【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「あ、ああ、エ、エリカ、や、やあっ」
開脚椅子に拘束されているコゼが艶めかしく身悶えしながら激しい喘ぎ声をあげているのが聞こえる。
コゼが拘束されているのは、亜空間にも置いている「産婦人科の検診椅子」だ。
派遣社員として、さまざまな経験をしていた一郎だったが、さすがに産婦人科の検査椅子など見たことはない。
だが、召喚前の一郎の趣味でもあったSM小説では定番のものであり、冒険者で稼いだ金を使って、王都にある工房のひとつに行って、そこの職人に作らせたのだ。さらに、スクルズを呼び出して、魔石の破片を埋め込み、自由自在に一郎に動かせるように細工もした。
なかなかに淫靡に女を責められるので、気に入って使わせてもらっている。
この椅子の特徴は、女に股を開いて座らさせ、四肢と胴体を革ベルトで固定して、脚の角度を自由に変化させたり、あるいはさらに開脚することもできるという仕組みだ。
また、腰については、尻たぶだけを支えるようになっていて、真ん中にはなにもない。
だから、好きなように股間を弄り回すことができるという優れものの拘束具なのだ。
作らせた職人は、注文をつける一郎に対して、何に使うものなのかとしきりに首を傾げており、なんとなく、拷問具ではないかと訝しんでいたみたいだったが、まさか、こうやって、女をいたぶるための性具だとは想像もできなかったと思う。
今日は、それを二脚準備し、昼過ぎからコゼとシャングリアを座らせて、この幽霊屋敷の地下で責め続けている。
目的は、ふたりの剃毛だ。
なにしろ、今夜は、ここに一郎の女たちが集まり、大剃毛大会を開催することにしている。
キシダイン事件が解決した打ち上げだ。
とはいっても、集まってくる女の人数が多い。
だがら、すでに、エリカは剃毛が終っているものの、コゼとシャングリアの剃毛は未実施であることから、三人娘くらいは全員を事前に終わらせておこうと思って、いまやっているというわけだ。
そして、まずはシャングリアに取り掛かっているところだ。
一郎は、裸体を椅子に拘束されて大股開きさせられているシャングリアの股に、顔をうずませるような体勢になっている。
また、コゼも同じような格好なのだが、コゼを相手にしているのはエリカだ。
エリカは準備と称し、コゼの股間を徹底的な筆責めにするのだと張り切って、ずっとコゼをいたぶっている。
その物言いによれば、コゼは石鹸ではなく、愛液を泡の代わりにさせるのだという。
よくわからないが、いつも真面目なエリカも、時々羽目を外したようになることがある。
今日がその日のようだ。
いずれにしても、百合責めの経験を重ねているエリカの責めに、コゼもいつもの小悪魔ぶりは消失して、悲鳴をあげ続けている。
なお、ちなみに、開脚椅子に座らせられているシャングリアとコゼは当然として、責め手側の一郎もエリカも全裸だ。
朝から四人で淫らに過ごし、ちょっと休憩がてらに始めたのが、このふたりの剃毛なのだ。
「さて、俺の愛奴らしい格好になってきたぞ、シャングリア」
一郎はシャングリアに視線を戻して、目の真ん前にあるシャングリアの股に向かい、上から下にかけて剃刀を滑らせた。
さっき乗せたばかりの白い泡が、銀色の陰毛とともに削り取られ、そのあとに白々とした肌が露わになる。
「あ、愛奴か……」
シャングリアがちょっとうっとりとしたような口調で言った。
一郎はにんまりしてしまった。
気の強いシャングリアだが、それは一郎以外の相手に対してのことだ。
このお転婆女騎士が、一郎の責めに対してだけは、マゾっ気をさらけ出すのが愉しい。
「もう半分はなくなったぞ、シャングリア。だが、すっかりと乳首もクリトリスも勃起しているな。興奮しているのか?」
