【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「はははは……。まだまだ、お前みたいな小娘に負けやしないよ、イザベラ。尻穴だって、女陰だって、使いすぎれば緩くなるなんて迷信だからね。むしろ、どんどん使って鍛えないと、緩くなってロウに捨てられるよ」
尻穴に細いアナルバイブをまだ挿したまま、アネルザが「がはは」と高笑いした。
これまでは比較的大人しかったが、やっといつもの素が出たようだ。
一郎は安心した。
紅白の二組に分かれての一対一の尻穴綱引きである。
まだ、尻で怒張を受け入れられるほどの調教を施していない女が多いので、バイブの太さは人間の人差し指ほどのものだ。
その代わりに長さは、大人の中指の倍ほどもある。
それを四つん這いの姿勢で根元まで挿し入れ、端に繋がっている紐を尻だけでお互いに引き合うという遊びだ。
組み合わせは一郎が指定し、一回戦はエリカとコゼを競わせた。
全身が性感帯のように敏感なエリカだが、尻の穴の感度についてだけは、コゼの方が弱い。
挿入するまではコゼに余裕があったが、「始め」の合図とともに、ふたりのアナルバイブを激しく振動をさせると、コゼはあっという間に脱力して、エリカにアナルバイブを引き抜かれた。
二回戦はシャーラとスクルズを指名した。
だが、シャーラは尻穴に異物を挿入するのを本気で嫌がり、一郎に大渇されて渋々受け入れた。一郎は、この魔道戦士のエルフ娘にアナルの快感を強要しようと思って、すかさず淫魔術で尻の快感を陰核に繋いだ。
シャーラは、理由を知らないのが気の毒なくらいに、尻に淫具を挿入するときによがりまくり、振動の開始とともに、すぐに悶絶した。腰を抜かしたようになったシャーラについては、あっさりとスクルズにアナルバイブを引き抜かれた。
三回戦はマアとサキだ。
さすがに、マアには勝ち目はないと思ったが、今日のサキは感度の二十倍の大ハンデをつけている。
最初から荒い息のサキは、それなりに頑張ったものの、そもそもアナルバイブを挿入することでよがりまくりって連想絶頂し、そのたびにだんだんと抜けていき、ついにぐったりとなったところで、マアにバイブを抜かれた。
今日のサキは、まるでだめだめだ。
まあ、たまにはいいだろう。
とにかく、それで赤の二勝と白の一勝になった。
四回戦はミランダとベルズにした。
ミランダは集まっている女たちの中で、ただひとり自制心を残した感じで、ぶつぶつと呟いていたが、始めるとさすがの貫録勝ちでベルズを圧倒した。
ミランダが尻穴の筋肉を鍛えたことがあるとは思えないが、ドワフ族と人間族とでは身体の作りそのものが異なるのだろう。
赤の三勝。
五回戦はシルキーとシャングリアだ。
どっちが勝つのかと思ったが、シャングリアも頑張っていたものの、結局シルキーにはかなわずに負けてしまった。
こんな馬鹿げた勝負でも、負けたとなれば口惜しがるシャングリアの姿が面白かった。
この時点で、赤の勝ちが決まった。
そしていま、最後の六回戦が終わったところだ。
義理とはいえ、母娘で破廉恥な遊びをすることに、抵抗があるかもしれないと思ったが、そこはふたりともあっけらかんとしたものだった。
イザベラに勝って、高笑いするアネルザに一郎は近づいた。
「こらっ、アネルザ、お前はここでは新参者なんだ。でかい顔をするんじゃない」
一郎はアネルザのアナルバイブを抜きながら、股間で勃起している疑似男根をぎゅっと握る。
そして、四つん這いにさせたまま、激しく擦ってやる。
「あっ、そ、それはもういやじゃ──。そこで射精させられるたびに、悶々として苦しくなるのじゃ。ロ、ロウ、勘弁しておくれ。おっ、おおっ、おおおっ」
アネルザが感極まった声をあげた。
「いくらでも、おかしくなればいいだろう、アネルザ。ほらっ、もうぱんぱんに膨らんできたぞ。それっ」
