【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ああ、か、痒いですっ。ああっ」
大きく開脚させているダリアの身悶えが激しくなった。
もっとも、革ベルトで雁字搦めにしているので、そんなには動くことはできないのだが、そうでなければ、のたうち回っているだろう。
重量のある調教椅子がぎしぎしと揺れている。
それだけ、必死の力でダリアがもがいているということだ。
「特別製の調教薬だ。俺の精を股間に受ければ、嘘のように痒みが消える。その苦しみの向こう側にある快感を味わってもらうのが調教だ」
「ああ、調教なんて……。か、痒いですっ」
大股開きの股間はすでに真っ赤であり、侍女服から剥き出しの脚や乳房などからは、驚くほどの脂汗が滴りだした。
顔も涙と汗でびっしょりだ。
一郎は、横の台から刷毛を取りだしてダリアに近づいた。
そういえば、うちの三人娘には、それこそ何十回も痒み責めで遊んだが、当然だが三人とも、その度に泣き叫ぶ。しかし、意外にもこの痒み責めが嫌いではないというのがシャングリアだ。苦しければ苦しいほど、それを耐え抜いて許されたときの開放感、なによりも、達成感が素晴らしいそうだ。
シャングリアがそれを言うと、エリカもコゼも鼻白んでいたが……。
一郎は刷毛で、腰骨まで貫いているだろう峻烈な痒みに襲われているダリアの股間をさわさわとくすぐった。
「んぎいいいっ、ああああっ」
ダリアが絶叫した。
「痒いか、ダリア?」
一郎は刷毛をゆっくりと動かしながら言った。
「か、痒いですっ、き、気が狂いそう──。な、なんとかしてください──。お願いでございます──」
ダリアが革ベルトが嵌まっている白いうなじを前にあげるようにして、声を張りあげた。
「それはできないな。君の罰は二度塗りだからね。この倍の痒みを味わってもらう。痒みを癒すのはそれからだ。もっとも、痒みを除くのは、俺に犯されるしかない。精を注がないと、いつまでも痒みは襲う……。これも、俺の好みの淫乱な身体になってもらうための試練だ。君たちの命は俺がもらったし、俺が好きなように変えたいしな」
一郎は痒みに襲われている場所ではなく、その横の内腿に付近に羽根のくすぐりを移動させた。
ダリアは泣き叫んだ。
「な、なんでも致します。ご、ご主人様の思うような淫乱に頑張ってなります──。だ、だからっ──。ああああっ」
ダリアは狂乱するように呻くが、一郎がそれを邪魔するように刷毛を移動するものだから、最後まで喋ることさえできない。
塗り込められた薬液のために、ダリアは火のような痒みの苦しみに悶え続け、秘部も真っ赤に充血して、どろどろになってもきている。
「我慢しろ。これが調教だ。苦しみの果ての快感が病みつきになってくれたら嬉しいかな」
一郎は笑いながら言って、羽根を動かし続けた。
いくら刷毛で刺激されたところで、こんなものでは痒みは倍増するだけで、少しも痒みが消えることはない。
やがて、ダリアはひくひくと痙攣のような動きがとまらなくなってきて、口から泡のようなものを出しながら静かになった。
あまりの苦しみに気が遠くなりかけてきたのだろう。
だが、ここで簡単に気絶させるような優しい一郎じゃない。
鬼畜については、とことん鬼畜する。
それが一郎の愛し方だ。
一郎はダリアの真っ赤に充血して膨らんでいるクリトリスを指で力いっぱいに弾いた。
「んがあああっ、あああっ」
ダリアが激痛に絶叫して、拘束された身体を暴れさせた。
「気を失わせはしないよ。ほら、頑張っているご褒美だ。舌を出せ。俺の唾液を飲め」
一郎は刷毛を台に置き、剥き出しになっている乳房を揉みながら唇を吸った。