一郎は笑って、横に準備している刷毛を手にとる。
陰毛に添って泡を足すとともに、刷毛の先で肉芽をすっと刺激する。
「う、うううっ」
シャングリアが開脚させられている脚を突っ張らせて、拘束されている裸体を限界まで反り返らせる。
「ほら、ほら、動くな、シャングリア。動くと罰だぞ」
一郎は刷毛を置いて剃刀に持ち替えながら、真っ赤に勃起している赤い突起をぴんと指で弾く。
「あぐううっ、んぎいいっ」
力は弱くても、女の身体の中でもっとも敏感な場所だ。
シャングリアが悲鳴をあげた。
だが、面白いのはシャングリアの身体の反応だ。
実のところ、三人娘の中で、いまやすっかりとマゾ度が高くなってしまったのがシャングリアだ。
一郎の悪戯で股間に激痛を与えられたシャングリアなのだが、目の前の股間からは一気に溢れるような愛液があふれ出てきたのだ。
クリトリスを弾かれた痛みを快感に変えてしまったようだ。
「こら、シャングリア。痛くされて悦ぶなんて、はしたなさすぎるだろう。まったく、いやらしい女だ」
一郎は揶揄しながら剃刀を動かしていく。
さらに白い場所が拡がり、無毛の丘が大きくなる。
「ああ、そんな意地悪を言わないでくれ。さ、さすがに恥ずかしすぎる」
シャングリアが顔を真っ赤にして左右に振った。
やがて、シャングリアの股間は、赤ん坊のようにつるつるになる。
「よし、これでさっぱりした。仕上げに二度と陰毛の生えないように処置をする。それと、最終的には、俺の愛奴の印をつけるからな。刻印だ」
「刻印?」
反応をしたのは、シャングリアではなく、コゼを筆責めにしていた横のエリカだ。
剃毛では先輩のエリカだが、まだ、刻印はしていない。いや、新しい淫魔術の能力である刻印を施したのは、まだサキだけだ。
施そうとしているのは、赤ん坊の拳ほどの小さな丸い紋章だ。
それを淫魔術でつけるのだが、これをすると、一郎と一郎が淫魔術を刻んでいる愛奴たち以外から、本物であろうと、玩具であろうと、一切の挿入ができなくなるという仕掛けになっている。
一郎のわがままで、ルードルフの後宮に潜入してもらっているサキが万が一にも、犯されることがないようにするための「貞操帯」のようなものだ。
試す機会もないのだが、他の男などに犯されそうになれば、前にしろ、後ろにしろ、信じられないくらいに股間が固くなり、挿入を受けつけなくなるはずだ。
これを剃毛とともに、今日は全員に刻み込むつもりだ。
我ながら、独占欲の強いようで申し訳ないが、一度愛奴にした女たちについては、死ぬまで一郎以外の者に汚されたくはない。
「ああ、そうだ、エリカ。後でお前もするぞ。もちろん、コゼもな。コゼの剃毛が終われば順番に処置する」
「そうですか……。じゃあ、コゼ、続きをするわよ。たっぷりと泣いてね」
エリカは、コゼに振り返って、またもやコゼの股間に筆を這わせだした。
「んひいいっ、あ、あんた、い、いい加減に──。し、しつこいわよおっ」
エリカの徹底した百合責めに、さすがのコゼも泣きながら、エリカに許しを乞いている。
「ふふふ、可愛いわあ、コゼ。そんな風に素直に悦んでくれるんなら、もっともっと愛してあげるわね」
エリカがくすくすと笑った。
「な、なに、言ってんのよ──」
椅子に拘束されているコゼが悪態をついた。
だが、見ていると、エリカは余裕のある表情で、コゼの股間に口をつけると、今度は肉芽を口づけをするようにちゅうちゅうと吸い始める。
「あああ、あああっ、やあああっ」
コゼががくがくと全身を震わせて悲鳴をあげる。
「んふううっ、エ、エリカ──」
コゼが椅子に拘束された身体を浮きあがらせるようにのけぞった。
よくやるなあと思う。
ああやってエリカがコゼを責め始めて、すでに、小一時間が過ぎている。この世界の時間では、一ノスというところだ。
