【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ぱぱ、ぱぱ、いくの、もっとして、ぱぱ、きもちいいのう──。ぱぱとのまんまん、きもちいい──」
ウルズが一郎にしがみつきながら大きな声で叫んだ。
見た目は美しい大人の女性だが、童女返りしてしまったことで、心はまだまだ子供だ。
だが、一郎とのセックスは大好きだ。
一郎が訪れると、すぐに性交を強請ってきて、今日も、いま抱いているところである。
腰から上は、上から被る無地の貫頭衣を身に着けているが、腰から下にはなにも身に着けていない。
対面座位で愛を交わしている一郎とウルズの横に、ウルズが脱ぎ捨てたまま放り捨ててある。
最近になって、やっとおしめが外せるようになったらしいウルズの下着は、スクルズたちが身に着けているような上質だが、柄や飾りのない無味乾燥な小さな下着だ。
「俺も、気持ち、いいよ、ウルズ。もっと、気持ち、よく、なろうな。今日は、ぱぱも、ウルズの中に、出そう、かな」
一郎は胡坐に座る股間の怒張に跨らせているウルズの秘裂を貫かせたまま、ウルズが一番感じる場所を怒張の先が抉れるように、ウルズの腰を下から担ぐようにして上下に揺らしてやる。
「ああん、ぱぱあっ、だいすきいっ」
ウルズががくがくと身体を震わせた。
王都にある小屋敷だ。
対外的には子爵としての一郎の王都屋敷ということになっていて、届けもしているし、その体裁も整えている。
だが、実際の所有者は、スクルズだ。
少なくとも、この屋敷を管理している屋敷妖精のブラニーは、そう納得して、この小屋敷に住み着いている。
また、普段、ここで暮らしているのは、童女返りしているウルズである。
そのウルズをブラニーが世話をして、スクルズとベルズが交代で「育児」をしている家というわけだ。
今日は、珍しくも、スクルズがここで会いたいという伝言があり、朝食が終わるとともに出てきたところである。
おそらく、昨日の話だと思う。
いつもなら、スクルズは用事があれば、この小離宮に一郎を呼び出すということはしない。自ら幽霊屋敷にやって来る。
用があるときはもちろん、用事がなくてもやって来る。
それは、神殿長代理から、正式に神殿長になっても変わらない。
就任式関連の忙しい日々が、やっと日常に戻りつつあるが、なんだかんだと、関連行事の多忙の寸間を縫って、スクルズは毎日のように屋敷にやって来ていた。
まあ、エリカもコゼも呆れていたが……。
いずれにしても、だから、わざわざ場を変えて話したいというのは、昨夜のアネルザの話だろう。
タリオ公国のアーサー大公のところに、アンが嫁ぐ話が持ちあがっているというアネルザの話には驚いたが、あの後、アネルザは第三神殿にも向かい、当人のアンにも情報を告げにいくと言っていた。
その昨日の今日だ。
おそらく、その話に間違いない。
従って、いつものエリカたち三人については置いてきた。
特に、スクルズからの伝言には言及はなかったが、話し合いの場所を幽霊屋敷ではなく、ここに指定したのは、一郎だけに話をしたいのではないかと考えたからだ。
そうでなければ、内緒の話であろうともに、幽霊屋敷で十分なのだ。
護衛なしに外出するのをエリカは極度に嫌うが、通称「幽霊屋敷」から、この小離宮に向かうのは、スクルズが設置してくれた“ほっとらいん”の鏡を通過して、移動術で跳躍するだけだ。
エリカには、絶対にひとりで屋外に出ないことを約束させられた。
正直、どれだけ過保護なのだと突っ込みたくなるが、エリカは一郎を守ることを絶対的な自分の責任のように思っていて、いつも、一郎を心配してくれる。
まあ、どの女もそうだが、一郎には過ぎた女だろう。
そして、一郎だけで小離宮にやってくると、さっそくウルズに掴まったというわけだ。
スクルズもまだ来ていない。
いたのは、ウルズと屋敷妖精のブラニーだけだ。
一郎の姿を認めた途端に、ウルズは一郎にだっこを迫った。
スカートと下着を脱ぎ捨てて──。
そして、いまに至る。
「ああん、ぱぱあっ」
ウルズが一郎の首にぎゅっとしがみつき、三回目の絶頂を迎える反応を示しだす。
おしめが取れる前は、一度の絶頂ですぐに失神状態になっていたものだから、三回も続けて絶頂できるのは成長というものだろう。