淫魔術で、一時的だが胸の感度をクリトリス並みに敏感にしてやる。まだ精は放っていないが、たっぷりと唾液を注ぎ込めば、それくらいの身体の操りは容易だ。
「んああっ、ああっ、ああっ」
ダリアが言われるままに舌を出しては注がれる唾液を必死に飲み下していく。
本当に従順に言われることをやろうとする。
可愛い娘だ。
また、それにつれて、淫魔術の刻みも深くなるので、どんどんと乳房の感度もあがる。
やがて、ダリアは、一郎に乳首を捏ねるように刺激されて、そのまま達してしまった。
「んんんっ、んんん──」
拘束されている身体を限界まで反り返らせて、がくがくとダリアが絶頂をする。
本当に従順だと思うのは、それでも一郎の唾液を呑み込むことをやめようとしないことだ。
とにかく一生懸命だ。
一郎は唇と乳房を離した。
「ああ、き、気持ちよくて……。お、おかしくなる……。あああっ、で、でも、痒いいいっ」
ダリアが束の間ぐったりと快感の余韻の浸るような仕草をしたが、すぐに再び暴れ出した。
痒みは少しも癒えていないのだ。
強烈な快感で少しのあいだ、忘れていただけだ。
一郎は籐椅子に座り直した。
それにしても、本当にいい子だ。
多分、この従順さを利用されたのだと思う。
一郎は、あのとき、マアが説明してくれた調査結果を思い起こしていた。
確か、ダリアが主人として仕えているオタビアのカロー家は、子爵家でも少し事情があるのだ。
オタビアの父であるカロー子爵には、確かふたりの妻がいて、ひとりは伯爵籍から嫁いできた妻であり、もうひとりは騎士爵の妻だったと思う。
この世界は甲斐性さえあれば、複数妻は珍しくないらしいが、子爵籍で複数妻は珍しいようだ。カロー子爵については、どちらかといえば、伯爵家からの妻は政略結婚に近く、騎士爵の妻は恋愛結婚だと教えられたと思う。
そして、オタビアの姉が伯爵家の妻の娘、オタビアは騎士爵の妻の娘ということだった。
全部、マアに教えられたことだが……。
妻同士の仲も、姉妹の仲も、そのために、あまり仲が良くないということをマアが口にしていたような気がする。
もっとも、マアによれば、妻同士の仲はお互いだが、姉妹仲については一方的なもののようだ。オタビアはこういう性格だから、むしろ素直に姉を慕っているようだが、逆に、姉については、王宮にあがることになったオタビアを妬んでいるようだというようなことをマアが口にしたと思う……。
そのとき、やっとオタビアが目を開いた。
味わわされた連続絶頂による失神から意識を戻したのだ。
しばらくは、なにがなんだかわかっていない様子だったが、すぐに目のあいだに皺を寄せた。
「あ、ああ、なんですか──。か、痒い──。痒い──」
オタビアが絶叫した。
「ああ、お、お嬢様、しっかり──。ちょ、調教なのだそうです──。お嬢様、しっかりとなさって──。あああっ」
歯を噛み鳴らして痒みに身体を悶えさせ続けていたダリアが、オタビアの悲鳴に反応して大きな声を出した。
気絶する前に、オタビアの股間にも、ダリア同様に痒みを発生させる媚薬を塗り込んでいる。
同じように痒いはずだ。
「さて、じゃあ、約束だ、ダリア。もう一度、痒み剤を塗り直してから、痒みを取り除いてあげよう。君を犯してね」
一郎は再び立ちあがって、亜空間術で、さっきの液剤ではなく、今度は油剤の痒み剤を出した。痒み剤だけで一郎は十種類くらいは所持している。
その半分は魔道薬でもあり、特殊な効果もある。
このうちの一種類を調合させたのはスクルズだ。
スクルズを呼び出して、猛烈にもがき苦しみ、放置すれば気を失うような痒み剤を魔道で調合しろと迫ったのだ。もちろん、これも最初に味わうのは、本人だと言い渡してだ。