シャングリアの剃毛を開始するずっと前から始めていて、いまだにやめるどころか、休息を与える兆しさえない。
とにかく、一郎に出逢う前は、アスカの「ねこ」だったエリカは、舌責めについてはかなりの技巧を持つ。
そのエリカの責めをまともに受けているコゼは、もうたじたじのようだ。
エリカは、一郎がコゼを責めることを許すと、最初に短い時間で立て続けに小さめの絶頂をコゼに三、四回させた後、今度は一転して焦らし責めを開始していた。
絶頂寸前までコゼを責め立て、コゼがいきそうになると、責めを緩くして、しばらく熱を冷ましてから再び絶頂ぎりぎりのところに押しあげるのだ。
一郎は、それを魔眼でステータスを覗きながらやるが、エリカはコゼの反応だけを見ながら、本当にぎりぎりのところまで追い詰めている。
いきそうでいけない宙ぶらりんの状態で相手を保持させる技巧は、一郎から見ても大したものであり、一郎は、あるいは単純な女責めだけの能力なら、自分よりもエリカがずっと上ではないかと思った。
それくらい巧みなエリカの女責めだ。
だが、それにしても、エリカはすっかりとコゼを責めるのに夢中になっているが、そもそも、コゼの剃毛をするので、シャングリアが終わるまで、コゼの身体を火照らせておけと指示したのを忘れているんじゃないだろうか。
シャングリアは終わったのだが、エリカはコゼを責めるのをやめる様子がない。
一郎は苦笑した。
「あっ、ああっ、エ、エリカ、そ、そこはいやっ──。おかしくなっちゃう」
コゼが絶叫した。
エリカは熱っぽい口吻をコゼの肉芽に与えながら、指先で開脚椅子の下からコゼの菊座の部分を指で愛撫し始めたのだ。
エリカの粘っこい技巧に、コゼががくがくと身体を激しく震わせ始める。
「ん、んんんっ、ああああっ」
一郎の魔眼では、コゼの絶頂が間近いことが、「快感値」という数字でわかる。
九……八……、……三……二……。
数値は絶頂に近づいている。
それに応じて、コゼの身体の反応と悶え声も大きくなる。
「ふふふ……、はい、お預け」
エリカが口と指を離した。
数字は、一とゼロのあいだくらいだ。
「さすが……」
一郎も思わず唸った。
「ああっ、もう、エリカ、意地悪しないでよ」
がくりと脱力したコゼが、怒ったように叫んだ。
「だったら、今度はロウ様の淫具を使ってあげるわね、コゼ。もっといかせてと、甘えた声でお願いできたら、最後にはいかせてあげてもいいわよ」
エリカが横の台に乗せてある「バイブレーター」を取りあげながら言った。
一郎が準備したものであり、電気ではなく淫魔力の力だが、淫魔力か魔道力を注げば、蠕動運動をしながら頭の部分を上下左右に激しく動かし始めるというものだ。
エリカは、それを手を手に取ると、魔道力を注いで作動させ、びしょりと濡れているコゼの女陰の周辺に静かに触れさせた。
「あふううっ」
コゼが背骨になにかを突き通されたかのような鋭い悲鳴をあげた。
「ああ、エ、エリカ、た、堪らない──。も、もっとしてよ。もう、やめないでよ」
コゼが拘束している四肢と胴体の革ベルトを引き千切らんばかりに暴れながら叫んだ。
エリカの操る淫具は、股間の上をなぞり、いまは菊の蕾の表面をうろうろとしている、
コゼの裸身が、バイブの振動と合わせるように上下左右に踊るように動く。
だが、エリカはコゼがもっとバイブに局部や肛門を押しつけようとすると、それを引いて、ぎりぎり触れるか触れないかくらいの位置を維持している。
あれでは、いつまでやられても、絶頂するほどの快感が得られないだろう。
しかし、エリカは、やがて、それさえも引きあげてしまった。
コゼは狂乱している。
「さあ、コゼ、舌を吸って……。上手にできたら、いかせてあげるわ」
エリカが、脂汗を滲ませて喘ぎ続けているコゼの顎を掴むと、自分の方に引き寄せた。