アネルザがあっという間に小さな「男根」の先端から精を放った。
だが、精を発すれば発するほど、女側の愛欲に対する飢餓感が襲う仕掛けだ。
アネルザは悶え泣いた。
そのアネルザの尻をぴしゃりと叩いてどかせると、イザベラに視線を向けた。
「じゃあ、姫様は罰として、このアネルザの出したものをきれいにしてもらいますか。ただし、舌でね」
一瞬引きつった顔になったイザベラに、一郎はわざと鬼畜な笑みを向けた。
ただ、もうそれを止める者はいない。
ミランダさえも、イザベラとアネルザの両方を冒涜するような一郎の「命令」に対して、呆れた表情は見せるものの、諫めようとはしない。
「わ、わかった……。舐めて掃除すればいいのだな、ロウ……」
イザベラが観念したように、舌で床を舐め始める。
一郎は満足した。
自分の汚物を舐めさせられるイザベラの姿に、アネルザが複雑そうな表情をした。
そして、恒例の罰ゲームだ。
負けたチームではなく、ふがいないふたりを指名し、選んだのは、シャーラとコゼだ。
しかし、この罰ゲームは、次の競技でもある。
ふたりの身体を天井から垂らした二本の鎖で両腕を引きあげるようにして脇晒しにさせると、一郎はさらに、ふたりの両足を床に作った金具で拡げて固定させた。
つまりは、ふたりとも大の字の姿勢で拘束して立たされたかたちだ。
「じゃあ、それぞれ敵組の相手を全員で責めるんだ。『百合責め絶頂競争』だ。敵組の女を絶頂させるたびに一点だ。一ノス続けるからな。点数の多い組の勝ちだ。ただし、くすぐりや絶頂による失神は十点、失禁は五点、脱糞は二十点やる。さあ、それぞれ負けるな。始め──」
一郎は笑いながら言った。
「い、一ノス──?」
「そ、そんなロウ様──」
コゼとシャーラが顔色を変えて悲鳴をあげた。
一ノスといえば、一郎の元の世界では、一時間弱ということになる。
そんなに長時間にわたって、女四人がかりの責めをさせると宣言されたふたりは、すでに引きつった顔をしている。
だが、一方で残りの十名が、きゃあきゃあと歓声をあげながら、「いけにえ」の女に群がった。
特に、嬉しそうに声をあげたのは、平素はしてやられることが多いコゼをみんなと一緒にいたぶれると知ったエリカだ。
媚薬と浣腸以外はなにを使ってもいいと言われると、エリカは、すぐにコゼの鼻を摘まんで、無理矢理に水差しの水を全部飲ませ、綿棒で尿道口を刺激し始めた。
しかも、ほかの者には、一斉に筆でくすぐり責めをさせた。
コゼは拘束された身体をのたうち回らせながら、あっという間にエリカの尿道責めに屈して失禁をした。
だが、エリカも日頃の鬱憤とばかり、容赦ない。
すぐに、追加の水を飲ませると、尿道責めを再開する。
さすがのコゼも、これには泣いてエリカに許してくれと哀願していた。
一方でシャーラを責めることになった白組については、オーソドックスに絶頂とくすぐりを重ねさせる作戦を選んだようだ。
局部の前後と尻穴にバイブ責めを受けながら、ひたすらに脇の下を筆責めされたシャーラは、平素の毅然とした表情の陰もなく、涙と鼻水と涎で顔をぐしゃぐしゃにして達し続けた。
半ノスくらいで、まずはシャーラが失神して相手に十点を献上した。
だが、すぐに着付け薬で目覚めさせられて、時間切れまでにもう一度失神した。
コゼについては、エリカの徹底した尿道責めで四回も失禁し、完全に憔悴してしまった。その分、最後の方には絶頂する数が少なくなり、昇天した回数の差でシャーラを責めた白組の勝ちになった。
罰ゲームは、勝った組の「いけにえ」だったコゼに指名させ、誰でもいいから、どんな命令でもしていいとした。
コゼは、息も絶え絶えの状態で、当然のようにエリカを指名し、エリカを逆さに宙吊りにすると、鼻に水差しの出口の部分を突っ込んで、鼻から水差し一杯の水を注ぎ込んだ。