気を失うまで放置されて苦しむとわかっている痒みの魔道薬を正直に調合するスクルズも、可愛いとは思ったが……。
そして、いま出現させたのが、そのスクルズ製の痒み剤だ。
確かに、これは幾つかある痒み剤の中でも強烈だ。
さっきの液剤が優しささえ感じるくらいだ。
それで、ふと思い出したことがある。
あのときのスクルズも、シャングリアと同じようなことを言っていたか……。
苦しみの向こう側に、最大の幸福があるとか……。
「さて、今度のは効くぞ」
一郎は苦しみ叫び出したオタビアを放置し、ダリアの側に向かって、たっぷりの油剤を顔の前ですくってみせ、その指を股間側に移動させた。
眼に見えて、ダリアは狼狽した。
「ああ、も、もう、これ以上、我慢できませんっ、ご主人様──」
狂いだしそうな痒みと戦う身に、新たに、さらに強い痒み剤を塗られるのだ。
ダリアは恐怖いっぱいの表情を顔に浮かべた。
「ああああっ、いいいいいっ」
一郎の指が真っ赤に充血している襞に触れると、甲高い声をあげてダリアが悲鳴をあげた。
「ああっ──。ダリア、大丈夫ですか──。ご主人様、ダリアを許してあげてください。お願いでございます。罰はわたしが……わたしが受けますから──」
痒みに歯を食いしばりながらオタビアが大声をあげた。
顔の額にベルトが食い込んでいるので、隣の調教椅子で苦しんでいるダリアの姿はよくは見えないが、悲鳴は聞こえるのだ。
自分自身が猛烈な痒みと戦いながら、オタビアは懸命の口調でダリアを心配する言葉を発する。
「ああ、お、お嬢様──。ダ、ダリアは我慢します。調教ですから──。そ、それよりも、ご主人様、お嬢様は許してあげてください。ただのお身体じゃないんです。この調教はお嬢様にはきつすぎます。罰も調教も、何倍もあたしが受けます──。どうか、どうか、ああっ」
ダリアが身体を揺さぶりながら言った。
そのあいだも、一郎は指先でほぐすように、油剤を膣の内側の入口に塗り足していく。
さらに、肉芽にも塗り足す。
すると、ダリアがぴんと身体を硬直させる。
「ああっ」
「ダリア、ああ、ダリア──。ご主人様、オタビアに──。オタビアに罰を与えてください。こ、今度は、気絶しないように頑張ります──。オタビアに罰を──」
オタビアが懸命に叫んだ。
一郎は油剤の小瓶を片手に持ったまま、オタビアに向かう。
「本当か? だったら、ダリアに塗り足す予定だった油剤を君に塗るぞ。ただし、お尻の穴だ。そんなところには塗られたくないだろう?」
指先にたっぷりと油剤をすくい、一郎は意地悪を言った。
我ながら、こんなにいい性質の娘たちをいたぶるというのは、意地が悪いとは思うが、まあ、これくらいしておけば、もう二度と死ぬというような気にはならないだろう。
罪悪感も消し飛ぶような苦しみのはずだ。
まあ、それは言い訳であり、純粋にこの従順で素直な娘ふたりをいたぶるのが愉しいのだけなのだが……。
「か、構いません。全部、わたしにお願いします。それと、ダリアは許してあげてください」
オタビアが痒みで歯を噛み鳴らしながら気丈に叫んだ。
だが、ダリアが悲鳴のような声をあげる。
「だめです、お嬢様──。こ、これはお嬢様は受けてはいけません──。お、お嬢様のお身体では、この薬剤は……、あああっ、ああああっ」
最後には言葉にはならなかった。
ダリアが苦しみもがきだす。
「いい覚悟だ、オタビア……」
一郎は調教椅子の後ろ側に移動すると、オタビアが座っている尻置きの下に屈んだ。
座台の部分は臀部の中心が割れていて、淫具でも指でも下から挿せるようになっている。
一郎は油剤を潤滑油にして、オタビアのお尻の中に人差し指を付け根まで挿入した。