ウルズがぶるぶると震えて、滑らかな膣で一郎の肉棒をぎゅっと締めつけた。
「ぱぱ、いくのうっ」
絶頂感覚はもう知っているので、そのときには「いく」と教えろと「教育」している。
ウルズも最近はちゃんとそれができるようになった。
それにしても、魔瘴石を強引に引き剥がしたことで、無垢の魂になってしまい、そのために、もう一度成長をやり直しているウルズだが、肉体は大人だ。だから、一郎の愛を受け入れることもできるが、心はあくまでも童女だ。
このまま、性三昧の生活をさせ続けていたら、十年程後に、どんな大人の女性になっていることだろう。
ちょっと心配にならないでもないが、親代わりのスクルズもベルズも、一郎がウルズに精を注ぐたびに、成長の促進を感じると言っていて、むしろ積極的にウルズを抱いてくれという。
まあ、ふたりがいうなら問題もないだろうと、一郎も無邪気そのもののウルズが求めるままに、こうやって機会さえあれば、ウルズを抱いている。
「ああ、あああん、ぱぱあああっ」
ウルズが力一杯に一郎を抱き締め、三度目の絶頂をしたことがわかった。
一郎はウルズの子宮に精を放った。
ウルズが白目を剥くようにのけ反り、すっと脱力する。
重くなったウルズの身体を離して、一郎はその場に横たえた。
すると、この小屋敷を管理している屋敷妖精のブラニーがすっと姿を現わす。
「ウルズお嬢様を寝台にお運びしますね」
ブラニーが軽々とウルズの身体を横抱きに持ちあげる。
ウルズは、すでに寝息をかいており、幸せそうに眠っている。目を覚ます気配はない。
そのブラニーとウルズが消えた。
この客間ではなく、ウルズの寝台がある私室に向かったのだろう。
取りあえず、することもなくなり、一郎は服装を整えて、ソファに座り直した。
すると、すぐにブラニーが再び姿を現わした。
「お嬢様はお休みです。ところで、ありがとうございます。お嬢様はとても幸せそうでした」
ブラニーがお茶を入れ直した。
準備はしてくれていたのだが、大して飲まないうちにウルズに突撃されたので、すっかりと冷えてしまっていたのだ。
「お嬢様と呼んでいるのか?」
新たに注いでくれた茶を口にしながら、一郎はなんとなく訊ねた。
「もちろんです。大切なお嬢様です。だから、ロウ様がウルズお嬢様を大切にしてくれるのが嬉しいのです」
ブラニーが満面の笑みを浮かべた。
なんとなく、そこには屋敷妖精と屋敷で暮らす主従ではなく、母性愛のようなものを感じた。
スクルズやベルズも世話をしているが、なんだかんだと、一番長い時間をウルズとすごしているのは、間違いなくブラニーだろう。
一郎たちの幽霊屋敷のシルキーもそうだが、屋敷妖精は単に家の家事のようなことをするのみならず、家族に対する愛情のようなものを家人に向けるのだなと改めて思った。
目の前のブラニーがウルズに示すものには、なんとなく母性愛のようなものを感じる。
そのとき、一郎の横で給仕のようなことをしていたブラニーがびくりと顔をあげた。
「お屋形様です……。それと、ベルズ様ですね。いま、ウルズ様のお部屋に入られました」
ブラニーが一郎に視線を向けた。
やっと、スクルズが来たみたいだ。お屋形様というのは、スクルズのことである。
だが、ベルズも一緒なのかと思った。
この屋敷には、一郎の本屋敷や宮殿などとの転送施設に加えて、第三神殿と第二神殿にも繋がっている。
それは、ウルズがいつもいる部屋に直接に繋がっているので、そこに入ったようだ。
「少々お待ちください」
ブラニーが再び姿を消した。
しばらくすると、この客室の扉が廊下側から叩かれた。
返事をすると、入ってきたのは、スクルズとベルズのふたりだ。
「ロウ様、先日の就任式ではありがとうございます。無理なお願いなのに聞いていただいて……」
椅子に座ると、すぐにスクルズが頭をさげた。
神殿長としての装束を身に着けている。
だが、なんとなく違和感がある。
なにしろ、スクルズの依頼を受けて、就任式の真っ最中にスクルズを犯したのは、十日も前のことだ。
そして、それから、スクルズは毎日のように、一郎のところに遊びに来ているし、お礼だって何度も受けている。
なぜ、いまさら、あれから初めて会ったような言葉を使うのだろう。
もしかしたら、ベルズがいるから、話を合わせてもらいたいのだろうか?
