちを見た。
圧倒されて、誰も彼も唖然としている。
「俺の性奴隷たちがいる。お前の仲間だ。まずは、挨拶代わりに、男の性器で射精するところを見せてやれ」
「あっ、ああっ、も、もう、そ、そっちはやめてくれ。そっちでいくと、かえってもどかしい気持ちが大きくなって苦しくなるのだ。や、やめておくれ、ロウ。せ、せめて、女側をいじってくれ」
アネルザが泣き声をあげて身体を震わせる。
「股を責めて欲しいとは、淫乱な雌犬だなあ。だけど、まずはここだ。いいから、射精しろ」
一郎はアネルザの股間の男根を擦りまくった。
アネルザは全身を真っ赤にして腰を引き、「あっ、あっ」と声をあげる。一郎はすかさず鎖を引いて、腰を無理矢理に突き出させて、またアネルザに悲鳴をあげさせた。
「や、やめるのよ、ロウ──。ちょ、ちょっと、まさか、あんた、いつも王妃殿下にもこんなことをしていたの? あんた、これがどういうことかわかっているの?」
やっと我に返ったようなミランダが叫んだ。
その顔はさっきまでの欲情が嘘のように真っ蒼だ。
「ロウ殿……。まさか、王妃様を……。これは王陛下への不敬にもなるぞ。アネルザ王妃は陛下の大切な正王妃で……」
ベルズも怯えたように言った。
本来、この国の世界の者ではない一郎には、王妃を性奴隷にしてしまうということが、どれくらい許されない行為なのかということは、正直わかっていないが、ミランダにもベルズにも、一郎に対する非難の感情のようなものが、急に心に膨れて沸き起こったのがわかった。
「なにが大切なだよ。自分は後宮に愛妾を集めまくって、こんなにいい女をほったらかしの駄目夫じゃないか。王妃が愛人を作っても構うものか」
「だ、だが……」
ベルズが絶句してしまった。
すると、スクルズがにこにこしながら口を開く。
「……でも、ベルズ……。王女騎士創設についてのことや、王太子問題について、急に王妃殿下の態度がお変わりになったのは、こういうことだったのよ。ロウ様のおかげなのよ」
スクルズがいつもの微笑みを満面に浮かべて言った。
ミランダが驚いたようにスクルズに視線を向け、そして、一郎を睨んだ。
「そ、そういえば、あんたって、王妃様に取り入ることに成功したみたいなことを仄めかしてたけど……。つまり、それって……」
ミランダは唖然としている。
「俺のやることなんて、察しはつくだろう、ミランダ。それとも、いくら俺でも、王妃様に乱暴なことはするわけないと思っていたのか?」
一郎はアネルザの勃起男根をしごきながら笑った。
ただ、さっきから、長くしごくわりには射精に至らないのは、一郎がうまく調整してるからだ。
しかし、その分、アネルザも苦しいはずだ。
いまや、擬似ペニスはぱんぱんに膨らんでいる。
「あっ、ああっ……。た、頼む。後生だ。ミランダがおるのか、ロウ? そ、そこには誰がいるのだ? 頼む、教えてくれ。エリカ殿たちだけじゃないのか?」
アネルザが激しく狼狽した声をあげた。
「わたしたちの声は王妃殿には、聞こえていないのですね?」
スクルズが冷静な声で言った。
「……アネルザを驚かせようと思ってね」
一郎はにやりと笑みをスクルズに向けた。
そして、アネルザの耳元に口を近づける。
「……おう、ミランダもいるぞ。もちろん、いつもの三人娘もいる。ほかにもたくさんいる。集まっている女を見て、腰を抜かすなよ」
「そ、そんな……。お前にはいつも驚かされるが……」
アネルザが悶えだす。
そして、全身を真っ赤にして、絶頂寸前のもどかしさの苦しみと戦っている。