そんなに抵抗もなく、オタビアは指を付け根までしっかりと受け入れた。
指をかき回すようにして、お尻の奥に痒み剤を塗っていく。
「ああっ、ああああっ、あはあああっ」
椅子の上のオタビアが身体を弾くように暴れさせる。
感じているのだ。
調教もしていないのに、お尻の中までここまで感じてしまうのだ。
本当に、男に悪戯されるために生まれてきた身体なのだなと思ってしまった。
いや、一郎に玩具にされるためか……。
まあ、ほかの侍女たちもそうだけど、彼女たちが望む限り大切にしようと思った。
このオタビアとダリアもだ。
「お嬢様、お嬢様──」
ダリアが悲痛な声を発する。
一郎は指を抜いて、オタビアの前に立つ。
オタビアの身体は、てらてらと脂汗で光っている。
「ああ、どうすれば……。どうすればいいですか──。教えてください、ご主人様──。痒いです──。痒いです──」
前後の穴で痒みを受けだしたオタビアが、我を忘れたように昂ぶった声をあげた。
「そうだな。しかし、君が望んだことだ。それとも、もう塗り足すのはやめるか? やはり、ダリアに塗ろう。予定の追加の量にはまだ残りがある」
もう追加の予定はなかったが、一郎は意地悪く言った。
オタビアがはっとした顔になる。
「い、いえ、わたしに──。そして、ダリアは許してあげてください──。あんなに苦しそうで、可哀想──」
「お嬢様を──。お願いでございます──。お嬢様を先に許してあげてください。その油剤はどうか全部あたしに塗ってください──」
オタビアとダリアが代わる代わるに慈悲の言葉を口にした。
相手に対してだ。
つくづく、仲のいい主従なのだと思った。
しかし、この油剤はとてもじゃないが、耐えられるような痒みじゃないはずのだ。
この状況でよくも、相手を思えるものだと思った。
「わかったよ。じゃあ、オタビアからだ」
一郎は淫魔術で調教椅子の角度をさらに傾けさせて、オタビアのお尻の穴に前から手が届くくらいの高さと角度に調整した。
そして、指をぐいと突き挿す。
「ああああっ」
オタビアが甘い声をあげた。
痛みなど皆無のようだ。
激しい喘ぎ声をあげている。
これはすごいな……。
一郎は、しばらく指でお尻の穴を捏ね回す。
指が尻穴の中を動くたびに、オタビアは打てば響くような派手な反応をして、快感にのたうつ。
本当にすごい……。
一郎は、浅い抜き差しで痒みに襲われている部分の手前で挿入をやめて焦らしたり、一転して根元まで突き挿して奥を捏ね回すということを繰り返した。
「ああっ、あうううっ、ああっ、あっ、あっ、」
抜き挿しの調子を変えるたびに、オタビアは甲高い声をあげる。
「気持ちいいか、オタビア? だが、ここになにかを入れるのは初めてだろう? こんなに最初から感じるのは素質があるぞ。もっと尻人形のように感じるようにしてやろう。調教でね」
「ああ、き、気持ちいいです──。ご主人様、い、いっても、いってもいいですか……。オタビアは──」
「おう、いけ――。お尻でいけたら、次は前だ」
一郎は指を動かしながら言った。
オタビアがお尻の刺激で絶頂に近づいたのはすぐだった。
「あ、ありがとうございます……いぐううっ」
がくがくと身体を震わせてオタビアが絶頂する。
一郎は微笑みながら指を抜いた。
再び調教椅子の角度を調整する。
今度は、まさに股間にそのまま挿入できる角度と高さだ。
「じゃあ、次は前だな。それで痒みは消える。早く破瓜をすることだ。さもないと、ダリアの苦しみはいつまでも続く。オタビアが破瓜をすれば、ダリアの痒みを消してやろう」
「ああ、どうか、ダリアを早く許してあげて……。あ、あんなに苦しそうで可哀想です……。わ、わたしはもっと、苦しめても結構ですから……」