さすがにエリカも狂ったように暴れ、ちょっと残酷すぎて遺恨を残さないかと心配になったが、一郎が仲直りの口づけを命令すると、一転してまるで恋人同士のようにお互いの舌を絡め、唾液を吸い合って見せた。
これには、ほかの者も唖然としていた。
そして、一郎の発案する「破廉恥競技」が続く。
『マンコお絵かきゲーム』──。
マンコにバイブ機能付きの筆を挿入して、絵を床に描いて、味方同士でなんの絵なのかを当てるゲーム──。
これは、幼児化したウルズも参加して、かなり盛りあがった。
勝ち負けはつかず、罰ゲームもなしとなった。
『玉飲み競争』──。
床にばらまいたゴルフボール状の球体をヴァギナとアナルに自分で詰め込み、どっちの組の合計数が上回るかの競争──。
紅組が勝ち、罰ゲームとして、白組の女が床に投げた玉を犬のように口で咥えて持って来るという運動をしばらくやらせた。
床に転がした玉が、一定時間床についたままだと、肉芽に電撃が走る仕掛けにしたリングを股間に装着してである。
六人の女たちはそれこそ、必死になって、しばらく玉を追いかけまわした。
『逆立ち耐久競争』というのもやった。
一対一で壁に足をつけて逆立ちをするのだが、敵組の女からくすぐられ、相手よりも長く持ちこたえることを目指す競技だ。
女というものは、ひとたび決断すると、こうもえげつない責めをするものかという光景が連続で続いた。
なかなかに面白かったし、興味深かった。
もはや、競技そのものが罰ゲームのようなものだったので、これも罰ゲームはなしにした。
最後は、一階の広間から地下の浴室までの『悶絶・むかで競争』だ。
縦に並んだ六人の右側の足首側と左側の足首を紐で繋いで歩くという、いわゆる「むかで競争」なのだが、全員の股間に陰核も同時に刺激する小枝付きのバイブレーターを挿入して、それを最大振動で刺激を受けながら進むというものだ。
しかも、ひとりでも途中で淫具を股間から落とせば出発点に戻ってやり直しというルールと、さらに、ひとりでも昇天すれば、最初に戻ってやり直しという決まりにもした。
達しそうになれば、声をかければバイブの振動は止まるが、前に進めるのはバイブが動いているときだけだ。
だから、絶頂しそうになって、バイブを静止させると、その女が全体の足を引っ張ることになるというわけだ。
一郎の仮想空間なので、それらを強要する魔道をかけ、誰かが達したり、淫具を落としたりすると、全員が一階の広間に転送術で戻される仕掛けにした。
さらに、全員の腕を最初のときと同じように、背中で水平にして密着もさせた。
これで、ただ進むだけでも厄介なはずだ。
同じ組同士で、声をかけ合って息を合わせねばならず、一郎の今回の目論見にぴったりでもある。
また、これはサキを二十倍感度にしたままでは勝負にならないので、ほかの女と同じ程度に戻した。
「始め」
一郎は声をかけた。
最大振動の振動が、全員の女陰と陰核に一斉に加わる。一郎はウルズと手を繋いで見物だ。
「んあっ」
「ううっ」
「はあ……」
「あっ」
「んふうっ」
「うわっ」
「ああ……」
「んんっ」
「あん」
「いやっ」
「はううっ」
「ほうっ」
十二人の女たちが同時によがり声をあげた。
なかなかに壮絶な光景だ。
身体を真っ赤にして、美女たちが悶える光景は、一郎を欲情させるものがある。
「ま、待って──。い、いきそう……」
広間の半分もいかないうちに、エリカが音をあげて声をあげ、そのため振動が静止するとともに、全員の足の裏が床に貼りついたようになり、紅組が前のめりになる。
「へへ、お先に」
コゼが先頭になっている白組が、その横をすぎていったが、すぐにスクルズが泣きそうな顔で「と、とめてください」と悲鳴をあげた。
両方の組とも、エリカとスクルズのあがり切った淫情の鎮まり待ちとなった。
この競技は、結局のところ達しやすい者がいれば、その女が足枷になり、全体が遅れることになる。