「ロ、ロウ、も、もうやめなさいよ。な、なんのつもりよ。ベルズの言ったとおりよ。これは大変な不敬罪よ──。王妃を……王妃殿下を寝取るなんて……。王妃は国王陛下の……」
ミランダが慌てたような口調で言った。
「そんなことはわかっていると言ったよ、ミランダ。でも、それがどうかしたの?」
一郎は笑った。
すると、ミランダは三人娘をきっと睨んだ。
「あ、あんたたちも、これは承知のことね。あ、あんたたちは、もっと常識があると思っていたわ。どうして、ロウを止めないのよ」
ミランダが怒鳴った。
すると、コゼが大きく鼻を鳴らして、口を開いた。
「常識ってなによ、ミランダ。アネルザ殿下は、望んで、ご主人様の性奴隷になったのよ。そりゃあ、最初は強引だっけど、全体的に見れば、アネルザ様は、ご主人様の手管にすぐに落ちたわ。いまでは、ご主人様がいなければ、生きていけないくらいに、たらし込まれてんじゃないのかな」
「まあ、わたしも最初は驚いたし、抵抗もあったが、アネルザ殿下は、ロウを受け入れ、わたしたちも受け入れた。これは仕方ないことだ、ミランダ」
「まあ、そういうことです……。それにスクルズも言いましたが、ロウ様がアネルザ殿下を屈服させたことで、かなり状況が好転したとも思います。わたしは、必要なことだったと考えています」
コゼに続いて、シャングリアとエリカもあっけらかんと言った。
ミランダは唖然としている。
「ミランダ、王妃もあたしも、すっかりとロウ殿に手懐けられた。もう、あたしはロウ殿から離れられん。それは王妃も同じなのだろさ」
すると、さらにマアが微笑みながら言った。
「ミランダとやら、お前はなにを文句を言っているのだ? 主殿はわしのご主人様だぞ。人族の王妃がどうしたというのだ。わしの主殿が、たかだか人族の王や王妃ごときに遠慮などせんわ。つべこべ言うと、首をもぐぞ」
すると、ロウの横で腕組みをして静観していたサキが突然に怒鳴り声をあげた。
一郎は苦笑してしまった。
「お前は誰よ――? ねえ、ロウ、なんか禍々しい気を発する女だけど、ただの女じゃないわね?」
ミランダがサキと一郎を交互に睨む。
「わしのことをお前と抜かしたか、ドワフ。許さんぞ――」
サキの全身から小さな衝撃波のようなものが発散して、部屋全体が揺れる。
全員がびっくりした顔になった。
一郎は嘆息した。
「サキ、俺はしっかりとこの国の権威には敬意を払ってるよ。それよりも、この仮想空間の権限を俺に委譲するんだ。お前も支配下に入れ。これから先、お前の全ての能力は凍結する。許可なく、能力の行使も禁止だ。俺の女を傷つけることも、脅すこともな」
「わかった……」
サキの能力が凍結し、さらにこの仮想空間を自由にする力が一時的に委譲してきたのがわかった。
これで、一時的にだが、サキが準備したこの仮想空間は、一郎の想像の赴くままだ。
「ミランダにも、みんなにも、サキは後で紹介する。その前に王妃様だ。そろそろ、焦らすのも限界だ」
一郎はアネルザに与える刺激を変化させた。
射精に導くものに変えたのだ。
アネルザの身体を震えが大きくなる。
「あっ、ああっ、だ、だめ、出るうっ」
アネルザの腰がぶるぶると震えて、疑似男根の亀頭から白濁液が飛び出した。
床にアネルザの精が飛び散ったが、アネルザの男根は一瞬萎えてから、また勃起を取り戻す。
これはアネルザの小さな男根の根元に嵌めているリングの効果だ。
射精の気持ちよさは一瞬で過ぎ去り、すぐに、達したのに達していないようなもどかしさが続くのだ。
結局、男の性器でいくら達しても、満足は得られず、絶頂に対する飢餓感だけが残るという仕掛けだ。この飢餓感は女の性器に快感を与えられない限り、癒えることはない。この仕掛けについてだけは、いつもはアネルザ泣き叫ぶ。