「スクルズ、お礼よりも、謝れ──。先日の就任式のことで、おかしいと思ったら、とんでもないことをロウ殿に頼んだりしていたそうではないか。ロウ殿も人がいい。こいつのあんな我が儘で破廉恥な依頼など断ってもいいのだ。とにかく、今日は謝らせにきた」
横から口を挟んだのはベルズだ。
どうやら、先日の就任式における一郎とスクルズの艶話をやっと知ったようだ。
あるいはミランダ辺りがベルズに教えたのだろうか?
とにかく、ベルズは憤慨している様子だ。
もっとも、その相手はスクルズにであり、一郎にではない。
「もう、こんなにお説教は堪忍よ、ベルズ。あなたの言うとおりにちゃんと謝ったではないの……。ねえ、ロウ様」
スクルズが一郎に媚びるように、にっこりと微笑んだ。
いつもそうだが、思わず貰い笑みを浮かべたくなるような笑顔だ。
一郎もつられるように、笑ってしまった。
「いつもそうだ。とにかく、ロウ殿は素晴らしいお方なので、羽目を外したくなる気持ちもわかるが、お前はもっと慎みを持つがいい。ミランダから就任式のときのクエストのことを聞いたときには耳を疑ったぞ。常識で考えろ、常識で──。とにかく、とんでもない依頼を済まなかったな、ロウ殿」
ベルズも一郎に向かって頭をさげた。
一郎は困惑した。
あのときには、しっかりと一郎は愉しんだ。謝られると当惑する。
ベルズは少しのあいだ、憤慨したようにスクルズに文句を言い続けていたが、しばらくすると気が済んだのか、神殿に戻ると口にして立ちあがった。
ベルズがいなくなると、スクルズがまるで悪戯が成功したかのように、笑って舌を出した。
その可愛らしい姿は、とてもじゃないが、王国史上で最も若い王都大神殿の神殿長には見えない。
「ロウ様、遅くなって申し訳ありません。なにしろ、突然にベルズが神殿に来たのですよ。どうやら、ミランダがロウ様にお願いをした就任式のときのクエストをベルズに漏らしてしまったらしくて……。冒険者ギルドの守秘責任はどうなっているのでしょう。おかげで、わたしは早朝からずっとベルズのお説教でした」
スクルズが笑いながら言った。
少しも悪びれている様子はない。
一郎も苦笑した。
「そして、ありがとうございます。話を合わせていただいて……。ベルズからのお説教の流れで、わたしは、就任式後、ずっと多忙でロウ様にはお会いしていないことになってしまって……。毎日、会っていたなどと、正直に口すれば、おそらく、ベルズの小言は、まだまだ続いていましたわ」
スクルズはあっけらかんと言った。
「それは災難だったね」
一郎はとりあえず、それだけを言った。
すると、スクルズが立ちあがった。
「……さて、では、今日、来て頂いた用件ですが……。話の前に、アン様たちを連れてきます。ちょっとお待ちください」
やはり、アンの件かと思った。
ベルズがたまたまやって来たので、とりあえず連れてこなかったのだろう。
どうせ、移動術で往復すれば、時間などまったくかからない。
「アネルザは、昨夜は第三神殿に?」
「ええ、アン様としばらくお話されてましたわ。わたしとも少し……」
やっぱり、話を知っているのだと思った。
スクルズがいったん姿を消滅させる。
「さて……」