コゼは躊躇う様子もなく、エリカの唇にぴったりと唇を押し当てて懸命にエリカを舌を吸いだす。
いずれにしても、一郎は確信した。
これは、エリカは、完全にコゼの剃毛のことは頭から抜け落ちている。
久しぶりの「百合遊び」に完全に夢中になってしまっているようだ。
これはまだ責め終わるのにも、まだ時間がかかりそうだ。
無理矢理に終わらせてもいいが、まあいい……。
一郎は、いつもとは立場が逆転しているふたりの姿にほくそ笑みながら、一郎の目の前でシャングリアに視線を戻す。
「まだ、横は取り込み中だ。先にシャングリアの刻印をするか。だが、サキにもやったが、かなり身体に負担もあるようだ。どうにも、注ぎ込む淫魔力が強すぎるみたいでな。サキなど、しばらく動けなくなった」
すでにサキには、一郎の淫魔術の刻印を施したのだが、そのときもびっくりした。
愛撫というわけでもないのに、立てつづけに連続絶頂し、サキが白目を剥いて気を失ってしまったのだ。
しかも、口からは泡まで噴いていた。
強すぎる一郎の淫気を大量に与えることによる影響のようだが、あの妖魔将軍のサキでさえ、ああなるのだから、ただ人間族のシャングリアには大丈夫だろうか。
死ぬことはないはずだが、どうなるのか予想はつかない。
「だ、大丈夫だ……。い、痛くしてもいいぞ。わ、わたしはロウの女だからな」
股を開いたままのシャングリアが赤い顔をして言った。
一郎は笑った。
「痛くしてもいいじゃなくて、痛くされたいんじゃないか? シャングリアは、マゾっ子だからな」
からかった。
すると、火照っていたシャングリアの顔がさらに真っ赤になったのがわかった。
「そ、そうかもしれない……。お、お前になら、死ぬほどに鞭を打ってもらいたいかもしれない」
そして、赤い顔のまま、表情だけは真面目になって言った。
一郎はちょっと驚いてしまった。
「そういうのがいいのか? だったら、本当にするぞ。俺を焚きつけたら後悔するぞ。俺は変態だからな。自分の女をそんな風に痛めつけるのも興奮するんだ」
一郎が言うと、シャングリアの目が大きくなった。
「だ、だったらしてもいいぞ。わ、わたしを玩具にしていい。す、好きなように……。わ、わたしは、お前に性奴隷にしてもらうときに、なにをしてもいいと言ったぞ。そういうのが好きならしてくれ。多分だけど、わたしはそういうことが興奮すると思う」
シャングリアが大真面目な口調で言った。
これには、ちょっと一郎もたじろぐ気分になった。
「……ありがとうよ。とりあえず、いくぞ。刻印だ」
一郎は無毛になったシャングリアの股間に手を置く。
淫魔術を活性化させる。
一郎の中にある淫気がシャングリアの股間の上にある手に集まっていくのがわかる。
それを一気にシャングリアの中に注ぎ込む。
「んぎいいいっ、んがあああっ、あがああああ、んがああああ」
すると、シャングリアの身体が一郎が驚くくらいに、暴れ出す。
とてつもない大声で悲鳴を絶叫した。
「うわっ」
「なに?」
横のコゼとエリカも、何事かと行為を中断して、こっちに視線をむけたのがわかった。
だが、驚いたのは一郎も同じだ。
サキのときとは雰囲気が違う。
これは、激しい快感に襲われれているというよりは、怖ろしいほどの激痛に襲われている感じだ。
慌てて手を除けるが、すでに淫気を注ぎつくしている。
中断はできない。
シャングリアは、まるで焼き印で押されたかのように、拘束をされている裸体を開脚椅子の上でのたうち回っている。
「シャングリア、大丈夫か?」
一郎はとにかく、もう一度シャングリアに淫魔力を触れさせて、落ち着かせようと思った。
痛みなら、もう一度淫魔力を注げば緩和できる。
「んぐううっ、いぐうううっ、あがああああっ」
だが、そのときには、シャングリアは激しく絶頂をして、白目を剥いたような感じになっていた。
サキのときと同じだ。