「あ、ああ……。ロ、ロウは残酷じゃ……。こ、こんな苦しみをわたしにいつまで与え続けるのじゃ。も、もう解放してくれ……。た、頼むから女の方に……」
アネルザがもどかし気に腰を震わせた。
一郎は、再びアネルザの男根に手をやってしごきだした。
「いつまで与えようが俺の勝手だろう、アネルザ? 俺に指図をするなんて、まだまだ性奴隷の自覚が足りないな」
「あ、ああ、も、もう……。す、すまんかった……。わ、わたしは、そなたの性奴隷じゃ……。あ、ああっ、ああああっ」
アネルザはあっという間に二度目の精を男根から放った。
だが、射精すればするほど、女の快感に対する飢餓感に襲われることになり、アネルザはすすり泣くような声をあげた。
一郎が冷酷にアネルザを責める様子を呆然と見ていた一同は、もはや言葉もなく静まり返っている。
サキと三人娘だけは別だが……。
ともかく、亜空間術や仮想空間術を駆使した長い調教を受けているアネルザは、いまはすっかりと一郎に従順な性奴隷だ。
最初にあった気の強い嗜虐癖の名残りなどまったくない。
一郎によって、被虐の快感に芯から染められた雌犬である。
ミランダやベルズは、アネルザに対する一郎の仕打ちに、恐れおののいている様子だが、もはや、一郎がアネルザから手を引けば、困るのはアネルザの方だろう。
もう、アネルザは、一郎から与えられる被虐の快楽なしにでは生きてはいけない身体になっている。
いまや、アネルザは一郎の言いなりだ。
一郎は、アネルザの聴覚を平常な状態に回復させるとともに、施していた目隠しを外した。
「あ、ああ、こ、これは……。ひっ、ひいいっ」
アネルザは、少しのあいだ、ぼんやりとしていたが、すぐに集まっている女たちの顔ぶれに接して、奇声をあげた。
そして、とっさにしゃがみ込んで裸身を隠そうとする。
だが、それは一郎が手にしている鎖で阻まれた。
「で、殿下、あ、あの……」
ミランダが、慌てたように、腰をもじつかせながら前に出て来た。
ミランダとしては、自分が年長者であり、アネルザに対応しなければならないと思ったのだろうが、股間に食い込んでいる布瘤の刺激でどうしても腰を引いてしまう感じになっている。
一郎はミランダの苦悶の表情ににんまりしてしまった。
「……ミランダ、彼女はただのアネルザだ──。ここにいるのは、王妃殿でもなんでもない。ひとりの女であるアネルザであり、俺の愛人だ……。それと、みんなに、このサキも紹介する。やはり、彼女も俺の愛人であり、みんなの仲間のひとりだ。サキ、挨拶しろ」
一郎は指を鳴らした。
譲渡された仮想空間を自由にする能力により、サキを一瞬して全裸にした。それだけでなく、両手を縄で後手縛りの状態する。
「うわっ、な、なんだ?」
いきなり、全裸にされ、しかも縄掛けされてしまい、サキが狼狽する。
一郎はサキの腕の縄を掴んで引き寄せると、思い切り平手で尻たぶを打った。
「んぎいっ、な、なんじゃ――」
「なんだじゃない――。挨拶だと言っただろう」
さらに、もう一発打つ。
サキが顔をしかめた。
「わ、わかった。わ、わしは妖魔将軍と呼ばれておるサキだ。ここにいる主殿に手懐けられた妖魔だ」
騒然となった。
ふと全員を見たが、一部を除いて顔に驚愕と嫌悪が浮かんでいる。しかし、思ったよりも激しいものじゃない。
妖魔とは名乗ったが、いまのサキの見た目は人間族の美女の姿だ。いきなり、妖魔といっても半信半疑という感じなのだろう。