しかも、いきそうになったときに、それを大声で申告して、バイブを静止してもらわなければならないという恥ずかしさもある。
この十二人の中で、人一倍感じやすいのは、エリカ、スクルズ、シャーラだろう。
敏感な性感をしている女がふたりもいる赤組は、スクルズに合わせればいいだけの白組よりも、だんだんと遅れ、階段を下りて地下に辿り着く頃には、前を進む白組にかなりの差ができていた。
だが、結局のところ、負けたのは先を進んでいた白組だった。
ベルズが浴室に到着する直前に、バイブを股間から落としてしまったのだ。
ほかの女は、なんだかんだで一郎による調教の回数が多い。
新参者になるイザベラ、シャーラ、アネルザさえも、かなり集中した「調教」を受けているので、しっかりと股間が鍛えられていたのだが、十二人の中ではもっとも一郎との性交回数が少なかったベルズは、いきそうになってはとまり、とまっては、再開する振動による刺激を受けるという繰り返しに追い詰められて朦朧となり、ついに股間を緩めてしまったのだ。
ベルズに比べれば、マアは頑張った。特に足を引っ張ることなく、赤を勝利に導いた。
とにかく、ベルズが淫具を落とした瞬間、白組の六人が出発地点の一階の広間に引き戻され、そのあいだに赤組が歓声をあげながら浴場に入った。
*
「じゃあ、みんなお疲れさん。いまから夜更けまでは、ここでお疲れさんパーティだ。入浴する者、寝椅子に横になる者、飲み物や食べ物を食べる者、自由にすごそう。俺と抱き合いたい者がいれば、いくらでも抱いてやる。好きなことをしてすごせ」
一郎は最初に浴室にやって来た赤組の六人に言った。
その赤組の六人については、後手の拘束から解放もし、もちろん、淫具も取り払う。
ここの浴室はかなり広い。
尽きることのないふんだんな湯を湛えた大きな湯舟があり、さらに広い洗い場もある。
洗い場には、人数分の寝椅子を並べ、洗い場の隅と湯舟の端には大きな台を準備して、冷えた果実や肉、さらに果実水などを並べた。
女たちは、わっと歓声をあげた。
そして、ウルズを入れた七人が先を争うようにして、一斉に一郎に寄って来る。
ミランダやマアさえも、ほかの女たちと競い合うように駆けて来た。
いつものふたりにはない態度だが、破廉恥遊びで気分が高揚して、そんな気持ちになっていたのだろう。
これには、ちょっと愉快な気持ちになった。
一郎は、とりあえず、ウルズを満足させて浴場に設置してある寝椅子に寝かせると、まずは「ほかの女とこれからも仲良くしてやってくれ」と言って、アネルザを湯舟で抱いた。
次はマアだ。
それからは、やって来た順だ。
また、一回達すれば交代して、次の女に一郎を明け渡すという決まりにした。
たくさんの女を次々に悦ばせるためにそうしたのだ。
女たちは、少しでも自分の番を長引かせようと頑張るが、性奴隷にした女をよがらせて絶頂させることなど、一郎にとっては、いとも容易い。
一郎に抱かれようと、次々にやって来る女を片っ端からあっという間に昇天させていった。
そのうちに、遅れて到着した白組の六人も加わり、一郎は十二人の女を順に湯舟で抱き続けた。ウルズはもうお休みだ。
ただし、『悶絶・むかで競争』に負けた罰として、白組の六人については、後手に拘束したままにした。
一郎に抱かれる合間に、女たちは疲れた身体を寝椅子で休ませたり、飲み物や食べ物を口にしたりしたが、拘束を解いてもらえない女たちは、ほかの女に食べさせてもらったり、飲み物を飲ませてもらったりしたりしていた。
女たちを抱くのが三廻りくらいになったところで、一郎は湯からあがり、初めて飲み物と果実を口にした。
そのとき、たまたま周りにいたコゼやイザベラなどの、後手拘束組の女たちに口移しで水を与えた。
すると、両手が自由な女たちがそれをうらやましがって、結局、一郎が口移しで食べ物をひとりひとりに与えることになったりもした。