違うのは、この状態に至るまでに、シャングリアが痛みのようなものを味わったことだ。
サキのときには、ただの連続絶頂だったのだ。
「ああっ、ふわああっ」
シャングリアの股間からかなりのまとまった量の愛液が迸った。
次いで、シャングリアの身体が完全に脱力する。
失神したみたいだ。
それだけでなく、シャングリアの股間からじょろじょろとおしっこが迸りだす。
一郎の身体を濡らしながら、気を失ったシャングリアはぐったりとなっている。
「な、なんですか、いまの?」
「ご主人様、シャングリアは?」
エリカとコゼは驚いて声をかけてきた。
一郎は淫魔術で改めて、シャングリアの身体を探った。
そして、ほっとして頷く。
「問題ない。気を失っているだけだ。あまりにも気持ちよくてな」
「き、気持ちよくって、シャングリアはそんな感じじゃありませんでしたよ……。なんか、すごい雄叫びを……」
エリカが顔を引きつらせ気味に言った。
だが、本当のことだ。
シャングリアの身体を淫魔術で確認していた限り、さっきの激痛を受けたような反応の中で、シャングリアが途方もない快感を覚えたことに間違いない。
いまも、シャングリアの身体は大きな快感の余韻に浸っている状態だ。
そして、ふと思いついたことがあった。
いまのシャングリアの反応から推測された仮説だ。
とにかく、さっきのシャングリアが怖ろしいほどの激痛を通じて、快感を覚えたのは間違いないと思う。
だが、その直前に、一郎とシャングリアは、シャングリアがマゾだから、鞭打ちの責めをしてみるというような喩え話をしていた。
あるいは、それが関係あるのかもしれない。
まだ、仮説だが、この刻印を施すとき、圧倒的に濃い淫魔力を一気に大量に注ぎ込む影響により、一瞬頭がおかしな状態になり、その女の望む性癖が剥き出しになるんじゃないだろうか。
突拍子もない予想だが、なんとなく、そんな考えが浮かんだ。
まあ、試してみる価値はあるかもしれない。
「大丈夫なんですか、シャングリアは?」
エリカは、まだ呆然としている感じだ。
「問題ない。それよりも、シャングリアをおろして横に寝かせてやってくれ、エリカ。掃除も頼む。今度はコゼの剃毛と刻印をする」
エリカが持ったままだった筆を取りあげて横に置くと、一郎はエリカと場所を変わった。
「は、はい……」
エリカがシャングリアのところに行き、まずは魔道でシャングリアの失禁によって汚れた床を掃除する。
そのついでに、一郎の身体も綺麗にしてくれた。
次いでエリカがシャングリアを拘束していた革ベルトを外しだす。
だが、まだシャングリアは目を覚ます様子はない。
「さて、コゼも覚悟はいいな。これからするのは、コゼが二度と俺から離れられなくなる呪いのようなものだ。二度と俺以外の男に受け入れられることはないし、淫具で遊ぶこともできなくなる。仲間内は別だけどね。毛を剃るのも、その儀式の一環だ。刻印は俺の愛奴の印だ」
一郎は新しい剃刀を手に取った。
開脚椅子のコゼがぶるりと身体を震わせた。
「も、もちろんです、ご主人様……。嬉しいです。で、でも、エリカ、酷いんですよ……。た、たくさん意地悪をして、あたしを焦らし責めに……」
コゼは目に涙を浮かべている。
それほどに追い詰められたのだろう。
一郎は笑った。
「それはいつも、コゼが意地悪するからだろう。じゃあ、刻印の処置が終わったら、ご褒美に犯してやろう。もっとも、シャングリアみたいに気を失ったら、犯せないけどな」
「やったね──。約束ですよ。あたし、気絶なんかしません」
コゼがきっぱりと断言した。
一郎は頷いた。
さて、これでどうなるかだ。
一郎の予想通りであれば、シャングリアとは反応が違うはずだが……。
「さて、じゃあ、お毛毛とはお別れだ」
一郎はコゼの股間で剃刀の刃を動かす。