「サキは偶然に俺と知り合い、縁があって俺の女にした。紹介のために連れてきたが、普段は妖魔の世界である仮想空間と称している異界側にいる。俺が呼んだから出てきたが、俺の愛人というだけの存在だ。俺との関わり以外に人族には関与しない」
本当は、みんながいるここが、すでに異界側なのだが、まあ、本当のことを説明する必要はないだろう。
それはともかく、この世界の人族と妖魔、すなわち、魔族との関係は複雑だ。
かつては人族と魔族は、すべての種族の発祥の地とされるナタルの森で共存していたらしいが、冥王戦争という世界を二分する戦いがあり、敗北した冥王という魔族の支配者は、多くの魔族の眷属とともに、深い異界の果てに完全に封印されてしまったという。
しかし、その冥王戦争は全ての魔族が冥王に加担したわけじゃなく、人族とともに戦った魔族もいたのだそうだ。
だが、その人族に協力した魔族の一族も、紆余曲折の末に人族の世界から離れることを余儀なくされ、人族の世界と行き来のできる別の異界に移住をしたのだ。
こっちの魔族は、妖魔と区分されて呼ばれ、冥王に従った魔族たちほど忌避されてないが、やはり嫌悪の対象である。
「じゃ、じゃあ、ほんとに妖魔……」
ミランダを始め女たちが眼を見開いている。
一郎は女たちの感情に触れた。
性奴隷の刻みをしている女に限り、一郎は彼女たちの感情に触れることも、ある程度動かすことも可能なのだ。
サキの存在を知らなかった女たちは、ほどんど一様に驚愕している様子だったが、もちろん、三人娘はサキのことを知っているので、まったく動揺はない。
面白いのはスクルズで、最初はほかの女と同様に、サキに対する恐怖のような感情が発生したが、すぐに消えて、サキを認めるような感情に変化した。
さすがにスクルズだ。
一郎のやることへの寛容さは、群を抜いている。
とりあえず、一郎はサキに対する感情を強引に調整した。
なんとか全員がサキを受け入れる感じになる。強い操りは本来の心に影響を与えることがあるが、いまはそれほどでもない。
とりあえず、半分終わりだ。
「……もう一度言う。ここにいるのは、俺の性奴隷にしたアネルザという女であり、サキだ。これまでのことから、アネルザにはわだかまりもあるかもしれないし、女妖魔など受け入れられないかもしれない。しかし、俺の愛人ということで、ここにいる女はすべて平等だ。それ以外の感情を持つことは許さん。そのために今日の催しを企画した……。まずは、ふたりを仲間として受け入れる証として、ここに来て、ひとりずつアネルザの男根を舐めて挨拶をしてもらう。サキには股間をいたぶってやれ。全員だぞ」
一郎ははっきりと言った。
「なに?」
「な、なんだと、主殿――」
アネルザとサキが同時に声をあげた。
「うるさい――。文句あるのか、お前たち」
一郎はふたりの尻を同時に叩く。
「ひいっ」
「うぐっ」
もう一度ひっぱたく。
今度は、ふたりとも黙って歯噛みした。
次いで、全員の感情を、もう一度確認する。
サキにはもう大きな感情はない。
アネルザに対しては、まだシャーラが強い敵愾心を持つ感情を抱いていた。
さっきから驚きの方が上回って、それは表には出てきていないが、アネルザに強い敵意を抱いていて、それは厳然たるものだった。
一郎は淫魔師の力でそれを小さくし、逆に一郎の言葉に対する信頼感……、それを通じたアネルザを受け入れる心を強くしてやる。
それに応じて、シャーラの顔が心なしが和やかなものになった。
今度も感情操作による大きなシャーラの動揺もないようだ。もともと、なんだかんだで、サキにしても、アネルザにしても、一郎の言葉を受け入れるという感情の方が全員が強いのだ。
一郎は安堵した。