目を閉じてぐったりしていたオタビアが、ダリアのことを聞いた瞬間に目をかっと見開いた。
一方でダリアは、もう意味のある言葉は発していない。
あまりの痒みで、激しく苦しみもがき、嗚咽とともに呻き声をあげるだけだ。
もう大丈夫だな……。
一郎は思った。
これだけの衝撃を受ければ、二度と自死の気は起きないはずだ。
「わからないのか? 俺はお前が破瓜をすれば、ダリアを許すと言ったぞ──。お前が犯されないと、ダリアはいつまでも苦しむだけだ」
わざと大きな声を出す。
オタビアが涙目になる。
「ど、どうか、オタビアの破瓜を……。い、いえ、犯してください、ご主人様……」
オタビアが言った。
一郎は頷いた。
腰に巻いていた布を取り去る。
すでに股間は逞しく勃起している。
オタビアが顔に恐怖の表情を浮かべた。
「怖いか?」
一郎はオタビアの股間に怒張の先を近づけながら言った。
オタビアは首を横に振る。
「い、いえ……」
「いい覚悟だ」
一郎は一気に男根をオタビアに貫かせた。
かなりきつい。
一度もなにかを挿入したことのない秘部であることは間違いない。
オタビアがひきつったような顔になる。
構わずに奥に挿入する。きついが思ったよりも滑らかだ。それだけ、蜜に溢れているのだ。
処女膜を引き破る感覚が襲う。
構わずに、そのまま最奥まで突っ込んだ。
「あああっ、ああっ、おおおっ」
オタビアががくがくと震えだした。
驚いたことに、破瓜の激痛よりも快感が上回ったようだ。苦痛の身悶えではなく、快感の震えだ。
大した身体だ。
一郎は舌を巻く思いに襲われた。
「俺を愉しませてくれる身体だな……」
律動を開始する。
全身性感帯というのは
しっかりと感じている。
股間の中も性感帯の宝庫らしい。
オタビアは感じまくっている。
できるだけ負担にならないように早く射精しようと思ったが、オタビアは痛みではなく、快感でよがっているのだ。
一郎は腰を前後に振りながら、両方の乳房に手を伸ばして揉んでやった。
オタビアの反応が激しくなる。
「ああ、い、いきますっ、また、いきます──。オタビアはいきそうです──」
オタビアが叫んだ。
「よし、三でいけ──。一……二……」
一郎は腰の動きを激しくしながら言った。
オタビアががくがくと身体を震わせる。
「は、はいっ、はいっ」
オタビアが一郎の律動を受けながら必死の顔で叫んだ。
「三──」
「ああああっ」
言われるままに素直に絶頂したオタビアが悶絶の声を出す。
一郎はおもむろに胸を刺激しながら射精した。
オタビアががっくりと脱力して、再び気を失ってしまう。
破瓜の衝撃と快感で頭が飛んでしまったらしい。
最初の性交でここまで感じるなど信じられないが、オタビアは完全に快感で気を失ってしまった。
一郎は最後の最後まで射精を終えると、しっかりと淫魔術が刻まれたのを確認して怒張を抜いた。
股間にはオタビアの処女の証だった赤い線がついている。
とりあえず、オタビアの拘束をすべて解き、身体を横抱きにして床に横たえる。
次に、亜空間術で、まだ取り去っていなかった切り破った侍女服を除去してオタビアを一糸まとわぬ全裸にすると、今度は毛布を出してオタビアの裸身にかけた。
オタビアは満足そうに、すうすうと寝息をかいている。
一郎はダリアの側に移動した。
「さて、待たせたな、ダリア──。君の番だ」
ダリアはあまりの痒みの苦しみで、もう正体がなくなっている感じだった。
汗と涎と涙でぐしょぐしょの顔を一郎に縋るように向ける。
「ご、ご主人……様……」
ダリアの歯はがちがちと鳴っている。
「いくぞ」
ダリアについては、オタビアのように快感を覚えることはできないだろう。