コゼの愛液がたっぷりとコゼの陰毛を濡らしていて、確かになんの処置も不要な感じだ。
一郎は、容赦なく剃刀で陰毛を剃っていった。
興奮しているかのように、コゼが小さく喘ぎだす。
ぞり、ぞりと剃刀を動かす度に、白い恥丘が広くなっていく。
「あ、あん、ご、ご主人様……。ご、ご主人様にさ、触られると……」
愛撫らしい愛撫などなにもしてないのに、コゼはどんどんと愛液を股間に足していっている。
真っ赤に充血している股間がひくひくと動くのが、本当にいやらしい。
やがて、つるつるの丸坊主になった。
「じゃあ、刻印だ。終わったら、犯してやろう」
「は、はい」
さすがにコゼの顔が蒼くなり、歯を食いしばるような動作をする。
さっきのシャングリアの反応はすごかった。
当然に、凄まじいほどの衝撃があると予想しているに違いない。
だが、一郎の予想では、女たちの性欲を剥き出しにしたような願望の反応が身体に噴出するはずだ。
さっきのは、シャングリアが極めて特殊すぎたのだと思う。
「大丈夫ですか……」
気がつくと、エリカが心配そうな表情で横にいた。
シャングリアは床におろされて横たわっている。裸体に毛布を掛けられていて、まだ寝息のようなものをかいている。
「コゼが終われば、エリカだぞ」
エリカに声をかけると、コゼに顔を向け直して、さっきと同じようにコゼの下腹部に手を当てて、淫魔力を大量に注ぎ込んでいく。
「うわっ、わっ、わわっ、わわっ、なに? なに? なにこれ? ああ、なに? 気持ちいい──。気持ちいい──。なに、なにこれ、ご、ご主人様──。ああ、ご主人様──。ああ、ご主人様──。や、やあ、触って──。ご主人様──。いっちゃいや──。どこにもいっちゃいやあ──。ご主人様、コゼの前からいかないで──。どこにも、いっちゃいやああ──。ご主人様がいなくなったら、死ぬ──。コゼは死にます──。ご主人様ああああ」
一郎は手を離した。
手をどけたコゼの下腹部では、シャングリア同様に、刻印が浮かびあがりだしている。
全員が同じ刻印だが、一郎がルードルフに貰ったボルグ家の紋章だ。
円があり、中心に塔が描かれてその塔に絡まる二匹の大蛇という図柄だ。この紋様にも仕掛けがあるが、まあ、そのお披露目は後だ。
それにしても、コゼは錯乱をしたみたいになっている。
目の前の一郎を必死で探し求めている様子を示しだした。
「コゼ、しっかり──」
エリカが声をあげて、コゼの身体を掴もうとした。
一郎はそれを制して、開脚椅子の背もたれごと、コゼを抱き締めた。
「コゼ、俺だ──。俺はここだぞ」
すでに刻印の処置は走り出している。特にすることもない。
一郎はぎゅっとコゼを抱き締めてやった。
「ああ、ご主人様──。大好き──。コゼはご主人様が好きです──。ああああっ」
一郎が抱き締めると、さっきのシャングリアと同じように、がくがくと絶頂の反応を示しだした。
「いいいっ、あああっ、すごいいいっ、あああああっ、ご主人様ああああっ」
可愛らしい顔に女の悦びをいっぱいに浮かべて、コゼが絶頂をした。
そして、やっぱり、そのまま気を失ってしまった。
これは、約束を守って犯すことができなくなったみたいだな。
一郎は苦笑した。
「コゼはどうしちゃったんですか?」
エリカは驚いてしまっている。
だが、一郎はもはや、刻印を施したときの女たちの反応について理解した。
やはり、これは、淫魔力を大量に注がれることで、錯乱状態になると同時に、女たちの性癖を剥き出しにして、外に出してしまうのだ。
これは、結構面白いかもしれない。
最終的に気絶するほどの絶頂感に陥るのを除けば、女の身体に異常は残らないみたいだし……。
「しばらくすれば目を覚ますさ……。犯す約束をしたから、コゼはちょっとこのままにしておこう。それよりも、エリカ、お前にも刻印をするぞ」
エリカはどうなるのか?