また、ほかの者は、あえて感情操作までをする必要はない。
イザベラについても、すでにアネルザを受け入れるつもりになっている。
もともと、思考が単純で、物事に対する屈託が少ないので、一郎の企てで、全員が素裸同然の破廉恥な状況にいるということが、イザベラの判断力を麻痺させているような感じだ。
ミランダも口では一郎に対して常識論を唱えるが、内心では納得もしかけている。
そのとき、赤い顔をしたひとりの女がさっと前に出てきた。
「……アネルザ様、スクルズです……。どうか、改めて、お仲間とお認めください」
挨拶をしろという一郎の言葉に、最初に反応してくれたのはスクルズだった。
スクルズはこれまでの経緯で、一郎が支配してからのアネルザとの面識がある。だから、最初に出てきてくれたのだろう
アネルザの前に両膝とつくと、小さな口をいっぱいに開いて、アネルザの疑似男根を咥えた。
敬虔な筆頭巫女の破廉恥な姿にアネルザは面食らうとともに、一郎の言葉に諾々と従って、アネルザの男根を躊躇なく口に含むスクルズに、アネルザは目を白黒している。
「あっ、ああっ、んんっ」
アネルザが、スクルズの舌で責められて甘い声でよがる。
ほどほどで一郎は、スクルズの肩を叩いて合図した。スクルズが立ちあがって、サキの側に移動する。
「王都の神殿で巫女をしておりますスクルズです。今後ともよろしくお願いします、サキさん」
アネルザの隣に立たせた後手縛りのサキの股間に、スクルズが手を伸ばした。
一郎はサキの股間の感度を二十倍ほど高めてやった。
「んふっ、うわっ、な、なんじゃ?」
サキが腰を抜かしかけたみたいになった。
しばらくスクルズにサキをいたぶらせてから、スクルズにまた合図する。スクルズが愛撫を中断する。
「な、なんだ……。なんで……。そんなに大したことのない愛撫ごときに、わしが……」
愛撫から解放されたサキが荒い息をして、内腿を擦り寄せるような仕草をする。すでにたっぷりと蜜を股で吐いていた。さすがに二十倍感度は効くようだ。
スクルズがベルズとウルズを手招きをして呼んだ。
ベルズは躊躇しながら……。
ウルズは一度一郎の顔を確かめ、一郎が頷くと、にこにこしながら寄って来た。
ふたりは、まずはアネルザの前に立つ。
「ベ、ベルズです……」
ベルズはそれだけを口にして頭をさげた。
かなり緊張しているようだ。
「ウルズだよ」
一方でウルズは無邪気な笑みをアネルザに向ける。
アネルザはちょっと驚いている。
「……ウルズは、故あって、人生をもう一度やり直しているところなのです……」
スクルズがそっと言った。
「……話には耳に……。そ、そうか……」
アネルザは頷いた。
「……アネルザ、股を開けよ」
一郎はアネルザに声をかけてから、アネルザの尻の穴に指を深々と挿し入れた。
すでにすっかりと尻穴も調教をしている。
一郎は挿し込んだ指を曲げると、赤いもやのある性感帯をかきまわした。
「ひっ、いやっ、か、感じる」
アネルザが身悶えした。
「スクルズも参加して、もう一度アネルザを愛撫だ。三人でアネルザの男の部分も女の部分も刺激してやれ」
一郎は、女神官三人にアネルザの女の部分を舌で愛撫するように指示した。
「ひっ、ひいっ」
アネルザが大きな声をあげてよがり狂った。
「次はサキにだ」
アネルザが終わると、またサキに舌責めを指示する。
「うわっ、なんで、こんなに?」
やはり、サキは一郎に感度をあげられたのがわからなかったようだ。感じすぎる自分の身体に、しきりに狼狽している。
一郎は、ある程度サキが追い詰められたところで、サキへの奉仕をやめさせた。