一郎は机の前にある茶菓子に手を伸ばした。
スクルズが戻ってきたのは、最初の一個を食べ終わった頃だった。
「ロウ様、参りました」
「ご主人様……」
「ロウ様……」
三人が姿を現わした。一郎のことを「ご主人様」と呼ぶのはアンだ。先日の就任式のときに、待合室で侍女をしてくれたとき、なんとなく、そんな話になったのだ。
それはいいのだが、三人とも完全な全裸である。
唯一、靴だけを履いている。
一郎は仰天した。
「なんだ、その恰好は?」
一郎はたじろいでしまった。
すると、スクルズが羞恥に顔を赤くしながら、身体をもじつかせつつ口を開く。
それでいて、身体は隠したいのを隠さないことを決めているように、両腕を身体の横にぴったりと密着させて、もじもじと身体をくねらせている。
スクルズだけでなく、アンもノヴァも全身を真っ赤にしている。
「ロウ様、だって聞きましたのよ。アン様とノヴァとお約束したそうじゃないですか。素っ裸で召使いをするのですよね。昨夜、アン様に教えてもらいましたのよ。もちろん、わたしも参加させていただきますわ。今日は予行練習です。でも、ただ裸のまま、“ほっとらいん”で移動するだけで、勇気がいりますのね。当日は三人で参ります。もちろん、お言いつけの通りに、裸でも馬車に乗りますわ」
「ご主人様、なんか、こんなことになってしまって……」
アンも真っ赤な顔でくすくすと笑っている。
先日の就任式依頼、なにが切っ掛けになったのかわからないが、アンはよくころころと笑うようになった。
まるで、スクルズがうつったみたいだ。
それにしても、てっきり、アンに突然に降って湧いた婚姻話のことで相談に来たと思ったが、まるでそんな雰囲気がない。
「それにしても、ベルズも困ったものです。せっかく召使いの予行練習にお付きいただこうとしましたら、早朝から押し掛けてくるんですから。計画が台無しです。わたしも今日は、この時間しか割けないというのに……」
スクルズはぶつぶつ言っている。
一郎はなんだか身体の力が抜けてしまった。
「もしかして、ここに俺を呼び出したのは、この件ですか?」
一郎は訊ねた。
すると、スクルズがにっこりと微笑んだ。
三人揃って、一郎の前に正座の姿勢で腰をおろす。
「ふふふ、そうですね。それもありますね。アン様のことはスクルズにお任せください。ロウ様は、アン様が他の男に嫁ぐことなど反対ですよね」
そして、微笑んだまま言った。
横のアンがぴくりと反応をする。
喰えない神殿長様だ。
アンの婚姻話など、眼中にないように振る舞いながら、やはり、その件とは……。
「当然だね」
一郎はスクルズに応じた。これについては、もう一郎の腹は決まっている。当面は様子見ということも決めた。
だが、話に進展があるようなら介入する。
アンはすでに一郎の女だ。
すると、アンの顔がぱっと破顔した。
「も、もちろん、わたしはいまさら、どこにも参りません。それは絶対です。昨夜もお母様にははっきりと申しましたし、お母様もそのつもりもないと断言して頂けましたし……」
アンがちょっと申し訳なさそうな表情で言った。
もしかしたら、一郎がどういう反応を示すか不安だったのだろうか。
この表情からすれば、もしかして、一郎が怒るとでも……?