一郎はエリカの腕を掴むと、引き寄せて、立ったまま下腹部に手をやって、刻印を施すための処置を開始した。
「わっ、ロ、ロウ様──。ま、待って、いきなり──」
エリカがびっくりしているが、激しくは抵抗しない。
しかし、一郎の身体にしがみついてぎゅと乳房を一郎に押しつけるようにしてきた。
ちょっと怖いに違いない。
「あ、ああああっ、いいいいいいっ」
そして、エリカが一郎の腕の中で跳ねるように動き始める。
刻印の術が本格的になったため、エリカの身体の中で淫魔術が暴れ狂う感じになっているのだと思う。
下腹部から手を離して、エリカを両手で抱き締める体勢にする。
そのとき、ちらりと目をやったが、ボルグ家の塔と二匹の蛇の紋章が、エリカの下腹部で真っ赤になっている。
「ああっ、ロウ様──。エ、エリカをいじめてください。恥ずかしいことしたい──。いや……。したくないけど、すると興奮するの──。ロウ様、エリカに思いっきり恥ずかしいことをさせてください。いやだけど、ロウ様に苛められるのが好きです──。あああ、やだああっ、ロウ様に意地悪されたいい。恥ずかしい、恥ずかしい──」
エリカが両手で一郎にとりすがるように、顔に苦悶というか……羞恥に苛まれているときのような表情を浮かべる。
これもまた、特殊な反応だなと思った。
羞恥責めでもされているような反応のようだが……。
「ああ、ロウ様が欲しい──。ロウ様におまんこを犯して欲しいです──。ああ、いやらしい言葉を言うと興奮するの──。ロウ様、エリカの淫乱なおまんこを犯してくださいいいっ──」
すると、今度は腰を一郎の下腹部に激しく擦るつけるような動きを開始する。
卑猥な言葉を叫びながらのおねだりだ。
およそ、普段のエリカなら、絶対に想像もできないような破廉恥な行為だが、これがエリカの隠れている性癖の欲望なら面白い。
いずれにしても、肉体の快感を暴発させてしまって気絶をしたサキ、シャングリア、コゼとは違い、エリカの性癖爆発の反応は精神的なもののようだ。
その分、性行為の余地があるようだ。
とりあえず、エリカを抱かせてもらうことにする。
「ほら、犯してやるから、思いつく限りの卑猥な言葉を口にするんだ。エリカが絶対に言わないような言葉を絶叫しろ」
一郎はエリカを床に横たわらせると、両脚を立たせて開脚させる。
そのまま、正常位で一気に怒張をエリカに貫かせた。
「んふううっ、エ、エリカは、とても淫乱で──ああ、おまんこが熱いです──。熱いいい──。エリカのおまんこをもっとぐしょぐしょにしてくださいい──ああああ」
卑猥な言葉を口にしろという命令に、エリカが懸命に言葉を探すような表情をして、嬌声と嬌声のあいだで必死に言葉を紡いでいる。
だが、確かに興奮しているようだ。
エリカの快感値が急降下して、あっという間に絶頂しそうな雰囲気だ。
「もう終わりか? もっと卑猥な言葉を言え──」
一郎は律動させながら言った。
「ち、ちんぽ、欲しいです──。ロウ様のおちんぽ素敵ですうう──」
酔っ払ったようなエリカが絶叫し、その瞬間、一郎の身体を下から力いっぱいに抱き締めて、激しく身体を震わせて絶頂をした。
「あああああ、ああああああっ」
しかも、これはかなり深い──。
おそらく、この一回でエリカは失神する。
一郎はそれがわかった。
さっきの隠語連発も合わせて、これが刻印の術を施したことによるエリカの一連の反応なのだろう。
いずれにしても、最後には気絶するほどの絶頂をするのは同じみたいだ。
「いくぞ」
一郎はエリカの中に精を放った。
「ロウ様のちんぽおおおおっ」
正気に戻れば、羞恥にのたうち回るのではないかと思うような、ちんぽ絶叫をして、エリカもまた意識を手離してしまった。