「今日はまったくいいところなしじゃないか、サキ」
昨日はサキにずっと調教されていたアネルザが、拘束されているサキにつきまとい、全身のあちこちをくすぐって、サキをからかったりしていた。
サキは、悔しそうな表情で赤い顔になった。
そして、また、性交……。
一郎は湯舟の外で女たちを抱き、しばらくすれば、湯舟で抱くということを続けた。
いまは、湯舟の中でコゼを抱いている。
全体としては四廻り目くらいだが、コゼについては倍は抱いていると思う。
「あ、あああっ、ご、ご主人様──」
コゼが対面座位の状態で一郎に抱かれながら、身体を弓なりにして悶絶した。
一郎はぐったりともたれかかって来たコゼの小さな裸身をぎゅっと抱いた。
「……ああ、ご主人様……。あ、あたし、ご主人様の奴隷になって嬉しいです……。ああっ、こんなに素敵なご主人様……。素敵な仲間……」
コゼが荒い息をしながら、一郎の胸に顔をつけたまま言った。
「ほら、交代よ、コゼ……。次はわたしです、ロウ様」
エリカがコゼを押しのけるようにして、一郎の前に割り込んできた。
「ああっ、もう──」
エリカに押し避けられて、股間から怒張が抜けたコゼが不満そうな声をあげた。
一郎は笑いながらエリカを引き寄せ、その乳房を舌で吸い始める。
「ああっ、ロ、ロウ様、き、気持ちいいです」
エリカが後ろ手に拘束された裸身を湯の中で悶えさせた。
「ミランダ、来いよ──。ドワフ女とエルフ女の乳房の味比べだ。サキもだな」
一郎はちょうど湯舟に入ってこようとしていたミランダに声をかけた。
「なにを馬鹿なことを……」
「今日の仕打ちはあんまりだったぞ、主殿」
ミランダは苦笑を浮かべて、こっちにやって来た。
サキはすっかりと膨れている。ひとりだけ感度をあげられたことを根に持っているみたいだ。
一郎は、エリカを右に寄せると、空いた左側にミランダとサキを引き寄せ、三人の乳房を交互に舐め始めた。
「はあっ、ロウ様」
「んふう、くっ」
「あっ、あうっ」
三人が揃って、よがり声をあげる。
「……ねえ、ご主人様、そういえば、最後の競技は白の負けでしたけど、結局のところ、全体ではどっちが勝ったんですか?」
まだ横にいるコゼが思い出したように訊ねた。
ほかの女は、順番がやって来るまでは、一郎から離れて、休んだり、飲食をしたりするのだが、コゼについては、ぴったりと一郎にくっついて離れようとしない。
そして、ちょっとでも、あいだが開くと、なんとなく決まっている順番を気にせずに、さっと割り込んでくるのだ。
なんだか、その健気さが面白い。
一郎は、コゼの問いかけに対し、エリカたちの乳房を吸うのを中断して、コゼに視線を向けた。
「さあな……。途中から、みんなのいやらしい姿が愉しくて、点数をつけるのを忘れていたよ。引き分けでいいんじゃないか」
「な、なんだ。勝負なしなのか──」
それを耳にしたシャングリアが、少し離れた位置から、残念そうに大きな声をあげた。
「いや、今回はわしだけ主殿に意地悪されて不満だ。だから、それでよい」
何度も足を引っ張ったと思っているのか、サキはほっとした顔になった。
「……引き分けが不満なら、また勝負するか、シャングリア? 今度はちゃんと点数もつけるし、さらに趣向に凝った競技も考えておくぞ」
一郎は笑った。
すると、ミランダが一郎の前で首を大きく横に振った。
「冗談じゃないわよ。もう、いい加減にしなさいね、ロウ」
ミランダが苦笑した。
「……だけど、たまには、こういう仲間内の遊びも愉しいですね。わたしは、また、やりたいです」
そう言ったのはスクルズだ。
スクルズがにこにこと満面の微笑を浮かべながら、湯の中を進んでくる。
「ええっ?」
「はあ?」
「う、うそっ」
スクルズの言葉に、ミランダとベルズとシャーラが、揃って目を丸くして驚いていた。
(第27話『一家勢揃いの破廉恥大会』終わり)