「ロウ様、なにからなにまで、スクルズにお任せください。タリオの大公には、アン様は会わせも致しません。アン様はロウ様にお預かりしている大切な身です。ロウ様のお心さえ知れれば、あとはスクルズの仕事です。断固として、アン様はお渡ししませんわ。たとえ、王家であろうとも」
スクルズはぽんと小さく自分の胸を叩いた。
そうはいっても、いくらスクルズでも王家の権威には逆らえないだろう。
まあ、アネルザもいるし、ルードルフの周辺はサキたちで囲んでいる。どうにでもなるとは思うが……。
「だけど、アン様を第三神殿に預けているのは、王家の意思でしょう? 引き渡しの拒否などできないんじゃないの?」
「わたしにとっては、ロウ様にお預かりしているつもりです。王家と戦争になってでも、アン様はお守りします」
スクルズはにこにこと笑う。
「頼もしいね。じゃあ、よろしく頼むね」
まあ、戦争ということどないだろう。
スクルズ特有の冗談だろうが……。
「スクルズ殿、あまり物騒なことは……」
アンだ。
戦も辞さないというスクルズの言葉に戸惑ったみたいだ。
「アン様、ロウ様の言葉は絶対です。スクルズはたとえ、世界を敵に回しても、ロウ様が望まないことは致しません
スクルズがきっぱりと言った。なんの迷いも感じられない堂々とした物言いだ。
一郎は笑ってしまった。
「とにかく、全裸召使いの予行練習でしたね。じゃあ、とりあえず、抱かせてもらいますか。我が家の召し使いの一番大切なお勤めですよ……。さあ、アン様、ノヴァ、おいで」
一郎は両手を拡げた。
「はい」
「はい……」
すると、アンとノヴァが嬉しそうに一郎抱きついてきた。
「縛ります……。腕を背中に回してください、ふたりとも」
一郎が命令すると、アンとノヴァは赤かった顔をさらに真っ赤にして、すぐに一郎に背を向けて、手を背中に回した。
「まあ、除け者は狡いですわ。わたしもご調教をお願いします」
スクルズが慌てたように、アンとノヴァの横にやって来た。
*
「あんっ、あんっ、あんっ」
「はっ、はあっ、はあっ」
一郎は、アンを床に跪かせて椅子に捕まるようにもたれさせながら、後ろから尻たぶの狭間から怒張を出入りさせていた。
すでに溢れ出す愛液はとめどのないものになり、アンは早くも絶頂の兆しを示し始めた。
全裸召使いの予行演習だと称して、スクルズに半ば強引に連れて来られたアンとノヴァだったが、いざ抱いてみると、全裸でやって来ただけで興奮していたのか、たっぷりと股間は濡れていた。
愛撫らしい愛撫を待つことなく、すぐに淫らによがりだした。
三人を順に抱いているが、いまは二順目の最初であり、一郎の相手をしているのはアンである。
アンはすでに性的興奮の真っ最中だ。
愉快なのは、その横でアンとほとんど同じ姿勢で隣の椅子に突っ伏しているノヴァである。
一郎の淫魔術により、女主人のアンと完全に性感を同調させられているノヴァは、アンとまったく同じように悶え声をあげ、淫らに尻を振って女主人同様に快感を昂ぶらせているのだ。
一方で、アンとノヴァの両腕は、一郎が亜空間から出した縄で高手後手縛りに緊縛されている。
アンたちだけじゃない。
横で悶えているスクルズも同じように、縄で緊縛していた。
また、縄掛けは上半身のみではなく、股間にも施している。
縄瘤を作って敏感な部分を抉らせつつ、一郎に抱かれる番のときだけ、股間を解放させることにした。
そして、待っているあいだは、腰を振って「自家発電」を繰り返すように命令をしたのだ。
三人とも健気にそれを頑張っている。
やっとひと回りしたところだが、一郎に犯されながら、縄瘤で自らを慰めねばならない三人は、いよいよ性に狂った感じだ。
特に、アンとノヴァは、一郎が快感の共鳴をしていることで、受ける快感が倍になり、しかも、いまこうして、アンが犯されるときも、一郎が直接与える快感に加えて、ノヴァが腰を振って、縄で受ける刺激も同時に味わわなければならないということになっている。
いま犯しているのはアンだが、ノヴァも同じ責め苦を受けているのであり、すでに朦朧としている。
「いくっ、いきます。お、お許しを……」
アンが股間で、ねちゃねちゃといういやらしい音を響かせながら、感極まった声で言った。
「あ、あああ、アン様、ああああっ」
ノヴァも同じように興奮した声を出して、ぶるぶると腰を震わせた。