サキががくりと膝を前に折る。
一郎は全員を見た。
「ここにいる女たちの境遇や身分はさまざまだが、いまここでは、それを斟酌することは禁止する。この場では、王族も貴族も庶民も元奴隷も……、人間もエルフもドワフも妖魔も……一切が関係ない。肩書も地位も忘れろ。全員が俺の女だ。そして、仲間だ。それだけを認識しろ」
一郎は大きな声で言った。
全員がなんとなく納得したような顔になる。
一郎はいつもの三人娘と交代させた。
三人がアネルザとサキの股間を舐め始める。
コゼがアネルザ男の部分を受け持ち、シャングリアは前を、エリカにはサキの女陰を舌で奉仕させる。
「んはあっ――。い、いい……。ああっ、あああっ」
「んほおおっ」
アネルザとサキが激しく反応する。
ある程度やったら、場所を回転させる。
そうやって、ローテーションで相手をさせた。
「おおおおっ」
やがて、アネルザは雄叫びのような声をあげて、女の側での最初の絶頂をした。
「次──。シルキーとミランダとおマアだ。来いよ」
一郎は、次の三人に声をかけた。
ミランダも、もはや、なにも言うつもりはないようだ。大人しくやって来る。
「ミランダです……」
「屋敷妖精のシルキーです、アネルザ様、そして、ごきげんよう、サキ様」
「大変だな、王妃……。それと、はじめましてだな、サキ殿。この歳で妖魔の友人ができるとは思わんかったよ。ロウ殿の性奴隷になるというのは、なかなかに愉快だ」
三人がアネルザに近づく。マアについては、アネルザはすでに老いた姿といまの若い姿の両方を知っている。
「女豪商マアに加えて、冒険者ギルドに……屋敷妖精か……。改めて考えると、なかなかに女の範囲が広いな、ロウ……」
アネルザが一郎に顔を向けた。
一郎はアネルザの男根に繋がっている鎖の根元を持ち、思い切り上に引きあげた。
「ひぎいっ、いたい、いたいいいっ」
男根を思い切り上に引っ張られるかたちになったアネルザが悲鳴をあげた。
「ここに集まった者は、一切の肩書は関係なくただ俺の女だと言ったろう。忘れたのか、アネルザ──」
一郎はわざと強い口調で怒鳴った。
「ひいいっ、す、すまん──」
アネルザが泣き声をあげた。
一郎は鎖を緩める。
「それと、おマアだ。お前もいま肩書きを口にした。罰だ」
一郎はマアの腕を取り、自分に引き寄せる。
「わっ、そんなつもりは……」
「問答無用だ」
マアを抱き締めて、乳房とふんどしの食い込む股間を荒々しく愛撫する。
だが、絶頂寸前になったところでやめてしまう。
これがなかなかの罰なのだ。
マアががくりと脱力する。
とにかく、いまはいつもよりも、鬼畜モードだ。
そっちの方が女たちも、なんだかんだと気分を出してくれる。気心の知れている女たちと一郎との関係だから、成り立つ遊びのようなものだ。
「よし、挨拶だ」
そして、改めて指示して、シルキーとミランダとマアに、まずアネルザの股間を責めさせた。
「あ、ああっ、うああっ」
またもや、アネルザがよがりだす。
だが、これは儀式のようなものなので、最後までさせる必要もない。
ある程度で終わらせる。
「よし、サキに移れ。今度は三人がかりで絶頂させるんだ。手を使っていいぞ」
「もういい加減に許してくれ」
サキが泣き言を言った。
サキの泣き声など珍しいことなので、余程に効いているのだろう。
一郎は容赦なく三人がかりでサキを手で責めさせた。この三人の女責めなど、極めて珍しいが、いまのサキはほんの少しの愛撫が暴力的に感じるのだ。すぐにがくがくと身体を反応させ始める。
「んふうっ」
しばらくすると、サキはついに身体を震わせてついに達してしまった。