淫魔術で一郎自身の股間を綺麗にすると、さっき射精したばかりの怒張をダリアにも貫かせる。
「あああっ、んぐううう」
ダリアは全身をのけ反らせて苦悶の声を出す。
だが、淫魔術で探る限り、それほどの苦痛ではなさそうだ。
まあ、これだけ痒みで苦しめたので、それが癒される快感がかなり強いようだ。
「ああ、ご主人様──あああああっ」
処女膜を破るとき、ダリアは必死に一郎のことを呼んだ。
一郎は座椅子ごとダリアの身体を抱き締める。
「すぐに、オタビアと同じように感じる身体にしてやる。俺についてくるんだ。オタビアとともに愛してやる」
一郎は怒張を奥まで貫かせた。
律動はしない。
すぐに射精した。
これで痒みは消滅するはずだ。
「あああ、ああああっ」
痒みが嘘のように消えていく気持ちよさか、ダリアが顔に恍惚の表情を浮かべた。そして、大きな声をあげて、ダリアもまた、身体をのけ反らせて意識を手離した。
一方で、しっかりとダリアにも、淫魔術が刻まれる感覚が一郎に届くのがわかった。
*
一郎は一枚の毛布に、素裸のオタビアとダリアを包み、胡坐にかいた脚の上に頭を置かせてふたりを休ませていたが、オタビアとダリア意識を戻したのは、体感時間で一ノス、つまりは、一時間弱の時間がすぎてからだ。
もっとも、亜空間の中では時間の経過は関係ない。
一郎の好きなように時間経過も変えることができるが、いまはほとんど時間を止めるような感じにしている。
もうしばらく、ふたりについては遊ぶつもりだ。
これで四人……。
残りは五人……。
だが、これだけ時間をかけて女を抱いても、いくらも時間は進まないのだ。
実に一郎のための能力だと思った。
また、ずっと軽い飢餓感まであった淫魔力がかなり充実した心地よい充実感だ。そして、やはり、鬼畜をすればするほど、一郎にとっては淫気が濃くなるのを感じる。
これだけ充実した淫気が得られるとなると、女たちには悪いけど、鬼畜だけはやめられそうにない。
「あっ、ああっ」
最初に動いたのはオタビアだ。
先天性全身性感帯という感じやすい身体をしているオタビアは、顔に一郎の脚が触れている感覚だけで、ちょっと気持ちよくなったみたいだ。
それで慌てて起きたのだ。
上体を跳ねあげる。
しかし、かなりだるそうだ。
「お、お嬢様……」
その動きで、ダリアもすぐに起きる。
しかし、自分が素裸なのがわかり、さっと両手で胸を隠した。
オタビアも裸であることに気がついたようであり、すぐに真っ赤になり裸体を両手で隠す。
「起きたか? もう少ししたら調教を続けるぞ。オタビアはお尻を中心に調教をする。ダリアはまだ前だ。特に、ダリアにはしっかりと前で感じる身体になってもらう。とりあえず、それが目標だな」
「は、はい……」
ダリアが赤い顔をして頷く。
すでに淫魔力が注がれている。
一郎に対する嫌悪感はないはずだ。
恐怖ではなく、はにかむように恥ずかしそうにしている。
「わ、わたしも……よろしく……お願いします……」
オタビアが胸を隠したまま、一郎に向かって頭をさげる。
一郎は笑って、ふたりの頭を撫ぜた。
「さっきは苦しかったか? だが、俺はこういうことが好きな変態だ。諦めろ。同じようなことを姫様にもするし、アネルザにもする。スクルズにもね……。苦しみの向こう側にある快感だ。そういうことが好きでな。そのうちわかる」
一郎は笑いながら言った。
「い、いえ……。でも、幸せの向こう側……ですか……」
「あ、あのう……。き、気持ちは……よかったかも……しれません」
オタビアとダリアが小さな声で言った。一郎はふたりの健気な反応に、さらに笑ってしまった。