アンを犯すということは、ノヴァを犯すことも同じだ。
性感の共感により、ノヴァと快楽について一心同体にされているアンは、ノヴァともども、二度続けて絶頂させられようとしている状況だ。
「遠慮なく達してください。どんなことを要求してもいいですよ、アン様。スクルズを見倣ってください。遠慮なんかいらないし、恥ずかしがる必要もありません。俺も含めて、みんな淫乱で変態なんです。どうか、アン様も思い切り快感を貪ってください」
一郎はアンのもっとも感じる場所を選んで、怒張の先でしつこく突きながら言った。
最初の男だったキシダインの根性のねじ曲がった性癖のせいで、男の欲望を満足させる道具のように躾けられてしまったアンは、どうしても性には受け身的で、しかも、自分が快感を覚えることが罪悪であることのように思ってしまうようなところがあった。
だから、スクルズの誘いとはいえ、全裸で一郎の前にやってきたのはびっくりしたが、もしかしたら、いきなり沸き起こった再婚話に、ちょっと不安になって、思い切ったことをする決心をしたのかもしれない。
いずれにしても、大人しくて、なんでも遠慮するのがアンの悪い癖なので、見合い話が起きたことで、不安にならないように、スクルズもアンを焚きつけたのかもしれない。
「は、はい、あ、ありがとうございます。いく、いきますっ、いぐううっ」
「ああ、んふううっ」
アンが全身を歓喜にわななかせて昇天した。
その横でノヴァも一緒に絶頂している。
「ほ、本当に、一心同体なのですね。とても、可愛いですわ」
一周目の絶頂の余韻に浸っていたスクルズが、アンとノヴァが同時に絶頂するのを愛おしそうな視線を向けながら言った。
「次はもう一度、ノヴァだね」
一郎は、アンから怒張を抜くと、ノヴァを引き寄せて、すっと亀頭を秘裂に挿し込み直した。
また、ノヴァを抱き寄せるとともに股縄は外している。一方で、アンについては、一郎が一物を抜いた瞬間に、再び縄で封印をした。
淫魔術を駆使する一郎ならではの早業だと自負できる。
「あん、ロ、ロウ様、あ、ありがとうございます」
「んくう」
ノヴァだけでなく、たったいま果てたアンが可愛らしい声で悶える。
「なんだか……、狡い気もしますね……。あっ、ああっ、ああっ……。ア、アン様とノヴァは続け……てなので……、ああっ、あっ、わたしの……番が……飛ばされて……いる気持ちに……なります……」
スクルズが命じられている縄瘤の自家発電を続けながら、くすくすと笑った。
「だったら、特別にスクルズも共鳴を感じるか?」
一郎は淫魔術で、スクルズの快感についても、一緒に共鳴をさせてやった。
これで三人とも、三重の快感を同時に受けることになる。
「きゃああ、ああああ」
抽送をしているノヴァが突然に悲鳴をあげた。
ノヴァの受ける快感に、アンだけでなく、スクルズの快感まで加わったからだ。
「ああ、こ、これは……きょ、共鳴って……すごいのですね……。あ、ああ……。こ、この強烈に敏感な疼きがノヴァの……? それとも、アン様も……、あああっ」
「ス、スクルズ殿も、す、すごい……。ああっ、ノヴァ、いきそう、もう一度いきそう、ああっ」
「わたしもです、ああああっ」
犯されているノヴァが身体を弓なりにして、がくがくと身体を震わせる。
そして、三人が同時に腰を落とした。
三重の快感の共鳴の洗礼に、腰が砕けてしまったのだろう。
「い、いきます、ロウ様……。ああ、ロウ様──」
そして、ノヴァは一郎に股間を貫かれながら、達してしまった。
「ああ、ご主人様──」
「ロウ様あああ──」
アンとスクルズも絶頂する。
一郎はとりあえず、ノヴァの胯間に精を放った。
そして、ノヴァを解放した。
「さあ、まだまだ許しませんよ、ノヴァもアン様も──。特に、アン様には、俺のものだということを身体にも心にもしっかりと刻んでもらいますよ」
「も、もう、アンはご主人様のものです……。タ、タリオ大公殿との話は、絶対に合意しません──」
アンが息も絶え絶えに言った。
ノヴァの絶頂は、アンの絶頂でもある。
「ロ、ロウ様、スクルズにもロウ様をお刻みください。スクルズは幸せです」
若き美貌の大神殿の神殿長として、王都どころか、周辺諸国にまで名が拡がりつつあるらしいスクルズが、神官とは思えない淫らさで、一郎を誘うように、腰をくねらせた。