一郎は最後のふたりと交代させた。
イザベラとシャーラが緊張した様子でやってくる。
だが、どの女たちもそうだったが、やはり股間に食い込ませた布が気になるのだろう。腰を引くようにして、荒い息をしながらやってくるところがいい。
一郎はふたりに近づいて、後ろからそれぞれのふんどしを掴むとぐいと上にあげた。
「ひっ、ひいっ」
「ロ、ロウ、や、やめてくれ、う、動かすな」
シャーラとイザベラが悲鳴をあげた。
構わず、ぐいぐいとふんどしを上下させて、布瘤で局部を刺激してやる。
同時に淫魔術でどこまでも感度を一気に上昇させた。
「はううううっ」
「んぐうううっ」
ふたりがほとんど同時に、大きなよがり声をあげて昇天した。
イザベラもシャーラも腰が抜けたようになり、両手を股間に当てて、その場にがっくりと跪く。
一郎は、ふたりのふんどしを離して、感度を元の三倍程度に戻す。
「わだかまりはなしです、ふたりとも……。そして、ふたりでアネルザに奉仕してください」
一郎は静かに言った。
お前たちは俺の女──。
それ以外になにも考えずに、同じ一郎の女という仲間だと受け入れろ──。
そう告げたつもりだ。
ふたりはもう抵抗する気力もないようだ。
一郎の強要するまま、アネルザの股間をぺろぺろと舐めだす。
次いで、サキに対する責め……。
前後から愛撫させる。
遠慮がちだったが、感度を急上昇された尻穴と股間を同時に刺激されて、サキはまたもやよがりまくった。
とりあえず、これでいい。
一郎は満足した。
アネルザとイザベラの和解――。
そして、アネルザと妖魔のサキを仲間として女たちが受け入れること──。
それこそが、今日の催しの狙いであり、目的なのだ。
「じゃあ、これで挨拶は終わりだ。アネルザは赤、サキは白だ。お前たちも、それぞれのチームに組分けだ」
「チ、チーム?」
「なんじゃと?」
ふたりが怪訝な顔になる。
「いいから」
一郎はシルキーに、ふんどしを準備させて、順番に布瘤のふんどしを施す。
特にサキについては、二十倍感度のままにした。
みんなとは、腕力も身体の丈夫さも、別格に違うので、ハンデ代わりだ。
「くわっ」
サキはふんどしを食い込ませただけで達してしまい、がくがくと身体を震わせて達しながら膝を完全に着いた。
サキがほかの者の前で膝を着くなど、珍しすぎることのはずだ。
ところが、膝を着いた衝撃で、さらに達してしまった。
二度いきには、一郎もちょっと驚いた。
「しゅ、主殿、い、いくらなんでも、こんなに敏感なはずがない。わしの身体に細工をしたな?」
息を荒くしたサキが、真っ赤な顔で怒鳴った。
「やっと気がついたのか? それよりも立てよ。たまには、馬鹿になって遊んでくれ」
一郎はサキの腕の縄尻を掴んで、強引に立たせる。
「うわっ、くうっ」
しかし、サキはとにかく動くだけで大変そうだ。
一郎は妖魔将軍の追い詰められている姿にほくそ笑んでしまった。
「じゃあ、全員の挨拶が終わったところで、競技会を始めるぞ。全員、アネルザとサキのように両手を背中で組め」
一郎は言った。
女たちが指示のまま両手を背中で組む。
一郎は淫魔術で、さっそく全員の両手を密着させて離れないようにした。
「じゃあ、さっそく趣向を始めるか……。最初にも言ったが、今日は紅白に分かれての競技会だ。まずは、全員揃っての尿意耐久勝負だぞ。なにをしてもいい。敵チームの女たちから小便を洩らさせろ。最後まで残った者のいるチームの勝ちだ。負けた側は全員に浣腸して、みんなの見ているここで排便させる」
一郎はぽんと大きく手を叩いた。
次の瞬間、女たちが一斉に悲鳴をあげた。