「そういうことだ。ところで、ふたりとも可愛かったぞ。快感に素直で俺好みだ」
「あ、ありがとうございます……」
「は、はい……」
ふたりがますまず真っ赤になる。
「だが、調教再開はもう少ししてからだ。ちょっと休んでいい。だが、次もつらいぞ」
「は、はい」
「わ、わかりました。頑張ります……」
ふたりが揃って頭をさげた。
だが、顔をあげたとき、ダリアがふと表情を怪訝なものに変化させた。
そして、首を傾げた。
「どうした?」
一郎はダリアに声をかけた。
「どうしたのですか、ダリア?」
オタビアも気がついたみたいだ。
ダリアに視線を向ける。
「あっ、いえ、なぜか急に思い出したことがあって……。どうしてかわかりませんが、突然に頭に記憶が蘇ったのです……。デュセル卿……。そうです。あの男はデュセル侯爵様のお家人の方です──。どうして、思い出したのでしょう──。ああっ、間違いない──。絶対にそうです──。間違いないわ──。覚えている。覚えてますとも──」
突然にダリアが興奮したように叫んだ。
一郎は驚いた。
「落ち着いて、ダリア? なにを思い出したの? なにがデュセル様のお家人様なの?」
オタビアが叫ぶように言った。
ダリアの声がそれくらい大きな声だったからだ。
「あたしたちに、ナディアお嬢様が毒を渡されたときです。知らない男がいましたよね? そのときには誰かわからなかったのですが、いまわかりました。その男はデュセル侯爵様のご家人様です。ずっと前ですが、ある夜会の手伝いで、他所の屋敷に出向したとき、あの男がデュセル様のご警護をしているのをちらりと見たのです。でも一度だけだし、顔など覚えてもいませんでしたが、なぜか突然に記憶が思い起こされて……」
ダリアが興奮したままの口調で言った。
デュセル卿?
この国の貴族関係には詳しくはないのだが、確か、この国の南域に領地を持つ大貴族だったと思う。
ずっと中立に近かったが、最近になって突然に、キシダイン派になったとマアが説明してくれた気がする。
それで、同じ南域に領地を持つカロー家の寄親の貴族も、キシダイン派に取り込まれるかたちになったのだ。
だが、それよりも一郎には気になることがあった。
「ちょっと待て。ところで、お前たちに姫様を殺せと毒を渡したのは、オタビアのお姉さんなのか?」
さっき、ダリアがナディアお嬢様と口にしたのが姉の名だ。
これもマアから教えてもらったことだ。
あまり気にかけていなかったが……。
ふたりは、ちょっと言葉に詰まった感じになったが、すぐにオタビアが意を決したように頷いた。
「ご主人様にはすべてを申しあげます。その上で、わたしが死ぬべきだとお考えになれば、それに従います……。でも、ダリアは死ぬ必要はないと思うのですが……。つまり、ふと思ったのですが、そうすべきだと思うのです。そんな気になりました。それで姫様を少しは助けられます。もしかしたら、わたしが死ねば、姫様の状況を改善できるのではないでしょうか」
オタビアが言った。
とても冷静な口調だ。
精を注ぐ前とはうって変わったオタビアの雰囲気に、一郎は少し目を見張った。
“オタビア(カロー=オタビア)
人間族、女
イザベラ王女の侍女
カロー子爵家次女
年齢19歳
ジョブ
侍女(レベル4⇒10)
生命力:50
攻撃力
10(素手)
経験数:男1
淫乱レベル:SS
快感値:80
状態
先天性全身性感帯
ロウの性奴隷
淫魔師の恩恵(洞察力)”
“ダリア
人間族、女
イザベラ王女の侍女
カロー家侍従長の長女
年齢18歳
ジョブ
侍女(レベル7⇒15)
生命力:50
攻撃力
10(素手)
経験数:男1
淫乱レベル:C
快感値:450⇒260
状態
ロウの性奴隷
淫魔師の恩恵(記憶力)”